Apple Watch Series 4は今が買い、比較レビューと4つの活用法 - 全方位死角なしのスマートウォッチ

最新型のApple Watch Series 4発売から約8か月。性能は格段にアップしているが、十分に活用できているだろうか。Series 4と3を比較レビューするとともに、Apple Watchのオススメ活用法を紹介する。

Apple Watch Series 4は今が買い、比較レビューと4つの活用法 - 全方位死角なしのスマートウォッチ

ウェアラブルデバイス市場が数年前から盛り上がりを見せている。その中でもダントツでシェアを伸ばし続けているのが、Apple Watchだ。最新型のApple Watch Series 4が発売されたのは、2018年9月。かれこれ8か月が経とうとしているが、多くのユーザーから支持されている。

初代以降、徐々に性能をアップデートしてきているが、充分に活用できているだろうか? 併売されているApple Watch Series 3との差はどうなのか。

初代Apple Watchから使ってきた著者の使い方を挙げながら、Series4と3を比較レビューし、オススメしたい4つのApple Watch活用法を紹介する。

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Apple Watch Series 4 & 3徹底比較

左がApple Watch Series 4、右がSeries 3

現行の最新版は2018年9月に発売されたApple Watch Series 4だが、Series 3もいまだ併売されている。Series 4になってさまざまな点がスペックアップされたが、私の周りのガジェッター達からは、「Series 3でも充分なのでは」という声が聞こえてくる。

かくいう私もSeries 3ユーザーを使い続けている1人だが、Series 4を1週間使ってみて感じたことをお伝えしたい。

(1)スペック比較

まずは両モデルのスペックをご覧いただきたい。価格と、性能や使用感に関わると思う部分のみを抜粋した。

Apple Watch Series 4 Apple Watch Series 3
価格 (GPSモデルのみ) ¥45,800(税込 ¥49,464) ¥31,800 (税込 ¥34,344)
ケース 44mm(表示領域:759平方mm) 40mm(表示領域:977平方mm) 38mm(表示領域:563平方mm) 42mm(表示領域:740平方mm)
厚さ 10.7mm 11.4mm
チップセット 64ビットデュアルコア S4プロセッサ デュアルコアS3プロセッサ
心拍センサー 第2世代 第1世代
Digital Crown 触覚的反応あり 触覚的反応なし
ディスプレイ ・感圧タッチ対応 ・LTPO OLED Retinaディスプレイ ・1,000ニトの輝度 ・感圧タッチ対応 ・OLED Retinaディスプレイ ・1,000ニトの輝度
Bluetooth Bluetooth 5.0 Bluetooth 4.2

※スペック情報はApple 公式サイトより引用、抜粋

Series 4と3のスペック差を見ると、Series 4は随分進化したように思える。3度目のリニューアルということもあり、Appleは新技術を惜しみなく搭載してきたのだと感じられる。

(2)両モデルの差を感じる点

スペックが最新であることに超したことはないが、一番大切なのは使用感である。

両者の価格差がさほどなければ間違いなく新しいSeries 4をオススメするだろうが、GPSモデルにおける税込みの価格差は1万5,120円だ。初めてのApple Watchならなおさら、購入モデルに悩む価格差である。

ディスプレイサイズ

Series 4を実際に使ってみて感じた、Series 3とのもっとも大きな差はディスプレイサイズだ。

普段私はプライベートでSeries 3の42mmを使用しているのだが、今回レビューのために使用したのはSeries 4の40mm。4を腕に付けた感触は、3の42mmほどのゴツさもなく、初めてAppleの店頭で見たときも小さくて使いにくそうだと思っていた。

しかし、使ってみないと分からないものだ。正直Series 4では、全くといっていいほどディスプレイが狭くて使いづらいと感じなかった。

表示領域を比較すると、私が以前から使っているSeries 3、42mmが740平方mm。今回使ったSeries 4、40mmが759平方mm。

左がApple Watch Series 4、右がSeries 3

Series 4は大小2つのモデルともに筐体は2mm大きくなっているのだが、ディスプレイの表示領域は30%も広くなっているのだ。数値上はSeries 4の方が少し広いくらいだ。

これは正直、店頭で少し触っただけでは気付けなかった。上の写真を見てもらっても、その差が分からないのではないだろうか。両モデルのディスプレイ形状が違うせいかもしれない。40mmの筐体で、42mmと同等の見やすさが担保されるのなら、小さい方がいいと率直に感じた。

このディスプレイ、多くのユーザーから高評価を得てきたが、米国時間5月8日、2019年の「ディスプレイ・オブ・ザ・イヤー」を受賞したそうだ。The Society for Information Display(SID)という米国の機関が付与するもので、ディスプレイ表示領域の拡大だけでなく、バッテリー性能の向上も評価されたらしい。専門家からも認められているのだ。

Siriの反応速度

2つめに大きく感じた差は、音声アシスタント「Siri」の反応速度である。

本記事後半の活用編でも述べるのだが、Apple Watchを使ったSiriのユーザビリティはかなり良く、私は1日の間に利用する場面が多々ある。当然、反応が早いほうが良いのだが、これは圧倒的にApple Watch Series 4の方が上だった。

AppleWatch 3 Siri 起動テスト

AppleWatch 4 Siri 起動テスト

※紐付けしているのは両モデルともに同じiPhone8のiOS12.2(5月8日時点で最新バージョン)

反応速度を比較してみると圧倒的である。

Series 3が2分56秒からの表示となっているのは、反応までのタイムラグの分なのだろうが、使用する時には、少しでも早く反応して欲しい。
イメージしてもらえば分かると思うが、起動したかどうかをApple Watchのディスプレイを数秒間覗き込んで待つというのはスマートではない。

このあたりは、Series 4で64ビットになったS4プロセッサや、Bluetooth 5.0の性能差なのかもしれない。

(3)両モデルの差を感じない点

反対に、あまり差を感じなかった点は、大雑把に言えば上記以外の点である。

まず厚さは0.7mm薄くなっている。比較してみると確かに薄くなったことを実感できるのだが、装着していてその差を感じたことはなかった。

心拍センサーも見た目こそ大きく変わったが、Series 3との性能差は感じられなかった。またDigital Crownの触覚フィードバックは確かに感じられるのだが、必要かといわれると正直必要ないと思う。

ディスプレイはLTPO OLED Retinaディスプレイに変更されたとあるが、特にキレイになったという印象は受けない。バッテリー持ちの点で性能を発揮しているのかもしれないが、普段使っていても分からない程度だ。

新旧モデルの差を感じないと言うとネガティブに捉えてしまうことが多いが、1点、差を感じ無いからこそ良かった点もある。

それは、Series 4でディスプレイの端が丸くなった点だ。

Series 4からディスプレイの角が丸くなった

iPhoneもX以降、ディスプレイの端が丸くなったしまったことが嫌で私は今もiPhone8を使っているのだが、Apple Watchに関しては、その点は全く気にならなかった。

今回使ってみて、Apple WatchではiPhoneのように写真や動画を見るような使い方をしないからだと気付いた。角が丸くなったおかげで表示領域も広くなって、むしろ良かったとも言える。

購入の際には、上記のような差の有無をどう捉えるか、どの機能を使いたいかによって、選ぶべきモデルが決まるかもしれない。

オススメのApple Watch活用法

では、Apple Watchを購入したら、どんな使い方があるのか。

Apple Watchは、さまざまなアプリケーションを導入することで、iPhoneと連携して便利に使える。私が普段から使っていて便利だと感じる活用法を紹介したい。

(1)ヘルスケア関連

Apple Watchのようなウェアラブルデバイス市場が拡大している背景に、ヘルスケア関連市場の盛り上がりがある。実際にヘルスケアに特化したウェアラブルウォッチはApple以外にもたくさん出ているし、その点だけに特化してみれば、他社で性能が上のものもある。

しかし、性能は私にとって充分だし、ヘルスケアと時計以外の後述するような機能を1台で済ませられるデバイスを他に知らないので、Apple Watchを利用している。

健康の維持管理の面で私が使用しているのが「ヘルスケア」アプリだ。

Apple Watchは、「睡眠分析」「消費カロリー」「歩数」「スタンド時間」「エクササイズ時間」「心拍変動」など、健康に関わる多くの項目を計測してくれる。

さまざまな項目を計測、表示してくれる

いちいち計測したい項目に特化したデバイスを持ち歩くことなく、意識しないところで計測したデータをiPhoneやクラウド上に蓄積してくれるというのが素晴らしい。データ共有のために、常時iPhoneをポケットに入れておく必要もない。

計測したデータはApple Watch上に表示できるうえ、事前に登録した目標を達成した時や、達成までの残りの数値などを振動と表示で適時リマインドしてくれる。

目標達成も通知

仕事の帰り道でリマインドされた歩数が、もう少しで目標達成と知った時には、「帰ってから少し走ろうかな」とか「前の駅から歩いてみようかな」と思わせてくれる。消費カロリーも表示できるので、ダイエット中の女性などにもぜひオススメしたい。

その他にも、1時間以上座り続けていると1度立つことを促してくれたり、深呼吸を提案してくれたりと、細かな設定をしなくても健康面のサポートをしてくれる機能も持ち合わせている。

(2)ワークアウト関連

Apple Watchは、ワークアウトをする際にも自分にあったアプリを選んで活用できる。複数のサードパーティー製アプリケーションをiPhoneにダウンロードし、Apple Watchと連携して使うことができるのは良い点だ。

私はこれまで「Runtastic」「Nike Run Club」の2つのアプリをApple Watchと連携して使ってきた。それ以前にも「Nike fuel」という活動量計を使っていたのだが、「Nike Run Club」に移行する際に、突如サービスが終了してしまいデータの同期が取れなくなってしまった。そんなことがあったため、現在はApple純正のワークアウトアプリを使用している。

純正のワークアウトアプリをApple Watchで活用する際に一番助かっているのが、Siriを使った音声でのアプリケーション起動だ。

私は、よくサイクリングでのワークアウトを行っているのだが、ありがちなのはワークアウトの開始時にアプリを起動し忘れるということだ。そのような時、アプリのボタンを押すのは正直面倒である。そこで、Siriによる音声入力の出番である。

信号で止まった時などに、片手は自転車のグリップを握ったまま、Apple Watchを付けた左腕を顔に近づけて「Hey Siri」と呼びかければ、声でワークアウトの機能を呼び出せる。

ワークアウト 起動テスト

同様に、ワークアウト終了時にもSiriで終了できるので、とても重宝している。

他にもランニングやフットサルなど、雑音の入る屋外で利用することが多いのだが、Apple Watch Series 4のマイクは誤認識することなく起動してくれた。Series 3も同じことはできるがたまに誤認識があった。スペック上はマイク性能の向上に関する記載はなかったが、Series 4でのスペックアップを感じた。

Apple WatchはGPSも搭載しているので、走行した場所もマップ上に記録されるし、データはヘルスケア機能の「カロリー消費」「歩数」などとも共有される。

ランニング時に1kmごとに走行速度を教えてくれる機能もお気に入りだ。一定の速度で走りたいときも、記録を伸ばしたい時にも、この数値が目安になる。後から記録を知るのではなく動きながら成果を知れるので、走ることが楽しくなる。

どこで速度が落ちているかも分かる

(3)ビジネスユース関連

ヘルスケアやワークアウトには関心がないという人にも、オススメできるのがビジネスユースだ。ビジネスシーンでApple Watchが真価を発揮するのは「通知」機能である。

私はビジネス、プライベートともにタスク管理に「gTasks Pro」というアプリを用いている。Google謹製のアプリなのだが、googleカレンダーに登録したスケジュールとの同期機能など使いやすい点が魅力的で、かれこれ7年ほど使っている。

毎朝、その日のスケジュールを立てる時に実行する時間を決めたタスクは、この「gTasks Pro」に登録してリマインドさせるようにしている。

やはり手元で通知を確認できるのは便利だ

iPhoneだとポケットに入れていても振動に気付かないことがあるが、常に腕に付いているApple Watchならば必ず気付けるのだ。

通知の繰り返し機能を使えば、ルーチンワークも1度の登録で済むし、日時だけでなく特定場所に来たら通知をするという機能もあるので、使い勝手は抜群だ。

事務作業や読書時には、純正の「タイマー」アプリを利用している。

普段から作業の生産性を高めるために、「ポモドーロテクニック」を実践しているのだが、これは、仕事や勉強、家事などのタスクを25分間続けた後に5分の休憩を取るという時間管理術である。集中力を維持して生産性を向上する術としてすでに実践されている方もいらっしゃるだろう。ネット上にたくさんの情報があるので、ここではポモドーロテクニックの詳細については割愛する。

カフェで作業などをしているときには、25分経ったことを音を鳴らさずに通知してほしい。もちろん、iPhoneのタイマーアプリを使えばバイブレーション機能で知ることができるが、机の上に置いていると通知の振動で「ガタガタ」と音が鳴ってしまうし、ズボンのポケットに入れるのも座り心地が悪いので好んで行いたいとは思わない。

その点、Apple Watchを機内モードにして利用すれば、「gTasks Pro」同様周りに迷惑もかけず、他の通知に邪魔されることもなく、腕の振動で気付くことができる。

操作はもちろん「Hey Siri」で

設定にも余計な手間がかからない。シームレスに「リラックス」と「集中」の2つの環境を作ることができる。いちいちボタンを押さずとも、「Hey Siri」と呼びかけるだけでタイマーを起動できるのも嬉しい。

なお、ポモドーロテクニックに特化したアプリもいくつか出ているので、使い勝手をより良くしたいという方にはそちらもオススメしたい。

この他にも、メールやLINE、Facebook Messengerの通知も役立っている。ただし、必要無い通知によって作業の生産性を落としてしまうことがあるので、通知の有無を選別した方がよいことについても言及しておきたい。

(4)電子決済関連

おそらく、Apple Watchの機能として使わない日がないのが「Apple Pay」機能だ。

特にSuicaは、定期券、コンビニやカフェ、レストランなどなどさまざまな場面で利用している。以前、家に財布を忘れて出かけ電車内で気付いたことがあったが、その後ずっと外で過ごしても何一つ困ることはなかった。

「こんなところでも使えるのか」と驚いたのがホテルだ。たまに都内のホテルに宿泊する機会があるのだが、先月利用したホテルの現地決済にApple Payが使えたので、Apple Watchを利用した。

また、長距離移動の場面だと、JALの飛行機に搭乗する際、事前に「Wallet」に搭乗券を登録しておくとペーパーレスでの搭乗が可能だった。利用したことはないのだが、東海道新幹線のエクスプレス予約(ネット予約)サービスでも利用できるらしい。

紙のチケットはもちろん、スマホすら出す必要がない

最近キャッシュレス決済が広まっているが、そこでもApple Watchが使える。

先日のゴールデンウィーク期間中にセブン-イレブンでの利用で70%のポイントを還元するキャンペーンで有名になったメルペイもiD決済に対応しているため、Apple Watchの「Wallet」に登録すると利用可能だ。

メルカリが始めた「メルペイ」決済もApple Watchで。自販機での支払いも便利

ポイントカードのPontaも「Wallet」に登録すると利用できる。しかも、Apple Watchを1度レジにかざすだけで、ポイントを貯めるのと支払いが同時に行えるので、スマホのポイントカードのバーコードを読み取らせてから別途決済という2度手間は必要ない。

ポイントカードも持ち歩かなくてよい

都内で利用したコインロッカーも、Apple PayのSuica払いで利用できた。料金の決済と鍵の機能をSuicaに持たせているのが素晴らしい。腕に付けっぱなしのApple Watchなら、鍵を無くす心配も無用だ。

増加している交通系ICカード対応のコインロッカー

このように、モノやサービスの購入におけるほとんどのことが、腕に付けたデバイスで済んでしまうのだ。

ズボンの後ろポケットの常連だった長財布は、バッグの中へと居場所を変えた。財布を取り出すこと無く、腕を上げるだけで決済が済んでしまうのは、とてもスマートだと感じる。

Apple Watch、一度使えば手放せない

数々のウェアラブルデバイスの中からApple Watchを好んで使うのは、1つのデバイスで多くのことを完結できるという利点があるからだ。

ヘルスケアも、ワークアウトも、ビジネスも、電子決済も。このデバイス1つであらゆることを済ませることができる。だからこそ、Apple Watchを私は使っていこうと思うのだ。

ここでは紹介しなかったが、Apple Watchを付けているだけでMacBookのロック解除をしてくれる機能や、Apple WatchをタップすることでiPhoneの音楽を探してくれる機能なども私は使っている。

生活のさまざまなシーンでApple Watchは活躍する。皆さんもぜひ、自分に合った使い方を見つけて、Apple Watchを使い倒してもらいたい。