【無料あり】簡単手軽なスマホアプリ作成ツール2選
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- スマホアプリは無料で簡単に作成できる
- スマホアプリ作成ツールのメリット
- プログラミングの知識なしでつくれる
- スマホアプリ開発にかかる期間を短縮できる
- スマホアプリ開発にかかるコストを削減できる
- 企業内部のデータを可視化できる
- 無料で使えるスマホアプリ作成ツールの注意点
- 利用できる機能に制限がある
- 完全無料ではスマホアプリをつくれない
- スマホアプリ作成ツールの選び方
- 目的やニーズ、要件を明確化させる
- どこまで日本語に対応しているか
- 操作性に問題はないか
- 本格的に利用する場合のコスト
- 無料で利用できるおすすめのスマホアプリ作成ツール比較5選
- Adalo
- AppSheet
- Microsoft Power Apps
- Monaca
- Click
- 無料プランを使ってスマホアプリ作成に挑戦しよう
- BOXILとは
スマホアプリは無料で簡単に作成できる
AndroidやiOSに対応したスマホアプリは、スマホアプリ作成ツールを使うことで初心者でも簡単に、無料で作成できます。従来モバイルアプリの作成を行うには、プログラミング言語の豊富な知識やコーディングの経験、ノウハウといったものが必要でした。
そのため、企業や個人が独自でスマホアプリ開発を行うのは非常にハードルが高く、外注すると高額な費用がかかっていました。しかし近年は、ノーコードやローコードでスマホアプリ開発ができるツールも多く登場しており、非エンジニアや初心者でも簡単にスマホアプリを作成できます。
ノーコードとはプログラミング言語でソースコードを書かずにアプリを開発する手法のことで、ローコードは必要最小限のソースコードを書いてアプリを開発する手法のことです。ノーコードに関してはドラッグ&ドロップで直感的に操作できるため、誰でも簡単にアプリ開発ができます。
またこれらのツールのなかには、無料プランを提供しているものもいくつか存在します。無料プランを利用すれば、ツールの利用料金もかからなくなるため、より手軽にスマホアプリを自作できるでしょう。
スマホアプリ作成ツールのメリット
スマホアプリ作成ツールを導入するメリットとしては、次のものが挙げられます。
- プログラミングの知識なしでつくれる
- スマホアプリ開発にかかる期間を短縮できる
- スマホアプリ開発にかかるコストを削減できる
- 企業内部のデータを可視化できる
それぞれのメリットについて詳しく紹介します。
プログラミングの知識なしでつくれる
スマホアプリ作成ツールを導入する大きなメリットの1つが、プログラミングの知識なしでもアプリをつくれることです。前述したようにほとんどのツールは、ドラッグ&ドロップといった簡単な知識や操作で利用できるため、自社にエンジニアといったIT人材を確保する必要もありません。
たとえばマーケティングや経理といった、すでに自社にいる人物でも専門の業務アプリを作成できるため、アプリ開発のハードルを大きく下げられるでしょう。実際に業務アプリを開発できれば、単純作業の省力化や自動化なども実現可能です。また現場の従業員がアプリを開発するため、現場のニーズを拾い上げた自社に最適なアプリの開発も期待できます。もしアプリが使いにくかったとしても、コストをかけることなくスピーディーに改善や改良ができるでしょう。
スマホアプリ開発にかかる期間を短縮できる
スマホアプリ作成ツールを導入することで、アプリ開発にかかる期間を大幅に短縮できることも大きなメリットの1つです。通常プログラム言語を使って開発する場合、プログラミング環境や、フレームワーク(よく使う機能を搭載したアプリの骨組み)を事前にセットアップする必要があり、これだけでも手間がかかります。
またコードを1からすべて書いていく必要があるため、非常に時間がかかります。ノーコードやローコード開発ツールはこの環境構築を省略でき、コードを書く時間も大幅に削減できるため、スマホアプリもスピーディーに作成でき、すぐに利用を開始できるでしょう。
スマホアプリ開発にかかるコストを削減できる
スマホアプリ作成ツールを導入すれば、アプリ開発にかかるコストも大幅に削減可能です。スマホアプリの開発を外部のシステム開発会社に依頼する場合、費用として数百万円~数千万円は必要です。
またプログラミングのできる人材を雇い自社で開発する場合でも、高額な報酬が必要であり、これを継続して支払わなければなりません。しかしスマホアプリ作成ツールの場合、特別な人件費は必要なく、ツールの利用料金だけでアプリ開発が可能です。
また前述したように、無料プランを提供しているスマホアプリ作成ツールも多く存在しているため、この無料プランがうまく利用できれば、より大幅なコストカットを実現できるでしょう。
企業内部のデータを可視化できる
ツールによってスマホアプリを作成することで、自社内部のデータを可視化できるのもメリットといえます。ツールで業務アプリをつくると業務を自動化、省力化できるだけでなく、関連したデータをアプリ内で蓄積できるようになります。
たとえばtoC向けアプリでは顧客ごとの売上金額、toB向けアプリでは経費の勘定科目ごとの割合など、業務やアプリの利用目的ごとに幅広い情報を蓄積可能です。またアプリ内に「グラフ化」といった可視化、分析機能を組み込めばより業務状況を正確に把握できるでしょう。
これらを把握することで、現在の業務における課題や課題が発生する原因を突き止めやすくなるため、業務改善やマーケティング戦略などにも役立てられます。
無料で使えるスマホアプリ作成ツールの注意点
前述したように、スマホアプリ作成ツールには無料プランを提供しているものも多く存在します。しかしすべてのアプリ制作やリリースが無料になるわけではありません。それぞれの注意点について詳しく紹介します。
利用できる機能に制限がある
基本的にスマホアプリ作成ツールが提供しているフリープランでは、利用できる機能に制限をかけられています。主に制限をかけられている機能としては次のようなものが挙げられます。
- 作成できるアプリの個数
- ユーザー数
- ストレージの容量
- 保存できるデータの量
無料プランでつくれるアプリの個数は1~3個程度が多く、ストレージの容量や保存できるデータ量も非常に少なく制限されています。ごくシンプルなスマホアプリを1個程度つくるのであれば無料プランでも十分ですが、複数個アプリをつくりたい場合や、ある程度アプリの機能を充実させたい場合は有料プランの検討がおすすめです。
またスマホアプリ作成ツールの無料プランは、アプリストアにリリースできないケースや、商用利用を禁止しているケースも多くあるため注意が必要です。基本的に商用利用を検討しているのであれば、有料プランを選択した方がいいでしょう。
完全無料ではスマホアプリをつくれない
もしアプリストアへリリースできるとしても、アプリストアを利用する費用やサーバー代などの費用がかかるため、完全無料ではつくれない点に注意が必要です。アプリストアはそれぞれ登録費用として、AppStoreが年99ドル、Google Playは年25ドルがかかります。
またアプリを運用するためのサーバー利用料金といったものも必要です。くわえてアプリの保守運用にもある程度人件費はかかります。そのため、もし無料プラン内でうまく収められたとしても、総合的に見ればある程度費用がかかることは念頭に置くといいでしょう。
スマホアプリ作成ツールの選び方
スマホアプリ作成ツールを選ぶ際には次のようなポイントをチェックしましょう。
- 目的やニーズ、要件を明確化させる
- どこまで日本語に対応しているか
- 操作性に問題はないか
- 本格的に利用する場合のコスト
それぞれについて詳しく解説します。
目的やニーズ、要件を明確化させる
まずスマホアプリをつくる目的や要件、アプリのニーズといったものを明確化させましょう。アプリ作成ツールにもさまざまな種類があり、業務アプリ向きの「AppSheet」や、toCアプリ向きの「Monaca」といったように、得意とする領域に大きな違いがあります。
そのため、事前に自社がなぜスマホアプリをつくるのか、どういったアプリを必要としているのかなどをできる限り可視化させて各サービスの機能と比較し、ニーズが満たせるツールを探しましょう。とくにノーコード、ローコード開発ツールはカスタマイズできる範囲が限られているため、この事前の洗い出しは非常に重要です。
どこまで日本語に対応しているか
スマホアプリ作成ツールの場合は、どこまで日本語に対応しているかも重要なポイントです。無料プランを提供するスマホアプリ作成ツールの多くは海外製であり、日本語に対応していないケースも少なくありません。
また日本語に対応していたとしても、サポートまで日本語に対応しているとは限らないでしょう。そのため、英語に不慣れな場合はツールやサポートがどこまで日本語に対応しているかチェックしましょう。もし英語に不安を感じるようであれば、日本製ツールの「Monaca」や「Click」を利用するのがおすすめです。
操作性に問題はないか
スマホアプリ作成ツールを導入する際には、操作性も事前に確認しましょう。ツールの使いやすさはアプリ開発の効率に直結するものであるため、気になるツールは無料プランを利用し、実際に操作して簡単に使えるかを確認します。
また自身のスキルがツールと合っているかも、このとき確認するのがおすすめです。とくに「Monaca」や「Microsoft Power Apps」のようなローコード開発ツールは、ある程度Web技術やプログラミングの知識が必要です。そのため事前にツールを使ってみて、自分の知識や経験で使いこなせるかを確認するといいでしょう。
本格的に利用する場合のコスト
本格的にスマホアプリの開発を考えているのであれば、有料プランに切り替えた場合のコストを検討するのも重要です。前述したように無料プランには多くの制限があるため、数個程度の簡単なアプリしか作成できません。
そのため、今後本格的にアプリ開発を行う考えがあれば、必然的に有料プランへ切り替える必要があります。スムーズにプランの切り替えを行うためにも、事前に各サービスの料金プランや使える機能を比較し、どのツールが適切か考えましょう。たとえば「AppSheet」は有料プランでも月5ドルから利用できるため、低コストで開発を行いたい場合におすすめです。
無料で利用できるおすすめのスマホアプリ作成ツール比較5選
ノーコードやローコードでできるスマホアプリ作成ツールやソフトのなかから、フリープランを提供しているおすすめのサービスをまとめて紹介します。
Adalo
- 高品質なビジネス向けアプリを作成できる
- アプリ内部にデータベースを構築可能
- 開発サポートサービスが充実
Adaloは、アメリカでつくられたノーコードのアプリ制作ツールです。高品質なビジネス向けのモバイルアプリやWebアプリを、ドラッグ&ドロップだけで作成できます。
またデータベースオプションを提供しており、アプリの内部にデータベースの構築が可能です。無料プランでは1個のアプリが作成でき、アプリに500レコードを保存できます。レコードとは、アプリ内に保存されるデータの単位であり、たとえば1人の顧客情報を1レコードとして計算します。
AppSheet
- Googleアカウントがあれば無料で利用可能
- AIと組み合わせて業務を自動化
- 業務内容ごとのサンプルアプリが豊富
AppSheetは、Googleアカウントがあれば無料で利用できるノーコードのスマホアプリ作成ツールです。主に業務アプリ作成用のツールで、GoogleのAIと組み合わせることで業務の自動化を図れます。
また各業務ごとにサンプルアプリが豊富に用意されているため、初めてアプリを作成する場合でもお手本をもとにアプリ開発を行えるでしょう。無料プランでは10ユーザーまで招待可能であり、アプリを複数作成できて基本的なアプリ機能や自動化機能が利用できます。有料プランも月5ドルから始められるため、低コストで本格的にアプリ開発を行いたい場合にもおすすめです。
Microsoft Power Apps
- テンプレートとドラッグ&ドロップで開発できる
- AIを使って自動でソースコードを作成可能
- 無料プランでも幅広くアプリや自動化フローが構築できる
Microsoft Power Appsは、マイクロソフト社が開発したノーコード、ローコードの業務アプリ作成ツールです。テンプレートを搭載しており、ドラッグ&ドロップでスマホアプリを開発できます。
またローコードで開発する場合でも、AIを搭載しているため必要なアプリについて説明するだけで、AIがアプリの設計を支援してくれます。そのためローコード開発を行いたい場合でも、大幅に時間の短縮や省力化が期待できるでしょう。フリープランでは開発者環境を3つまで利用でき、無制限にアプリを作成できるほか、月最大750個の自動化フローを実行できます。
- 日本発のローコード開発ツール
- HTMLやJavaScriptでアプリ作成が可能
- トレーニングから運用まで内製化支援が充実
Monacaはクラウド技術を活用した、日本発のローコードのモバイルアプリ作成ツールです。HTMLやJavaScriptといった、比較的学習ハードルの低いWeb技術を使ってスマホアプリ開発を行えます。
またサポート体制が充実しているのも大きな特徴の1つです。言語の学習トレーニングやワークショップ、開発のマネジメント、アプリリリース後のケアまでトータルで支援してもらえるため、初めてアプリ開発を行う場合でも安心です。非商用利用目的に限り無料プランが利用でき、3つのアプリ作成と250MBのストレージが利用できます。
Click
- 完全日本語対応
- スマホアプリもWebアプリも作成できる
- 独自決済機能や地図機能などを搭載
Click(クリック)は、日本発の完全日本語対応のノーコードアプリ開発ツールです。スマホアプリはもちろん、Webアプリも作成できます。好きな位置に機能を配置できるため、より自社のニーズに合わせた使い勝手のいいアプリが作成できるでしょう。機能も独自決済機能や地図機能など幅広い機能を搭載できます。
無料プランではアプリが2個まで作成でき、各アプリでは10レコードまで保存可能です。ただし無料プランではスマホアプリが作成できないため、注意が必要です。
無料プランを使ってスマホアプリ作成に挑戦しよう
近年はローコードやノーコードでスマホアプリが作成できるツールも多く、無料プランを提供しているケースも少なくありません。ノーコードツールや無料プランを利用すれば、初心者でも低コストで気軽にスマホアプリ開発ができます。ぜひこの記事をきっかけにスマホアプリ作成へ挑戦してみましょう。
次の記事では有料のスマホアプリ作成ツールを比較しているため、気になる方はこちらも参考にしましょう。
またアプリをつくったあとは、こちらの記事もおすすめです。
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