異動の挨拶向け例文 - スピーチとメール | 前職や異動先、社外へ
組織での人事異動は付き物。ここで頭を悩ますのが、お世話になった部署とこれから配属される部署への挨拶です。しっかりとスピーチできるか否かによって、周りの人のあなたに対する印象がガラリと変わります。
人事異動や部署異動の挨拶で、お世話になった方々に好印象を与える大切なポイントを解説します。
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人事異動の挨拶例文
まずは異動の挨拶について例文を紹介します。あくまで一例なので、参考程度にしてください。
異動の挨拶例文(スピーチ - 前職)
皆様、今まで大変お世話になりました。ありがとうございました。この度、〇月〇日付で、〇〇部署に異動することになりました(氏名)です。この部署で、皆様と一緒に働けた経験は、私にとって大きな糧となりました。これまでの経験を活かし、新たな部署でも力を発揮していきます。異動後も、こちらの部署との関わりがあるかと思いますので、その際は、またご指導のほどお願いいたします。
異動の挨拶例文(スピーチ - 異動先)
皆様、おはようございます。本日付でこちらに配属になりました(氏名)と申します。私は〇〇年に入社し、〇〇部署では〇〇の業務を担当していました。こちらでは、〇〇の業務を担当させていただきます。これまでの経験を活かしつつ、新たな業務に邁進して参りますので、皆様どうかよろしくお願いいたします。
異動の挨拶例文(メール - 社外向け)
件名:人事異動のご報告
株式会社〇〇
〇〇様
いつもお世話になっております。
株式会社〇〇の(氏名)でございます。
私事ですが、〇月〇日付で〇〇部へ異動になりましたので、ご報告申し上げます。
後任は、(後任者の名前)が担当させていただきます。
万全の引き継ぎをいたしますので、何卒よろしくお願いいたします。
(後任担当者の連絡先)
本来なら直接、お会いしてご挨拶すべきところを、メールにて恐縮ですが、ご挨拶といたします。
新しい部署では、気持ちを新たに全力を尽くして参ります。
今後とも変わらぬご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。
異動の挨拶例文(メール - 前職)
件名:異動のご挨拶
〇〇部の皆様
お疲れさまです。〇〇部の(氏名)です。
〇月〇日付で〇〇部へ異動することになりましたので、ご報告申し上げます。
〇〇部在職中は、大変お世話になりました。
〇〇部では〇〇の業務を担当しますが、〇〇部で培った経験を活かし、精進してまいります。
今後もご一緒に仕事をする機会があるかと思います。
部署は変わりますが、今後ともよろしくお願いいたします。
本来であればご挨拶に伺うべきところ、メールにて失礼させていただきますこと、お許しください。
異動の挨拶例文(メール - 異動先)
件名:着任のご挨拶
〇〇部各位
お疲れ様です。
この度、異動により、4月1日付けで〇〇部に着任いたします、(氏名)です。
よろしくお願いいたします。
〇〇部での仕事に早く慣れ、業務に邁進してまいりますので、ご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願いします。
緊急の連絡先は以下のようになりますので、着任前にご用件などございましたら、ご連絡ください。
(電話番号やメールアドレス)
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異動挨拶のポイント(前職)
大人数に向けての挨拶
人事異動の際、事業所全体に挨拶やスピーチをします。大人数の前での挨拶は非常に緊張するものです。
しかし、セリフが棒読みになってしまっては思いが伝わりません。
ベーシックな挨拶でも、しっかりと練習をして備えておくことが大切です。
思いが伝わるように、大きな声を出すことを心がけましょう。
また、締めの言葉は、これまでお世話になったことへの感謝の言葉を述べるのが好ましいです。
部署内での挨拶
部署内の挨拶は、事業所全体の挨拶よりも、ややフランクに思いを伝えられるはずです。
朝のミーティングや、壮行会といった機会で挨拶をする場面が多くなります。身近な方とのお別れとなるため、感謝の思いを伝えましょう。お世話になった人に対して「何を助けられたのか、学べたのか」を思い出しながら話してください。
涙を流したときのために、ハンカチの携帯を忘れないようにしましょう。
事業所内へのメール
忘れてはならないのが、事業所内全員へのメールでの挨拶です。
異動前には、必ずしも全員と顔を合わせられるとは限りません。そのようなときにはメールが有効です。特別な思いを伝えたい方には、個別メッセージを送りましょう。
文面からも感謝の思いが伝わるように、その方と接した場面を思い出し、勉強になった点や楽しかったことを書くことがオススメです。
異動先の部署へ着任する前には送信相手に届くよう送りましょう。
異動挨拶のポイント(異動先)
事業所全体への挨拶
異動前と比べ、新たな事業所での挨拶は非常に緊張します。聞く側も、あなたの人物像が非常に気になります。その場で考えて挨拶をするのではなく、しっかりと準備することが肝心です。
ここでのポイントは、声を大きくするのはもちろん、表情をにこやかにすることです。緊張がある中で少しハードルが高いかもしれませんが、好印象を与えられます。
小人数の前での挨拶
これから新たな仕事を始めるにあたって、もっとも身近になる方たちなので、自分の人物像が簡単にわかるような挨拶にしましょう。
出だしのセリフは、大人数を前にした挨拶と同じで構いませんが、さらに趣味や好きなものといったプライベートな内容を加えることもおすすめです。聞く側も緊張していることが多く、プライベート面を伝えることで、親近感を与えられます。
異動挨拶の注意点
異動の挨拶では、どのような場合でも気をつけるべきポイントがあります。次のポイントに注意し、挨拶を考えましょう。
挨拶の対象、目的を明確にする
異動の挨拶では、主に今までいた部署と新しく配属される部署の2つがあります。今までいた部署には、感謝の気持ちや印象に残っているエピソード、引き継ぐ担当者の紹介などについて話しましょう。
新しい部署では、社内の人間だけでなく、取引先への挨拶も欠かさないようにしましょう。異動前の業務や、パーソナルな部分を話すことで打ち解けやすくなるでしょう。
挨拶の時間は短く
挨拶はできるだけ、簡潔にわかりやすい内容にしましょう。一般的に、異動前の部署では3分程度、新しい部署では1分程度を目安にしてください。
絶対に伝えたい内容を絞ることで、挨拶を考えやすくなります。挨拶の基本である、姿勢を正し、大きな声は徹底しましょう。ネガティブな内容や仕事の愚痴は、絶対に言わないように注意しましょう。
メールの一斉送信は避ける
メールで挨拶する際は、直接お世話になった方には個人宛にメールをしましょう。メールを送る数が多くなり、一斉送信をしたくなるかもしれませんが、避けるようにしましょう。
一方で、面識のない方への異動のメールは一斉送信でも問題ありません。ただし、Bccを使用するようにしましょう。
異動の挨拶やメールは正式な辞令のあとに
異動の内示は、正式な辞令の一か月前に通達されるケースが多いと言われています。
しかし、その時点ですぐに異動の挨拶をするのは好ましくないため、正式な辞令が出てから行うことにしましょう。
歓迎会後はお礼の挨拶をする
新部署への異動に伴い、歓迎会を開いてもらうことが多いです。参加者してくれた方たちと会話をするのはもちろん、挨拶も欠かせません。
翌日出社した際には、必ず部署の全員に対して御礼の言葉を伝えることを忘れないようにしましょう。
また、上司に対して「昨日は歓迎会を開いていただき、ありがとうございました。」といった言葉を述べることも大切です。
この挨拶を忘れることで、社会人としてのイメージがマイナスになってしまうことも多いのです。新たな部署での仕事ですから、きっちりした人間であることを伝えるようにしましょう。
人事異動時は好印象な挨拶で感謝を伝えよう
異動に伴い緊張するシーンは多くあると思いますが、挨拶スピーチによってあなたへの印象は大きく変わります。
「自分は大丈夫!」と思っていても、いざその場に立つと、緊張によってうまく言葉が出てこないという状況にもなりがちです。
できれば、スピーチ内容をメモとして残し、事前にリハーサルするのが理想です。しっかりと準備して、お世話になった方々への感謝の気持ちを伝えましょう。
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