労務費とは | 労務比率の計算方法・人件費との違い

本記事で扱っている「労務費」は、労務管理システムでマネジメントできます。労務管理システムの機能・価格を比較したい方はこちらからご覧になれます。ぜひツール選定の参考にしてみてください。
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- キャンペーン:無料トライアル実施中サービスをまとめてご紹介
- 今さら聞けない会計用語「労務費」とは
- 会計だけじゃない!?労務費が発生する場面は?
- 2.労務費率とは
- 3.労務費と人件費の違いは?
- 4.間接労務費と直接労務費
- 直接工と間接工の違い
- 5.人事・労務担当者必見!2018年SaaS業界レポート
- 6.代表的なクラウド労務管理システム
- ジョブカン労務管理-株式会社Donuts
- 楽楽労務-株式会社ラクス
- 人事労務freee-freee株式会社
- オフィスステーション年末調整-株式会社エフアンドエム
- SmartHR(スマートエイチアール)-株式会社SmartHR
- サイレコ
- ARROW-株式会社S&A
- 7.労務費についての考え方を理解しよう
- ボクシルとは
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今さら聞けない会計用語「労務費」とは
労務費とは、わかりやすく説明すると「製品を生産するために使われた人件費のこと」を意味します。製造業や建築の現場で発生する人件費と考えるとイメージしやすいのではないでしょうか。
会計だけじゃない!?労務費が発生する場面は?
「労務費」という言葉自体は、会計以外の場面にも登場します。
たとえば、電気などの工事を工務店に依頼した際、見積書の中に「労務費」という項目が設けられている場合があります。このとき「労務費」は作業賃を指しています。
「労務費」について基本的な考え方がわかったところで、関連用語についても順に説明していきます。
2. 労務費率とは
労務費率とは、建設事業などで労災保険料を計算するときに用いられる値です。具体的には「請負金額に対する、賃金総額の割合」を示しています。
通常の事業で労災保険料を計算する際には賃金総額に労災保険料をかけますが、建設業の場合は賃金総額の正確な算出が難しいです。これは、工事は数次の請負で行われるため、下請負人に雇用される労働者の賃金把握が困難だからです。
そこで、特例として「賃金総額」ではなく、「請負金額×労務費率」で算出した額に、労災保険料をかけて金額を決定します。
労務費率は、工事の内容によって割合が細かく設定されています。
3. 労務費と人件費の違いは?
「労務費と人件費って同じじゃないの?」と思う方もいると思います。労務費と人件費にはどのような違いがあるのでしょうか。原価管理の考え方では、これらは違うものではなく、「人件費の一部が労務費」と考えるのが適切です。
人件費は、その目的によって複数の名前に分かれています。
製造・生産のために使われた人件費は「労務費」ですし、営業担当者の人件費は販売のために使われるため「販売費」、総務や経理などバックヤード業務に従事する人の人件費は「一般管理費」といいます。
4. 間接労務費と直接労務費
原価管理を行う際には、労務費自体を「間接労務費」「直接労務費」に分けて考える必要があります。
原価管理において、労務費には
- 賃金
- 雑給(パートタイマー・アルバイトへの給与)
- 従業員賞与手当(ボーナス、通勤手当、家族手当など)
- 退職給付費用(退職金に備えての積立)
- 法定福利費(社保の会社負担分)
が含まれます。
これらを”ある製品を作るためにかかった”「直接労務費」と、”どれだけかかったかの区分が難しい”「間接労務費」に分けることで、適切に原価を計算します。
これを分類すると以下のようになります。
直接労務費 | 間接労務費 |
---|---|
直接工の賃金 直接工の雑給 |
間接工の賃金・雑給 事務部門へ支払う給与 従業員賞与手当 退職金給付費用 法定福利費 |
直接工と間接工の違い
各現場によっても異なりますが、直接工と間接工の違いは、一般的には「ある製造ラインに常時はりついて作業しているか」が判断の分かれ目です。他のことをせずに、1つのライン上で働いている場合は「直接工」。直接的に製品の加工、組み立てに従事する人が該当します。
一方、材料の運搬や雑務、修理など、直接的に生産には関わらない場合を「間接工」と呼びます。
5. 人事・労務担当者必見!2018年SaaS業界レポート
人事・給与系のシステムは、
- 人材の採用を効率化する「採用管理」
- 採用した人材の労務手続きを効率化する「労務管理」
- 人材の勤務実績を記録する「勤怠管理」
- 人材のパフォーマンスを記録する「評価管理」
- 勤務実績やパフォーマンスを踏まえて人材に給与を支払う「給与管理」
などによって効率化が可能です。
この詳細は各メディアにもご紹介いただき、ご好評いただいた「『SaaS業界』に関する最新のトレンドレポート」にて紹介しています。
6. 代表的なクラウド労務管理システム
記事前半でも紹介しましたが、労務費とは製造や生産のために使われた人件費のことをさします。その管理、効率化したいと思っていませんか?
そこで役立つのが、人件費を管理したり集計したりできるクラウド勤怠管理システムや従業員情報を一括管理し労務管理を一括で行えるクラウド労務管理システムです。勤怠管理システムや労務管理システムの一例を紹介します。
ジョブカン労務管理 - 株式会社Donuts
- 書類の自動作成
- 申請手続きがオンラインでできる
- 従業員の情報に柔軟に対応
ジョブカン労務管理は、社員の入社から退社までに必要となるさまざまな手続きを自動化してくれるクラウド型の労務管理サービスです。電子申請に対応しており、役所への申請もパソコンから簡単に行えます。煩雑な作業の多い労務まわりの業務時間を軽減し、組織の生産性を向上させます。
楽楽労務 - 株式会社ラクス
画像出典:楽楽労務 公式サイト
- 従業員の情報収集をメール1通で完結
- 従業員の各種申請に必要な届出書を自動作成
- 届出書の進捗管理がしやすく、CSV形式で情報を入出力できる
楽楽労務は、従業員の各種申請に必要な手続きや届出書の作成を、Web上で手軽に済ませられる労務管理システムです。さまざまな情報が必要な新入社員の入社手続きには、メールを1通送るだけで、入社予定者自身に情報入力を依頼できます。既存の従業員の各種申請に関しても、従業員自身が入力した情報をもとに、申請に必要な届出書が自動作成されます。情報の修正や手続きの進捗管理も簡単で、CSV形式による情報の入出力ができるため、他システムとの連携も容易です。
人事労務 freee - freee株式会社
画像出典:人事労務 freee公式サイト
- いつでもどこでも勤怠を確認できる
- 従業員情報を一元管理、自動更新
- 過重労働がないか自動でチェック
人事労務 freeeは、クラウド型の勤怠管理システムです。マルチデバイス対応で、いつでもどこでも勤怠入力や管理ができます。入力された勤務時間と社内規定や各種法令を照らし合わせ、勤怠状況の妥当性を自動的にチェック。過重労働や法令違反を確認する担当者の負担を軽減します。
また、従業員情報の一元管理も可能です。情報更新の予定がある場合、事前に更新の予約をすれば、スムーズに情報を移行できます。給与計算や保険、税金のシステムと連携し、共通して使用する情報は1度の入力で完了です。情報入力を繰り返さないため、人為的ミスを防ぎながら業務を効率化します。
オフィスステーション年末調整 - 株式会社エフアンドエム
画像出典:オフィスステーション年末調整公式サイト
- 年末調整の通知からデータ回収までWeb上で完結
- 業務進捗を自動で集計・管理
- 申し込み当日から利用できる
オフィスステーション年末調整は、年末調整に関する各種申告書類の配布や回収を効率化するシステムです。従業員はPCやスマートフォンを使って、質問に答える形で申告データを作成できます。システム上で年末調整の通知や申告書の収集ができ、業務進捗は自動で管理・集計されます。申告書類の回収やチェック業務の工数を削減できるため、余裕を持って年末調整業務を進められます。また、申し込みから最短5分で利用でき、費用は従業員数で計算されるため、扱いやすく費用対効果の高いシステムです。
SmartHR(スマートエイチアール) - 株式会社SmartHR
画像出典:SmartHR(スマートエイチアール)公式サイト
- 人事情報を簡単に収集して各種書類を自動作成
- 手続きをすべてペーパーレスに
- 従業員情報を一元管理
SmartHRは、人事・労務の手続きを簡単にするクラウド労務管理システムです。人事情報は従業員に直接入力を依頼・収集でき、それをもとに各種書類が自動で作成されるため、担当者の作業の大幅な削減につながります。すべての手続きがWeb上で完結するので、紙の配布や管理をゼロへ。従業員情報を一元管理することで、煩雑なエクセルでの管理やペーパーワークが不要になります。
サイレコ
- 人事情報を一元管理
- 最新の人事情報を簡単に収集
- さまざまな労務業務を効率化
サイレコは、人事担当者の定型業務を効率化し、人事業務やタレントマネジメントを支援するクラウド型のシステムです。自社ニーズにあわせて項目をカスタマイズしながら従業員の人事情報を一元管理できます。従業員自身が身上異動や住所変更などの情報更新を行えるため、迅速な手続きや申請が可能です。WEB給与明細やスマートフォンによるワークフロー機能などを用いることで、資料の回収や事務作業を削減、多拠点や遠隔地で勤務する従業員との連絡や手続きを容易にするなど、さまざまな労務業務の効率化を実現します。
ARROW - 株式会社S&A
- 給与計算に連動したタイムカード打刻アプリ
- クラウド型なので法令改訂も自動で対応
- 各種書類への自動転記で作業負担が大幅軽減
ARROWは、シフト勤怠管理から給与の自動計算、各種書類への自動転記機能を兼ね備えた労務管理システムです。ICカードのタイムカード打刻と給与計算が連動しており、日々の勤務履歴から給与計算書の作成まで完全に自動化できます。クラウド型のサービスであることから法令改訂なども自動で反映されるため、ユーザーがアップデートしなくても常に最新の状態で利用できます。複雑な年末調整も質問に回答していくだけでスピーディに完了できるので、年末の煩わしいタスクの一つから解放されます。
人件費を計算、管理できる勤怠管理システムについてはこちらの記事もご覧ください。
7. 労務費についての考え方を理解しよう
「労務費」という言葉自体は難しいものの、考え方を理解してしまえばスムーズです。この記事が、経理や会計の担当になった人、簿記の資格取得を目指している人の参考になれば幸いです。
以下の記事では低コストで導入できるクラウド型の労務管理に役立つクラウドシステムを比較、紹介しているのでぜひ御覧ください!
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