楽楽自動応対とメールワイズを徹底比較!主要メール共有システムどちらを採用すべき?
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メール共有システムは、IT業界、スタートアップ・ベンチャー企業に限らず、幅広い業種で導入が進んでいます。なかでも大きなシェアを占めるのが、「楽楽自動応対」と「メールワイズ」です。
本記事では楽楽自動応対とメールワイズの機能を徹底比較し、どちらのツールを採用すべきなのか解説します。
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楽楽自動応対とメールワイズの比較表
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楽楽自動応対とメールワイズの違い
楽楽自動応対とメールワイズは、共にチームで共有メールアドレス宛のメールを一元管理できるクラウドサービスです。両者の主な違いは次のとおりです。
| 比較項目 | 楽楽自動応対 | メールワイズ |
|---|---|---|
| 提供会社 | 株式会社ラクス | サイボウズ株式会社 |
| 累計導入社数 | 9,000社以上※1 | 16,000社以上※2 |
| 主な対象業種 | ネットショップ、コールセンター、サービス業など | BtoB企業、人材サービス業など |
| 主な特徴 | ・高度なセキュリティオプション ・豊富な連携機能 ・24時間運用監視体制 |
kintoneとのシームレスな連携 ・顧客向けのアンケート機能 ・国際認定で最高評価を獲得したカスタマーセンターのサポート |
※1 出典:ラクス「問い合わせメールの返信をAIで最短1分に」(2025年10月24日閲覧)
※2 出典:サイボウズ「月額600円でチームでのメール対応がスピーディーに」(2025年10月24日閲覧)
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楽楽自動応対とメールワイズの企業概要
楽楽自動応対とメールワイズを提供する会社の企業概要について紹介します。
楽楽自動応対とは
楽楽自動応対は、株式会社ラクスが提供するメール共有管理システムです。ラクスは2000年に設立された東証プライム上場企業で、クラウドサービスを中心に事業を展開しています。
楽楽自動応対は16年連続でメール処理市場シェアNo.1※を獲得している実績のあるサービスです。
※1 出典:ラクス「問い合わせメールの返信をAIで最短1分に」(2025年10月24日閲覧)
メールワイズとは
メールワイズは、サイボウズ株式会社が提供するクラウド型メール共有システムです。サイボウズはグループウェア「サイボウズOffice」やビジネスアプリ開発クラウド「kintone」で知られる企業です。
メールワイズは主にBtoBの企業向けに、共有メールアドレス対応を効率化するサービスとして展開されています。
楽楽自動応対とメールワイズの基本機能を比較
楽楽自動応対とメールワイズの基本的な機能について紹介します。
※法人向けクラウドサービス比較サイト「BOXIL」(ボクシル)に掲載されている機能や口コミで比較しています
評価チャート
メールワイズの方が口コミが多いですが、総合評価では楽楽自動応対の方が高いです。
機能一覧
機能数を比較すると楽楽自動応対の方が豊富ですが、メールワイズは必要最低限の機能のみを搭載しているので、ITツールに不慣れな方でも扱いやすいです。
■楽楽自動応対の主な機能
- タブ別ステータス管理
- 未対応/対応中/完了のメール振り分け
- メール対応履歴の表示
- 付箋型コメント機能
- 申請承認フロー
- 誤送信防止機能
- テンプレート機能
- 社内Q&A
- 集計レポート機能
- セキュリティオプション
- マルチチャネル(メール/電話/LINEなど)一元対応
■メールワイズの主な機能
- Webメーラー形式でのメール送受信、共有対応
- メール対応履歴の一覧表示、コメント機能
- アドレス帳
- テンプレート機能
- 電話対応履歴・訪問対応履歴の記録機能
- カテゴリ別集計レポート
- kintone連携によるCRMシステム化
機能の比較表
双方の機能と価格については次の表で比較してまとめているので、ぜひ参考にしてください。
| 機能 | 楽楽自動応対 | メールワイズ |
|---|---|---|
| メーリングリスト利用 | ○ | ○ |
| メール振り分け | ○ | ○ |
| 対応履歴共有 | ○ | ○ |
| アドレス帳 | ○ | ○ |
| テンプレート | ○ | ○ |
| 一斉配信 | 3,000通まで | 10,000通まで |
| 電話対応履歴 | ○ | ○ |
| 集計レポート | ○ | ○ |
| セキュリティ対策オプション | 豊富 | 一部対応 |
| CRM連携 | サスケ,楽楽販売 | kintoneと連携可能 |
価格・料金・仕様の比較表
| 比較項目 | 楽楽自動応対 | メールワイズ |
|---|---|---|
| 基本プラン月額(1ユーザー) | 利用ユーザー数や保存通数に応じて変動 | 500円~ |
| 無料トライアル期間 | あり | 30日間あり |
楽楽自動応対とメールワイズの特徴を比較
楽楽自動応対とメールワイズは、ともに共有メールアドレスの一元管理を行うクラウドサービスですが、提供元の会社や対象ユーザー層、機能の方向性が異なります。
楽楽自動応対は国内のベンダー企業である株式会社ラクスが提供しており、日本企業のビジネス現場に合わせた機能とサポート体制が特徴です。一方のメールワイズは、国内最大手のクラウドサービス企業サイボウズが提供しており、同社の製品群との連携で業務効率化を実現することがメリットといえます。
共通する基本機能としては、次のようなものがあります。
- Webブラウザ上でメール送受信が可能
- 共有メールアカウントの登録と振り分け機能
- メール対応履歴の一覧表示と共有
- 返信テンプレートの登録と活用
- レポート作成による業務分析
しかしながら、細かい仕様や付加機能、連携オプションなどはさまざまな違いがあります。
楽楽自動応対(旧:メールディーラー) - 株式会社ラクス
楽楽自動応対の特徴は次のとおりです。
豊富なセキュリティオプションとサービス品質
楽楽自動応対は、次のようなセキュリティ対策オプションを用意しています。
- SSL暗号化通信によるデータ保護
- 国内データセンターでの専門監視体制
- 代替機器の常備とサーバー冗長化
- ぜい弱性定期診断の実施
このように、通信・データ・施設の多角的なセキュリティ確保で、安心の運用品質を提供しています。
マルチチャネル対応とAPIによる連携機能
楽楽自動応対は、メール/電話/LINEなどのマルチチャネル対応に加え、APIによる他システムとの連携機能も提供しています。
- ビジネスチャットツールとの受信メール共有連携
- ECサービスやCRMシステムへのリンク
- シングルサインオン認証との連携など
- 業務システム環境に合わせた機能拡張が可能です。
24時間365日の運用監視体制
楽楽自動応対は、株式会社ラクス社内の専門エンジニアによる24時間365日の監視体制を敷いています。また、メール運用に関する豊富なナレッジを有するサポート担当が、運用時の課題解決をフォローします。
kintoneとのシームレスな連携
サイボウズのクラウドサービス「kintone」と連携することで、メールワイズをCRMシステムとして機能拡張できます。
- kintone上でメール履歴の一覧確認が可能
- kintone画面からメール送信が可能
- kintoneのフィルタ機能でリスト化した宛先へメール一斉送信
操作性や視認性に優れたシンプルな画面デザイン
メールワイズは、PCだけでなくスマートフォンやタブレットからもアクセスが可能です。デバイスに合わせた画面サイズとデザインで、いつでも業務が行えます。
また、操作性や視認性に優れたシンプルな画面デザインを採用しています。メールの送受信や履歴の確認、各種設定変更などを直感的なナビゲーションで行えるよう設計されています。
BtoB企業やサービス業向けの機能
メールワイズは次の機能を標準搭載し、BtoBやサービス業務の生産性向上を支援します。
- カスタマイズ可能なアドレス帳項目
- 業務カテゴリ別の集計レポート
- 顧客満足度アンケートの自動送信
- 最大10,000件までの一斉配信
- 62か国語対応のメール送信機能
顧客対応から営業活動まで、さまざまなシーンで活用できる機能が用意されています。
楽楽自動応対とメールワイズの評判・口コミを比較
楽楽自動応対とメールワイズの評判・口コミをそれぞれ紹介します。
| サービス | 良い評判 | 改善点 |
|---|---|---|
| 楽楽自動応対 | ・豊富な機能とカスタマイズ性 ・安定した稼働実績 ・迅速なサポート対応 ・セキュリティ対策が手厚い |
・メール全体の分析/集計機能の強化 ・UIのさらなる使いやすさ向上 |
| メールワイズ | ・担当者ごとのメール状況が一目で確認できる ・業務進捗を上長が把握しやすい ・CCでの無駄な転送作業が不要 |
・検索機能の利便性向上 ・UIの使いやすさ改善 ・安定性のさらなる向上 |
楽楽自動応対は機能の多様性と細かな設定が可能なことから総合力が評価されており、運用面でも安心感があるようです。一方でメール全体の分析機能に対するニーズがあります。
メールワイズは共有対応の効率化により業務の進捗管理がしやすいことが良い評判ですが、検索性や操作性の改善を望む声もあります。両サービスともユーザーニーズに沿った改善が望まれる結果となりました。
※BOXILに掲載されている口コミを参照しています。2023年1月から2024年4月までのデータを集計しているため、現在では解決されている改善点がある場合もあります。改善点が気になる方は、資料を確認していただくか、ベンダーに問い合わせで確認することをおすすめします。
楽楽自動応対の評判・口コミ
| 楽楽自動応対の良い評判・口コミ | 楽楽自動応対の改善点 |
|---|---|
| ・メールの割り振りを簡単に行える ・メールIDの自動付与による管理の効率化 ・返信テンプレートの多数登録による業務効率とサービス品質の向上 ・細かくフォルダわけができるため、管理がしやすい ・ログの長期保持により、担当者でなくても応対内容を追いやすい |
・過去メールの検索機能の向上が望まれる ・場合によっては迷惑メールに分類されることがある ・初期設定がやや複雑である ・フォルダ移動時の間違いに注意が必要 |
メールワイズの評判・口コミ
| メールワイズの良い評判・口コミ | メールワイズの改善点 |
|---|---|
| ・チーム単位でのメール管理が容易 ・メールのやり取りが共有できる ・テンプレート便利 ・顧客情報を共有できる ・ツールに不慣れな方でも扱いやすい |
・UIにもう一工夫欲しい ・特定の動作で遅くなる場合があった |
その他の主要メール共有システムとの比較
楽楽自動応対とメールワイズ以外の主要メール共有システムとの比較は次のとおりです。
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※資料数は、BOXILでの掲載状況によって増減する場合があります。
楽楽自動応対とメールワイズは結局どちらを採用するべきか?
楽楽自動応対とメールワイズは共に優れた機能を持つメール管理システムですが、次のような観点から製品を選定するのがよいでしょう。
■楽楽自動応対が向いている場合
- セキュリティ要件が高い
- クラウドサービス間の連携ニーズがある
- 24時間365日の運用監視体制が必要
- 導入から運用までの手厚いサポートが欲しい
■メールワイズが向いている場合
- サイボウズ製品との親和性が高い
- BtoB・サービス業の業務に特化した機能が欲しい
- スマホ/タブレットで使いやすいデザイン
- シンプルでUIが使いやすいことを重視したい
価格面では同等の水準ですが、機能の主眼が異なるため用途に合わせて選択するのがベストです。無料トライアル期間を活用し、実際の業務に即した操作感を確かめることをおすすめします。

