多言語対応のERP7選 - 機能・料金比較 | 機能やメリット、デメリットも解説
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- 多言語対応のERPの選び方
- ユーザーフレンドリーなインターフェース
- カスタマイズ性と拡張性の評価
- 多言語対応の品質と言語数
- 多言語対応のERPの機能・料金比較表
- 多言語対応のERP7選
- Microsoft Dynamics 365 Business Central
- Biz∫(ビズインテグラル)
- infor
- multibook
- Cloudia
- Oracle NetSuite
- Plaza-i
- 多言語対応のERPに搭載される機能の詳細
- 多言語に対応した操作画面
- サポートも多言語で対応
- 多言語対応のERPのメリット
- グローバル展開の円滑化
- 多様な商慣習へ対応
- 国際的な取引の促進
- 多言語対応のERPのデメリット
- システムの複雑さと導入コスト
- ローカライズの遅れによる業務影響
- 多言語に対応したERPを導入しよう
- BOXILとは
多言語対応のERPの選び方
ユーザーフレンドリーなインターフェース
多言語対応のERPを選ぶ際に重要なのは、操作画面がユーザーフレンドリーであるかです。ユーザーフレンドリーなERPは、使いやすい操作性を提供し、従業員がスムーズに作業する環境を整えます。また外国語話者の方でも扱えるよう、UIには注意を払いたいです。
インターフェースが複雑で理解しにくい場合、従業員へのトレーニングに時間がかかります。後々の教育コストを抑えるためにもシステム選定時にインターフェースをチェックしておきましょう。
カスタマイズ性と拡張性の評価
カスタマイズ性と拡張性の評価も重要です。企業のニーズは多岐にわたり、標準機能だけでは十分でない場合があります。そのため、ERPが柔軟性を持ち、カスタマイズや拡張が容易かを評価しましょう。
選択したERPが成長や変化に対応できるかどうか、そして外部システムとの連携が可能かを確認します。ERPのカスタマイズ性と拡張性が高ければ、海外展開にも対応しやすいでしょう。
多言語対応の品質と言語数
最後に、多言語対応の品質と言語数も重要なポイントです。ERPが対応する言語の数や品質は、グローバル展開や国際取引において重要な役割を果たします。
また多言語対応であるだけでなく翻訳の質が高いかどうかも確認しましょう。多言語に強いERPを選択することで、顧客や従業員とのコミュニケーションが円滑になり、国際市場での競争力を高められます。
多言語対応のERPの機能・料金比較表
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多言語対応のERP7選
Microsoft Dynamics 365 Business Central - 株式会社パシフィックビジネスコンサルティング
Microsoft Dynamics 365 Business Centralは、中小企業に特化したクラウド型ERPソリューションです。販売、購買、在庫、生産、会計などを統合し、リアルタイムデータにもとづいた迅速な意思決定を支援します。使わない入力項目の削除や入力順の入れ替えなど、使いやすい画面を自由に作成できるため、導入時の混乱を防げます。システム定着にかかるコストを抑えたい企業におすすめです。
Microsoftは数多くの言語に対応しており、代表的なものだと下記のとおりです。
アラビア語、バスク語、ブルガリア語、カタルニア語、中国語、クロアチア語、チェコ語、デンマーク語、オランダ語、英語、エストニア語、フィンランド語、フランス語、ガリシア語、ドイツ語、ギリシャ語、ヒンディー語、ハンガリー語、インドネシア語、イタリア語、日本語、カザフ語、韓国語、ラトビア語、リトアニア語、ノルウェー語、ポーランド語、ポルトガル語、ポルトガル語、ルーマニア語、ロシア語、セルビア語、スロバキア語、スロベニア語、スペイン語、スウェーデン語、タイ語、トルコ語、ウクライナ語※
※出典:マイクロソフト「What's supported」(2024/03/25閲覧)
Biz∫(ビズインテグラル) - 株式会社NTTデータ・ビズインテグラル
Biz∫(ビズインテグラル)は、多言語、多通貨対応のERPパッケージです。建設業向けのジョイントベンチャー管理といった、課題別、業界別のテンプレートをもとに、アドオンを最小限に抑えスムーズに導入が可能です。
複数会社での利用を想定した設計なうえ、会社単位に会計年度を設定したり、個別運用したりできます。シェアードサービスセンターやグローバル拠点での利用におすすめです。
inforは産業用機械や自動車部品サプライヤなど、製造業に特化した機能を搭載するERPです。業界特化の機能により、導入後の運用がシンプルですぐに業務に活用できます。
多言語と多通貨に対応し中国語や英語、フランス語など複数言語※でソフトウェアを実行できます。世界的に利用されているサービスで、グローバルに展開する企業には特におすすめです。
※出典:インフォア「複数言語アプリケーションデータ (CE)」(2024年3月22日閲覧)
multibook
multibookは海外拠点管理に特化したERPで多くの言語と通貨、法令、税制に対応しています。経営状況のレポートを自動で出力し、連結決算を早期化します。リアルタイムでの経営状況把握や不正防止をサポート。海外拠点の経営管理を重視する企業におすすめで、業種や企業規模を問わず幅広く利用されています。
対応言語は日本語、英語、タイ語、ベトナム語、韓国語、ミャンマー語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、中国語 (簡体字)、中国語 (繁体字)、インドネシア語※。他言語への対応が必要な場合、問い合わせにて確認できます。
※出典:マルチブック「よくあるご質問」(2024年3月22日閲覧)
Cloudia
Cloudiaは建設業や設備工事業向け、商社や販売会社向けのERPを提供しています。建設業と設備工事業向けには完成処理や進行基準計算、プロジェクト予算管理などの機能を搭載。他方、商社と販社向けには受注や発注、在庫、マスタ管理を搭載しています。ERPと連携可能な会計システムも提供されているため、各種データをシームレスに連携できます。
多言語対応なのも強みで、37の国と地域での利用実績があります。具体的に挙げるとインド、インドネシア、カンボジア、シンガポール、タイ、パプアニューギニア、バングラデシュ、フィリピン、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、ラオス、スリランカ、韓国、台湾、中国、日本、香港、アメリカ、カナダ、メキシコ、ブラジル、ペルー、イギリス、ウズベキスタン、オランダ、チェコ、トルコ、ポーランド、ロシア、サウジアラビア、UAE、アンゴラ、エジプト、エチオピア、ガーナ、コートジボワール、ザンビア、セネガル、モーリシャス、モザンビーク※です。
※出典:ティーエイアンドシー「Cloudia 公式サイト」(2024年3月22日閲覧)
Oracle NetSuite - トライフォース・グローバル・ソリューションズ株式会社
Oracle NetSuiteは37,000社以上※1に導入された実績をもつERPです。マーケティングから財務会計まで、経営に関するあらゆる業務を1つのソフトウェアに統合。リアルタイムBIを標準装備し、単一システムでデータ分析を完結することで、ビジネス状況の把握と迅速な意思決定を支援します。ユーザーによる保守作業や新たなシステムの調達は不要。自動アップデートで常に最新機能を利用できます。
多言語対応で日本語、英語、中国語、フランス語、ドイツ語など19か国語※2に対応しています。多言語のユーザーインターフェースにより言葉の壁を越え、多様な組織構造へ柔軟に対応できるシステムです。
※1 出典:日本オラクル「Oracle NetSuite 公式サイト」
※2 出典:日本オラクル「グローバル会計・連結ソフトウェア」(いずれも2024年3月22日閲覧)
Plaza-iは1999年に販売開始された、実績と歴史のある国産ERPパッケージです。業種別慣行に強くワンソース・ワンパッケージ・ワンデータベースで多業種に対応できます。
国産でありながら海外取引・海外進出にも強く多通貨と複数会社、複数会計基準に対応。グローバル企業や大規模なグループ企業におすすめです。言語は日本語と英語の2か国語※に対応しています。
※出典:ビジネス・アソシエイツ「英文会計システムの定番」(2024年3月22日閲覧)
多言語対応のERPに搭載される機能の詳細
多言語に対応した操作画面
多言語対応のERPには、各言語に最適化されたユーザーインターフェースがあります。各々の言語でERPを利用することで、コミュニケーションコストを削減し、ユーザー体験が改善します。多言語に対応したユーザーインターフェースは、国際的なチームや顧客とのコミュニケーションの円滑化を支援してくれるでしょう。
サポートも多言語で対応
多言語対応のERPには、多言語に対応した顧客サポートをもつサービスもあります。その場合、顧客はネイティブな言語で問い合わせを行い、サポートを受けられます。また各言語に対応したチャットやFAQページを通じて、自主的な解決も可能。グローバルで運用したい企業でも安心です。
多言語対応のERPのメリット
グローバル展開の円滑化
多言語対応のERPを導入することで、グローバル展開を計画しやすくなるでしょう。異なる国や地域でビジネスを展開する際には、言語が大きな障壁となります。
多言語対応のERPを活用することで、各拠点間でのコミュニケーションやデータ共有が容易に。これにより、国際的なチームがスムーズに協働し、国際市場での競争力を高められるでしょう。
多様な商慣習へ対応
多言語対応のERPは、多様な文化圏への適応力を高めます。異なる国や地域では、ビジネスの慣習が異なりそれらに適応することが重要です。多言語対応のERPを利用することで、各国の文化的なニーズやビジネス慣行へ柔軟に対応できます。
これにより、企業は異文化間の課題を軽減し、国際市場での成功を促進します。また、異なる文化圏への適応力をもつERPは、企業のグローバルなブランドイメージを構築し、顧客やパートナーからの信頼を高められるでしょう。
国際的な取引の促進
多言語対応のERPは、国際的な取引を促進します。異なる言語でのコミュニケーションや文化的なニーズに対応できることで、企業は国際市場での取引を円滑に進められます。
ERPを活用することで外国語の文書や契約書を容易に管理し、法令や規制への適合が可能です。これにより、国際市場での新規顧客獲得や取引拡大を促進し、ビジネスの成長を加速させられます。
多言語対応のERPのデメリット
システムの複雑さと導入コスト
多言語対応のERPの導入では、システムの複雑さと導入コストが問題です。多言語対応のERPは、複数の言語や地域の文化に対応するため、その分設定や管理が複雑になる傾向があります。
さらに、導入には高額なライセンス料やカスタマイズ、トレーニングコストがかかることもあります。特に中小企業や新興企業にとっては導入が困難かもしれません。導入前に慎重な計画とリソースの割り当てを行いましょう。
ローカライズの遅れによる業務影響
多言語対応のERPの導入やアップデートにおいて、ローカライズに遅れの発生することがあります。新たな機能や改善がリリースされた際に、それらを各言語にローカライズする作業が追いつかない場合もあるでしょう。
その結果、特定の地域や言語のユーザーは最新の機能を利用できず、業務効率や競争力に影響を受ける可能性があります。これを回避するためには、ERP提供企業との密なコミュニケーションが必要です。
多言語に対応したERPを導入しよう
多言語対応のERPを選ぶ際には、対応言語の数や翻訳の品質に注目しましょう。多言語対応のERPのうち最適なサービスを選ぶには、ニーズや予算に合わせて、複数のシステムを比較検討することが大切です。
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本記事で紹介しきれなかったサービスについては下の記事にて解説しています。より多くのサービスから検討したい方はあわせてチェックしましょう。
BOXILとは
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