Salesforceと連携可能な電子契約システム11選!連携メリットも

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Salesforceと連携可能な電子契約システム11選
Salesforceと連携可能な電子契約システムを11サービス紹介します。API連携だけではなく、Salesforce専用の連携システムのあるサービスが多いです。
- Salesforceの登録情報をもとに帳票作成・送信・契約管理ができる
- 帳票作成は別途行い、Salesforceの顧客に対してクラウドサインで電子契約も可能
- 対面契約を行った顧客情報をSalesforceに連携して保管できる
クラウドサインは、利用シーンに合わせたオプションでSalesforceと連携ができる電子契約システムです。次のようなオプションがあり、それぞれがSalesforceと連携することで、クラウドサインをより便利に利用できます。
オプション名 | 概要 |
---|---|
クラウドサイン Sales Automation | 顧客からの問い合わせ、顧客管理、申込書や契約書作成・締結といった営業プロセス全体を自動化・効率化できる。 |
クラウドサイン for Salesforce | Salesforce上で管理されている顧客情報に関連させて、書類のアップロードから送信までをスムーズに行える。 |
クラウドサイン NOW | 対面で契約した情報をSalesforceに保存できる。 |
さまざまなシーンで契約業務を行う事業者がクラウドサインとSalesforceの連携機能を活用すれば、業務効率を大きく向上させられるでしょう。
Docusign - ドキュサイン・ジャパン株式会社
- Salesforceからワンクリックで署名依頼が可能
- さまざまな連携機能で契約業務をさらに効率化
- Salesforce内で設定可能な契約書を一から作成できる
ドキュサインの電子署名は、さまざまな連携機能でSalesforceと連携できる電子契約システムです。ドキュサインの電子署名におけるSalesforceとの連携機能の一部を下表にまとめています。
機能名 | 機能説明 |
---|---|
Docusign eSignature for Salesforce | Salesforceから直接契約書送信・データ取得・ステータス確認ができる機能。締結済みの文書保存も可能。 |
Docusign eSignature for Salesforce CPQ | Docusign eSignature for Salesforceと同様の機能に、見積書送信機能が付加されている機能。 |
Docusign CLM for Salesforce | 標準化した作業の自動化、複雑になってしまったワークフローの統一などにより、契約のライフサイクルを合理化できる機能。 |
Docusign Gen for Salesforce | Salesforce内で構築できる契約書を作成できる機能。 |
Docusign for Salesforce Apex Toolkit | ドキュサインの電子署名をSalesforceアプリに統合するカスタムソリューションを開発できる機能。 |
これらの機能によって、ドキュサインの電子署名はSalesforceと連携ができます。契約業務そのものや、契約業務に関連する業務までを効率化したい場合は、ドキュサインの電子署名のSalesforce連携機能が役立つでしょう。
マネーフォワード クラウド契約 - 株式会社マネーフォワード
- Salesforce上のデータから1クリックで契約書作成と・送付が可能
- 申込書を一覧で確認可能で、回収漏れを防止できる
- 申込書はSalesforceとマネーフォワード クラウド契約どちらでも管理できる
マネーフォワード クラウド契約は、「マネーフォワード クラウド契約 for Salesforce」のオプションに申し込むことでSalesforceとの連携機能を利用できます。連携することで、Salesforce上のデータから1クリックで契約書作成や送付ができる機能が利用可能になり、データから契約書作成にかかっていた転記時間を大幅に短縮可能です。
そのほかにも申込書の一覧確認機能で回収漏れを防止したり、申込書をSalesforceとマネーフォワード クラウド契約の双方で管理できたりするため、管理面でもメリットは大きいです。契約書の作成から送付を少しでも迅速に行いたい事業者は、マネーフォワード クラウド契約 for Salesforceの利用を検討しましょう。
電子印鑑GMOサイン - GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社
- Salesforceに登録された取引先にSalesforce上で署名依頼が可能
- Salesforceの顧客情報に紐づけて契約書を管理できる
- 帳票作成から保管、管理に至るまでがシームレスに行える
電子印鑑GMOサインは、Salesforceとの連携によりシームレスな顧客管理を実現した電子契約システムです。オプション機能として「電子印鑑GMOサイン for Salesforce」を提供しており、このオプションを利用することでSalesforceとのシステム連携が可能になります。
Salesforceと電子印鑑GMOサインを連携すると、Salesforceで管理されている取引先の情報を差し込んでの文書作成や、Salesforce上での契約進捗確認、契約後の情報管理ができます。契約書の作成から管理までをシームレスにSalesforce上で行いたい場合は、電子印鑑GMOサイン for Salesforceオプションの利用を検討しましょう。
SMBCクラウドサイン - SMBCクラウドサイン株式会社
- Salesforceと連携できるクラウドサインと同一のシステム
- メガバンクの厳格なセキュリティ水準で契約書の情報を保護
- 国内大手金融グループのSMBCグループでの導入ナレッジを活かしたサポート
SMBCクラウドサインは、株式会社三井住友フィナンシャルグループと弁護士ドットコム株式会社の両社で設立した合弁会社「SMBCクラウドサイン株式会社」が提供する電子契約システムです。内部のシステムには弁護士ドットコム株式会社が運営するクラウドサインを利用しているため、Salesforceとの充実した連携機能もそのまま利用できます。
つまり、機能面においてはSalesforceとの連携含めクラウドサインとの違いはありません。しかし、SMBCクラウドサインは大手金融グループへの導入ナレッジがあることと、メガバンク水準の厳格なセキュリティが確保されている強みがあります。大手金融グループのサポートや厳格なセキュリティといった安心感の中、電子契約を安全に行いたい事業者にはSMBCクラウドサインは最適な選択肢です。
Adobe Acrobat Sign - アドビ株式会社
- SalesforceとAdobe Acrobat Signの連携でワークフローが大幅に効率化
- さまざまなSalesforceアプリと連携し、契約書の作成や送信、保存ができる
- 数クリックのみでセールス文書のテンプレートを自動化可能
Adobe Acrobat Signは、Salesforceとの連携により契約書作成から署名、締結までの高速化に強みのある電子契約システムです。Sales Cloud・Service Cloud・Financial Services Cloudといった、よく利用するSalesforceアプリとの連携で契約書の作成や送信から保存までを行えます。
さらに、追加費用がかからずに利用できるDocument Builderを駆使すれば、セールス文書の迅速な作成も可能です。契約業務をより効率化して契約プロセスを迅速に行いたい事業者には、Adobe Acrobat SignのSalesforce連携機能がおすすめです。
- Salesforceフローを活用して独自のカスタマイズが可能
- 添付されたファイルをSalesforceに取り込める
- 登録したテンプレート文書を使い一括で大量の文書作成が可能
freeeサインは、オプション機能の「freeeサイン for Salesforce」を利用することでSalesforceとの連携を可能にします。それぞれのシステムを連携すると、Salesforceフローを活用し独自のフローで文書作成・送信や、本人確認書類をはじめとする添付ファイルのSalesforceへの取り込みが可能です。
さらに、人材派遣業や介護・保育施設など、多くの同一文書を作成する業務の多い事業者には、文書レコード一括作成機能も便利です。同じ内容の契約を大量に取り交わす事業者では、freeeサイン for Salesforceの導入メリットが大きいでしょう。
WAN-Sign - 株式会社NXワンビシアーカイブズ
- Salesforceを含む顧客管理システムとAPI連携が可能
- Web-APIによりSalesforceだけではなく、そのほかの多くのシステムとも連携できる
- 基幹業務システムと連携することで証跡書類に電子署名やタイムスタンプを自動付与
WAN-Signは、Web-APIを提供することにより、Salesforceをはじめとする多くのシステムと連携可能な電子契約システムです。すでに導入している基幹システムと連携し証跡書類に電子署名やタイムスタンプを自動付与できるほか、大量の書類に一括署名を行う、署名依頼メールをカスタマイズするなどが可能です。Salesforceはもちろんのこと、API連携ができるシステムとはほぼ連携が可能なため、API連携で契約業務の効率化したい事業者は、WAN-SignのAPI連携機能を活用して効率化を実現しましょう。
ContractS CLM - ContractS株式会社
- Salesforceとの連携で、指定したタイミングでの契約書作成ができる
- 契約書作成タイミングになった際に利用する契約書テンプレートを指定できる
- 締結した契約書のステータスやリンクをSalesforceに連携可能
ContractS CLMは、株式会社ストラテジットが設計・開発したアプリ「ContractS CLM to Salesforce」により、SalesforceとAPI連携ができます。これまで課題だったそれぞれのシステムに契約情報の二重入力が必要なこと、契約締結状況を手作業で入力していたことを解決すべく、ContractS CLM to Salesforceが開発されました。
ContractS CLM to Salesforceが開発されたことにより、Salesforceの指定した項目が任意の値になったときに契約書を自動で作成できるようになりました。また、契約書自動作成時には詳細な条件設定のうえ、任意のテンプレートを指定して契約書を作成できます。契約書作成タイミングやテンプレート選択を自動化したいのであれば、ContractS CLM to Salesforceを活用した、ContractS CLMの利用がおすすめです。
Dropbox Sign - Dropbox Japan 株式会社
- ドキュメントの準備から締結・管理までを自動化できる
- Salesforceデータを自動入力して契約書の作成ができ、迅速な契約ができる
- Salesforce上での操作により契約書のテンプレートを作成可能
Dropbox Signは、簡単なクリック操作でSalesforceと連携し、契約業務の効率化が図れる電子契約システムです。契約書の作成から締結・管理までをSalesforceとの連携により自動化することで、ノンコア業務である事務作業ではなく、本来集中するべき売上を伸ばすための営業活動に集中できます。Salesforceとの連携により契約書のテンプレートもSalesforce上で作成できるため、何度も同じ契約書を作るムダな手間からも解放され、より重要な業務にリソースを投下できます。
LegalForceキャビネ - 株式会社LegalOn Technologies
- Salesforceと連携した電子契約システムと連携可能
- AIが契約書の情報を自動で抽出し、管理台帳まで作成
- ISMS認証取得や第三者機関のぜい弱性診断で強固なセキュリティが確保されている
LegalForceキャビネは、Salesforceと連携できる電子契約システムである、クラウドサイン・電子印鑑GMOサイン・ドキュサインの電子署名と連携できるAI契約管理システムです。電子契約システムで提携した契約書をLegalForceキャビネで管理することで、Salesforceと間接的に連携しつつ、契約業務や契約書管理業務を効率化できます。
Salesforceとの間接的な連携機能のほかにも、契約情報から自動で管理台帳を作り、契約類型の確認や判断をAIがサポートする機能も搭載しています。このAI機能はLegalForceキャビネの強みの1つです。AI研究部門があることや京都大学との共同研究を行っていることが、LegalForceキャビネの最先端AI契約ソリューションを支えています。契約締結までではなく、その後の管理も最新AI技術で効率化したい事業者に、LegalForceキャビネは向いています。
Salesforceと電子契約システムを連携するメリット
Salesforceと電子契約システムを連携するメリットには次のようなものがあります。
- Salesforce上の取引先データを契約書作成に利用できる
- 帳票作成から締結までがシームレスに行える
- 契約書をSalesforceのオブジェクトに紐づけて一元管理できる
Salesforce上の取引先データを契約書作成に利用できる
多くの電子契約システムでは、Salesforce上の取引先データを契約書作成に利用できます。電子契約システムと顧客管理システムが連携していない場合、顧客情報を一つひとつ契約書に転記する作業が必要で、手間と時間がムダにかかります。また、転記の際にコピーミスで顧客情報を誤ってしまうことで、情報流出やクレームが発生する可能性があることは大きなリスクだといえるでしょう。
このような事態を避けるためにも、Salesforceと電子契約システムの連携は役立ちます。Salesforceに登録された情報から契約書を作成することで、ムダを最小限に抑えつつリスクも回避しながら契約業務が行えることは、Salesforceと電子契約システムの連携の大きなメリットです。
帳票作成から締結までがシームレスに行える
Salesforceの機能を利用すれば、帳票作成から契約締結までがシームレスに行えます。次のようなフローが確立できれば、契約業務は大きく効率化できます。
- 顧客の問い合わせ情報をもとに、Salesforceへ自動で情報を登録
- Salesforceの情報をもとに電子契約システムで契約書の作成・送付・締結
- 締結した契約情報を利用してSalesforceで管理
Salesforceと連携できる電子契約システムにはこれらのフローが行えるものもあるため、まずは一部の自動化からでも推進し、少しずつ自動化による業務効率改善を目指しましょう。
契約書をSalesforceのオブジェクトに紐づけて一元管理できる
契約書をSalesforceのオブジェクトに紐づけて一元管理できることも、Salesforceと電子契約サービスの連携メリットです。Salesforceのオブジェクトに紐づけて契約情報を管理することで、Salesforceを確認するだけで契約内容やステータスの確認ができます。システムそれぞれで同じ顧客の情報を管理するのではなく、連携によって情報を1つのシステムに集約することでシナジーが生まれ、業務はより効率化できます。
さらに、契約ステータスがSalesforce上で一目でわかることで、申込書の回収や契約の更新の漏れを防止できることも、電子契約システムとSalesforceの大きな連携メリットといえるでしょう。電子契約システムだけ、もしくはSalesforceだけではカバーできない点をそれぞれのシステムで補うことで、システムは相互に機能を補完し、より便利になります。
Salesforceは電子契約システムとの連携でより便利になる
Salesforceは単体でも非常に便利なシステムであるものの、電子契約システムとの連携によりより大きな効果を発揮します。Salesforceからの情報を利用し電子契約システムで契約データを作成することや、契約データをSalesforce上で一元管理し漏れなく顧客を管理できれば、業務はさらに効率化できます。
本記事で紹介したシステムはそれぞれがSalesforceとの連携に強みのあるシステムです。現在抱えている契約業務の課題や困難を解決できるものをしっかりと見極めて、最適なシステムの導入を進めましょう。

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