LPOツール比較10選!コンバージョン最大化の手法

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- LPO(ランディングページ最適化)とは?
- LPOの必要性
- CVRを最大化させるLPOツールで対策しよう!
- ボクシルがおすすめするLPOツール10選
- KARTE
- Dockpit
- eMark+
- Kaizen platform
- DLPO
- Visual Website Optimizer
- WebAntenna
- どこどこJP
- Gyro-n EFO
- Optimizely
- LPを改善する際のポイント
- ファーストビューで欲しい情報が目に入るようにする
- 訴求点を強調したレイアウトにする
- CVにつながるボタンを強調する
- リンク元や検索結果の画面とWebページのコピーを一致させる
- スマートフォンでも見やすいように工夫する
- LPOの手法
- ABテストLPO
- ターゲティングLPO
- LPOでより多くのユーザーに使われるサイトを作る
- BOXILとは
LPO(ランディングページ最適化)とは?
LPはLanding Page(ランディングページ)の略で、ユーザーが最初にアクセスしてきたページを意味します。ランディングページには商品の購入や会員登録などCV(コンバージョン)を獲得するためのコンテンツが設置されていることもあり、ユーザーがアクセスしてきたページ上で購入や登録など、ユーザーが望む行動を取りやすい状態であることが求められます。
LPOとはLanding Page Optimizationの略で、このランディングページを「ユーザーがアクションしやすいように最適化」する施策のことを指します。
LPOの必要性
現代は類似のサービスや商品が多数存在し、それらの情報もすぐに手に入るようになったために、ユーザーは消費活動上、常に多くの選択肢を持っています。
そんな中で、「サービスの強みがわかりづらい」「商品の申し込みが手間」などの阻害要因を少しでも発生すると、ユーザーはその選択肢を即座に除外します。
それらの阻害要因を少しでも軽減し、欲しい商品を購入できたり会員登録できるなど、ユーザーが最適な答えに向かってアクションが取れるようにするためにLPOが必要なのです。
CVRを最大化させるLPOツールで対策しよう!
ランディングページのCVRを最大化させるためのポイントは
- 訪問者の特徴を分析するユーザー分析
- 複数クリエイティブから最適なものを選ぶABテスト
を行うことです。
これらの分析やテストを自動で行い、データを蓄積し、打ち手を考えることができるツールがLPOツールです。近年は、人工知能(AI)を用いて自動でページを最適な表示に変えてくれるLPOツールまで出ています。
この記事ではLPO施策を行いたいがリソースの確保が難しいというWeb担当者に役立つLPOツールを紹介します。
ボクシルがおすすめするLPOツール10選
KARTE - 株式会社プレイド
- サイトの構成要素をブロックで管理・編集
- ライブラリ保存でよく使うブロックをスムーズに呼び出し
- セグメントを掛け合わせた配信条件でブロックを表示
KARTE(カルテ)は、Webサイトを任意のブロックで管理できるLPOツールです。ブロックの単位は自由に決められ、ブロックごとにフォーム入力やドラッグ&ドロップなどで編集できます。
流入経路やセグメントで情報を出し分けたり、ABテストで施策を比較検証したりできるので、目的にあわせた調整に役立ちます。表示数やクリック数をブロックごとに自動計測してくれるので、施策検証と改善を効率よく行えます。
Dockpit - 株式会社ヴァリューズ
- LPOにおけるニーズ分析をサポート
- ターゲットユーザーのWeb行動を詳細に分析
- 適切なキーワードをリスト化
Dockpit(ドックピット)は、LPOにおけるターゲットのニーズを分析するツールです。ターゲットとなるユーザーの行動パターンや意識などの特徴を分析し、ユーザーが求めている情報を具体的に把握することができます。検索ボリュームやかけ合わせキーワード、類似ワードなどの関連ワード、流入サイトなどから、効果が見込めるキーワードがリスト化されるので、狙うべき適切なキーワードの選定が可能です。ターゲットとするユーザーの心に響くLPの作成をサポートし、コンバージョンを促します。
eMark+ - 株式会社ヴァリューズ
- 国内30万人以上の消費者モニターによる市場調査
- ターゲットユーザーを抽出し行動を分析
- 競合サイトの分析から市場動向をキャッチ
eMark+(イーマークプラス)は、国内30万人以上の消費者モニターを持つ市場調査ツールです。モニターから得られる「ユーザーのリアルな声」と日々のインターネット行動履歴より、ユーザーが本当に興味のあることや必要としている情報が具体的に分かります。年齢や性別など、さまざまな属性をもつユーザーからターゲットとなるユーザーを抽出し、どのようなサイトやコンテンツをよく見ているかをランキングで把握可能です。さらに、競合サイトの集客状況やCVを詳しく調査することで、市場の動きをスピーディーにキャッチし、自社サイトの改善に役立てられます。
Kaizen platform
- 大勢のグロースハッカーからの改善提案
- 専任サポートチームのフォロー
- ツール提供だけにとどまらない、分析代行や事業全体への改善提案が得意
Kaizen Platformは、フリーランスのグロースハッカーが多く登録しています。企業は、グロースハッカーからサイトの改善案を提案してもらい、実際に発注できます。導入はJavaScriptを一行埋め込むだけで完了します。また、専任のサポートチームが導入から運営までをサポートするので、運用は安心です。近年は分析代行やコンサルテーションに軸足を置いており、ツール提供以上の価値を発揮することも出来る企業です。
DLPO - DLPO株式会社
- ユーザーに最適化されたページでCVR最大化
- 各種DMP・アクセス解析・タグマネジメントツールと連携
- 充実のカスタマーサポート
DLPOは、DLPOは大手企業サイトを中心に、のべ700社以上に利用されているLPOツールです。独自のテストエンジンを搭載しており、自動的にビジュアルやアクションボタン、流入元などの組み合わせを加味して、高速にテストを行えます。CVR最大化と国産ツールならではの徹底したPDCAサポートが強みです。
Visual Website Optimizer - 株式会社アッション
- 優れたA/Bテスト機能
- 訪問者の行動を深く分析
- 直感的に伝わるレポート機能
Visual Website Optimizerは、テストページに均等にユーザーを配分し、どのページが1番パフォーマンスが良いか分析可能です。サイト訪問者の行動をヒートマップやクリック分析で細かく分析します。分析の結果は、デザイン性の優れた、直感的に理解できるレポーティング機能でわかります。
WebAntenna
- サイト側への変更なしでABテストができる
- 3パターン以上同時に検証可能
- LPの配信比率を任意に設定できる
WebAntenna(ウェブアンテナ)は各種広告の成果貢献度を簡単に評価できる広告効果測定ツールです。広告の効果を計測・分析する機能がメインですが、ユーザーが広告をクリックした時に遷移先のURLを出し分けるというABテストも行えます。コストをかけて誘導した広告経由の流入者もすぐに離脱してしまっては意味がありません。重要な広告経由の流入者のABテストでLPO対策を行うだけでなく、詳細な広告効果も検証できるところが魅力ですね。
どこどこJP
- IPアドレスから地域最適化
- 連携ツールで詳しい分析が可能
- 堅牢なセキュリティー
どこどこJPは、サイト訪問者のIPアドレスから地理情報を分析し、最適なLPを表示します。Googleアナリティクスなどの連携ツールを活用することで、BtoBアクセス解析ツールにカスタマイズが可能です。金融機関などで利用される高いセキュリティーを採用しているので、安心して自社のデータをクラウド上に保管できます。
Gyro-n EFO
- ユーザーに合わせた訴求で的確に誘導
- アクセス解析の手間を削減
- 新たなページ作成の手間を削減
Gyro-nは、ユーザーの属性や行動履歴、閲覧状況に合わせて、いくつかのコンテンツを差し替えます。CVRに応じて、その中から効果の高いものへ最適化します。既存のページにタグを挿入するだけで、表示切替えが可能で、LPの新しい作成は不要です。
- 自由度の高いテスト設計
- 細かい条件でのターゲティングが可能
- 多くの外部ツールと連携
Optimizelyは、デザインの変更をほとんどすべて管理画面から行えます。また、デバイスの種類や参照元などで細かくターゲティングが行えるので、精度の高い効果測定が可能です。Googleアナリティクス、Universal Analytics、Adobe Analyticsなどと連携しているので、今利用しているものをそのまま使い続けられます。
LPを改善する際のポイント
LPOを進めるうえで改善すべきポイントについて解説します。
ファーストビューで欲しい情報が目に入るようにする
ユーザーがWebページを評価するのは3秒~5秒と言われています。その間に、ユーザーが求めてる情報が必ず目に入るようにしましょう。
訴求点を強調したレイアウトにする
競合が多く存在するようなサービスでCVを獲得したい場合、訴求点が適切に配置されているかに注意しましょう。
他のサービスと検討しているときに、サービスの特長がうまく伝わらないとCVにはつながりません。
CVにつながるボタンを強調する
「無料体験申し込み」「資料請求」など、CVにつながりボタンはしっかりと強調しましょう。ボタンの位置を明確にしておかないと、ユーザーはボタンを探すことに面倒を感じて離脱してしまいます。
リンク元や検索結果の画面とWebページのコピーを一致させる
「広告をクリックした場合」
「検索結果からクリックした場合」
いずれの場合もユーザーはそのコピーに魅力を感じてクリックしています。魅力を感じたコピーとWebページ本体のコピーが違うと離脱する可能性が高くなります。
スマートフォンでも見やすいように工夫する
細かいことですが、パソコンの画面上だけでなく、スマートフォンで閲覧したときの見やすさにもこだわる必要があります。事実、CVRの高いLPでは必ずと言っていいほど、スマートフォンでも見やすいように工夫されています。
(LPの代表的な例)
LPOの手法
次に、具体的なLPOの手法について紹介します。
ABテストLPO
ABテストは最もよく使われる手法です。
まずキャッチコピーやレイアウトを変えた、LPのパターンを複数用意します。そして、検証する要素以外はすべて同じ条件にし、一定期間テストを行います。結果としてCVR(コンバージョン率)が高い方を採用するというのがABテストのやり方です。
ターゲティングLPO
ターゲットLPOは、異なったニーズを有するユーザーをターゲット化して分類し、ニーズに最も合致するWebページを表示するという手法です。この分類化セグメント化と呼びます。
代表的なものとして、検索されたキーワードごとに表示画面を変更するというやり方があります。
たとえば、「勤怠管理 ICカード」と検索するユーザーは勤怠管理システムの中でも、ICカードを活用できるサービスを探していると推測できます。そのようなユーザーに対しては、ICカードを前面に押し出したLPに誘導することでCVRの上昇が見込めます。
他にも、訪問者のIPアドレスから都道府県を特定し、地域ごとに異なるページを表示するなどのやり方や、曜日や時間でページを変更したり、性別や年齢によって変更したりするやり方があります。
これらのLPOはCVRを向上させるうえで非常に有効です。そしてこれらの手法は、「どれだけユーザーにとって便利で、魅力的なものであるか」を伝えられるかが勝負どころです。
ユーザーが何を求めているか、ユーザーにとって面倒であることは何か、を検証してユーザーの目線に立ってより良いLPを追求することでより良いサイトを作りましょう。
LPOでより多くのユーザーに使われるサイトを作る
LPOは、サイト訪問者に見込み顧客になってもらうためのものです。せっかくサイト訪問されても、ユーザーのニーズを満たせずコンバージョンにつながらなければ意味がありません。より多くのユーザーに利用されるサイトを作るために、LPOツールを利用することをぜひ、ご検討ください!
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