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ERPパッケージおすすめ10選!導入メリット・デメリット、選び方まで徹底解説

最終更新日:(記事の情報は現在から60日前のものです)
ERPパッケージをBOXIL編集部が解説。ERPを選定する際のポイントや導入するメリットを解説しています。この記事を読めばどのERPを導入するべきかどうかがわかります。

ERPパッケージとは

ERPパッケージとは、企業の基幹業務を効率化するソフトウェアパッケージです。財務会計や販売管理、生産管理、人事管理などに対応する機能がパッケージ化されており、システム間をスムーズに連携できます。ERPパッケージを導入することで業務プロセスの標準化、データの一元管理、リアルタイムでの情報共有が可能になります。

ERPのイメージ図

近年では、クラウド型のERPパッケージも普及が進んでいます。初期費用を抑え柔軟に利用できることから、中小企業でも導入しやすいのが特徴です。クラウド型のERPパッケージは、インターネット環境があればどこからでもアクセスできるため、テレワークをはじめとした多様な働き方に対応しています。

スクラッチ型との違い

ERPパッケージとスクラッチ型のERPとの違いは、システム開発の流れにあります。ERPパッケージは一定程度をあらかじめ開発しておき、必要に応じて一部カスタマイズするタイプです。一方のスクラッチ型は、ニーズに合わせてゼロから開発する形式です。

ERPパッケージは、導入コストが抑えられ、導入期間を短縮できるメリットがあります。また、パッケージには過去に提供してきたノウハウが組み込まれているため、スムーズな導入と運用が可能です。

他方、スクラッチ型は業務プロセスに合わせて自由にカスタマイズできます。しかし、開発には専門的な知識や技術が必要となるため、開発コストが高額になりやすく導入期間も長期化します。また、運用や保守には専門の担当者が必要です。

ERPパッケージ スクラッチ型のERP
メリット 初期費用が安い。導入期間が短い カスタマイズしやすい
デメリット 設定やカスタマイズは部分的 初期費用が高くトータルコストもかさみやすい。開発に時間がかかる

ERPパッケージのメリット

コスト削減

ERPパッケージは、スクラッチ型と比較して開発費用を抑えられます。パッケージは複数企業で利用される想定のため、1社あたりの開発費用が少なくなる仕組みです。また、バージョンアップや機能追加もサービス提供会社が担当するため、保守費用も抑えられます。

導入期間の短縮

ERPパッケージは、開発済みのシステムを導入するため、ゼロから開発する必要がなく導入期間を短縮できます。ベンチャー企業のようにスピードを求められる場合であっても、ERPパッケージなら対応しやすいです。これにより、業務効率の改善やコスト削減効果をはやく実感できます。

ベストプラクティスの提供

ERPパッケージには、サービス提供会社が多くの経験をふまえて開発したシステムであるため、適切な運用をしやすい強みがあります。バックオフィスの運用が定まっていない企業であっても、ERPパッケージの導入により業務プロセスの標準化を進められます。法改正へ対応してもらいやすいため、セキュリティやコンプライアンスへの対策に強いのもうれしいです。

ERPパッケージのデメリット

カスタマイズの制限

ERPパッケージは汎用性を重視して設計されているため、自社の運用へ完全には合致しません。カスタマイズには一定の制限があり、要件すべてには対応できないでしょう。しかしERPパッケージはベストプラクティスを提供しているケースが多いため、これを機に運用を変更するのも一つの手です。

機能過多の可能性

ERPパッケージは、さまざまな機能を搭載していますが、自社にとって必要ない機能を含んでいる場合もあります。機能過多なERPパッケージは運用コストの増加につながります。そのため、ERPパッケージ導入時には必要十分な機能か、あとから機能を追加できるか事前に問い合わせておきましょう。

ERPパッケージの選定ポイント

業務要件の明確化

ERPパッケージを選ぶ前に、まず業務プロセスや課題を洗い出し、どのような機能が必要かを明確にしましょう。各担当者から意見を収集し、課題や将来的なニーズを整理します。また、業務フロー図やデータモデルを作成することで具体的な要件が見えてきます。

似た企業の導入事例

ERPパッケージは、長期にわたって利用するシステムであるため、失敗を避けたいのが実情でしょう。その場合、ERPパッケージの提供会社が公表している導入事例を参考に、同じ業界や従業員規模で導入されているかチェックするのがよいです。過去に類似の企業にて導入されていれば、カスタマイズや運用時の注意点について一定のナレッジがあると考えられます。

コスト

ERPパッケージの導入には、初期費用だけでなくライセンス費用、保守費用、運用費用などがかかります。予算に合わせてコストパフォーマンスに優れたパッケージを選びましょう。また、クラウド型とオンプレミス型では、コスト構造が異なるため、それぞれのメリットとデメリットを比較検討することも重要です。

サポート体制

ERPパッケージを導入した後も、システムの運用やトラブル対応などベンダーのサポートが必要です。サポート体制が充実しているか、問い合わせ窓口はわかりやすいか、対応時間は適切かなどを確認しましょう。また、日本語でのサポートを受けられるかも重要です。

拡張性

事業は常に変化するため、ERPパッケージにも将来的な拡張性が求められます。業務規模の拡大や新たな事業展開に対応できるか、カスタマイズが可能かを確認しましょう。また、他システムとの連携機能も考慮に入れる必要があります。

ERPパッケージ10選

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マネーフォワード クラウドERP - 株式会社マネーフォワード

マネーフォワード クラウドERP
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マネーフォワード クラウドERPとは、会計から人事労務までバックオフィス全体をシームレスに連携し、面倒な手作業を自動化するERPです。マネーフォワード クラウドERPは次のような特徴があります。

  • 年商10億円未満の企業向け ERPシェアNo.1
  • 必要な基幹システムはあとから追加可能
  • ISOやSOCの内部統制に関する第三者認証を取得

※出典:※出典:ITR「ITR Market View:ERP市場2024」ERP市場 年商10億円未満:ベンダー別売上金額シェア(2023年度予測)

freee統合型ERP - フリー株式会社

freee統合型ERPは、人事管理、販売管理、会計の機能を備えた、小規模企業でも利用可能なクラウド型ERPです。freee統合型ERPには次のような特徴があります。

  • 一度入力した情報が自動連携され、転記ミスや漏れを防止
  • 案件ごとの収支をグラフや図形で可視化し、経営判断をサポート
  • 見積書や請求書などの書類を簡単に作成でき、法改正にも対応

Oracle NetSuite - 日本オラクル株式会社

Oracle NetSuite
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BOXIL SaaS AWARD 2022 生産・販売管理部門1位
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Oracle Netsuiteは、会計や在庫管理だけでなく顧客管理のようなセールス向けの機能も提供している網羅的なERPです。Oracle Netsuiteには次のような特徴があります。

  • 経営に必要なあらゆる業務アプリケーションを1つのソフトウェアに統合
  • 商談の進捗状況や売上などの経営指標をリアルタイムに可視化
  • リアルタイムのBIを標準装備しており、データ管理や分析を単一システムで完結

SAP Business ByDesign - SCSK Minoriソリューションズ株式会社

SAP Business ByDesign
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SAP Business ByDesignは、社内のあらゆる情報を一元管理できるERPシステムです。SAP Business ByDesignは次のような特徴があります。

  • 会計、人事管理、労務管理、マーケティングといった多様な機能
  • 大企業並みのIT経営環境を短期間かつ低コストにて導入
  • 世界160か国以上の企業が利用

※出典:SAP ジャパン「SAP Business ByDesign公式サイト」2024年7月2日閲覧

SAP S/4HANA Cloud

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SAP S/4HANA Cloudは、大企業向けのクラウド型ERPです。SAP S/4HANA Cloudには次のような特徴があります。

  • 大企業に適した業種別のベストプラクティスを提供
  • 大企業のERPながら迅速な立ち上げと自動化を実現
  • 豊富な機能に加えAPIでの統合が可能

奉行V ERPクラウド

奉行V ERPクラウドは会計、販売管理、人事労務といったバックオフィスに必要な機能をおさえたクラウド型のERPです。奉行V ERPクラウドには次のような特徴があります。

  • 国内外のグループ企業を含む統合管理が可能
  • SOC1やSOC2といった第三者認証で内部統制にも適合
  • kintoneをはじめとしたノーコード・ローコードツールにてアプリ作成

ProActive C4 - SCSK株式会社

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ProActive C4は、会計、人事給与、経費、勤怠管理といったバックオフィスを中心に構成されるクラウド型ERPです。ProActive C4は次のような特徴があります。

  • BPOやコンサルティング、ハード販売までトータルでサポート
  • 開発から保守までを一貫してSCSKが提供
  • 選べるサポートプランで運用しやすく

Clovernet ERPクラウド - NECネクサソリューションズ株式会社

Clovernet ERPクラウドは、バックオフィス機能をオールインワンで提供し効率化する統合型クラウド型ERPです。Clovernet ERPクラウドは次のような特徴があります。

  • 経営情報の統合管理と見える化で組織力向上
  • 勤怠管理のシステム化と給与計算のデータ連携で工数削減
  • リモート環境や在宅勤務でも書類の確認や承認が可能

MA-EYES - 株式会社ビーブレイクシステムズ

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MA-EYESとは、企業の業務フローをサポートするセミオーダーの統合型基幹業務パッケージです。MA-EYESは次のような特徴があります。

  • 標準機能をそのまま使う形式のほか、セミオーダーの導入形式も可能
  • プロジェクト型企業向けと広告業界向けのプランあり
  • プロジェクト管理に必要な独自指標を組み込み、進捗を可視化

GRANDIT

GRANDITはユーザー視点で本当に使いやすいかどうかを追求したERPです。GRANDITには次のような特徴があります。

  • 業種や目的に沿った機能を提供
  • 各社の開発技術を結集させて作っているのが強み
  • 必要な機能を組み合わせて導入

最適なERPパッケージを選ぼう

ERPパッケージは、企業の成長を支える強力なツールです。メリットやデメリット、選定ポイントをふまえ、要件や将来のビジョンに合致する最適なERPパッケージを選び、ビジネスの成功へとつなげましょう。

ERPを選ぶ際に重要なのは要件にあっているか、他システムと連携できるか、コストに見合ったパフォーマンスかなどを調べて検討することです。各サービスと口コミあわせて比較しましょう。

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