オンプレミスのおすすめ人事管理システム7選!クラウドとの違いは?
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人事管理システムのオンプレミスとクラウドの違い
オンプレミス型人事管理システムのメリット・デメリットをクラウド版と比較しながら解説します。
オンプレミスの人事管理システムのメリット
オンプレミス型の人事管理システムは、社内のサーバーを利用してシステムを構築するため、クラウド版と比較して、自社の業務や雇用形態に合わせたシステムを作れます。人事評価においては、独自の評価項目や評価シートを追加・変更できるものも多く、複雑な評価基準を採用している場合でも対応しやすいでしょう。
また、社内のローカルネットワークで通信するオンプレミス型は、インターネット回線の影響を受けず、大量のデータもリアルタイムに素早く処理できます。
さらに、データが自社の管理下にあるため、クラウド型よりもセキュリティに優れており、第三者への情報漏えいや不正アクセスなどのリスク対策にもなります。自社のセキュリティポリシーに合わせて柔軟に構築できれば、より強固なセキュリティで情報の管理ができるでしょう。
オンプレミスの人事管理システムのデメリット
オンプレミス型の人事管理システムは、社内でシステムを構築・運用することが求められるため、初期費用やランニングコストが高くなりがちです。たとえば、サーバーの購入や保守、セキュリティ対策、バックアップ、アップデートなどにかかる費用や手間は、人事管理システムを利用する企業の負担となります。
また、システムの保守やアップデートも自社で対応しなければならず、社内でカバーできない場合には専門的な人材が別途必要です。さらに、災害や障害のリスクも自社で負うことになるため、データのバックアップや復旧対策も必須と言えるでしょう。
クラウド型に比べてリモートワークや在宅勤務に対応しにくい点にも要注意です。オンプレミス型の人事管理システムは、自社のネットワーク内でしか利用できないため、外部からのアクセスが困難な場合もあります。
オンプレミスの人事管理システムに向いている企業
オンプレミスの人事管理システムは、 外部のネットワークに依存せずにデータの管理や保護ができるため、クラウドサービスでは自社のセキュリティ要件を満たせない企業におすすめです。
さらに、オンプレミスの人事管理システムは柔軟性や独自性が高く、自社独自のカスタマイズをしたい企業にも向いています。
自由に機能やデザインを変更したり、他のシステムと連携したりできるため、独自の人事評価や給与計算など特殊な業務ルールをもつ企業でも導入しやすいでしょう。
オンプレミスのおすすめ人事管理システム7選
オンプレミス型のおすすめ人事管理システムを紹介します。クラウド型とオンプレミス型のどちらが社内に導入しやすいのかを考えながら比較してみてください。
One人事は、クラウド型とオンプレミス型から選べる人事管理システムで、人事労務と人材マネジメントを一貫してサポートしてくれます。労務管理や勤怠管理、給与計算、人事評価、スキル管理、人材育成・配置、エンゲージメント、離職防止などの機能を搭載しています。人事情報や目標管理など、それぞれの機能ごとに導入できるため、基本機能のみのスモールスタートも可能です。
COMPANY 人事管理システム - 株式会社Works Human Intelligence
COMPANY 人事管理システムは、複雑な組織体系やワークフローにも対応できる統合人事システムです。基本はクラウド型のみの提供ですが、オンプレミス型での導入も相談ができます。人事管理や給与計算、勤怠管理、タレントマネジメントなどの機能を搭載しています。人事データベースでは、グループ企業や海外法人を含む情報をトータル管理でき、検索や集計も容易です。
人事奉行11
人事奉行11は、最新の法制度にも対応可能な人事管理システムで、多彩な情報抽出が強みです。社員の基本情報や経歴、評価、健康診断などのあらゆるデータを蓄積することで、人事管理業務を効率化してくれます。また、履歴情報で効果的な人材育成にも役立ちます。クラウド型とオンプレミス型から選択可能で、オンプレミス型の利用料金は、320,000円(税抜)からです。
ADPS
ADPSは、累計5,000社以上の導入実績※をもつ人事管理システムです。シンプルな操作性と柔軟なカスタマイズ性が魅力で、人事・給与・就業・申請・マイナンバーの5つの業務をまとめて管理できます。人事業務では、複雑な業務手順もフローでわかりやすく表示し、属人化を防止してくれます。また、グループ会社の人事給与管理も可能です。オンプレミス型とクラウド型から選択可能です。
※出典:カシオヒューマンシステムズ「人事統合システム ADPS|カシオヒューマンシステムズ株式会社」(2024年2月22日閲覧)
POSITIVE
POSITIVEは、グループ経営を支援するための人事管理システムで、人事・給与・就業管理からタレントマネジメントまで幅広くサポートします。AIを活用した人材の最適配置を支援するタレントアナライズや、グループ各社の人財情報を可視化するGCMM機能など、グループ管理を実現するための機能も充実しています。導入形態がオンプレミス型とクラウド型から選べる柔軟なシステムです。
GrowOne 人事SX
GrowOne 人事SXは、入社から退職までの人事データを管理し、効果的に活用できる人事管理システムです。必要な情報を簡単に見つけられる検索機能が強みで、事象別手順処理機能や法人コード機能なども搭載。事象別手順処理機能では、人事手続きをマニュアルとして登録することで、人事業務の効率アップが実現します。法人コード機能では、一つのシステムで複数の法人をまとめて管理可能。オンプレミス型とクラウド型の導入形態に対応しています。
リシテア/人事給与管理クラウドサービス
リシテア/人事給与管理クラウドサービスは、人事制度のスムーズな運用に貢献してくれる人事管理システムで、クラウド型とオンプレミス型から選択できます。人事情報管理や給与計算管理、退職金管理、シェアードサービスオプションなどの機能を搭載しています。人事情報管理では、人員統計表や組織・異動シミュレーションの機能により、人事情報がスピーディに把握できるでしょう。
導入形態ごとの特徴を比較してサービスを選ぶ
オンプレミス型の人事管理システムは、強固なセキュリティや柔軟なカスタマイズ性が魅力です。そのため、高度なセキュリティ環境のもとで情報を管理したい企業や独自のシステムを構築したい企業に適しています。ただし、クラウド型よりもコストや手間がかかってしまう点には注意しておきましょう。
人事管理システムの導入を検討する際には、自社のニーズや予算に合わせて、複数のサービスを比較することが大切です。BOXILでは人事管理システムのサービス資料をまとめてダウンロードできるので、ぜひ活用してください。
人事管理システムは次の記事でも詳しく紹介しています。
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