大手キャリア回線のドコモ・au・ソフトバンクを利用していたけれど、もう少し安くてお得なスマートフォンに乗り換えたいと考えている方が多いと思います。
そこでおすすめなサービスは、毎月の利用料金が安くて済む仮想移動体通信事業者(MVNO)の提供する格安SIMです。
ですが月額料金や使用料金が安くなると、通信速度のパフォーマンスが悪くなるのではと疑問に思うと思います。
こちらの記事では通信速度重視の方必見の格安SIMの徹底比較や、おすすめの格安SIMを紹介します!
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格安SIMの通信速度について
格安SIMの通信速度について次の2つのポイントから見ていきましょう。
大手キャリア回線との差は?
格安SIMの通信速度と大手キャリア回線の通信速度の差は、関係性から違いがあります。
大手キャリア回線は、回線を独自に構築しサービスを提供しています。一方で、格安SIMは回線を借りサービスを提供しています。
つまり格安SIMは大手キャリア回線が無ければ、サービスを提供できないことになります。
また、格安SIMは借りている大手キャリア回線の通信エリアに依存します。
通信速度にも同じことが言え、借りている回線の量や時間帯によって変動します。
これは現実世界の車が走る道路に置き換えができ、多くの車で渋滞していればなかなか前に進めません。逆に車が少なければ、快適に道路を走れます。
さらに初めて買ったスマートフォンは、大手キャリア回線であれば専用の回線のみ使えるようにSIMロックが施されています。
つまり使えるスマートフォンも限られてしまいます。
格安SIMは5Gに対応している?
格安SIMは、5Gに対応しているブランドが存在します。
5Gとは正式名称を「5th Generation(第5世代移動通信システム)」といい、「高速・大容量」・「超高信頼・低遅延」・「多数同時接続」などの特徴があります。
格安SIMはこれまで大手キャリア回線の通信エリアを借りつつ、格安でサービスを提供できることを強みに顧客を集めつつありました。
一方、大手キャリア回線もメインブランドだけでなく、「ahamo(docomo)」・「UQモバイル(au)」・「ワイモバイル(Softbank)」などサブブランドを展開しています。
また、手軽さや安さだけでなく5Gに対応するなど技術面でもシェアを広げています。
そうなると格安SIMの専売特許は失われてしまうため、後発ではあるものの格安SIMにおいても5Gに対応しシェアの巻き返しを図りつつあります。
【乗り換え安心】通信速度抜群の格安SIM7選を比較
乗り換え安心な通信速度抜群のおすすめの格安SIM7選は次のとおりです。
- UQ モバイル
- OCN モバイル ONE
- mineo
- Y!mobile
- BIGLOBEモバイル
- IIJmio
- 楽天モバイル
一つずつ項目を解説します。
UQモバイル
UQモバイルは、運営会社「KDDI株式会社」および「UQコミュニケーションズ株式会社」がサービスを提供する仮想移動体通信事業者(MVNO)のサブブランドです。
大手キャリア「au」をメインブランドとして持ち、回線を間借りしてサービスを提供しています。
「ずっとお得な料金」「au 4G LTEでサクサクつながる」「たっぷり使えるお得なプラン」「データに強いから安心」「乗り換えも買い替えもOK」「auショップでも申し込み可能」など、UQモバイルが選ばれるポイントがあります。
料金プランは「くりこしプランS:1,628円(税込)」「くりこしプランM:2,728円(税込)」「くりこしプランL:3,828円(税込)」などがあります。
OCN モバイル ONE
OCN モバイル ONEは、運営会社「エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社」がサービスを提供する仮想移動体通信事業者(MVNO)のブランドです。
大手キャリア「ドコモ」の回線を間借りして、サービスを提供しています。
「docomo回線通信品質二期連続・総合1位評価獲得」・「セット購入部門(総合満足度)最優秀賞三冠達成」など、OCN モバイル ONEは安心と信頼の実績があります。
料金プランは「月額3GBコース:878円(税込)」・「月額6GBコース:1,188円(税込)」・「月額10GBコース:1,628円(税込)」などがあります。
mineo
mineoは、運営会社「株式会社オプテージ」がサービスを提供する仮想移動体通信事業者(MVNO)のブランドです。
大手キャリア「ドコモ」・「au」・「ソフトバンク」の回線を間借りして、サービスを提供しています。
「格安SIMアワード2020下半期 総合満足度 最優秀」を始めとした複数の実績があり、「使う端末・料金プランを選べる」・「誠実でシンプルな料金・充実サポート」・「困ったときのコミュニティサイト」など選ばれる理由があります。
料金プランは「Aプラン」・「Dプラン」・「Sプラン」において「1GB:880円(税込)」・「5GB:1,265円(税込)」・「10GB:1,705円(税込)」・「20GB:1,925円(税込)」などがあります。
Y!mobile
Y!mobileは、運営会社「ソフトバンクモバイル株式会社」がサービスを提供する仮想移動体通信事業者(MVNO)のサブブランドです。
大手キャリア「ソフトバンク」をメインブランドとして持ち、回線を間借りしてサービスを提供しています。
「月々基本使用料990円(税込)から」・「ソフトバンクネットワークだから高速&高品質」・「安心の対面サポートでワイモバイルショップ・取扱店は全国におよそ4,000店舗」・「PayPayモールでお買い物が毎日お得」など、Y!mobileには優れた特徴があります。
料金プランは「シンプルS:2,178円(税込)」・「シンプルM:3,228円(税込)」・「シンプルL:4,158円(税込)」などがあります。
BIGLOBEモバイル
BIGLOBEモバイルは、運営会社「ビッグローブ株式会社」がサービスを提供する仮想移動体通信事業者(MVNO)のブランドです。
大手キャリア「au」・「NTTドコモ」の回線を間借りして、サービスを提供しています。
「大手通信事業者の通信回線を借りているため、設備コストがかからない」・「オンライン販売がメインで、実店舗にかかるコストを削減」・「ISP26年の歴史を持ち、長年の知識と技術でサービスを安く提供」など、格安SIMを安く提供できるサービスを行っています。
料金プランは「3ギガプラン:1,122円(税込)」・「6ギガプラン:1,727円(税込)」・「12ギガプラン:3,102円(税込)」・「20ギガプラン:5,082円(税込)」・「30ギガプラン:7,557円(税込)」などがあります。
IIJmio
IIJmioは、運営会社「株式会社インターネットイニシアティブ」がサービスを提供する仮想移動体通信事業者(MVNO)のブランドです。
大手キャリア「ドコモ」・「au」の回線を間借りして、サービスを提供しています。
「スマホとセットでずっと月額660円割引」・「光回線とセットmio割りでお得」・「安定した高速通信のIPoE(インターネットの次世代接続方式)が無料」などの特徴があります。
料金プランは「2ギガプラン:748円(税込)」・「4ギガプラン:968円(税込)」・「8ギガプラン:1,408円(税込)」・「15ギガプラン:1,738円(税込)」・「20ギガプラン:1,958円(税込)」などがあります。
※2021年9月1日時点の情報
楽天モバイル
楽天モバイルは、運営会社「楽天モバイル株式会社」がサービスを提供する仮想移動体通信事業者(MVNO)のブランドです。
楽天基地局の回線によるサービスの提供をしています。また大手キャリア「au」の回線を間借りして、サービスを提供しています。
「大手4キャリア総合満足度第1位」・「毎月使ったデータ分だけ支払う最適なワンプラン」・「Rakuten Linkアプリ利用で国内通話がかけ放題」などの特徴があります。
料金プランは「0~1GB:0円(税込)」・「1~3GB:1,078円(税込)」・「3~20GB:2,178円(税込)」・「20~無制限:3,278円(税込)」などがあります。
大手キャリアの通信速度で料金を下げる方法
大手キャリアの通信速度で料金を下げる方法は、次のとおりです。
- 大手キャリアの新ブランドを使う!
- ahamo
- povo
- LINEMO
一つずつ項目を解説します。
大手キャリアの新ブランドを使う!
大手キャリアの通信速度で料金を下げる方法のひとつに、大手キャリアの新ブランドを使う方法があります。
通信速度重視の方が通信速度のパフォーマンスの良い格安SIMへ乗り換えできますが、別の仮想移動体通信事業者(MVNO)のブランドに乗り換えるのは不安を感じる方も少なくないでしょう。
そんな方におすすめなのが、大手キャリアの信頼感がありながら月額のスマホ料金が安く抑えられている大手キャリアの新ブランドを使う方法です。
ahamo
ahamoは、運営会社「NTTドコモ」がサービスを提供する仮想移動体通信事業者(MVNO)のサブブランドです。
大手キャリア「NTTドコモ」をメインブランドとして持ち、回線を間借りしてサービスを提供しています。
「料金プランは1つのみ」・「データ通信量20GB」・「日本人が渡航する国95%をカバー」・「通話5分無料」・「スマホ代支払いは一括か36回払いか選べる」・「SIM飲み購入ならスマホ代金はかからない」などの特徴があります。
料金プランは「20GB(国内通話料金5分無料):2,970円(税込)」などがあります。
povo
ahamoは、運営会社「KDDI・沖縄セルラー電話」がサービスを提供する仮想移動体通信事業者(MVNO)のサブブランドです。
大手キャリア「au」をメインブランドとして持ち、回線を間借りしてサービスを提供しています。
「auの通信エリアは4GLTEの人口カバー率99.99%」・「複数の周波数で安定した通信品質」・「地下鉄・大型商業施設も安定通信品質」・「とにかくシンプルな料金プラン」などの特徴があります。
料金プランは「20GB(国内通話料金30秒22円税込):2,728円(税込)」などがあります。
LINEMO
LINEMOは、運営会社「ソフトバンク」がサービスを提供する仮想移動体通信事業者(MVNO)のサブブランドです。
大手キャリア「ソフトバンク」をメインブランドとして持ち、回線を間借りしてサービスを提供しています。
「2つの選べるプラン」・「700万種類以上の対象クリエイターズスタンプ使い放題」・「国内通話5分以内定額オプションが無料」・「10,000円相当プレゼントキャンペーン」などの特徴があります。
料金プランは「ミニプラン(3GB):990円(税込)」・「スマホプラン(20GB):2,728円(税込)」などがあります。
格安SIM・通信速度に関するよくある質問
格安SIM・通信速度に関するよくある質問は次のとおりです。
- 時間帯によって通信速度は変わりますか?
- 通信速度を測定・計測できますか?
- 格安SIMへのMNP、SIMロック解除方法を教えてください
一つずつ項目を解説します。
時間帯によって通信速度は変わりますか?
格安SIMは、時間帯によって通信速度に変化があります。通信速度は利用者の数によって、反比例すると言っても過言ではありません。利用者の増減は時間帯によって違いがあります。
- 朝~昼:比較的に利用者数が少ない時間帯
- 昼~夜:利用者が増え始める時間帯
- 夜~朝:利用者が一番多い時間帯
上記のとおり、時間帯による利用者の増減で通信速度は変化します。
またこれは格安SIMだけではなく、大手キャリア回線にも同じ現象があります。
ただし格安SIMは大手キャリア回線から通信エリアを間借りしているため、より通信速度の変化は顕著に現れます。
通信速度を測定・計測できますか?
格安SIMは、通信速度を測定・計測可能です。
格安SIMの通信速度を測定・計測する方法は、こちらのサイト格安SIMの通信速度計測で行えます。
格安SIMのデータ通信速度を計測・比較するサイトで、計測場所は兵庫県神戸市中央区です。
MVNO(仮想移動体通信事業者)は地域差があまりないため、別の地域に住んでいる方でも参考にできます。
格安SIMへのMNP、SIMロック解除方法を教えてください
格安SIMへのMNP、SIMロック解除方法の手順は次のとおりです。
手順1:動作確認済み端末なのか調べる
手順2:SIMロック解除の申請をする
手順3:MNP予約番号を取得する
手順4:格安SIMとプランを契約する
手順5:端末の初期設定を行う
一つずつ項目を解説します。
動作確認済み端末なのか調べる
転出元から転入先の端末で正常に動作するか調べます。
理由は通信帯域に違いがあり、端末によって対応していない場合があるからです。正常に動作するかどうかは、格安SIM公式サイトの動作確認済み端末からチェックできます。
SIMロック解除の申請をする
契約中のキャリアでSIMロック解除の申請を行います。
SIMロック解除をすることで動作確認済み端末であれば、携帯電話会社の枠組みにとらわれず使用可能です。
MNP予約番号を取得する
契約中のキャリアでMNP予約番号を取得します。
MNP転出をすることで、これまでと同じ電話番号を転入先の端末で使用可能になります。
格安SIMとプランを契約する
転入先の格安SIMとプランを契約します。
格安SIMでは「SIMカードのみ」か「SIMカードと端末」のサービスを選択します。またプランでは「音声通話SIM」か「データ専用SIM」のサービスを選択します。
端末の初期設定を行う
契約した端末の初期設定を行います。
送られてきたSIMカードを端末に挿入し、「回線の開通手続き」・「端末のAPN設定」・「端末のアクセス確認」など初期設定を行います。
まとめ
こちらの記事では通信速度重視の方必見の格安SIMの徹底比較や、また格安SIMのおすすめ7選について解説いたしました。
格安SIMの通信速度や乗り換え安心な通信速度の抜群な格安SIMについて、理解していただけたと思います。
ぜひこの機会に通信速度重視の格安SIMに乗り換えて、スムーズな送受信をできる格安スマホを手に入れましょう。
<参考サイト>
楽天モバイル 公式ホームページ
UQモバイル 公式ホームページ
BIGLOBEモバイル 公式ホームページ