オンプレミス型のビジネスチャット比較!クラウドとの違い・おすすめ企業
ビジネスチャットの各サービス資料を厳選。無料でダウンロード可能です。効率的な情報共有、タスク管理、リモートワークなどさまざまな目的で導入されるビジネスチャットの比較にお役立てください。
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オンプレミス型のビジネスチャットがおすすめの企業
業務連絡や必要ファイルの共有など、ビジネスにおけるコミュニケーションの効率化に欠かせないのがビジネスチャットです。
ビジネスチャットの導入形態にはクラウド型とオンプレミス型の2種類があります。オンプレミス型は自社の保有するサーバーにソフトウェアをインストールして運用するタイプ、クラウド型はサービス事業者が運用するサーバーを利用するタイプです。
それぞれの特徴とおすすめの企業規模は次のとおりです。
項目 | クラウド型 | オンプレミス型 |
---|---|---|
特徴 | ・コストが安い ・オンライン上で利用可能 ・手間が少ない ・セキュリティがツール依存 |
・高度なカスタマイズが可能 ・セキュリティが強固 ・コストが高い ・ITスキルが求められる |
おすすめ企業規模 | ・ベンチャー企業 ・中小企業 ・大企業 |
・大企業 |
オンプレミス型のビジネスチャットの特徴
オンプレミス型は、自社の保有するサーバーにソフトウェアをインストールして、ビジネスチャットを運用するシステムです。情報システムが社内のネットワーク内で完結するため、外部からのアクセスが制限されるといった特徴があります。
オンプレミス型のメリットは、セキュリティが強固であること、高度なカスタマイズが可能であることです。社内のネットワークで運用し、外部からのアクセスが制限できるため、ウイルスの感染や不正アクセスといったリスクを低減できます。また、自社のサーバーを利用するため、自社に必要な機能の追加や利用中のシステムとの連携がしやすいです。
一方で、システムの維持や管理のために定期的なメンテナンスが必要になったり、インフラ整備が必要だったりするため、クラウド型と比較してコストが高くなる傾向にあります。また、システムの構築と運用を自分たちで行う必要があるため、専門的なITスキルが求められます。
クラウド型のビジネスチャットの特徴
クラウド型は、サービスの事業者が提供するサーバーを利用し、インターネット上でビジネスチャットを運用するシステムです。ソフトウェアを所有せずに利用できるため、インターネットを利用できるデバイスであれば場所を選ばずに利用できるといった特徴があります。
クラウド型のメリットは、コストが安いこと、手間が少ないことです。サービス事業者が提供するサーバーを利用するため、利用登録が終わればすぐに使えます。また、サーバーといったインフラを自社で用意する必要がないため、コストがオンプレミス型と比較して安価です。
一方で、インターネットを介して利用するため、オンプレミス型と比較するとセキュリティリスクが高い傾向にあります。セキュリティ対策はツールに依存するため、暗号化やアクセス制限といったセキュリティ対策が施されているかの確認が重要です。また、カスタマイズがオンプレミス型よりは柔軟ではないため、すでに利用しているシステムと連携ができるか導入前に確認しておきましょう。
オンプレミス型のおすすめビジネスチャット比較
代表的なビジネスチャットの中から、オンプレミスに対応したおすすめのビジネスチャットを比較して紹介します。
- アクセス制限やネットワーク分離といったセキュリティ対策が充実
- 社内外のユーザーをすべて管理できる
- チャットボットといった外部システムと連携が可能
ChatLuckは、ビジネスにおける情報共有とコミュニケーションを効率化させるビジネスチャットです。インターネットと分離した状態でもチャットができるため、安全にメンバーとコミュニケーションが取れます。また、中継サーバー機能を利用することで、テキストチャットといった無害データのみを内部ネットワークに中継可能です。そのため、チャットを介したウイルス感染といったリスクを低減できます。
クラウド、オンプレミスの両方に対応しているのが特徴です。ニーズに合わせてビジネスチャットを導入できます。
Rocket.Chat
- 充実したサポート体制
- 直感的に操作ができる
- 無料トライアルから始められる
Rocket.Chatは、クローズ環境で利用できるオンプレミス型のビジネスチャットです。チャット機能、ファイル共有機能、ビデオ通話機能、タスク管理・カレンダー機能を標準で搭載しているため、コミュニケーションの効率化ができます。サポート体制が充実しています。カスタマーサポートとFAQボットを設けているため、24時間いつでも対応可能です。
また、システム連携が豊富です。スマートウォッチといったデバイスと連携が取れるため、屋外にいる従業員との連絡がスムーズになります。書類や業務に必要な資料の共有も簡単なため、迅速な情報共有とペーパーレス化が可能です。
Chat&Messenger - 株式会社 Chat&Messenger
- チャット機能、Web会議、勤怠管理、文書管理といった機能を一元化
- クラウド型、オンプレミス型の両方に対応
- インターネットが接続できない環境でもWeb会議やビデオ通話ができる
Chat&Messengerは、ビジネスチャットやスケジュール、ワークフローといった業務を一元化できるビジネスチャットです。LAN環境であれば、サーバーは不要でユーザーを自動認識してくれるため、アカウント登録や難しい設定なしで利用できます。
Web会議をブラウザだけで簡単に利用できます。従業員がどこにいてもWeb会議が開けるため、リモートワークの促進が可能です。また、会議を録画や議事録の作成もできます。さらに、リアルタイムで勤務状況を可視化できます。
オンプレミス型とクラウド型の両方に対応しているため、企業規模に応じて柔軟な導入が可能です。
- 業務に必要な機能と強固なセキュリティを搭載
- 導入支援から運用支援まで幅広いサポート
- 幅広いシステムと連携が可能
Tocaroは、社内外におけるビジネスコミュニケーションを効率化するビジネスチャットです。豊富な機能と強固なセキュリティを搭載しています。グループチャットは、ファイル共有やプロジェクト管理などができるため、迅速な情報共有が可能です。
また、ワークフロー機能を用いることで仕事の抜け漏れを防ぎ、依頼確認の手間を省けます。セキュリティは、アクセス制限やチャットログのエクスポート、端末管理といった機能を搭載しているため、安全に利用可能です。
導入支援から運用支援までのトータルサポートがあるため、社内に定着しやすいです。
DiSCUS
- シンプルな設計であるため、誰でも利用可能
- 充実したセキュリティ対策
- ChatGPTやGeminiといったAIを活用可能
DiSCUSは、シンプルな設計でシステムに不慣れな方が利用しやすいビジネスチャットです。ビジネスチャットに必要な機能に特化させ、シンプルな設計にすることで多くの方が利用しやすいツールです。
完全国産のビジネスチャットツールでSaaS版でやり取りした内容は、すべて国内のデータセンターで保護されています。さらに、アクセス制限や端末制限、多要素認証といった機能を備えているため、セキュリティが強固です。
また、ChatGPTやGeminiといったAIを利用することで、アイデア出しや文章作成といった業務の効率化ができます。AIが内容を学習しないため、情報漏えいの心配もありません。
オンプレミス型のビジネスチャットを導入する際の注意点
オンプレミス型は、クラウド型と比べてコストが高い傾向にあります。サーバーやネットワーク機器など、システム構築を自分たちで行う必要があるため、高額な初期費用が必要です。
さらに、システムの維持、管理のために定期的なメンテナンスやアップデートが必要です。そのため、ランニングコストがかかる点も注意しなくてはなりません。
また、オンプレミス型はシステムの構築や保守に手間がかかります。サーバーの設置やシステムの構築、セキュリティ対策など、高度なITスキルが求められます。そのため、ITスキルを持った技術者がいるか、いない場合は外部委託で対応できる人材を確保できるかを確認するのが重要です。
ビジネスチャットは自社に合った形態で導入する
ビジネスチャットを選ぶ際は、機能や料金だけでなく、導入形態にも気を配りましょう。
たとえば、迅速なコミュニケーションを取れれば問題がない、ベンチャー企業でコストをあまりかけられないといった場合はオンプレミス型は向いていません。
オンプレミス型はカスタマイズ性が高く、セキュリティが強固である点は魅力ですが、自社でシステム構築するため、手間がかかります。また、コストも高額になる傾向があります。
導入に時間がかかったりコストが高額すぎて継続できなかったりすると、業務の効率化にはつながらないでしょう。自社の規模に合わせたツールを選ぶことが重要です。
自社に合うツールを選ぶには、各ツールの内容を比較してください。気になるツールの資料をダウンロードして自社に合うのか検討してみましょう。