中小企業向け「販売管理システム」おすすめ11選!選定のポイントと導入のメリット
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- 中小企業におすすめの販売管理システムとは
- 販売管理システムの基本機能
- 中小企業が抱える販売データの管理の課題
- 顧客情報や案件情報の管理が煩雑
- 見積書や請求書の作成に時間がかかる
- 販売実績や在庫状況の把握が困難
- 中小企業が販売管理システムを導入するメリット
- 販売情報の一元管理で業務の抜け漏れやミスを防ぐ
- 見積書や請求書を簡単に作成・管理・検索できる
- 経営状況をリアルタイムで可視化して経営判断に活用できる
- 中小企業が販売管理システムを選定する際のポイント
- 業種や業態に特化した販売管理システムを探す
- 必要な機能を洗い出す
- 請求書発行のような他のシステムとの連携性を確認する
- 誰でも簡単に操作できるか確認する
- コストパフォーマンスを確認する
- サポート体制が充実しているか確認する
- 中小企業ならクラウド型がおすすめ
- 中小企業におすすめの人気クラウド型販売管理システム比較11選
- SMILE V Air
- 楽楽販売
- GrowOne 販売情報システム
- クラウドERPシステム「スマイルワークス」
- Scalebase(スケールベース)
- SKit FLEXi
- ZAC
- 楽商
- 商蔵奉行クラウド
- uconnect
- 弥生販売 24 +クラウド
- サービス選びは比較して検討しよう
中小企業におすすめの販売管理システムとは
販売管理システムとは、商品の販売に関わる業務を可視化・効率化できるシステムのことです。受注管理や在庫管理、売上管理といった業務の情報を1つのシステムに集約し、作業の自動化を行うことにより業務効率化やヒューマンエラーの軽減を図れます。
また近年はクラウド型と呼ばれる形態が主流であり、これまでシステムを導入する際のネックだった初期費用を抑え、低価格で導入できるようになっています。そのためクラウド型はなかなか大きな予算を確保できない中小企業にもおすすめです。
クラウド型の詳細については、選び方の章で詳しく紹介するため、そちらもあわせてチェックしましょう。
販売管理システムの基本機能
販売管理システムには、主に次のような機能が搭載されています。
販売管理機能
見積書の作成から受注管理、出荷状況の確認、請求書発行、入金確認といった商品販売における一連の流れを自動化し一括管理できる機能です。注文を受けてから入金を確認するまでの時間を短縮し、迅速に商品が販売できるようになります。
在庫管理機能
商品の在庫状況をリアルタイムで把握できる機能です。購入やキャンセル、返品といった情報を在庫に自動で反映してくれるため、常に最新の在庫状況が確認できます。これにより在庫調整を行いやすく、過剰在庫や欠品による販売機会の損失を防止できます。
購買管理機能
商品や商品の製作に必要な原材料の仕入れを管理する機能です。販売管理と同様注文書の作成や発注管理、支払い確認といった機能があり、業務を効率化できます。またリアルタイムの在庫・売上状況を把握したうえで仕入れを行えるため、適正な数の発注が行えます。
中小企業が抱える販売データの管理の課題
販売管理システムを導入していない中小企業が、販売データの管理で抱えている課題についてまとめていきます。あなたの企業でも同様の課題を抱えていれば、中小企業向けの販売管理システムで解決できる可能性が高いでしょう。
顧客情報や案件情報の管理が煩雑
顧客情報や案件情報は、紙媒体やExcelなどで管理している企業が多い傾向にあります。しかし担当者によって管理方法や基準が異なるため、情報共有がスムーズに行えず、必要な情報を探すのに時間がかかるケースも少なくありません。
また、顧客情報や案件情報の更新も手作業で行う必要があり、情報の最新性を保つのが困難です。
見積書や請求書の作成に時間がかかる
見積書や請求書の作成も手作業で行っている企業が多く、計算ミスや入力ミスが発生しやすいため、作成に時間がかかります。
また、過去の取引履歴を参照しながら作成する必要があるため、さらに時間がかかりやすく、本来注力すべきマーケティングや営業活動に時間を割けない課題もあります。
販売実績や在庫状況の把握が困難
販売実績や在庫状況もExcelで管理している企業が多く、データの集計や分析に時間がかかるため、リアルタイムでの状況把握が困難です。また、担当者によってデータの集計方法が異なるため、正確な情報が得られないのも課題の1つです。
中小企業が販売管理システムを導入するメリット
中小企業が販売管理システムを導入して得られるメリットは次のとおりです。
販売情報の一元管理で業務の抜け漏れやミスを防ぐ
販売管理システムを導入することで、情報共有がスムーズに行え業務の抜け漏れやミスを防げます。販売管理システムでは顧客情報や案件情報、見積書、請求書、在庫状況などの情報を一元管理可能です。
これらの情報はシステムにログインすれば誰でも確認できるため、情報共有が簡単に行えます。これにより共有の抜け漏れといったミスが軽減でき、的確な顧客対応ができるようになるでしょう。
見積書や請求書を簡単に作成・管理・検索できる
販売管理システムには、見積書や請求書を簡単に作成できる機能が備わっているため、手作業での作成に比べて時間と手間を大幅に削減できます。また、過去の取引履歴を参照しながら作成できるため、入力ミスを防げます。
作成した見積書や請求書はシステム内で一元管理できるため検索も簡単で、確認にかかる時間も短縮できるでしょう。
経営状況をリアルタイムで可視化して経営判断に活用できる
販売管理システムを導入することで、売上状況や在庫状況などの経営状況をリアルタイムで把握できるため、迅速な経営判断が可能です。
また商品の販売数や、購入した顧客の年齢構成といったデータを分析することで、今後の販売戦略や在庫管理の改善につなげられます。たとえば30代女性に人気がある商品を、まだ商品を購入していない30代女性の顧客に、おすすめ商品として案内メールをする、といった戦略を立てられます。
中小企業が販売管理システムを選定する際のポイント
中小企業が販売管理システムを選定する際は、いくつかのポイントが存在します。代表的なポイントについて解説します。
業種や業態に特化した販売管理システムを探す
販売管理システムは、業種や業態によって必要な機能が異なります。たとえば製造業であれば生産管理機能、卸売業であれば在庫管理機能など、業種に特化した機能が搭載されているシステムを選ぶことで、より効率的に業務を遂行できます。
必要な機能を洗い出す
販売管理システムにはさまざまな機能が搭載されていますが、すべての機能が必要なわけではないため、このなかから必要な機能を選定するのが重要です。現状で商品販売に関してどういった課題があるかを分析し、課題を解決するために本当に必要な機能を洗い出したうえで、これらが搭載されたシステムを探しましょう。
請求書発行のような他のシステムとの連携性を確認する
販売管理システムは、会計ソフトや顧客管理システムなど、他のシステムと連携することで、より幅広い範囲の業務を効率化できます。システム導入前に、連携したいシステムとの互換性を確認し、スムーズなデータ連携が可能か確認しましょう。
誰でも簡単に操作できるか確認する
販売管理システムは、多くの従業員が利用するシステムであるため、誰でも簡単に操作できるか確認しましょう。システムが使いにくいと感じると、従業員が使わなくなったり使える人が限られたりする可能性があります。
そのためマニュアルの作成も必要ないほど、直感的に操作できるシステムを選ぶのが重要です。販売管理システムは無料トライアルを利用できるサービスも多いため、これを活用し現場の従業員に操作がしやすいか、画面は見やすいか実際に確認してもらいましょう。
コストパフォーマンスを確認する
販売管理システムのコストパフォーマンス(費用対効果)も確認しましょう。販売管理システムは多機能なものほど高価になりやすい傾向があります。そのため便利そう、効果が出そうだからと必要な機能以外の機能も豊富についたものを選択すると、費用ばかりがかかってあまり効果を感じられなくなる可能性があります。
不要な機能にコストをかけることは避け、自社に最適なシステムを選びましょう。またこの時、初期費用と月額料金以外の費用もチェックするのが重要です。販売管理システムはユーザー数や伝票明細件数、データ容量の追加などで従量課金がかかることもあるため、事前にユーザー数や受注件数などを把握したうえで、これらのコストも確認しましょう。
サポート体制が充実しているか確認する
商品販売は効率的に行うことが重要であるため、もしシステムの利用中にトラブルが発生した場合でも、迅速に対応してもらえるようサポート体制を確認します。チャットや電話といったリアルタイムで対応してもらえる連絡手段が存在するか、業務時間と連絡の受付時間が対応しているかなどをチェックしましょう。
またシステムの導入に慣れていない場合は、導入の際に不明な点やトラブルが発生しやすくなります。そのため、導入を自社だけで行うのが不安な場合は、システムの導入支援を手厚く行ってくれるサービスがおすすめです。
中小企業ならクラウド型がおすすめ
販売管理システムにはオンプレミス型とクラウド型がありますが、中小企業が導入するのであればクラウド型がおすすめです。それぞれの特徴やメリット・デメリットについて紹介します。
オンプレミス型
オンプレミス型は、自社内にサーバーを設置してそこに1からシステムを構築するタイプです。1からシステムを構築するため、システムのカスタマイズしやすく、自社サーバー内でネットワークが完結するため、セキュリティ面での安心感などがメリットです。
ただし、自社に物理サーバーを設置してシステムを構築するため、初期費用は高額であり、導入までの時間もかかりやすいデメリットがあります。また運用コストはクラウド型よりも安いものの、サーバーやシステムをメンテナンスする必要があります。
そのため予算を確保しにくく、メンテナンスが行えるIT人材を確保しにくい中小企業には、あまりおすすめできません。
クラウド型
クラウド型は、すでに構築されたシステムを、Webを通じてレンタルのように利用するタイプです。既存のシステムを利用し、パソコンにインストールする必要もないため、スピーディーにシステムを導入できます。インターネットが使える環境であれば、端末や時間、場所を問わずシステムが利用できて便利です。ただし、オンプレミス型よりはシステムを柔軟にカスタマイズできないデメリットもあります。
また最大の特徴は初期費用が安いことで、初期費用が無料のシステムも少なくありません。月額料金はかかるものの、オンプレミス型のようにまとまった予算を用意する必要もなく、月額料金もユーザー数や機能に合わせてプランを選択できるため、コストの調整もやりやすいでしょう。そのため中小企業の場合は、クラウド型システムの導入がおすすめです。
中小企業におすすめの人気クラウド型販売管理システム比較11選
中小企業や小規模な企業におすすめの、クラウド型販売管理ソフト・システムを紹介します。それぞれの特徴はもちろん、口コミ評判も紹介しているため、導入する製品を比較検討する際の参考にしましょう。
SMILE V Airは、販売管理や会計管理、人事給与管理に対応した基幹業務システム(ERP)です。SMILE V Airは次のような特徴があります。
- 売上管理や在庫管理、原価集計、外貨管理などの機能を搭載
- 課題に合わせて機能単体で利用可能
- ワークフローといった情報系モジュールとの一体運用に対応
楽楽販売は見積管理・受注管理、請求管理、発注管理を効率化する販売管理システムです。楽楽販売は次のような特徴があります。
- 紙やExcelと比較して1/10の管理時間に削減
- 項目や入力画面、操作メニューを自社フローに合わせてカスタマイズ可能
- 複雑なプログラミング開発は必要なく、マウス操作のみでシステムの構築が可能
GrowOne 販売情報システム - 株式会社ニッセイコム
GrowOne 販売情報システムは、卸売業や商社に特化した販売管理システムです。GrowOne 販売情報システムは次のような特徴があります。
- 必要な部品を選択し、組み合わせられるセミオーダー型開発支援サービス
- 導入後も開発エンジニアが継続サポート
- 化学品や食品、電気機械器具など多様な卸売業でサポート実績
クラウドERPシステム「スマイルワークス」 - 株式会社スマイルワークス
クラウドERPシステム「スマイルワークス」は、財務会計・販売管理・給与計算などの、基幹システムを統合管理できるクラウドERPシステムです。クラウドERPシステム「スマイルワークス」は次のような特徴があります。
- ブラウザで操作可能なため、WindowsでもMacでも使用可能
- 法制度改定に自動対応可能
- 取引先との伝票や帳票のやり取り、受発注の業務管理をブラウザ上でダイレクトに連携できる「EDI」を標準装備
Scalebase(スケールベース) - アルプ株式会社
Scalebase(スケールベース)はサブスクや従量課金タイプのビジネスを成功に導く、販売・請求管理ツールです。Scalebase(スケールベース)は次のような特徴があります。
- 受注から会計までを一元管理し、販売・請求の管理を効率化
- 契約・請求情報のデータから、販売状況を可視化
- 柔軟性に優れた料金設定や契約管理により、販売モデルやプライシングのスムーズな見直しを実現
SKit FLEXi - 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ・セキスイシステムズ
SKit FLEXiは販売・仕入・在庫管理、会計、情報分析をまとめて行うクラウド型の統合基幹業務パッケージ(ERP)です。SKit FLEXiは次のような特徴があります。
- 年商30億~500億を中心とした企業の業務・アプリ・システム基盤の運営をすべて委託可能
- ERPながら利用者数、機能、データ量を必要な分だけ使えるため、中小企業にも導入しやすい
- 卸売業を中心に、さまざまな複合業態に対応
ZACとは、プロジェクト型ビジネスに特化したクラウドERPパッケージです。ZACは次のような特徴があります。
- 基幹業務プロセスを備え、案件・プロジェクト別収支の可視化を実現
- 赤字案件・プロジェクトを把握し、タイムリーな損益管理が可能
- 案件・プロジェクトの売上や仕入れ、外注費、労務費などの各種コストを同一システム上で一元管理
楽商は販売管理業務の効率的な運用をサポートする、販売管理・在庫管理パッケージソフトです。楽商は次のような特徴があります。
- 業界・業種特有の商習慣に対応した業種別販売管理パッケージソフト
- 標準機能以外にも機能のカスタマイズが可能
- IT導入補助金(サービス等生産性向上IT導入支援事業)の活用が可能
商蔵奉行クラウド
商蔵奉行クラウドはこれまで当たり前だった伝票登録や、請求業務など高いレベルの業務をデジタル化し、コストの削減ができる販売管理、仕入れ・在庫管理システムです。商蔵奉行クラウドは次のような特徴があります。
- サーバー不要で時間や場所を問わず利用可能
- 他社販売管理システムからのデータ移行を最短1日で実現
- 定期的な売上計上を自動化するサブスクリプションビジネスにも対応
uconnect - 株式会社unlimited
uconnectは素早い経営の意思決定や業績向上に役立つ情報をより早く提供するための、粗利管理クラウドサービスです。uconnectは個人事業主や小規模な企業でも導入しやすく、次のような特徴もあります。
- 案件型、工事業・建設業向け、工務店向けなど各種業種向けにカスタマイズが可能
- 作成した見積書から自動で納品書や領収書・請求書を作成可能
- 30日間の無料お試しが可能
弥生販売 24 +クラウド
弥生販売 24 +クラウドは帳票の簡単発行や、販売管理から仕入れ・在庫管理までを一元管理できる、中小企業向けの販売管理ソフトです。弥生販売 24 +クラウドは次のような特徴があります。
- インストール日から30日間使用可能な無料体験版あり
- 無料導入サポート期間中の返品フリーサービスあり
- 明細ごとの課税区分で軽減税率8%の選択が可能であるといった税率別の集計を実現
サービス選びは比較して検討しよう
販売管理システムを選ぶ際は、自社の状況に合った機能が備わっているかや、他システムとの連携、運用コストなどを踏まえて検討するのが重要です。あわせて各サービスの口コミも見ておくとよいでしょう。