エクセルの割り算・掛け算のやり方 | 四捨五入・切り捨て・あまり関数の計算方法

最終更新日: 公開日:
エクセルでの割り算と掛け算のやり方について、四捨五入・切り上げ・切り下げの「ROUND関数」や、あまりを求める「MOD関数」まで、エクセル初心者向けに図を用いて計算方法をわかりやすく網羅的に解説します。
エクセルの割り算・掛け算のやり方 | 四捨五入・切り捨て・あまり関数の計算方法

マイクロソフト社が提供するエクセルは資料作成・分析業務には欠かせない表計算ツールです。しかし、関数や独自のルールが多く意外と「割り算」や「掛け算」のやり方を知らない人も多いのではないでしょうか。

本記事ではエクセルの「割り算(÷)」「掛け算(×)」などの基本的な四則演算の方法を図を用いて詳しく解説します。「今さら誰かに聞けない…」という方は必見です。

エクセルでの割り算(÷)のやり方

エクセルでの割り算のやり方は「/(半角スラッシュ)」という記号(演算子)を用います。エクセルで単純な割り算をするだけなら関数は必要ないです。「÷」を入力しても何も起こらないので注意しましょう。

エクセルの割り算の関数 記号「/」の前に割られる数を、「/」のあとに割る数を入れると計算できる

また記号の「/」は半角です。Macの方は「英数」を、Windowsの方は「caps lock」を押してから「/」を押してください。 

Windowsのやり方

Macのやり方

では、実際にエクセルを使って割り算の方法を説明します。図を載せているのでぜひ試しながら読んでください。

エクセルの割り算方法①:数値÷数値

まずは「数値÷数値」の計算にエクセルを用いる方法です。D3列に「12÷3」の結果を表示させたい場合は以下の2つの方法があります。

  • セルを指定し数式バーに「=12/3」と入力
  • セルに直接「=12/3」と入力

以下の図を参考に実際にやってみてください。解の4が表示されます。この際、エクセルで関数や計算を行う時は前に「=」を入れなければならないことを注意してください。これを忘れ「何も表示されない」という方は意外に多いので慣れない方は気をつけてください。

エクセルの掛け算の計算式

エクセルの割り算方法②:指定のセル÷数値

セルを指定して割り算の計算式とやり方を解説します。先ほどのD3のセルを指定して「D3÷4」をD4に入力してみましょう。

この場合も「=D3/4」という数式をD4に入力するだけです。これは「セル÷セル」でも可能なのでぜひ試してみてください。

エクセルの掛け算の計算式

エクセルの掛け算(×)のやり方

次にエクセルの掛け算(×)のやり方を説明します。掛け算も「×」ではできず、記号の「*(アスタリスク)」を使用します。

エクセルの掛け算のやり方

こちらも半角にした後「け」のキーボードを押します。WindowsもMacも変わらないので下図を参考にしてください。

キーボードの説明

それでは実際にエクセルを使って掛け算をやっていきます。

エクセルの掛け算方法①:数値÷数値

「2×3」の結果をC3に出したい場合は割り算と同じく、数式バーかC3のセルに直接「=2*3」と入力します。実際にやってみると解の6が表示されるはずです。

エクセルの掛け算方法

エクセルの掛け算方法②:指定のセル×数値

上の計算式で出したC3の解を使って「セル×数」を解説します。読者の方も「C3×2」の結果をC4に反映させてみてください。

これも「=D3*2」を入力するだけで自動に計算してくれます。「セル×セル」も同じ要領でできます

エクセルの掛け算方法

オートファイル機能で一気に割り算も可能

セル指定での割り算なら列ごとに一気に計算を行うことも可能です。計算したセルをもとにオートファイル機能を使用し、セルの右下に出る十字マークを「ドラッグしてしたまま下に引っ張る」or「ダブルクリック」すれば自動で計算してくれます。

エクセルの四則演算早見表

本記事では割り算と掛け算に重点を置いて解説していますが、足し算・引き算を知りたいという方は以下の四則演算表を参照してください。表の「演算子」とは、計算を行うために必要な記号のことを指します。

エクセルの四則演算早見表

エクセル割り算の四捨五入・切り捨て・あまり

基本的なエクセルでの割り算、掛け算の方法を説明しました。

ここからは少し応用的に関数・テクニックを利用した四捨五入や切り捨て、あまりの計算方法について解説していきます。最初は少し難しいですが、これさえ覚えれば大体の計算には対応できるので、頑張って覚えましょう。

エクセルの割り算は関数で切り捨て・四捨五入できる

端数処理とは「四捨五入」「切り上げ」「切り下げ」のことです。

以下、エクセルの割り算で使用できる関数と使い方を解説します。これらの関数は非常に似ているので1つを覚えれば応用が可能です。四捨五入「round関数」を例に解説していきます。

  • 四捨五入:round関数
  • 切り上げ:roundup関数
  • 切り下げ:rounddown関数

エクセルの割り算で四捨五入できる関数(round)

たとえば、round関数で「24÷5」を四捨五入し、整数表示したいとします。その場合、式は以下のようになります。

エクセル関数を使用した割り算の四捨五入

round系の関数は「()の中に2つの数字を入力すること」「位を数字で指示すること」が最大の特徴です。

画像のように、前半の数字は表示させたい数字・式を入力し、後半の数字は四捨五入・切り上げ・切り下げの位を指定します。

上記の例は「整数表示」、つまり小数点第一位を四捨五入したいので「0」を入力しています。この変えたい桁に対応した数字は以下のようになっています。

  • 小数点第一位:0
  • 小数点第二位:1
  • 小数点第三位:2

実例で解説します。以下の図を見てください。

割り算の関数の例

上図ではコンマの後ろに「1」を入力し、小数点第二位を繰り上げた形で表示しています。つまり、元々「5÷4=1.25」であるところを「小数点第二位の四捨五入」で1.3と表示しているのです。

エクセル割り算の切り上げの関数(roundup)

基本的な式はround関数と同じです。指定した位で切り上げを行います。

エクセル割り算の切り下げの関数(rounddown)

こちらも基本的な計算式はround関数と同じで、指定した位で切り下げる処理を行ってくれます。

エクセルの割り算であまりを計算する

エクセルの割り算であまりを出したいときに使う関数がMOD関数です。以下でMOD関数の使い方を説明します。

たとえばMOD関数で「18÷5」の余りを求めたいとします。その場合、計算式は以下のようになります。

エクセル割り算のあまり計算式

これを実行すると、以下のように表示されます。

あまりの計算の例

このようにMOD関数は「18÷5=3あまり3」と処理し、あまりである3を表示するという働きをします。

エクセルの掛け算で関数を使用する場合

掛け算自体が「*」で実行できるのは上述のとおりですが、3つ以上の数の掛け算や数が大きい場合に有用なProduct関数を紹介します。

たとえば下図のB2・B3・B4のセルに入っている「999」「444」「13」をかけ合わせたいとします。

エクセルの掛け算の関数の例

この場合、「*」を使った掛け算と「product関数」を使った掛け算では以下のように異なります。

エクセルの掛け算の関数

このように、「*」を使った通常の掛け算よりも省略できる部分が多くなるというのがProduct関数の特徴となります。より多くの数をかけ合わせたいというときに便利な関数です。

エクセルの割り算は関数で応用ができる

エクセルは社会人には必須ともいえるスキルです。今回紹介した四則演算は基本ではありますが、エクセル自体はビジネスにおいて非常に重要なスキルです。

ぜひ本記事で基本を身につけ、生産性向上につなげましょう。