AI搭載のLPOツール4選!導入メリットや選定ポイント、主な機能
おすすめLPOツールの資料を厳選。各サービスの料金プランや機能、特徴がまとまった資料を無料で資料請求可能です。ぜひLPOツールを比較する際や稟議を作成する際にご利用ください。
目次を閉じる
LPOツールとは
LPOツールは、Webサイトの解析やユーザー行動分析、ABテストなどの機能を備え、データにもとづいてLPOを推進するツールです。専門知識がなくても担当者が簡単に使えて、PDCAサイクルを回せるため、コンバージョン率向上を目指す企業にとって重要なツールといえます。
LPOとは
LPOとは、Landing Page Optimizationの略で、日本語では「ランディングページ最適化」と呼ばれます。Webサイトに訪問したユーザーを商品購入や資料請求、会員登録といった具体的な行動へ誘導するためのコンテンツ改善を指します。
SEOやEFOとの違い
LPOはSEOやEFOと同様にWebマーケティングにおける施策のひとつですが、対象範囲が異なります。
SEO | LPO | EFO | |
---|---|---|---|
意味 | 検索エンジン最適化 | ランディングページ最適化 | エントリーフォーム最適化 |
対象範囲 | Googleをはじめとする検索エンジンでの表示 | ページへ訪問したユーザーの行動 | 各種フォームの入力率 |
SEOにより流入したユーザー向けにLPOやEFOでコンバージョン率を向上させるといった方針を取れるため、いずれかひとつではなくそれぞれで施策を検討するとよいでしょう。
LPOツールの主な機能
LPOツールには、ランディングページの最適化を効果的に進めるためのさまざまな機能が搭載されています。ここでは、代表的な機能である「流入経路ごとの表示ページ振り分け」と「ABテスト」について詳しく解説します。
流入経路ごとの表示ページ振り分け
LPOツールには、ユーザーの流入経路に応じて最適なページを出し分ける機能があります。たとえば、検索エンジンからの訪問者には情報収集ページを、広告からの訪問者には購買ページを表示するといった具合です。ニーズに合わせたコンテンツを提供することでコンバージョン率の向上に期待できます。
ABテスト
ABテストは、ランディングページの異なるバージョン(A案とB案)を作成し、どちらがより効果的かを検証する手法です。たとえばA案とB案でボタンの色を変え、どちらの方がクリック率が高いかを比較します。LPOツールでは、ABテストを自動化し、統計的に有意な結果を導き出せます。
LPOツールを導入するメリット
LPOツールを導入して得られるメリットは次のとおりです。
コンバージョン率向上による売上の拡大
LPOツールにてランディングページを最適化することで、訪問者のコンバージョン率が向上し、結果として売上の最大化につながります。コンバージョン率が向上すれば、同じWebサイトへのアクセス数でもより多くの顧客を獲得でき、ビジネスを成長させられます。
費用対効果の改善
LPOツールには、Webサイトのアクセス状況やユーザー行動のデータを分析する機能があります。データにもとづいて改善策を検討することで、無駄なコストを削減し、効率的に成果を上げられます。
ユーザー行動の分析による顧客理解
LPOツールでは、ヒートマップやクリックマップ、スクロールマップによってユーザー行動を可視化します。これらの機能によって、ユーザーがランディングページのどの部分に興味を持ち、どこで離脱しているのかを把握可能。ユーザーの行動を理解することで、効果的なコンテンツやデザインへつなげられます。
LPOツールの選定ポイント
LPOツールを選定する際には、いくつかのポイントがあります。代表的なポイントについて解説します。
分析機能
LPOツールに求めている分析機能を整理し、その機能が搭載されているサービスを選びましょう。たとえば次のような機能があります。
- アクセス解析
- ヒートマップ分析
- ABテスト
これらの機能のうち、LPOツールに求める機能はどれか、外部ツールでまかなう機能はいずれかを整理して選定に臨みましょう。
AI機能
AI機能を搭載したLPOツールは、データ分析や改善提案を自動で行ってくれるため、効率的にLPOを進められます。AI機能の有無や精度、活用範囲などを比較検討し、自社に合ったツールを選びましょう。
費用対効果
LPOツールの導入費用は、ツールによって大きく異なります。予算に合わせて、費用対効果の高いツールを選びましょう。PV数で料金プランを設定している場合が多いため、あらかじめ対象ページのPVを見積もっておくとよいです。
連携機能
LPOツールは、MAツールやアクセス解析ツールなど、他のマーケティングツールとの連携を可能な場合が多いです。連携機能を活用することで、データの一元管理や効率的な分析が可能になります。自社で利用しているツールとの連携が可能か確認し、ツールを選定しましょう。
サポート体制
LPOツールの導入や運用には、専門的な知識を必要とする場合があります。ツールを提供している企業のサポート体制が充実しているかを確認しましょう。電話やメールでのサポートはもちろん、トレーニングおよびセミナーを提供している企業もあります。
使いやすさ
LPOツールは、Web担当者やマーケティング担当者が日常的に利用するツールです。直感的に操作しやすい操作画面かを確認し、ストレスなく利用できるツールを選びましょう。
導入実績
LPOツールは、導入実績が多いほど信頼性が高いといえます。自社と似た業界や規模の企業での導入実績があるかを確認し、ツールの選定を行いましょう。導入事例や成功事例を参考にすると活用イメージも湧きやすく、一石二鳥です。
【AI搭載ツールあり】おすすめのLPOツール4選
おすすめのLPOツールを紹介します。
SiTestは、ヒートマップ解析やABテストなどWebサイト改善に必要な機能をオールインワンで提供する、Webサイト解析ツールです。SiTestには、次のような特徴があります。
- 豊富な解析・改善機能
- Web解析に精通したコンサルタントによるサポート
- はじめてでも安心して導入できるサポート体制
DLPOは、ABテスト、多変量テスト、パーソナライズといった機能を用いて、ランディングページやECサイトなどのコンバージョン率改善を支援するLPOツールです。DLPOには、次のような特徴があります。
- ABテスト、多変量テスト、パーソナライズに対応
- ランディングページ、オウンドサイト、ECサイトなどさまざまなサイトに対応
- AIによりパーソナライズする機能あり
Juicerは、ビッグデータと人工知能を活用した無料のユーザー分析DMPです。Juicerには、次のような特徴があります。
- サイト訪問者のペルソナを詳しく表示
- 訪問ユーザーの熱量やニーズを簡単に分析
- ポップアップ表示やABテストなどのアクション機能も充実
KAIZEN UX
KAIZEN UXは、WebサイトのUI変更やフォーム改善、パーソナライズコンテンツ表示など、UX改善を一気通貫でサポートするサービスです。KAIZEN UXには、次のような特徴があります。
- 単一のタグ追加でUIを容易に変更可能
- フォーム改善メソッドを独自に保有
- ユーザー属性や行動履歴にもとづいたパーソナライズコンテンツ表示
LPOツールを活用しCVR改善と売上の最大化を
LPOツールは、Webサイトのコンバージョン率向上を目指すうえで便利なツールです。課題や目的に合わせて最適なツールを選び、効果的なLPO施策を実施することでCVR改善を目指しましょう。
LPOツールを選ぶ際には、必要な機能が備わっているか、PV数や機能に見合う費用であるかなど踏まえて検討します。あわせて各サービスの口コミも見ておくとよいでしょう。