Article square balloon green
2017-06-22

ファイル暗号化とは?方法・ソフトを分かりやすく紹介!

セキュリティ対策の中でもファイル暗号化は基本的なものではありますが、だからこそ欠かせない重要なものとも言えます。今回はファイル暗号化の基本的な説明から具体的な方法、そして暗号化を効率的に行うための専用ソフトの紹介をしていきます。
人事勤怠管理システム
Large

ネットワークセキュリティに関心を持とう!

ビジネスに関する重要書類や個人情報などが含まれているファイルを無防備な状態にしておくと、他人から勝手に閲覧されたり場合によってはそれを悪用されてしまう可能性もあります。そういった被害に遭わないために、今ではPC内のファイルデータを暗号化する様々な方法が確立されています。本記事では「ファイル暗号化」の概要から便利な暗号化ソフトまで一通り紹介していきます。

ファイル暗号化とは?

まずはファイル暗号化の基本的な知識を解説していきます。

ファイル暗号化とはどういうことか?

ファイル(データ)の暗号化を端的にいうと、PC内のデータのファイル形式を変換することにより、持ち主以外の他のユーザーが文章や画像などのデータファイルを閲覧できなくすること、になります。
たとえ1台のPCを複数人で共有している場合でも、他の人に見られたくないファイルに暗号化を施すことによって機密性を保てるということです。もし他のユーザーアカウントから該当のファイルにアクセスしても、そのデータが収められているフォルダを開くことはできますが、ファイルそのものは「アクセスが拒否されました」というアラートが表示されるのみであり、中身を閲覧することはできません。

ファイル暗号化は難しい?

暗号化はPC内にある文章やエクセルなどの各種データを一定の法則に従って変換するわけですが、その法則には高度な数学の理論が応用されているため、例えその分野の専門家であっても容易には解除することはできません。まして一般のPCユーザーが暗号化によってプロテクトのかけられているファイルを閲覧することはほぼ不可能に近いです。

一見複雑なプロセスが必要かと思われる暗号化ですが、ファイルを暗号化すること自体は誰でも簡単に行うことができます。そこに特別な知識などは一切必要とされませんから、どんなユーザーでも自分の大切なデータを他者のアクセスから守ることができるようになります。また、一度暗号化したデータを解除することを「複合化」といい、暗号化のときに使用したパスワード(鍵)を入力することで元のデータを閲覧することができるようになります。ユーザーはそのパスワード(鍵)を外部に漏らさない限り、自分だけがデータを安全に閲覧することができるというわけです。

ファイル暗号化の必要性とメリット

次にファイル暗号化の必要性やメリットについて考えてみましょう。近年ますますPCそのものやネットワーク周りのセキュリティの重要性が注目されるようになってきました。その背景として様々な情報漏洩事件の増加があります。

ビジネスシーンでは社内の別の人と一つのPCを共有しているケースは珍しくないですし、たとえ誰かと共有していなかったとしても重要なデータが何らかの原因で外部に流出してしまう可能性はあるのです。実際、何のプロテクトもかけられていないPCからデータを盗み出そうと思えば、ユーザーの目を盗んでたった数分間操作をするだけで十分です。そのため仕事上の機密情報などを扱う場合はたとえ社内のみで使用するPCと言えど、しっかりとファイルを暗号化しておくに越したことはありません。実際に被害が出てしまってからでは遅いのです。
ファイル暗号化をすることによる具体的メリットには以下のようなものがあります。

USBなどの記憶媒体の紛失やデータの持ち出しのリスクを回避

たとえば仕事上の重要なデータをUSBなどの記憶媒体でやり取りしている場合、それを持ち歩いて移動する際に中のデータや記憶媒体自体を盗まれてしまうと、その時点で情報が外部に流出してしまうことになります。しかし内部のファイルを暗号化しておけば、たとえUSBメモリや外付けハードディスクなどの記憶媒体を盗まれたり紛失したりしても、持ち主以外は中のファイルを閲覧することができませんから結果として情報の流出を防ぐことができます。また、悪意のある者がデータを外部に持ち出したとしても、暗号化されたままのデータは何の役にも立たないことになります。

ウィルス感染時のリスク低減

万が一、暗号化したファイルが何らかの原因によってウイルス感染していたとしても、ユーザー以外はその中身を閲覧することができません。そのため第三者がウイルスの感染を知らずにファイルを開いてしまって、そこからさらに被害を拡大させることを防ぐことができます。また、暗号化のレベルにもよりますが、スパイウェアをはじめとした様々なマルウェアによって、そのファイルから情報を盗み出されるリスクを減らすことができることも報告されています。

メールの誤送信時のリスク低減

企業の重要情報や顧客の個人情報がインターネット上に流出してしまう情報漏洩事件は、そのほとんどが情報管理上のミスや様々なヒューマンエラーによって引き起こされているといわれています。一説には情報漏洩事件の9割以上の原因がヒトにある、とさえ言われているのです。なかでも「メールの誤送信」による情報漏洩は増加の一途を辿っており、多くの企業は多額の費用を投じて社内セキュリティの向上に努めているのが現状です。
ですが、メールの添付データを予め暗号化しておけば万一間違ったアドレスにメールを送信してしまったとしても、受信した相手はそのデータを閲覧することはできません。またメールの内容自体も暗号化できますから、このような手段を事前に講じておくことによって不意の情報漏洩を防ぐことができます。

PC全体の管理がしやすくなる

PC内のデータのうち、ごく一部のみが外部に漏らしたくないデータだった場合、その部分だけを暗号化しておくことによってPC自体の管理がしやすくなります。たとえば自営業を営んでいるならば、顧客データや決算データなどの業務の根幹に関するファイルだけを暗号化しておき、他のそこまで重要でないものは誰にでもアクセスできるように開放しておくことで、複数人で同じPCを使用することができます。こうすることでファイルが分散してしまった結果紛失してしまうリスクや、誤って重要なデータを削除してしまうといったヒューマンエラーも防ぐことができるでしょう。

ファイル暗号化の方法

それでは、ここから具体的なファイル暗号化の方法についてみていきましょう。

Windows EFS機能で暗号化

Windowsには標準的な機能として「EFS(Encrypting File System)」と呼ばれる暗号化機能が搭載されています。これはPC内のデータをファイル単位やフォルダ単位で簡単に暗号化することができるもので、Windowsにおける暗号化とはこのEFSを指すことが多いです。具体的なやり方は、暗号化したいファイルやフォルダを右クリックで選択して「プロパティ」をクリックします。次に「全般」タブの「詳細設定」から「内容を暗号化してデータをセキュリティで保護する」のボックスにチェックを入れて「OK」をクリックすれば完了です(下図参照)。

<図>Windowsでの暗号化の手順

Zip形式でパスワード保護

これはファイルそのものを暗号化するというよりは、当該ファイルやフォルダ全体をzipファイルなどに「圧縮」し、その際にパスワードでロックすることによって不正なアクセスを防ぐ方法です。「.zip」形式以外にも「.lzh」や「.rar」など様々な圧縮形式が存在しますが、いずれの形式を採用するにしても多くのファイル圧縮用無料ソフトがパスワードの設定に対応しています。それぞれのソフトの指示に応じてパスワードの設定を行ってください。当然、第三者が容易に推測できるようなパスワードは避けるようにしましょう。

暗号化ソフトを使った暗号化

現在では様々な暗号化ソフトも配布されていますから、それらのソフトを利用してファイルの暗号化をすることも可能です。有料のものから無料で利用できるフリーソフトまで様々なものが出回っているので、暗号化したいファイルの範囲や操作性などを考慮しながら自分の使いやすいソフトを選ぶとよいでしょう。

ファイル暗号化ソフトの紹介

それでは、おすすめの暗号化ソフトを紹介していきます。それぞれのソフトに特徴がありますから、自分なりに比較検討して気に入ったものがあれば実際に使ってみてください。

InterSafe IRM

  • ファイル保存時に自動で暗号化
  • 機能強化によりそれぞれのユーザーに最適な運用が可能
  • ランサムウェア対策にも

InterSafe IRMは、アルプスシステムインテグレーション株式会社が提供しているファイル自動暗号化ソフトです。ファイルを保存したときに自動で暗号化してくれるため、逐一暗号化の操作をする必要がなくパスワード管理も不要です。セキュリティレベルを設定したフォルダーに作成したデータを格納するだけで自動で暗号化されるため、企業全体での運用に最適でしょう。また、最近はランサムウェア対策も推進されており、ファイルを暗号化したタイミングでランサムウェアがアクセスできないフォルダに自動でデータのバックアップをとってくれるようにもなりました。

参考価格:[一般ライセンス]¥15,000(5~99ライセンスまで)~

[参考価格]

バージョン 料金 料金単位 価格適用ライセンス数
一般ライセンス ¥15,000 1ライセンスあたり 5~99ライセンス
ガバメントライセンス ¥12,000 1ライセンスあたり 5~99ライセンス

ファイナルコード

  • 自由自在な権限設定
  • パスワード不要
  • 不正時自動削除機能

ファイナルコードは、デジタルアーツが提供するファイル暗号化ソフトです。重要ファイルをパスワード不要で暗号化し、その利用状況を追跡することができるのが特徴です。万が一当該ファイルの利用状況に問題があれば、遠隔でファイルを削除することもできます。ユーザーのニーズに合わせて「Express Edition」「Business Edition」「Enterprise Edition」が用意されており、またクラウド版とオンプレミス版の選択が可能です。特にクラウド版を利用する際は「FinalCode Client」をインストールするだけでセキュリティ環境の構築ができます。

[参考価格]

バージョン 料金 月額/年額 最低ライセンス数
Express Edition ¥1,000/ライセンス 月額料金 10
Business Edition ¥2,000/ライセンス 月額料金 10

AsserView

  • 高度な情報漏洩対策
  • ファイルの証跡管理機能
  • 徹底したヒューマンエラー対策

AsserViewは、自動で重要ファイルを暗号化し、高度な情報漏洩対策の環境を整えることができるソフトです。こちらもアクセスログによるファイルの追跡や、利用状況に問題があるファイルを遠隔で削除することができます。特に暗号化時に制御情報を保管するため、ファイルを外部に渡した後でもアカウント単位でファイルの制御設定を変更できるのは非常に便利です。顧客のニーズに応じて「スタンダードパッケージ」「セキュリティパッケージ」そして必要な機能をユーザーが選んで導入する「(機能別)単体購入」があります。

[参考価格]

バージョン 料金 単位 価格適用ライセンス数
スタンダードパッケージ ¥ 12,600 1クライアントあたり 55~99クライアント
セキュリティパッケージ ¥ 6,900 1クライアントあたり 55~99クライアント

infoCage

  • とにかく簡単な操作
  • 強力な暗号アルゴリズム
  • 自己復号形式で暗号化が可能

infoCageは、NECソフトが提供しているファイル暗号化ソフトです。右クリックから簡単にAES、トリプルDESを使用しての暗号化・複合化が可能となっています。たとえ同ソフトがインストールされていない環境であっても、複合化が可能な自己復号形式での暗号化もできるのが特徴です。また、自動巡回機能によりソフトの駐在プロセスが各フォルダを定期巡回しますから、もし暗号化していない重要ファイルがあっても、しっかりとファイルの暗号化をしてくれるため万が一にも安心です。

[参考価格]

バージョン 料金 利用可能ライセンス数
基本ライセンス ¥160,000~ 20クライアント
基本ライセンス+保守 ¥184,000~ 20クライアント

CICLOCKⅡ

  • 便利なデータ圧縮機能
  • 約20年の実績
  • 豊富な付属・オプション機能

CICLOCKⅡは、株式会社シーアイシステムズが提供する「共通鍵暗号方式」によるファイル暗号化ソフトです。データ圧縮機能をもっており、オリジナルのファイルを1/2から1/10のサイズに圧縮して暗号化することができるので、処理に費やす時間やPCへの負荷を軽減することができるのが特徴です。約20年もの導入実績があるため非常に高い普及率を誇っており、暗号化ソフトとしての信頼度は抜群といえるでしょう。たとえデータをやり取りする相手先とOSが違っていても暗号化したデータの交換が可能であり、様々な業務アプリケーションとの連携も可能です。

[参考価格]

バージョン 料金 タイプ 保守サポート
Windows版レンタル方式 ¥10,000/1ライセンス 月額料金 月額費用に含まれる
Windows版買取方式 ¥300,000/1ライセンス 買取料金 年間保守料 ¥30,000

※買取方式の2ライセンス目以降は「¥200,000/1ライセンス」となる。

セキュリティを万全にして業務をより安全に!

ファイル暗号化について、その概要から必要性やメリット、そして具体的なファイル暗号化ソフトの紹介まで一挙にしましたが、参考になるものはあったでしょうか。ユーザー一人ひとりのセキュリティ対策が必須とされている昨今、仕事で必要な重要データはもちろん、個人で利用するファイルであっても暗号化は当然のものになりつつあります。基本的にはWindowsに標準装備されている暗号化機能を使えば問題ありませんが、暗号化しなければならないファイルが大量になる場合などは、専用のソフトを使ったほうが高度な暗号化処理を効率的に行うことができて便利です。
特にビジネス上で必要とする場合は本記事で紹介した暗号化ソフトを参考に、ぜひ自分に最適なソフトを探して積極的に導入してください。

以下の記事でも暗号化ソフトを紹介していますので、もっと知りたい方はこちらもご覧ください。

暗号化ソフトの比較!比較表&選び方徹底解説【無料あり】 | ボクシルマガジン
暗号化ソフトの選び方のポイントから、人気サービスの特徴、機能・価格比較表まで網羅的にご紹介します。個人情報や業務で...

ボクシルとは

ボクシルでは、「コスト削減」「売上向上」につながる法人向けクラウドサービスを中心に、様々なサービスを掲載する日本最大級の法人向けサービス口コミ・比較サイトです。

「何かサービスを導入したいけど、どんなサービスがあるのか分からない。」
「同じようなサービスがあり、どのサービスが優れているのか分からない。」

そんな悩みを解消するのがボクシルです。

また、マーケティングに問題を抱えている法人企業様はボクシルを活用することで、効率的に見込み顧客を獲得することができます!また、リード獲得支援だけでなくタイアップ記事広告の作成など様々なニーズにお答えします。

ボクシルボクシルマガジンの2軸を利用することで、掲載企業はリードジェネレーションやリードナーチャリングにおける手間を一挙に解消し、低コスト高効率最小限のリスクでリード獲得ができるようになります。ぜひご登録ください。

Article whitepaper bgS3 0
勤怠管理システム
選び方ガイド
資料請求後にサービス提供会社、弊社よりご案内を差し上げる場合があります。
利用規約とご案内の連絡に同意の上
Article like finger
この記事が良かったら、いいね!をしてください!最新情報をお届けします!
御社のサービスを
ボクシルに掲載しませんか?
月間600万PV
掲載社数3,000
商談発生60,000件以上
この記事とあわせて読まれている記事