ブランドとは?定義やブランディングとの違い・メリット4つ
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ブランドとは
著名なマーケティング専門家であるフィリップ・コトラーは、ブランドを次のように定義しています。
ブランドとは、個別の売り手または売り手集団の財やサービスを識別させ、競合する売り手の製品やサービスと区別するための名称、言葉、記号、シンボル、デザイン、あるいはこれらの組み合わせ
言葉が抽象的で、いまいちわかりにくいですよね。一言でまとめると、ブランドとは「区別するための要素」です。
ブランドの具体例
具体的には、次のものがあげられます。
- 名称
- ロゴ
- キャッチコピー
- デザイン
- イメージ
他にも無数にありますが、これらはすべて、他の製品やサービスと区別するためにあります。たとえば、WindowsのPCとMacのPCではイメージが違いますよね。このときに連想している内容がブランドの意義です。
プライベートブランドもブランドの一つです。
ブランドの重要性
ブランドは、商品の価値やサービスの魅力を高め、競合との差別化を図るうえで欠かせない存在です。機能や品質だけではなく、消費者との信頼関係を築くことにより顧客満足やリピート購入を生み出します。
信頼されるブランドは、口コミやSNSを通じて自然と広まり、認知度や支持が拡大するケースが多くあります。結果として新規顧客の獲得にもつながり、商品やサービスにはさらなる付加価値が加わるでしょう。
ブランド力が高まることで、企業側も価格戦略の自由度が増し、無理な広告費をかけずに効率よく収益を伸ばせます。ブランドとは、企業の成長や安定を支える大きな柱といえるでしょう。
ブランディングとは
ブランドは、できた瞬間に認知されるものではありません。長い時間かけて人々に浸透します。そして、ブランディングはブランドが浸透するその過程をさしています。
より正確に言えば、ブランディングとは、ブランドを顧客に認識させるための活動全般です。
ブランディングの具体例
具体的には、次のものがあげられます。
- プレスリリース
- ポスター
- CM
- キャンペーン
- CRM
ブランディングを成功させるには、一貫したメッセージとイメージを多角的に伝えることがポイントです。
プレスリリースやCM、ポスターなどの広告施策に加え、キャンペーンやCRM(顧客との関係構築)を通じて、認知の拡大とファン化を図ります。
これらを組み合わせて戦略的に展開することで、ブランドとしての信頼と価値を高められます。
ブランディングのメリット4つ
それでは、ブランディングでどのようなメリットが得られるのでしょうか。ブランディングのメリットについては、4つに集約できます。
価格競争からの脱却
ブランディングに成功している企業は、競合他社と価格競争になりません。そのため、販売価格を維持でき、売り上げを確保しやすくなります。スターバックスコーヒーでも、ドリンクの値下げはほとんど行いません。
また、プロモーションへの資本投下率が減少するため、利益率を上げられます。これにより、競合優位性が高まります。
調達力向上
ブランディングに成功すると、材料の仕入れにも良い影響が出ます。仕入先から見た自社の印象が良くなるからです。さらに、材料を納めていることが実績となり、他社との取引が円滑に進みます。
そのため、仕入れ業者は、ブランディングに成功している企業に対しては、価格を抑えてでも取引しようとします。これが、結果的に仕入れコストの削減につながります。
人材獲得
ブランディングのメリットは、人材採用の面にもあります。入社を考える人から見ると、社会的認知度の高い企業に入ると、それがステータスになるからです。
人材の定着にも一定の効果があります。会社への愛着が強まり、他社へ引き抜かれにくくなります。
社員のモチベーションアップ
ブランディングに成功することで、社員の方も業務へのモチベーションが上がります。社会から自分の仕事が認められたような感覚になり、誇りを持つようになります。これにより、愛社精神が強くなるだけでなく、業務に対してさらに前向きに取り組むようになるのです。
ブランディングを成功させる3つのポイント
ブランディングを成功させるには、いくつかのポイントがあります。主なポイントについて紹介します。
ターゲットを明確にする
まず大切なのは「誰に届けたいのか」を明確にすることです。性別や年齢、ライフスタイル、価値観などを具体的にイメージし、ターゲットの心に響くメッセージや世界観を意識することでブランドの印象が強まります。
ブランドコンセプトを一貫して伝える
ブランドの魅力や価値をどのような言葉で伝えて、どのように表現するかも重要です。コンセプトがあいまいだと、ユーザーにブランドの個性が伝わりません。一貫性をもって発信し続けることで、ブランドの認知度や信頼感が高まります。
顧客視点でブランドを設計する
どれだけ素晴らしいコンセプトでも、ユーザーに響かなければ意味がありません。重要なのは、顧客の立場に立って考えることです。自社の強みをどう活かすかかを、常に相手の視点から見つめ直すことで、選ばれるブランドへと成長していきます。
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