ベルフェイスが総額52億円の資金調達、来期採用に26億円投資でインサイドセールス普及へ本気
画像出典:ベルフェイス
「bellFace」を提供するベルフェイスは2020年2月、8社を引受先とした第三者割当増資と、みずほ銀行など数社からのデットファイナンスを合わせ、総額52億円の資金調達実施を発表した。
資金調達の主な引受先は、THE FUND(新規)、インキュベイトファンド、SMBCベンチャーキャピタル、YJキャピタル、みずほキャピタル、グロービス・キャピタル・パートナーズ、キャナルベンチャーズ。
bellFaceは、営業のオンライン商談を支援するWeb会議ソリューションである。アプリのインストールやデバイスの制限なく、5秒で接続が可能で、商談録画やメモの同時編集、セールスフォース連携といった機能を有している。
調達した資金のうち、十数億程度をマーケティングへ、また少なくとも26億円を「人」に投資するとし、来期300名を目標に人材採用を進める。
同社はbellFaceを活用したインサイドセールスをすすめており、普及に尽力してきた。代表取締役 中島一明氏は次のようにコメントしている。
ベルフェイスは創業以来、日本では黎明期であった「インサイドセールス」の普及に向け、プロダクト開発とカスタマーサクセスに注力して参りました。インサイドセールスの価値は、単なる交通費や移動時間の削減に留まりません。真の価値は、インサイドセールスに取り組んだ結果得られる 「セールスデータ」 にあるのです。この 「世界が見落としたラストワンマイルの可能性」 を信じ、完全にデータドリブンなビジネスモデルにシフトしていきます。(中島氏コメントより一部抜粋)
新たにリード投資家として参画したTHE FUNDより、シニフィアン共同代表の村上氏は、こうした「セールステック」領域へ期待を寄せる。
金融危機以降、グローバルでは企業が効率化に向けて大きなエネルギーを使うようになりました。その中で、サービス・ソフトウェア産業が更に台頭し、営業現場もインサイドセールスを活用した効率化が進み、大きな成長市場となりました。その中で、日本の効率化が遅れた領域の一つである「営業」に早い段階から着目し、必要なテクノロジー投資、プロダクト開発を行ってきたベルフェイスは、日本の営業現場とビジネスシーンを大きく前進させる可能性があると考えています。(村上氏コメントより一部抜粋)
関連記事
オンライン商談ツールとは | システム比較 - コスト削減で効率的成約を
Web会議・テレビ会議システム比較 - 価格や機能比較表
営業フローの科学で受注率・効率アップ | BtoB営業の成功にインサイドセールスが必要な理由