【2025年最新】ワークフローシステムのカオスマップ！Excel活用型やバックオフィス統合型も

最終更新日：2025-11-27

クラウド化とDX推進により、導入アプローチや連携対象に応じたワークフローシステムの選定が重要になっています。BOXILでは、ワークフローシステムのポジショニングが俯瞰的に把握できるカオスマップを作成しました。汎用型から統合型、オンプレミス対応まで幅広く掲載しています。

※記載されている会社名および商品・製品・サービス名（ロゴマーク等を含む）は、各社の商標または各権利者の登録商標です。
※本カオスマップは当社が独自にリサーチ・作成したものであり、網羅性・正確性・最新性を担保するものではありません。
※本カオスマップは2025年11月27日時点の各社の公開情報をもとに作成しています。
※本カオスマップで掲載しているロゴマーク等について、使用上問題がある場合は削除・差し替えを行います。お手数おかけしますが、以下の問い合わせフォームよりご連絡くださいませ。
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＞スマートキャンプ株式会社ボクシルマガジン担当

＼稟議や社内提案にも使える！／

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2025年版ワークフローシステムのカオスマップ

本カオスマップでは、ワークフローシステムを「導入時の申請書の作り方」と「他システムとの連携・統合の対象」に応じて、「汎用ワークフロー」と「セット導入・システム連携」の2つの大分類、さらに技術要件にもとづくタイプごとに分類しました。

2025年版ワークフローシステムのカオスマップ

ワークフローシステムのトレンド

ワークフローシステムとは、社内の申請や稟議などの業務の流れを可視化・自動化するシステムです。稟議システムや電子承認システムとも呼ばれ、紙によるサイン・押印業務を電子化することで、承認・決裁の効率化を実現します。

導入形態としては、初期費用を抑えられ法改正にも迅速に対応できるクラウド型（SaaS）の採用が加速しており、以前はセキュリティ上の理由からオンプレミスを主に採用していた金融機関や大手企業、官公庁でも、現在はクラウド型の利用が広がっています。クラウド型の費用相場は月額300円〜800円/ユーザー程度で、中小企業から大企業まで幅広く普及が進んでいます。

業務効率化をさらに推進するため、ビジネスチャット（Slack、Chatwork、Microsoft Teamsなど）やグループウェア（Google Workspace、Microsoft 365など）との連携強化も重要なトレンドです。チャット上で承認依頼を受け取りその場で申請・承認できるため、稟議のスピードが大きく向上します。

加えて、生成AIの活用も進んでおり、紙の申請書やPDFから申請フォームを自動生成する機能や、スクリプトの自動作成、申請書候補の提案といったアシスト機能が登場し、管理者の負担軽減に貢献しています。

中小企業では低コストと導入のしやすさ、大企業では高度なカスタマイズ性と複雑な承認フローへの対応、統合型では既存システムとの連携性が選ばれるポイントとなるでしょう。

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汎用ワークフロー10選

汎用ワークフローは、特定のシステムに依存せず単独で導入できるワークフローシステムです。「既存の紙・Excel帳票をそのまま活用する」か「申請フォームを新規構築する」かの導入アプローチによって、2つのタイプに分類されます。

Excel・紙帳票活用型のワークフローシステム

既存のExcelやWord、PDF形式の申請書の見た目を維持したまま、Web上で電子化できるシステムです。プログラミング不要で、使い慣れた書式をそのまま活用できるため、現場への浸透がスムーズな点です。中堅企業を中心に、既存業務フローを大きく変えずにデジタル化したい企業に適しています。

コラボフロー - 株式会社コラボスタイル
X-point Cloud - 株式会社エイトレッド
Create!Webフロー - インフォテック株式会社
AppRemo - 株式会社システムエグゼ
ActionPassport - 株式会社イーネットソリューションズ
ワークフローEX - 株式会社Knowlbo

※順不同。リンク先は各製品の公式サービスサイト。

※上記ボタンより資料請求できるのは、本カオスマップの掲載有無にかかわらず、BOXILに当該カテゴリで製品資料を掲載しているサービスに限られます。
※本カオスマップの配布は行っておりません。

申請フォーム構築型のワークフローシステム

システム上で申請フォームを新規に構築するタイプのワークフローシステムです。項目や金額などの申請内容に応じて、正しい承認経路に自動で振り分ける機能や、複雑な条件分岐に対応できる柔軟性が特徴です。必須項目や入力形式のチェックを自動で行うことで、入力漏れや誤入力、差し戻しを減らすことができます。

kickflow - 株式会社kickflow
Styleflow - TDCソフト株式会社
承認TIME - SBIビジネス・ソリューションズ株式会社
MAJOR FLOW ワークフロー - パナソニックネットソリューションズ株式会社

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セット導入・システム連携11選

既存の業務システムやグループウェアとセットで導入、または連携を前提に設計されたワークフローシステムです。アカウントの一元管理、データの二重入力削減、承認情報の自動反映などにより、バックオフィス業務全体の効率化を実現できる点が特徴です。

バックオフィス統合型のワークフローシステム

勤怠管理、経費精算、人事労務管理といったバックオフィス業務全体の最適化を図るタイプです。ワークフローと他の業務システムをシリーズ製品として連携させることで、アカウント管理の一元化やデータの自動反映が可能になります。バックオフィス業務のDXを総合的に推進したい企業に適しています。

ジョブカンワークフロー - 株式会社DONUTS
バクラク申請 - 株式会社LayerX
ジンジャーワークフロー - jinjer株式会社
皆伝！ワークフロー - スミセイ情報システム株式会社

※順不同。リンク先は各製品の公式サービスサイト。

グループウェア型のワークフローシステム

グループウェアにワークフロー機能が組み込まれているタイプです。従業員のアカウント情報や組織情報をグループウェアに集約できるため、情報共有、スケジュール管理、文書管理などの機能とワークフローを一体的に運用できます。社内コミュニケーション基盤としてグループウェアを活用している企業に適しています。

Garoon - サイボウズ株式会社
サイボウズ Office - サイボウズ株式会社
desknet's NEO - 株式会社ネオジャパン
WaWaFlow - 株式会社アイアットOEC
NI Collabo 360 - 株式会社NIコンサルティング

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Google Workspace・Microsoft 365連携型のワークフローシステム

Google WorkspaceやMicrosoft 365との強力な連携を前提に設計されたワークフローシステムです。ユーザーID、グループ情報、組織情報を自動取り込みでき、これらのプラットフォームを社内の中心的な業務基盤として活用している企業に最適です。シングルサインオン（SSO）にも対応し、利便性とセキュリティを両立します。

グルージェントフロー - サイオステクノロジー株式会社
rakumo ワークフロー - rakumo株式会社

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ノーコード・ローコード開発型のワークフローシステム4選

プログラミングの知識がなくても、ドラッグ&ドロップなど直感的な操作でワークフローや業務アプリケーションを構築できるシステムです。複雑な業務プロセスや独自の要件にも柔軟に対応でき、システム部門に依存せず、現場主導でデジタル化を推進できます。ワークフロー以外の業務アプリケーション開発にも活用できる拡張性の高さが特徴です。

kintone - サイボウズ株式会社
SmartDB - 株式会社ドリーム・アーツ
intra-mart ワークフロー - 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート
Questetra BPM Suite - 株式会社クエステトラ

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オンプレミス対応型のワークフローシステム4選

自社サーバーにシステムをインストールして運用するタイプのワークフローシステムです。セキュリティやカスタマイズ性を重視する企業、自社で運用リソースを確保できる企業に適しています。特に、厳格なセキュリティポリシーを持つ大企業や、クラウド環境への移行が難しい業界での導入に向いています。多くのサービスでクラウド版もあわせて提供されています。