会計ソフトのシェア・市場規模 一番選ばれている人気サービスは勘定奉行クラウド
会計ソフトには多くの種類があり「どれを選べばいいか」迷いますよね。後から知ったサービスの方が適していることもよくあります。導入の失敗を避けるためにも、まずは各サービスの資料をBOXILでまとめて用意しましょう。
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会計ソフトのシェア率

会計ソフトの導入に携わった1,676人を対象にBOXILが独自アンケート※1を実施し、導入した会計ソフトを尋ねました。
シェアが最も多かったのは、勘定奉行クラウドで19.93%。
その後にジョブカン会計が13.84%、マネーフォワード クラウド会計が12.89%、弥生会計 Nextが10.14%、PCAクラウド 会計が9.67%、freeeが8.95%と続きます。これら6社で全体の75.42%を占めていました。
※調査概要:インターネット調査にて会計ソフトの導入に携わった全国20〜60代の1,676人へ実施。本調査の期間は2025年7月12日~15日。本アンケート結果は小数点以下任意の桁を四捨五入しており、合計が100%にならない場合がある
口コミ・ユーザー満足度も必ずチェックしよう
会計ソフトの選定では、実際の導入企業による口コミやユーザー満足度も重要です。自社に合ったサービスかどうか、現場の意見・評判をもとに比較することが大切です。

会計ソフト シェア率TOP6の口コミ・満足度解説
シェア率の高い6サービスはなぜ選ばれているのか。BOXILに寄せられた口コミやサービスの特徴をもとに解説します。
勘定奉行クラウド - 株式会社オービックビジネスコンサルタント
勘定奉行クラウドは、金融機関とのデータ連携やAIアシスト機能を備えたクラウド会計システムです。入出金データを一元管理でき、日々の取引入力から会計処理、決算書作成、法人税・地方税申告書の自動作成まで一貫して対応します。
過去の取引情報から学習し、日々の仕訳を自動化するため、業務時間や人為的なミスを削減可能です。専門家ライセンス機能により、顧問税理士とリアルタイムで情報共有でき、財務データから各種申告書へ自動転記も行えます。また、支払業務や適格請求書発行業務まで網羅しているため、Excelでの支払管理は不要になります。
ジョブカン会計は、電子帳簿保存法に対応したクラウド会計ソフトです。日々の記帳から集計、分析、決算書作成まで幅広く対応しており、売掛帳や現金出納帳などの簡易帳簿、各種元帳など企業会計に必要な帳票を備えています。仕訳データを試算表や残高レポート機能などに自動入力する機能が特徴で、会計業務の効率化に貢献します。
銀行口座の入出金データやクレジットの利用明細を取り込み、仕訳データを作成できるほか、ジョブカン経費精算やジョブカン見積/請求書、ジョブカン給与計算と連携すれば、各サービスのデータを仕訳して取り込めるため、データ入力の手間を大幅に削減できます。
マネーフォワード クラウド会計 - 株式会社マネーフォワード
マネーフォワード クラウド会計は、小規模事業者や中小企業向けのクラウド会計ソフトです。銀行口座やカードを登録すると、取引明細を自動取得し、対応する勘定科目を自動で提案してくれます。登録した仕訳を学習して自動提案する勘定科目の精度が向上するため、使うほど自動仕訳の精度が高まります。
他社会計ソフトのデータのインポートに対応しており、乗り換えも簡単です。分析アプリを使えば、いつでもキャッシュフロー分析や収益・費用分析が可能で、銀行口座やカードだけでなく、決済、POS、クラウドソーシングなどとも連携できます。
ユーザーを追加することで、複数拠点・複数メンバーでリアルタイムに会計データを共有でき、損益計算書、貸借対照表、試算表の自動作成にも対応しています。
弥生会計 Next - 弥生株式会社
弥生会計 Nextは、簿記知識がなくとも利用できるクラウド会計システムです。日付や金額を入力するだけで記録ができ、はじめて会計ソフトを導入する方でも安心して使えます。いくつかの質問に答えるだけで最初の設定が完了し、勘定科目の選択に迷った際にもAIが自動でおすすめしてくれるため、内容を確認してボタンをクリックするだけでスムーズに仕訳を進められます。
会計・経費・請求業務を一元管理でき、経費精算の申請・承認や、請求書の作成・管理、レシートなどの取引書類の保存まですべて完結可能です。入力データから自動でレポートが作成され、部門別会計で経営状況をより詳しく把握したり、キャッシュ状況・予測を確認したりできるため、スピード感のある経営判断が行えます。
PCAクラウド 会計は、日々の伝票入力で元帳・試算表・決算書を作成でき、各種管理帳票の出力も可能なクラウド会計ソフトです。充実した会計機能を搭載し、予約伝票や自動仕訳などの機能により、入力忘れの防止や入力の高速化をサポートします。
ログ管理、アクセス制御、パスワードの桁数・有効期限設定などの内部統制機能で安全に利用でき、電話やメールでの手厚いサポートにより問題をすばやく解決できる点も特徴です。PCA独自のシステムによる柔軟な連携対応が可能で、同社の提供する基幹業務ソフトとの併用により、ドキュメントと登録データを紐づけしたり、口座取引やクレジットカード取引を自動で仕訳作成したりできます。
freee会計は、経理・簿記の知識がなくても簡単に決算書を作成でき、スマートフォンやMacなど幅広い環境に対応する会計ソフトです。自動仕訳による帳簿作成機能により日々の経理を大幅に効率化し、請求書作成から資金繰りといった経営分析まで可能です。社内のあらゆる情報と業務を一元管理し、全社で業務の最適化を進められるERPシステムとしての側面も持っています。
経理領域から人事領域まで、業務と会計を分断させないシングルインプットとAIの活用により、情報確認の手間や人的ミスを削減し、管理業務と情報共有を効率化します。不正アクセスの検知や二要素認証などセキュリティ対策も万全で、わからないことがあってもチャットサポートやメールサポートで相談できます。
シェア率だけでなく機能で比較しよう
会計ソフトを選ぶ際には、「自動仕訳の精度」「税理士との連携のしやすさ」「他のシステムとの連携性」「使いやすさ」「サポート体制」など、自社の会計業務に合った機能を比較することが重要です。
また、会社の規模や業種による特性、将来的な拡張性なども検討すべきポイントです。実際に無料トライアルやデモを利用して操作感を確かめた上で、長期的に活用できるソフトを選ぶことをおすすめします。
