SMS送信サービスのシェア・市場規模を解説!一番選ばれている人気サービスは?
SMS送信サービスの市場規模
BOXIL編集部が2024年2月に実施した調査をもとに、SMS送信サービスの市場規模を算出※1しました。2023年のSaaS型SMS送信サービスの市場規模は、およそ245.3億円だと算定できます。また、導入を検討しているユーザーの動向や導入予定時期をもとに算出すると、2024年の市場規模は336.0億円に到達する見込みで、2025年の市場規模は436.8億円に成長すると予測※できます。
※1 調査期間 2024年2月16日〜2月27日 スマートキャンプで実施した「SaaSの利用実態調査」をもとに、1社あたりの利用金額と法人数から算定
※2 同調査の導入時期と導入予定時期から算定
SMS送信サービス市場の成長率は?
同調査では、まだSMS送信サービスを導入・利用していないWEBマーケティング業務担当者に対して、導入予定も調査しました。その結果、時期が未定な企業も含めると約20%が導入を検討しており、SMSのマーケティング活用に注目が集まっていると考えられます。
導入予定時期 | 回答数 | 割合 |
---|---|---|
時期は未定だが利用検討中 | 16 | 11.1% |
半年以内には利用開始予定 | 8 | 5.6% |
1年以内には利用開始予定 | 4 | 2.8% |
2年以内には利用開始予定 | 2 | 1.4% |
現時点では未定・利用予定はない | 114 | 79.2% |
SMS送信サービス市場の成長の要因としては、本人確認や督促などの用途に使われるようになったため、到達率と開封率がメールと比較して高いSMS送信サービスへの注目が高まったことが挙げられます。メールアドレス変更の影響を受けず、本人へ確実に到達できる点が利用拡大につながっています。
また、総合行政ネットワーク(LGWAN)で利用できるSMS送信サービスの需要も拡大しており、行政や自治体で活用されていることからSMSの有効性が広く認知されました。
アンケートに回答したユーザーの28.6%が「1年以内にSMS送信サービスを導入した」と回答しているため、2024年以降もサービスの導入と活用が本格的に進むでしょう。
SMS送信サービスのシェア率
BOXILが実施したSMS送信サービスの利用ユーザー42人を対象にしたSaaSの利用実態調査※によると、SMS送信サービスのシェア率は、MailSMSがトップで4.8%でした。次点で「絶対リーチ!SMS」とSMSLINKが2.4%と続いています。SMSコネクトや空電プッシュを利用している企業も多いようです。
※調査期間 2024年2月16日〜2月27日 スマートキャンプで実施した「SaaSの利用実態調査」をもとに集計
シェア率とあわせて口コミ・ユーザー満足度もチェック
シェア率だけでなく、各SMS送信サービスの口コミやユーザー満足度を確認しておくことで、自社にあったサービス選びができるようになります。SMS送信サービスの口コミランキングもあわせて参考にしてください。
ここからは、シェア率の高いSMS送信サービスはなぜ選ばれているのか、SMS送信に特化したSaaSに絞ってBOXILに寄せられた口コミやサービスの特徴をもとに解説します。
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一覧で料金・機能を比較したい方にはBOXILが作成した比較表がおすすめです。各社サービスを一覧で比較したい方は、下のリンクよりダウンロードしてください。
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※ダウンロード可能な資料数は、BOXILでの掲載状況によって増減する場合があります。
MailSMS - CM.com Japan株式会社
- メールソフトや自社システムから簡単にSMS送信可能
- 管理画面からアドレス登録するだけで始められる
- GDPR遵守で全世界でも利用される
MailSMSが選ばれている理由としては、設定の手軽さとSMS送信ができるプラットフォームの種類の多さが挙げられます。MailSMSでは、メールを送付するシステム側の設定は不要で、管理画面からSMSの送信元にしたいメールアドレスを登録するだけなので、たったの5分で設定が完了します。
普段利用しているGmailやOutlookなどのメールソフトだけでなく、CRMや採用管理システム、自社開発ソフトなどのメール配信ができるあらゆる媒体からSMSを送信可能です。
絶対リーチ!SMS - AI CROSS株式会社
- 双方向のやり取りにも対応可能
- 社内連絡用としても活用できる
- 個別送信や予約送信などの機能も充実
絶対リーチ!SMSが選ばれている理由としては、とくにAPI連携に関する機能やサポートが充実していることが挙げられます。口コミの中には、「APIのドキュメントがわかりやすい」「API変更連絡やトラブル情報の提供が十分」といった良い評判がありました。
基本のSMS送信機能も充実しており、海外キャリアに対応していることや特定のワードへの自動返信機能、レポート機能などを評価する口コミもあります。
- 3ステップで送信できる簡単操作
- LGWAN対応で自治体でも活用可能
- 文章添削サポートも
SMSLINKが選ばれている理由としては、文面作成のサポートと料金の手軽さが挙げられます。SMSの限られた文字数内で開封率やユーザーからのリアクションの確率を向上させるために、文章添削やアドバイスをしてくれることが導入してよかった点として多く挙げられていました。
料金プランは初期費用・月額費用なしで1通あたり6円から、さらに不達の場合は料金がかからない従量課金制です。そのコストパフォーマンスの高さを評価する口コミも多く見られました。
空電プッシュ - NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社
- 業種・業態を問わない幅広い導入実績
- ユーザーからの高い反応率
- 導入・運用サポートが充実
空電プッシュが選ばれている理由としては、とくにユーザーからの反応率の高さが挙げられます。督促や未対応者へのリマインドに利用しているユーザーが多く、業務効率化を実感している企業が多いようです。」また、ID追加や連絡先の変更などが簡単にできる操作性に関しても評価する口コミが見られました。
金融・保険などの高いセキュリティを求められる業界でも導入実績があり、フィッシング詐欺リスクや不正アクセス対策といったセキュリティ対策なども万全な点が評価につながっています。
SMSコネクト - 株式会社アクリート
- 送信設定に必要な操作は5つだけ
- 誤送付や多重送付を防止
- 双方向SMSやグローバルにも対応
SMSコネクト選ばれている理由としては、とくに操作画面の簡単さが挙げられます。SMSを送信するのに必要な手順は、メールアドレスの指定・テンプレートから文面を作成するかの選択・文面作成・短縮URLを利用するかの選択・送信日時選択のみなので、初めて利用する人でもすぐにSMSを送付できます。
+メッセージとの連携で画像・動画などのリッチコンテンツの配信や、公式アカウントを設定してユーザーに不信感を与えないメッセージの送付も可能です。
シェア率だけでなく機能で比較しよう
SMS送信サービスを選ぶ際に重要なのは「自社の状況に合った機能が備わっているかどうか」です。あわせて各サービスの口コミなども見ておくと良いでしょう。