請求書受領サービスのシェア・市場規模 一番選ばれている人気サービスは楽楽請求

請求書受領サービスには多くの種類があり「どれを選べばいいか」迷いますよね。後から知ったサービスの方が適していることもよくあります。導入の失敗を避けるためにも、まずは各サービスの資料をBOXILでまとめて用意しましょう。
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請求書受領サービスのシェア率

請求書受領サービスの導入に携わった1,704人を対象にBOXILが独自アンケート^※1を実施し、導入した請求書受領サービスを尋ねました。

シェアが最も多かったのは、楽楽請求で16.90%。その後にマネーフォワード クラウド債務支払が12.38%、奉行Edge 受領請求書DXクラウドが8.51%、Bill One請求書受領が8.04%、freee支出管理 FullプランとTOKIUMインボイスがともに7.51%と続きます。これら6社で全体の60.85%を占めていました。

※調査概要：インターネット調査にて請求書受領サービスの導入に携わった全国20〜60代の1,704人へ実施。本調査の期間は2025年3月18日〜20日。本アンケート結果は小数点以下任意の桁を四捨五入しており、合計が100%にならない場合がある

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各社の比較を詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

シェア率とあわせて口コミ・ユーザー満足度もチェック

シェア率だけでなく、各請求書受領サービスの口コミやユーザー満足度、導入事例を確認しておくことで、自社にあったサービス選びができるようになります。請求書受領サービスの口コミランキングもあわせて参考にしてください。

＞請求書受領サービスの導入事例を詳しく見る

請求書受領サービスの市場規模

BOXIL編集部が2024年2月に実施した調査をもとに、請求書受領サービスの市場規模を算出^※1しました。2023年のSaaS型請求書受領サービスの市場規模は、およそ728.9億円だと算定できます。また、導入を検討しているユーザーの動向や導入予定時期をもとに算出すると、2024年の市場規模は946.8億円に到達する見込みで、2025年の市場規模は1,211.9億円規模に成長すると予測^※できます。

※1 調査期間 2024年2月16日〜2月27日 スマートキャンプで実施した「SaaSの利用実態調査」をもとに、1社あたりの利用金額と法人数から算定。請求書受領機能を持つ会計ソフトなどを含む。
※2 同調査の導入時期と導入予定時期から算定

請求書受領サービス市場の成長率は？

同調査では、まだ請求書受領サービスを導入・利用していない財務・会計・経理業務担当者に対して、導入予定も調査しました。その結果、利用開始予定や利用検討中のユーザーが約14%と、多くの企業が利用を前向きに検討しているようです。

導入予定時期	回答数	割合
時期は未定だが利用検討中	36	7.9%
半年以内には利用開始予定	12	2.6%
1年以内には利用開始予定	5	1.1%
2年以内には利用開始予定	8	1.8%
現時点では未定・利用予定はない	392	86.5%

請求書受領サービス市場の成長の要因としては、リモートワークの推進により出社頻度が減り、請求書の発行や受領の手間を削減するためにペーパーレス化が実現できるサービスに注目が集まったことが挙げられます。また、改正電子帳簿保存法の施行により、電子データで受け取った請求書は電子データのままの保存が義務付けられたため、請求書受領サービスの利用が促進される結果となりました。

請求書受領サービス シェア率TOP6の口コミ・満足度

シェア率だけでなく、各サービスの口コミやユーザー満足度を確認しておくことで、自社にあったサービス選びができるようになります。請求書受領サービスの比較表もあわせて参考にしてください。

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一覧で料金・機能を比較したい方にはBOXILが作成した比較表がおすすめです。各社サービスを一覧で比較したい方は、下のリンクよりダウンロードしてください。

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^{※資料数は、BOXILでの掲載状況によって増減する場合があります。}

ここからは、シェア率の高い請求書受領サービスはなぜ選ばれているのか、BOXILに寄せられた口コミやサービスの特徴をもとに解説します。

楽楽請求は、指定アドレスに届いた請求書を自動でアップロードしてデータ化できる請求書受領システムです。

請求書情報の自動読取機能によりデータ化した後、仕訳や振込データを自動生成でき、作業時間の削減と入力ミスの防止を実現します。また、金額や所属部署などで分岐する承認フローを設定できるため、内部統制強化や処理状況の見える化にも役立ちます。

電子帳簿保存法の要件に対応（スキャナ保存＋電子取引データの電子保存）しており、ファイル名の変更や適切に保存されているかを確認する工数も削減できます

マネーフォワード クラウド債務支払は、受領した請求書の処理をオンラインで完結できる請求書管理システムです。大きな特徴は、メールで受領した請求書をAI-OCRでデータ化し、自動保存・承認・振込・仕訳まで自動で処理できる点にあります。紙の請求書も、オプションのBPOサービスを利用することで受領代行や開封、保管まで対応可能です。

このシステムでは、自社の運用方法に適した申請フォームを作成でき、金額や申請内容、費用負担部門、役職などのルールに合わせて承認フローを設定できます。これにより請求書のデータはオンライン上でチェックされるため、承認に時間がかからず業務効率が向上します。また、銀行振込API連携によりワンクリックで振込指示が可能で、手間を省くだけでなく入力ミスや不正抑止にも貢献します。

奉行Edge 受領請求書DXクラウドは、請求書の受領から支払いまでの業務を電子化できる請求書受領サービスです。紙や電子で受領した請求書をアップロードするだけで、日付や金額、取引先の情報、支払い予定日を自動でデータ化する機能を備えています。

支払予定表や銀行振込データ、債務仕訳の作成を自動化でき、支払予定に応じた消込も自動化可能です。

また、インボイス制度や電子帳簿保存法に対応しており、タイムスタンプを付与して自動保管し、適格請求書の記載要件チェックが瞬時に完結できます。さらに、デジタルインボイス「Peppol」に標準対応しているため、法制度対応とともに生産性の高い業務運用への移行をサポートします。

Bill One請求書受領の特徴は、各拠点や部門に別々に届いていた請求書を、郵送やメールなどさまざまな方法・形式でオンラインで一括受領し、高精度にデータ化できる点です。Sansanで培われた技術により、請求書のデータ化を素早く正確に行い、クラウド上で一元管理することでアナログで非効率な請求書業務をデジタル化します。

さらに、電子帳簿保存法やインボイス制度をはじめとした請求書業務に関する法改正にもBill One請求書受領が対応します。公益社団法人日本文書情報マネジメント協会（JIIMA）に電帳法対応ソフトとしても認定されており、充実したセキュリティ機能も備えているため、法令対応と同時に業務改善を実現できる点が評価されています。

freee支出管理 Fullプランは、申請から承認、振り込みまでの支払処理を一元管理できる支出管理サービスです。メールやWebサイトから受領した請求書だけでなく、紙の見積書や独自証憑など、多様な書類を電子管理できます。

受領証憑のフォルダ振り分けや明細読取、仕訳などをAIにより自動化でき、複数明細行のある請求書にも対応可能です。支払先や期日、支払状況をまとめたレポートを自動作成してくれるほか、銀行連携による自動消込にも対応しており、支出管理業務の効率化を実現します。

TOKIUMインボイスは、請求書の受領代行・承認から支払い・仕訳・データの保管までの一連の業務を完結できる、請求書受領サービスです。

紙の請求書はもちろん、PDFやFAX、WEBからのダウンロード形式の請求書も受け取りの代行が可能です。請求書処理は完全にペーパーレス化が可能で、経理担当はデジタル化した請求書を確認するだけでよいため、テレワーク下でも問題なく業務ができるようになります。

自社開発の会計システムとも連携が可能で、全銀データ出力も対応しています。電子帳簿保存法とインボイス制度に対応した形で書類の保存・管理が行われ、「JIIMA認証（電帳法スキャナ保存ソフト法的要件認証）」を取得しているため、法改正に対応した安心の運用が可能です。また、ISMS認証・Pマークを取得済みで、高いセキュリティレベルを確保しています。

シェア率だけでなく機能で比較しよう

請求書受領サービスを選ぶ際に重要なのは「自社の請求書処理フローに合った機能が備わっているかどうか」です。紙と電子の請求書どちらにも対応が必要か、既存の会計システムとの連携は可能か、承認フローの柔軟さは十分か、AIによる自動データ化の精度はどうか、法令対応の範囲はどこまでかなど、自社のニーズに合ったサービスを選ぶことが重要です。

また、導入コストや運用負荷も含めて検討し、長期的な視点で業務効率化につながるサービスを選びましょう。シェア率の高いサービスは多くの企業に選ばれている理由がありますが、最終的には自社の状況に最も適したサービスを選ぶことが成功の鍵となります。

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