法人携帯9サービスを比較!大手キャリアや格安SIMの料金・特徴・選び方
目次を閉じる
- 法人携帯でおすすめの4大キャリアを比較
- 楽天モバイル 法人向けサービス
- ドコモ
- au
- ソフトバンク 法人携帯
- 法人契約できるおすすめ格安SIMを比較
- ワイモバイル 法人携帯
- UQ mobile
- BIGLOBEモバイル
- mineo
- NifMo
- 法人携帯の選び方とチェックポイント
- 利用するシーンを確認する
- 取引先のキャリアを確認する
- 代理店と直営店の違いを把握する
- 端末(iPhone・Android・ガラケー)の特徴を理解する
- 法人携帯を契約するメリット
- 月額料金がお得になる
- セキュリティを強化できる
- 業務を効率化できる
- 法人携帯を契約するデメリット
- 端末管理が煩雑になる
- 不要なコストが発生する場合がある
- 法人携帯の機種選びの注意点
- バッテリー容量が大きい機種
- 操作性の良さ
- ディスプレイサイズや解像度
- 法人携帯のコストを抑えるポイント
- 端末を安く購入する
- 自社の使い方に合ったプランを選ぶ
- 複数のプランを比較する
- 法人携帯を契約する際の注意点
- セキュリティ対策を行う
- MDM導入を検討する
- 法人携帯を乗り換える際の注意点
- 違約金・端末の残債などの請求を確認する
- NMPをしなければ番号を引き継げない
- 目的に合った法人携帯を利用しよう
- BOXILとは
法人携帯でおすすめの4大キャリアを比較
まずは大手キャリアの「楽天モバイル」「ドコモ」「au(KDDI)」「ソフトバンク」の4社を比較します。各キャリアの基本料金、通話プランは次のとおりです。
キャリア | 基本料金プラン | 通話プラン |
---|---|---|
楽天モバイル | データ3GB~:980円~(税抜) 音声+データ3GB~:1,980円~(税抜) |
Rakuten Link Officeアプリ利用で国内通話かけ放題 アプリ未使用時:20円(税抜)/30秒 |
ドコモ | ギガホプレミア:6,028円(税込)~ 5Gギガライト:2,178円(税込)~ |
かけ放題オプション:1,870円(税込) 5分通話無料オプション:770円(税込) |
au | ピタットプラン5G/4G:3,645円(税込) 使い放題MAX 5G/4G:7,238円 などプラン多数 |
通話定額ライト2:880円(税込) 通話定額2:1,980円(税込) など |
ソフトバンク | メリハリ無制限:7,238円(税込) ミニフィットプラン:3,278円(税込) など |
準定額オプション+:880円(税込) 定額オプション+:1,980円(税込) |
それぞれのキャリアのサービス内容について詳しく説明します。
楽天モバイル 法人向けサービス - 楽天モバイル株式会社
■Point1:アプリの利用で国内通話かけ放題
通話、SMS、グループメッセージを無料で利用できる「Rakuten Link Officeアプリ」を提供しています※。
■Point2:契約回線を一括管理
Web管理ツール「my 楽天モバイル Office」にて、契約回線の利用状況を確認できるほか、プラン変更といった各種手続きも可能です。
■Point3:申し込みはWeb上で完結
30回線以下であればオンラインで即日契約が可能。見積作成や確認書類の提出などもすべてオンラインで実施できます。
※「Rakuten Link Officeアプリ」は、音声+データプランで利用可能。
楽天モバイル 法人向けサービスのサービス詳細
内容 | 詳細 |
---|---|
基本料金(月額) | データ3GB:980円(税抜) データ7GB:1,480円(税抜) データ30GB:2,380円(税抜) 音声+データ3GB:1,980円(税抜) 音声+データ5GB:2,380円(税抜) 音声+データ30GB:2,780円(税抜) 音声+データ無制限:2,980円(税抜) |
通話プラン | Rakuten Link Officeアプリ利用で国内通話かけ放題 アプリ未使用時の国内通話:20円(税抜)/30秒 |
購入可能機種 | iPhone、Rakutenオリジナル機種、Xperia、AQUOS、Galaxy、OPPO、Redmi Noteなど |
ドコモ
■Point1:2つのシンプルなプラン
ギガホ、ギガライトの2つのシンプルなプランで構成されています。
■Point2:パケット容量、通話時間をシェア可能
社内でパケット容量や通話時間をシェアできるので柔軟に、法人携帯を利用できます。
■Point3:組織ごとに分割請求可能
組織ごとに分割請求可能なので、コストメリットがありながら支社別・子会社別の原価管理がしやすいです。
ドコモのサービス詳細
内容 | 詳細 |
---|---|
基本料金 | ギガホプレミア:6,028円~ 5Gギガライト:2,178円(税込)〜 |
通話プラン | カケホーダイ ビジネス通話割引 5分通話無料オプションなど |
購入可能機種 | iPhone、ドコモケータイ、ドコモスマートフォンなど |
au
■Point1:基本料金だけで10パターン以上
基本料金だけで10パターン以上あり、オプションを組み合わせると3大キャリアの中でも安く使用できます。
■Point2:他サービスと利用して割引
auの固定通話サービス、クラウドアプリなども利用すればさらに料金がお得になります。
■Point3:かけ放題サービスあり
社員間通話が24時間かけ放題、誰にでもかけ放題のオプションがあります。
auのサービス詳細
内容 | 詳細 |
---|---|
基本料金 | iPhone/スマートフォン (4G LTE):2,365円~(税込) au VoLTE対応 ケータイ (4G LTE) おすすめ料金プラン:1,265円~(税込) |
通話プラン | ビジネス通話定額 定額通話2 通話定額ライト2など |
購入可能機種 | iPone、Galaxy、AQUOSなど |
ソフトバンク 法人携帯
■Point1:オプションが豊富
オプションが豊富で自社にあった利用条件を設定しやすいです。
■Point2:サポートが充実している
オプションで24時間/365日利用サポートが受けられるので、24時間稼働している企業には便利です。
■Point3:端末を購入するだけではなくレンタルも可能
レンタルで端末を利用すればさまざまな会計上のメリットがあります。
ソフトバンクのサービス詳細
内容 | 詳細 |
---|---|
基本料金 | メリハリ無制限:7,238円 ケータイ通話プラン・ケータイ100MBプラン:980円~ |
通話プラン | 準定額オプション+ 定額オプション+ |
購入可能機種 | DIGNO、AQUOS、Xperiaなど |
>>法人携帯をレンタルするポイント|活用シーンと契約できるキャリアはこちら
法人契約できるおすすめ格安SIMを比較
4大キャリア以外にも、法人契約ができる格安SIMがあります。代表的な5社の基本料金・通話プランは次のとおりです。
キャリア | 基本料金プラン | 通話プラン |
---|---|---|
Y!Mobile | シンプルS:1,980円 シンプルM:2,980円 シンプルL:3,780円 |
スーパーだれとでも定額:月額1,700円 |
UQ mobile | くりこしプランS+5G:1,628円(税込)~ くりこしプランM+5G:2,728円(税込)~ くりこしプランL+5G:3,828円(税込)~ |
かけ放題(10分/回):770円(税込) 通話パック(60分/月):550円(税込) |
Biglobeモバイル | IoT・M2M向けプラン:400円~ 上上り・下り高速プラン:700円~ 音声通話SIMプラン:700円〜 など |
10分かけ放題:830円 通話パック60:600円など |
mineo | 500MB:700円~ 3GB:900円~ 6G:1,580円~ |
10分かけ放題:800円 mineoでんわ:10円/30秒 |
NifMo | 基本プラン:640円~ 法人シェアプラン:400円~ M2M向けプラン:480円~ |
なし |
それぞれのキャリアのサービス内容について詳しく説明します。
ワイモバイル 法人携帯
■Point1:10分以内の国内通話が無料
10分以内の国内通話であれば通話料無料、オプションでかけ放題プランもあります。
■Point2:3年連続スマホ満足度No.1
サービス産業生産性協議会の調べで3年連続満足度No.1を獲得しています。
■Point3:故障・安心パックあり
故障や水漏れ時のデータ復旧サービスがオプションで用意されています。
ワイモバイルのサービス詳細
内容 | 詳細 |
---|---|
基本料金 | シンプルS:1,980円 シンプルM:2,980円 シンプル:3,780円 |
通話プラン | スーパーだれとでも定額:月額1,700円 |
購入可能機種 | iPhone、Xperia、AQUOSなど |
UQ mobile
■Point1: 通話料によって選べるオプション
国内電話10分まで無料のかけ放題と60分まで無料の通話パックから選べます。
■Point2:オプションでサポートサービス
オプションでデータバックアップ、SNSセキュリティなどの機能がつけられます。
■Point3:余ったデータは繰り越せる
余ったデータは翌月に繰り越せるので、使う月と使わない月があっても安心です。
UQ mobileのサービス詳細
内容 | 詳細 |
---|---|
基本料金 | くりこしプランS+5G:1,628円(税込)~ くりこしプランM+5G:2,728円(税込)~ くりこしプランL+5G:3,828円(税込)~ |
通話プラン | かけ放題(10分/回):770円(税込) 通話パック(60分/月):550円(税込) |
購入可能機種 | iPhone、Galaxy、AQUOSなど |
BIGLOBEモバイル
■Point1:導入前にお試し利用可能
導入前に通信速度や品質をチェックするためにお試し利用が可能です。
■Point2:データSIM400円から、通話SIM1,200円から
データSIMが400円から、通話SIMが1,200円からと格安で利用可能です。
■Point3:管理者画面で一元管理
管理者画面で使用状況を一元管理可能です。
BIGLOBEモバイルのサービス詳細
内容 | 詳細 |
---|---|
基本料金 | IoT・M2M向けプラン:400円~ 上り・下り高速プラン:700円~ 音声通話SIMプラン:700円〜 |
通話プラン | 【かけ放題】 10分かけ放題:830円 3分かけ放題:600円 【通話パック】 通話パック90:830円 通話パック60:600円 |
購入可能機種 | Xperia、AQUOS、Motoなど |
mineo
■Point1:3大キャリアから選択できる
使用する回線を、au、ドコモ、ソフトバンクの3種類から選択できます。
■Point2:かけ放題にも対応
10分以内ならかけ放題のプランも用意されています。
■Point3:社員の利用状況を確認できる
Web上の企業管理ページから社員の利用状況を確認できます。
mineoのサービス詳細
内容 | 詳細 |
---|---|
基本料金 | 500MB:700円~ 3GB:900円~ 6G:1,580円~ |
通話プラン | mineoでんわ 10分かけ放題:800円 |
購入可能機種 | iPhone、Xperia、motoなど |
NifMo
■Point1:余ったデータは翌月以降に繰り越せる
データシェアプランでも契約した通信容量が余った場合は翌月以降に繰り越せます。
■Point2:充実のサポート体制
5分以内ならかけ放題のプランも用意されています。
■Point3:シンプルな料金体系
基本3タイプ×データ通信11タイプから選べるシンプルな料金体系です。
NifMoのサービス詳細
内容 | 詳細 |
---|---|
基本料金 | 基本プラン:640円~ 法人シェアプラン:400円~ M2M向けプラン:480円~ |
通話プラン | なし |
購入可能機種 | Galaxy、OPPO、AQUOSなど |
法人携帯の選び方とチェックポイント
法人携帯を選ぶ際は次の3つのポイントに注意してください。
- 利用するシーンを確認する
- 代理店と直営店の違いを把握する
- 端末(iPhone・Android・ガラケー)の特徴を理解する
- 取引先のキャリアを確認する
それぞれのポイントについて詳しく説明します。
利用するシーンを確認する
「社員同士のやり取りが多い」「業務用アプリを使用する」など、利用するシーンに合わせてプランを設定すると、法人携帯を安く利用できます。各社から見積もりをもらう前に、想定する利用状況を整理しておきましょう。
具体的な利用状況は次のとおりです。
電話先や電話をかける環境で選ぶ
社員同士の通話が無料、短時間の電話ならかけ放題など、電話の利用方法によってお得になるオプションはキャリアによってさまざまです。まずは誰にどのくらい電話をかけると予想されるのか分析するといいでしょう。
パケット通信の料金で選ぶ
パケット通信の料金にも注意してください。単純に電話するだけなら低容量のプランでも問題ありませんが、スマートフォンにさまざまな業務用アプリをインストールし、使用するならパケット容量は多めにしておいた方がいいです。
発信する時間帯で選ぶ
電話を発信する時間帯にも注目しましょう。業務中に電話を掛ける時間帯が決まっている場合には、時間帯ごとに通話料金が異なるプランを選ぶとコストを抑えられます。特定の時間帯に通話をすると、料金が無料になる場合があるため、まずは社員が通話をする時間帯を把握しておくとよいでしょう。
取引先のキャリアを確認する
通話プランには、同一キャリア同士での料金が無料になる、もしくは割引が適用されるケースが多くあります。そのため、取引先など、電話をかける機会が多い相手に合わせて携帯会社を選ぶことも、コスト削減につながります。
代理店と直営店の違いを把握する
法人携帯の契約は、各キャリアの直営店だけでなく、代理店でも取り扱っています。代理店と直営店の違いは次の表のとおりです。
代理店 | 直営店 | |
---|---|---|
価格交渉 | しやすい | しにくい |
サービス比較 | 代理店がサポート | 自身で行う |
価格の比較 | 高めになる可能性もある | あまり価格は変わらない |
一般的にはマージンが発生する分だけ代理店の方が高くなると思われがちですが、代理店もキャリアと価格競争をしているので、価格交渉を行うのならば代理店経由の方が良い条件を獲得できるかもしれません。
端末(iPhone・Android・ガラケー)の特徴を理解する
使用端末によって料金や便利さも変わります。iPhone、Android、ガラケーの違いは次の表のとおりです。
iPhone | Android | ガラケー | |
---|---|---|---|
費用 | × | △ | ◯ |
拡張性 | △ | ◯ | × |
使いやすさ | ◯ | △ | × |
iPhoneは日本国内のシェアが高いうえ、基本的な使い方が変わらないので、操作方法の説明を省略できます。ただし料金は他の端末と比べて高額です。Androidスマートフォンは機種によって操作性や料金が異なります。
ガラケーは通話するだけなら十分ですが、アプリを使用して業務を効率化したいのならば不十分でしょう。
>>iPhoneの法人契約におすすめのキャリア|端末の特徴はこちら
>>法人携帯ガラケーのおすすめキャリア|端末の特徴はこちら
法人携帯を契約するメリット
次に、法人携帯を契約するメリットを3つ紹介します。
- 月額料金がお得になる
- セキュリティを強化できる
- 業務を効率化できる
月額料金がお得になる
法人契約をすることで、月額料金がお得になります。法人向けの契約は、個人向けと比べお得な料金で利用が可能です。
たとえば、グループ間の通話や社内への通話が無料になるなどプランやビジネス通話向けの割引を適用できる場合があるため、社員間で連絡をする際のコストを抑えられます。
セキュリティを強化できる
法人携帯には、セキュリティを強化するためのオプション契約や、端末を遠隔管理できるサービスなどを付加できる場合があります。そのため、業務情報の漏えいなどに対策をしやすくなります。
法人携帯は、顧客情報や社内資料などの閲覧に利用する機会も多いため、セキュリティ対策は万全に行う必要があります。
業務を効率化できる
法人契約をして業務用携帯を利用すると、外出先でも資料やデータを容易に確認できるようになります。データの確認のためだけにわざわざ会社へ戻るなどの手間がなくなり、業務効率化につながります。
法人携帯を契約するデメリット
法人携帯を契約するには、次のデメリットがあります。
- 端末管理が煩雑になる
- 不要なコストが発生する場合がある
端末管理が煩雑になる
法人携帯は、業務利用を目的として導入するため、社員がプライベートな目的で端末を利用しないよう管理が必要です。
社内で端末利用のルールを設けるほか、利用状況を一元管理するシステム(MDM)を導入することも必要です。そのため、端末の管理が煩雑になる可能性があります。
不要なコストが発生する場合がある
法人携帯の契約には、端末代金や契約手数料といった初期費用に加え、月々のランニングコストが発生します。
社用携帯にコストが発生するのは当然ですが、契約プランによっては、自社に必要のないサービスが含まれる場合があります。そのため、契約時に自社の目的や用途に合ったプランを選び、無駄を省くための意識が必要です。
法人携帯の機種選びの注意点
法人携帯の機種を選ぶ際には、次のポイントに注意しましょう。
- バッテリー容量が大きい機種
- 操作性の良さ
- ディスプレイサイズや解像度
バッテリー容量が大きい機種
法人携帯の機種には、バッテリー容量が大きいものを選びましょう。
特に、通話中心に利用する場合や、一日中外出していることが多い営業担当が利用する場合など、電池が長持ちする端末を選ぶ必要があります。バッテリー容量の大きい機種なら、長時間の外出でも電池切れを心配せずに、安心して使用できます。
また、バッテリーには寿命があるため、長く使用できるよう、劣化がしにくいものを選ぶことも必要です。
操作性の良さ
法人携帯は、操作性や使い勝手のよい機種を選ぶことも大切です。
たとえば、iPhoneはすべての機種で操作方法が同様のため、プライベートでiPhoneユーザーなら操作に迷うことはないでしょう。しかし、Android OSの端末は操作性が機種により異なります。
業務用携帯を導入しても、従業員が満足に使いこなせなければ効果を得られないため注意が必要です。たとえ最新機種であっても、従業員が使いこなすのが難しい複雑な機種は避けたほうがよいでしょう。
機種を選ぶ際には、実際に使用する従業員の意見を取り入れることで、業務効率化にもつながりやすくなります。
ディスプレイサイズや解像度
法人用携帯は、画面の見やすい端末を選びましょう。業務用端末として使用する携帯は、資料を閲覧するだけでなく、メールの作成・返信や、Excelなどを使って資料や報告書の入力を行う機会も多いでしょう。
そのため、画像や文字が読みやすい、大画面のディスプレイや解像度の高い機種を選ぶことが必要です。
法人携帯のコストを抑えるポイント
法人携帯の導入には、初期費用やランニングコストがかかります。なるべく必要なコストを抑えて導入したいときには、次のポイントに注意しましょう。
- 端末を安く購入する
- 自社の使い方に合ったプランを選ぶ
端末を安く購入する
端末を安く購入することで、法人携帯の導入コストを抑えられます。通信会社ではさまざまな端末が選択できますが、最新機種を選ぶと10万円を超えることもあるため注意しましょう。法人携帯は複数台を契約することがほとんどのため、一台ごとの端末を安く購入するだけでもコストを抑えられます。
端末代を抑えるには、通話メインで使用するならガラケーを選ぶのが一つの方法です。ガラケーなら比較的安価に入手できるため、端末購入のコストを抑えられます。また、最新機種ではなく、安価に購入できる型落ちモデルを選ぶことでもコスト抑えることにつながります。
自社の使い方に合ったプランを選ぶ
法人携帯のコストを抑えるには、目的に合ったプラン選びが必要です。自社でどのような携帯の使い方をしたいのかによって、契約プランを選択しましょう。たとえば、インターネットをメインで使用するなら、「データ容量無制限」や「大容量プラン」を選ぶ、逆にインターネットの利用が必要なければ、「音声通話のみプラン」や「かけ放題」を選びます。
利用用途や目的に応じて適切なプラン選択することで、コストを最適化し無駄を省けます。
複数のプランを比較する
契約プランを選ぶ際には、複数会社の法人向けプランから比較検討しましょう。各社でプラン自体に大きな差がないように感じられても、キャンペーンや特典が適用され、各社で大きく金額が異なる場合もあります。
そのため、まずは複数社から見積りを取り、料金を比較したうえで検討するようにしましょう。法人携帯は契約数が多くなるため、1台あたりのプラン料金を抑えることによって大幅なコスト削減につながるでしょう。
法人携帯を契約する際の注意点
法人携帯を契約する際に注意したい点を紹介します。
- セキュリティ対策を行う
- MDM導入を検討する
セキュリティ対策を行う
法人携帯は、十分なセキュリティ対策を行うことが必要です。
端末には、業務情報だけでなく、顧客の連絡先情報・メールの送受信データなどが残っていることもあるでしょう。万一端末紛失による情報の流出や漏えいが発生すれば、企業にとって大きなリスクとなります。
情報漏えいを防止するために、端末にはセキュリティ対策が不可欠です。ウィルスや不正アクセス防止対策にセキュリティアプリを利用しましょう。また、各キャリアが提供するセキュリティサービスを安価に契約できるケースも多いため、契約時にサービスの導入をあわせて検討するとよいでしょう。
MDM導入を検討する
法人携帯には、セキュリティ対策の一つとして、「MDM(Mobile Device Management)」の導入を検討することも重要です。MDMとは、スマートフォンをはじめモバイル端末で遠隔での一元管理が可能になるシステムです。
MDMを導入すると、盗難・紛失時にリモートロックをかけられるほか、遠隔での端末制御や利用状況の収集などが可能になります。
情報漏えいや私的利用の防止などのメリットが得られ、リスクの低減につながるため、早期の導入を検討するとよいでしょう。
法人携帯を乗り換える際の注意点
法人携帯を乗り換える際は次の2点に注意してください。
- 違約金・端末の残債などの請求を確認する
- NMPをしなければ番号を引き継げない
それぞれの注意点について説明します。
違約金・端末の残債などの請求を確認する
すでに法人携帯を契約している場合は、違約金や端末の残債などの請求を確認してください。
スマートフォンを契約している場合、2年契約の縛りや端末の割賦契約を同時に結んでいることがあります。よって、中途解約だと、2年縛りの違約金、割賦の残債などを払わなければなりません。
契約を解除するにあたって、どの程度のコストが発生するのか確認しておきましょう。
NMPをしなければ番号を引き継げない
新規契約で電話番号が変わってしまうと、取引先との連絡に支障をきたすかもしれません。携帯電話の旧契約を破棄、他社で新規契約をする場合は元の電話番号と違う番号が割り当てられます。
ただし「NMP」の手続きをすれば、前に契約していた携帯電話の電話番号を次の契約に移行できます。
移行手続きをきちんとしないと電話番号が変わって、一時的に取引や社内のコミュニケーションに支障をきたす可能性があります。
目的に合った法人携帯を利用しよう
法人携帯の導入方法はさまざまです。通話のみの利用でこだわりがなければガラケーでも十分でしょう。
また、適正なコストで導入するためには、自社の携帯電話の使用状況を分析・想定、それに合ったキャリア・プランに加入する必要があります。社内通話メインか取引先メインか、テザリング機能を使ってWi-Fiも兼ねるかなどのポイントを整理しておきましょう。
他にも、法人携帯を選ぶには次のポイントに注意しましょう。
- 利用するシーンを確認する
- 代理店と直営店の違いを把握する
- 端末(iPhone・Android・ガラケー)の特徴を理解する
- 取引先のキャリアを確認する
さらに、同じようなプランでも相見積をとったり、法人携帯以外にも複合的にサービスを利用したりすることによって価格交渉できる余地があります。
さまざまな観点から比較して目的に合った法人携帯を利用しましょう。
BOXILとは
BOXIL(ボクシル)は企業のDXを支援する法人向けプラットフォームです。SaaS比較サイト「BOXIL SaaS」、ビジネスメディア「BOXIL Magazine」、YouTubeチャンネル「BOXIL CHANNEL」を通じて、ビジネスに役立つ情報を発信しています。
BOXIL会員(無料)になると次の特典が受け取れます。
- BOXIL Magazineの会員限定記事が読み放題!
- 「SaaS業界レポート」や「選び方ガイド」がダウンロードできる!
- 約800種類のビジネステンプレートが自由に使える!
BOXIL SaaSでは、SaaSやクラウドサービスの口コミを募集しています。あなたの体験が、サービス品質向上や、これから導入検討する企業の参考情報として役立ちます。
BOXIL SaaSへ掲載しませんか?
- リード獲得に強い法人向けSaaS比較・検索サイトNo.1※
- リードの従量課金で、安定的に新規顧客との接点を提供
- 累計1,200社以上の掲載実績があり、初めての比較サイト掲載でも安心
※ 日本マーケティングリサーチ機構調べ、調査概要:2021年5月期 ブランドのWEB比較印象調査