BOXILが発表した「2026年上半期 BOXIL資料請求数ランキング」において、株式会社Techouseが提供する「クラウドハウス労務」が、労務管理システムカテゴリにおいて大企業向け1位を獲得しました。
従業員数が多く雇用形態も多様な大手企業では、既存のSaaS型システムで自社の複雑な要件を満たすのは困難です。そのため、結局は紙やExcelでの運用が残ってしまったり、高額なフルスクラッチシステムから脱却できなかったりといった課題が多く見られます。「クラウドハウス労務」は、そうした大手企業特有の「複雑な人事制度」に合わせられる高い柔軟性と、専任担当者による手厚い伴走支援で、大手企業から支持を集めています。
今回は受賞を記念し、株式会社Techouse クラウドサービス事業部 事業企画グループ マーケティングチームの小坂 舞子氏、権田 啓氏、平岡 郁菜氏にお話をうかがいました。大手企業に選ばれる「Fit to Strategy」という設計思想や、人事の工数を劇的に減らす仕組み、そして統合HRプラットフォームとしての今後の展望について深く掘り下げます。
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<お話をうかがった方>
株式会社Techouse クラウドサービス事業部 事業企画グループ マーケティングチーム
左から 権田 啓氏、平岡 郁菜氏、小坂 舞子氏
フルスクラッチとクラウドサービスのいいとこ取り 各社の戦略に寄り添う「Fit to Strategy」

——この度は「2026年上半期 BOXIL資料請求数ランキング」労務管理システムカテゴリ 大企業向けでの1位獲得、本当におめでとうございます。まずは改めて、「クラウドハウス労務」がどのようなサービスなのか、概要から教えていただけますか?
小坂氏: ありがとうございます。「クラウドハウス労務」は、主に従業員1,000名以上の大手企業様をターゲットにした、クラウド型の労務管理システムです。入退社手続きや社会保険関連の手続き、年末調整、身上変更、給与の電子明細の発行などに対応しています。
一般的なパッケージ型の労務システムに比べて、各社様の業務・勤務形態や、人事制度に合わせた柔軟な設計ができることが最大の特徴です。そのため、人事制度などが複雑な大手企業様に数多く選ばれています。
——大手企業に特化した柔軟性が強みとのことですが、他社サービスとの一番の違いはどこにあるのでしょうか?
小坂氏: そもそもの思想が他社様と違います。他社様のサービスの多くは「Fit to Standard」、つまりユーザー側がシステムに合わせて業務を調整するという概念で作られていることが多いかと思います。
一方、弊社のシステムは「Fit to Strategy」という理念を掲げています。イメージとしては、ブロック型のパーツを複数持っていて、それを組み立てて各社様の要件に合ったシステムを構築していく形です。各社様の人事制度の違いは、ある意味で経営戦略の1つであり、競争優位性を生み出す価値の源泉だと弊社は考えています。そこをシステム側がサポートし、各社様の強みを活かせるようにしています。
また、フルスクラッチで作れば要件には合わせられますが、コストが膨大になり、法改正時の変更も困難です。弊社の場合は、フルスクラッチのような高額な費用や多大な労力をかけることなく、一般的なクラウドサービスのような画一的な部分もありません。つまりフルスクラッチとクラウドサービスのいいとこ取りをしたようなシステムになっている点が、他社との大きな差別化ポイントです。
——しかし、それだけ柔軟にカスタマイズできるとなると、逆に導入が難しそうにも感じてしまいます。その点はどうサポートされているのでしょうか?
小坂氏: そこがもう1つの大きな強みでして、弊社では要件定義から構築、運用まで、各社様に専任のカスタマーサクセス担当がついて伴走支援いたします。人事のための時間が取れない、システムに詳しい方がいない、法改正に柔軟に対応するのが難しいといった企業様には、特にこの伴走体制をご好評いただいています。
例えば、これまで大量の帳票を使っていた企業様に対し、弊社のカスタマーサクセス担当が現状を整理し、よりシンプルな運用体制をご提案して整えられた事例などもあります。
直感的なUIとテンプレートが人事部門を救う
——手厚い伴走体制があるからこそ、安心して導入できるのですね。実際に「クラウドハウス労務」を導入された企業では、現場でどのような変化が起きているのでしょうか?
小坂氏: あるアミューズメント系企業様の事例なのですが、そちらでは数千名のアルバイトを抱えており、もともと他社様の労務システムを使っていらっしゃいました。労務管理の電子化はできたものの入力ミスが非常に多く、人事担当者2名が毎朝3時間もかけてエラーや差し戻し対応をしており、人事部の期待から外れてしまっている状況でした。
そこで弊社にリプレイスしていただいた結果、入力ミスが減り、この業務が8割削減されたそうです。空いた時間で、人事の方々は本来のコア業務に集中できるようになったとうかがっています。
——毎朝3時間のチェック作業が8割減に。それは劇的な変化ですね。なぜそれほどまでに入力ミスを減らせたのでしょうか?
小坂氏: 直感的に分かりやすいUI/UXに加えて、各社様の要件に合わせた細かな分岐やエラー表示(バリデーションチェック)を徹底しているからです。
例えば、他社様の入力フォームだと、その人には必要のない項目まですべて表示されてしまい、入力者が迷ってミスが起きたり、マニュアルを見ながら入力せざるを得なかったりします。弊社の場合は、例えば「1つの項目を選んだら、それに合わせた選択肢だけを出す」といった分岐ができるため、不要な項目は表示されません。エラー表示や補足事項などもカスタマイズした内容を表示できるため、ほとんどマニュアルがなくても迷わず入力していただけます。そのため、たとえば、これまでは店長がアルバイトスタッフから紙で申請情報をもらい、代理入力していたような場合でも、従業員が自分で申請できるようになり、店長の業務負荷を軽減できたという事例もあります。
また、ある1万人規模のシニアスタッフを抱える不動産管理会社様でも導入いただいたのですが、弊社選定の決め手は、圧倒的な操作画面のわかりやすさだとうかがっています。
——マニュアル不要で誰でも迷わず入力できるのは素晴らしいですね。入社手続きなど、複数の書類が飛び交うような複雑な業務はどのように効率化されるのでしょうか?
小坂氏: 正社員、アルバイト、派遣社員など、雇用形態によって必要な書類は異なります。紙やメールでの運用時代は、「正社員にはこの書類とこの書類を送って……アルバイトにはこれとこれを送って……」と手作業で対応しており、どうしても発送漏れや受け取り漏れが発生していました。
「クラウドハウス労務」では、例えばアルバイトの入社手続きに必要な書類をパッケージ化し、テンプレートとして設定できます。人事の方は、アルバイトの入社が決まったら、そのテンプレートを選んでボタンを押すだけで、必要なすべての手続きをご案内できます。さらに、誰がどこまで入力しているかの進捗も一目で追えるため、抜け漏れがなくなり、未提出者へのリマインドも簡単に行えます。
モバイルアプリ対応と統合HRプラットフォーム構想でさらなる進化へ
——「クラウドハウス労務」の柔軟性が、大手企業が抱えるリアルな課題を次々と解決していることがよく分かりました。今後、システムとしてさらに力を入れていく領域や、新機能の構想などはありますか?
小坂氏: 直近ではモバイルアプリをリリースしました。 業務用PCやメールアドレスを持たない店舗スタッフや工場の方などにとって、スマホで簡単に利用できることは非常に重要です。アプリであればプッシュ通知でリマインドが行えるため、今まで以上に手続き漏れを防げるようになります。
また、労務だけでなく、勤怠やタレントマネジメント・人事評価、ポータルなどの領域にも注力しています。今後は「クラウドハウスプラットフォーム」構想のもと、人事情報を1つのデータベースで一元管理できる統合HRプラットフォームを目指します。さらに、すべてのシステムにAIによるサポート機能も組み込んでいく予定です。
——人事情報がワンプラットフォームで統合され、AIのサポートも入れば、大企業の人事業務はさらに高度化しそうですね。最後に、現在「クラウドハウス労務」の導入を検討されている企業担当者様へ、メッセージをお願いします。
小坂氏: システムを入れたはずなのに、まだ一部に紙や人の手を介する運用が残っている。さまざまなシステムが乱立してしまい、結局業務が楽になっていない。古いスクラッチのシステムから脱却したいけれど、工数などを考えて身動きが取れずにいる。
そうした課題感をお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。今抱えていらっしゃるお悩みや困りごとを、弊社のシステムであれば解決できる可能性が非常に高いです。また、入社手続きのみ利用したい、基幹システムに連携させる形で申請部分のみ弊社システムを活用したいなどのご希望にも柔軟に対応が可能です。まずは現状の課題を具体的に教えていただければ、「こんなことまでシステム化できるの?」と感じていただけるご提案ができると思います。ぜひお気軽にお声がけください。
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