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ネットワークセキュリティとは - 対策 | セキュリティソフトの種類

最終更新日:(記事の情報は現在から1380日前のものです)
ネットワークセキュリティとは、コンピューターが安定して利用できるようにネットワーク上のセキュリティを確保するシステムです。ネットワークセキュリティの定義や対策、注意すべき理由、セキュリティソフトの種類について解説します。

ネットワークセキュリティとは

ネットワークセキュリティとは、コンピュータネットワークが安定稼働できるようシステム内外から管理するセキュリティシステムです。ファイアウォールやWAFによって外部からの悪意ある攻撃をブロックしたり、ログ監視ツールによって内部からの情報漏えいを防いだりします。

ネットワークセキュリティを注視すべき背景

ネットワークセキュリティは、近年ますます注目される分野となっています。その背景には、攻撃手段の複雑化やリモートワークの推奨があると考えられます。

個人PCは業務用PCの2倍ほど感染リスクがあるとされているほか、COVID-19対策として普及したWeb会議システムのひとつZoomがサイバー攻撃の対象となるなど個人のデバイスや利用ツールを狙う例が跡を絶ちません。

近年ますます激化する攻撃に加えテレワークが促進されることで、ネットワークセキュリティの重要性は増すばかりです。そのためネットワークセキュリティの対策をしたうえで、仕事や作業にとりかかることがこれまで以上に欠かせなくなっています。

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ネットワークセキュリティの対策

ネットワークセキュリティの対策は、内部からの攻撃と外部からの攻撃の2種類に大きく分かれます。前者の場合は従業員の行動を監視するシステム、後者の場合は攻撃を感知したときに通知やブロックをしてくれるシステムを利用するのがよいでしょう。

内部流出への対策

内部からの攻撃は、外部からの攻撃と同じ程度に気をつけるべき問題です。一見問題なさそうに見えても、ソーシャルエンジニアリングのように何気ない行動から攻撃を許してしまうケースが少なくありません。

情報漏えいをはじめとした内部による攻撃へは、ログ監視やファイル暗号化ソフトが対策としてあげられます。不審な動きがないか、攻撃されてもブロックできるかに気をつけながら備えておきましょう。

悪意ある攻撃への対策

悪意のある攻撃は、全世界からあらゆる手段によってなされるため注意が必要です。攻撃の方法は日に日に複雑に、悪質になっていることから予断を許さない状況がいまなお続いています。無差別に攻撃されるケースもあることから、どのような企業であってもネットワークセキュリティには警戒すべきです。

具体的な攻撃手法として、ほんの一例ではあるものの次のような種類があります。

外部からの攻撃へは多くの手段で対策がとれます。しかし、ファイアウォールやIPS/IDS、WAFのようにそれぞれで異なる機能をもっているセキュリティソフトもあるため、どのソフトがどのような役割を担っているのかは十分に調べおきましょう。

セキュリティソフトの種類

セキュリティソフトは、多くの範囲をカバーできるものからピンポイントの運用に特化したものまでさまざまです。数あるセキュリティソフトの中でも代表的な種類をいくつか紹介します。

UTM

UTM(統合脅威管理)は、ファイアウォールやアンチウイルス、アンチスパムなど複数のセキュリティ機能をまとめて扱えるシステムです。セキュリティソフトは多岐にわたることが多く、一括で管理できるUTMは管理が冗長になるのを阻止します。

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ファイアウォール

ファイアウォールは、ポート番号やIPアドレスにもとづいて外部からの不審なネットワークを遮断するソフトウェアです。IPS/IDSやWAFがミドルウェア、Webアプリケーションにおいてブロックするのに対し、ファイアウォールはこれらの外側に位置する、ネットワークにて攻撃を遮断します。

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IPS/IDS

IPS/IDSは、ミドルウェアやプラットフォームにおいて不正アクセスを防ぐソフトウェアです。IDSは不審な動きを検知し報告するのに対し、IPSは検知した時点で攻撃を遮断します。IPSとIDSはどちらかが優れているというわけではないため、企業のシステムに応じて適切な方を選び導入するのがよいでしょう。

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WAF

WAFは、Webアプリケーションにおいて不正アクセスや悪意ある攻撃を防ぎます。ファイアウォールやIPS/IDSで防ぎきれない種類の攻撃をWAFにて遮断します。不審なアクセスパターンを拒否するほか、ホワイトリストに載っていない通信を受け入れないようにも設定可能です。

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サンドボックス

サンドボックスは、コンピューター上に特定の仮想空間を作り出し不審な動きのした通信やソフトを調査するシステムです。わたしたちが使用しているパソコンそのままの状態で悪意あるファイルを開いた場合、感染するリスクがあります。しかしサンドボックスの中であれば、サンドボックス外のシステムへは感染しないので安心して調査可能です。

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ウィルス対策ソフト

ウィルス対策ソフトは、コンピューターウィルスをはじめ悪意ある攻撃から身を守るためのソフトウェアをさします。厳密な意味においてのコンピューターウィルスはマルウェアの一種として扱われますが、ウィルス対策ソフトという文脈においては、コンピュータに危害をおよぼす攻撃から保護するという広い意味で解釈するとよいでしょう。

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ファイル暗号化ソフト

ファイル暗号化ソフトは、ExcelやPDFのようなファイルを暗号化することで外部の人が閲覧および編集できないよう規制するソフトウェアです。万が一ファイルを外部に漏えいされたとしても、ファイルの中身を確認されないため機密情報を漏らすことなく事態を収束できます。

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ぜい弱性診断ソフト

ぜい弱性診断ソフトは、企業のシステムにおいて欠陥となりうる箇所がないか調査するためのソフトウェアです。ぜい弱性のあるシステムは、内外の攻撃者が攻撃の起点を作りやすい危険な状態にあるといえます。ぜい弱性診断をすることで、システムにおけるリスキーなポイントを見つけられるため被害を受ける前に危機を回避できるでしょう。

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IT資産管理ツール

IT資産管理ツールは、パソコンやスマートフォンといったIT資産を管理するためのツールです。各デバイスが誰によって、どのような付属品をもって、なんのアカウントを通じて利用されているのかを管理します。最近ではモバイルデバイスの管理に特化したMDMも人気です。

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ログ監視ツール

ログ監視ツールは、企業のシステムをどのように利用しているのか監視するためにログを収集し管理するツールです。どこのサイトにアクセスしどのようなサービスへログインしたのかを把握することで、内部流出や攻撃の原因を比較的容易につきとめられます。

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