業務可視化ツールのシェア・市場規模 一番選ばれている人気サービスはSmartsheet
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業務可視化ツールのシェア率

業務可視化ツールの導入に携わった1,672人を対象にBOXILが独自アンケート※1を実施し、導入した業務可視化ツールを尋ねました。
シェアが最も多かったのは、Smartsheetで10.77%。
その後にみえるクラウド ログが9.09%、SKYSEA Client Viewが8.25%、トレシルが8.01%、TimeCrowdが7.72%、Backlog(バックログ)が6.40%と続きます。これら6社で全体の50.24%を占めていました。
※調査概要:インターネット調査にて業務可視化ツールの導入に携わった全国20〜60代の1,672人へ実施。本調査の期間は2025年6月13日~17日。本アンケート結果は小数点以下任意の桁を四捨五入しており、合計が100%にならない場合がある
口コミ・ユーザー満足度も必ずチェックしよう
業務可視化ツールの選定では、実際の導入企業による口コミやユーザー満足度も重要です。自社に合ったサービスかどうか、現場の意見・評判をもとに比較することが大切です。

業務可視化ツールの市場規模
BOXIL編集部が2024年2月に実施した調査をもとに、業務可視化ツールの市場規模を算出※1しました。2023年のSaaS型業務可視化ツールの市場規模は、およそ1,676.9億円だと算定できます。また、導入を検討しているユーザーの動向や導入予定時期をもとに算出すると、2024年の市場規模は2,024.1億円に到達する見込みで、2025年の市場規模は2,356億円規模に成長すると予測※できます。

※1 調査期間 2024年2月16日〜2月27日 スマートキャンプで実施した「SaaSの利用実態調査」をもとに、1社あたりの利用金額と法人数から算定。業務可視化に使えるタスク管理ツールやグループウェアを含む。
※2 同調査の導入時期と導入予定時期から算定
業務可視化ツール市場の成長率は?
同調査では、まだ業務可視化ツールを導入・利用していない情報システム業務担当者に対して、導入予定も調査しました。その結果、全体の約13%程度が導入を前向きに検討している結果となりました。
| 導入予定時期 | 回答数 | 割合 |
|---|---|---|
| 時期は未定だが利用検討中 | 23 | 5.0% |
| 半年以内には利用開始予定 | 15 | 3.2% |
| 1年以内には利用開始予定 | 13 | 2.8% |
| 2年以内には利用開始予定 | 8 | 1.7% |
| 現時点では未定・利用予定はない | 405 | 87.3% |
業務可視化ツール市場の成長の要因としては、テレワークの普及により在宅勤務が増えたため、従業員の状態や業務内容を把握できる業務可視化ツールへの注目が高まりました。さらに、業務効率化やDX推進の動きが強まっており、作業フローの可視化や業務マニュアル作成といった、業務プロセス全体の見直しも進んでいることが、導入の後押しとなっています。
業務可視化ツール シェア率TOP5の口コミ・満足度
シェア率の高い6サービスはなぜ選ばれているのか。BOXILに寄せられた口コミやサービスの特徴をもとに解説します。
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また、一覧で料金・機能を比較したい方にはBOXILが作成した比較表がおすすめです。各社サービスを一覧で比較したい方は、下のリンクよりダウンロードしてください。
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※資料数は、BOXILでの掲載状況によって増減する場合があります。
Smartsheet
Smartsheetは、小規模チームから企業全体まで拡張可能なプロジェクト管理ツールです。プロジェクトやタスク管理だけでなく、複雑なポートフォリオ管理まで対応し、クラウドベースのため、パソコンやスマートフォンで利用可能です。
AI搭載プラットフォームにより、適応性、洗練されたエクスペリエンス、エンタープライズグレードのセキュリティを提供。タイムライン、グリッド、カード、ガント、カレンダーなど柔軟なビューで作業の追跡・可視化が容易で、既存ツールとの連携によりチームの効率的な成果達成をサポートします。
みえるクラウド ログ - セブンセンスマーケティング株式会社
みえるクラウド ログは、税理士法に対応したPCログ総合管理システムです。パソコンにインストールするだけで、起動状況や時間を算出し、長時間労働や休日出勤といった隠れ残業の防止に役立ちます。10分ごとの画面キャプチャにより作業内容を把握でき、生産量とタスクの推移を定量的にデータ化。深夜帯の稼働状況や休日残業をグラフで確認でき、操作履歴により誤操作や管理ミスによる情報漏えい時の二次被害防止も可能です。
役職や役割別にタスクの最適化を図れるため、トラブル発生時のサポートが欲しい企業や、サーバー不要でログ管理を行いたい企業に適しています。
SKYSEA Client View
SKYSEA Client Viewは、標的型攻撃やランサムウェアなどのサイバー攻撃、PCの誤操作やデバイスの紛失といった人為的なミスなど、情報漏えいリスクから組織を守るソフトウェアです。「使いやすさ」をコンセプトに、ログ管理・セキュリティ管理・デバイス管理といった情報漏えい対策やIT運用管理をサポート。企業や団体といった組織に特化したサービスで、クライアントの要望に応じて毎年アップデートを重ね、常に進化しています。
わかりやすく運用しやすい設計と他社製品との連携により、より強固なセキュリティ対策を実現しています。
トレシル - 株式会社トレシル
トレシルは、業務データの収集から分析、改善までサポートする業務改善に特化したツールです。チームや役割、人単位で業務状況を一括管理し、増やすべき仕事と減らすべき仕事を可視化。改善施策の状況をカンバン方式で管理でき、設定目標をもとに定量的・定性的な振り返りが可能です。
業務ごとにスコアシートを作成して業務品質を管理できる点、全体と作業を把握できる2つのデータ軸でデータを可視化できる点、カンバンボードで改善施策を管理できる点が特徴。専門コンサルタントが導入から業務改善までサポートするため、改善に必要なプロセスを一元管理したい企業におすすめです。
TimeCrowd
TimeCrowdは、タスクの時間記録と見える化に特化した時間管理ツールです。ブラウザ、Chrome拡張機能、アプリなどで簡単に業務を記録でき、個人の時間計測なら無料で利用可能。チームで活用すればリアルタイムでメンバーの稼働状況がわかり、情報共有のための文字入力も不要です。
記録開始が最短1STEPで可能なため時間の無駄がなく、開いているWebページ名やChatWorkタスクの内容を自動でタスク名にできます。レポート機能でチーム、ユーザー、期間ごとのグラフを出力でき、蓄積されたデータはCSV形式で出力可能。テレワークやリモートワークで働く企業や、チームでの時間管理を重視する企業に適しています。
Backlog(バックログ) - 株式会社ヌーラボ
Backlog(バックログ)は、プロジェクト毎に発生する課題などの情報をWeb上で一元管理するプロジェクト管理&課題管理ツールです。メール、チャット、Excelで進めているタスクを見える化し、ガントチャートで全体の進行状況も一目で確認可能。直感的な操作性と親しみやすいデザインで、エンジニアだけでなくさまざまな職種で活用できます。
スペース課金制を採用しているため、スタンダードプラン以上ではユーザー数が無制限で、チームが拡大しても追加費用なく利用可能です。
シェア率だけでなく機能や使い勝手でも比較しよう
業務可視化ツールを選ぶ際には「業務の記録方法・分析機能の充実度・使いやすさ・既存システムとの連携性・セキュリティ対策」など、自社の課題や業務プロセスに合った要件を整理することが重要です。
プロジェクト管理、時間管理、PCログ管理など、各ツールの強みは異なるため、導入目的を明確にした上で比較検討しましょう。操作性の良さやカスタマイズ性、データの活用のしやすさなど、現場での実際の使い勝手も確認することをおすすめします。


