【新機能】G SuiteでExcel・WordなどOfficeファイルを直接編集可能にする方法【裏ワザあり】

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記事の情報は2019-04-18時点のものです。

「Office編集機能」は、Googleスプレッドシート、Googleドキュメント、Googleスライドを使って、Googleドライブ上でOfficeファイル(Excel、Word、Powerpoint)を直接編集できる機能です。OfficeとG Suiteのドキュメントが混在するチームの効率アップに役立つので覚えておきましょう。
【新機能】G SuiteでExcel・WordなどOfficeファイルを直接編集可能にする方法【裏ワザあり】

※画像はグーグル公式ブログより

2019年4月に開催された「Google Cloud Next '19」では、G Suiteに関するさまざまな新機能が発表されました。

なかでもユーザーからの反響が特に大きかったのが、Googleスプレッドシート、Googleドキュメント、Googleスライドを使ってGoogleドライブ上でOfficeファイル(Excel、Word、Powerpoint)を直接編集できるという「Office編集機能」です。

たとえばExcelとGoogleスプレッドシートなど、G SuiteとOfficeの両方を使っているという企業は少なくありません。GoogleドライブにアップロードしたOfficeファイルを編集すると新たに拡張子の違う別ファイルが生成されてしまうので、これまでファイルの社内共有や編集に不便を感じていたユーザーも多いことでしょう。

この新機能のリリース後は、Googleドライブ上からOfficeファイルの直接編集できるようになります。加えてコメント、および共同作業も可能になるのも嬉しいですね。

G SuiteからOfficeファイルを直接編集する方法

直接編集する方法は次のとおり。追加設定不要で、Officeファイルの直接編集が可能です。

(1)GoogleドライブにアップしたOfficeファイルをダブルクリック
(2)ファイルプレビュー上部にある「Googleドキュメント(シート、スライド)で開く」をクリック
(3)編集、共有、バージョン履歴の表示、他のユーザーとのリアルタイムでの共同作業などが可能
(4)行った変更がすべてもとのOfficeファイルに保存される(別ファイルに変換されない)

サポートされるファイルの種類・注意点

G Suite上で直接編集できるファイルの種類は次のとおり。なお、Office 2007よりも古いWord、Excel、またはPowerPointの文書をG Suite上で編集した場合、これまで同様ファイルは新しい形式で保存されるので注意しましょう。

  • Wordファイル: .doc、.docx、.dot
  • Excelファイル: .xls、.xlsx、.xlsm(マクロ有効Excelファイル)、.xlt
  • パワーポイントファイル: .ppt、.pptx、.pps、.pot

Office編集機能リリースは2019年4月17日以降

グーグル公式ブログによると、新機能はリリース発表の 1 週間後(2019年4月17日)から5月中にかけて段階的に適用されるとのことです。

さっそく4月17日、G SuiteにExcel、Word、Powerpointの文書ファイルをアップロードして直接編集を試してみましたが、記事執筆時点(4月17日17時)ではまだ直接編集はできませんでした。翌18日にも試してみましたが不可能。正式なリリースが待たれます。

2019年4月18日時点ではGoogleドライブで直接編集はできないので、正式リリースを待ちたい

実はすでにChrome拡張機能で代替できた

新機能リリースが待てない!と思った方に裏ワザを紹介します。知ってさえいれば裏ワザでもなんでもないのですが、実は、グーグルは以前から、直接編集を可能にする拡張機能を提供していました。

グーグルが提供する拡張機能で直接編集が可能

Chromeストアから「ドキュメント、スプレッドシート、スライドで Office ファイルを編集」を追加し、Office文章(docxファイル)をGoogle上にアップロードします。直接編集(テキスト入力)すると自動保存されます。

テキスト入力してみる

編集後、Googleドライブ上で確認してみると、ファイル変換されず同一ファイルで保存できています。

別のファイルは生成されない

Office編集機能は、OfficeとG Suiteのドキュメントが混在するチームの効率アップに役立つ機能です。一刻もはやい正式リリースが待たれますが、それまではChromeアドオンの拡張機能で代替運用するのも一つの手でしょう。