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金融業向けERPのおすすめ9選 | 選び方やメリット、解決できる課題

最終更新日:(記事の情報は現在から196日前のものです)
この記事では、金融業向けERPを紹介しています。金融業向けERPを導入する必要性やメリット、選び方、サービス比較を解説。導入するERPを探している方はぜひ参考にしてみてください。

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ERPとは

ERPとは、経営資源を統合的に管理するシステムであり、財務や人事、生産管理などを統合し効率化や情報の一元化を図ります。バックオフィス全体を支援するため、導入に成功できれば多くの面で恩恵を受けられるのが強みです。

ERPの機能一覧

ERPの機能一覧はこちらの記事にて紹介しています。

金融業でDXを推進する重要性

ERPを導入することでDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進できます。経済産業省のDXレポート ~ITシステム「2025年の崖」克服とDXの本格的な展開~にて言及されている2025年の崖もあり、企業では迅速なDXが求められています。

システムの老朽化やブラックボックス化が著しい

金融業界では、レガシーシステムの老朽化やシステムのブラックボックス化が顕著です。これにより、新たなテクノロジーの導入が困難になり、DXを阻害しています。たとえば、金融機関では顧客データの活用や新たなサービスの提供が難しく、競争力を維持するうえでの課題となっています。

個人情報を含む膨大なデータを扱っている

金融業界では、機密性の求められる膨大なデータを扱います。このため、データの厳重なセキュリティ管理が必要です。しかし、従来のシステムではこれらの課題に対応するのが難しく、DXを進めるうえでの障壁となっています。

金融業でERPを導入するメリット

金融業でERPを導入するメリットには次のようなものがあります。

  • 業務の効率化
  • 法令遵守の徹底
  • 意思決定の迅速化
  • 顧客体験の向上
  • 信頼性の高い会計処理

バックオフィスの運用を丸ごと更新するため、全体最適がなされ広い範囲へ効果が波及します。基幹システムをまとめて導入したい中小企業、統合管理によりコンプライアンス対策や内部統制を強化したい大企業のいずれにもおすすめです。

金融業向けERPの選び方

クラウド型とオンプレミス型のいずれか

ERPを選ぶ際にはクラウド型とオンプレミス型のどちらで導入するかを先に整理しましょう。初期費用を抑え継続的なアップデートしてもらいたいのであればクラウド型、セキュリティの都合上で自社サーバーにて管理が求められる場合はオンプレミス型を選ぶのがおすすめです。

種類 概要 特徴
クラウド型 インターネット上でログインして利用するタイプ 初期費用が安く、システムをアップデートしてもらえる
オンプレミス型 自社サーバーにシステムを構築して利用するタイプ 業務に合わせて自由にカスタマイズできる

業界への対応と拡張のしやすさ

金融業の業務は多岐にわたるため、独自のニーズに合ったシステム設計が求められます。金融業の特性に合わせた機能が搭載されているか、機能がない場合はあとからカスタマイズしやすいかをチェックしましょう。あわせて他社サービスとの連携も見ておくと後々の運用が楽になります。

セキュリティとコンプライアンスへの対応

金融業では、セキュリティとコンプライアンス対策をどのようにしているかが重要です。データ漏えいや不正アクセスのリスクを最小限に抑える開発体制が整っているか、把握したいところです。調べる際には第三者の認証を参考にするのもよいでしょう。たとえばISOやSOC、プライバシーマークなどがあります。

導入後のサポートとトレーニングが提供されるか

ERPの導入後も安心して利用するためには、適切なサポートとトレーニングが必要です。ERPを選ぶ際には、導入後のサポート体制やトレーニングプログラムが充実しているか確認しましょう。サポートの受付時間や連絡方法、対応言語、口コミなどが調査できるとなおよいです。

金融業に特化したERP2選

BANKING ERP

BANKING ERPは地方銀行が提供するERPです。BANKING ERPには次のような特徴があります。

  • 入出金明細の連携や自動入金消込
  • 資金繰り表の自動作成にてリアルタイムに状況把握
  • 会計ソフトと連携し、会計仕訳を自動化

みずほERP

みずほERPはみずほ銀行による、管理業務をトータルで効率化するERPです。みずほERPには次のような特徴があります。

  • 販売管理、財務会計、給与計算の業務を効率化
  • 見積書や請求書などの帳票を簡単に作成
  • インターネットバンキング「みずほビジネスWEB」と連携

金融業にもおすすめのERP7選

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※ダウンロード可能な資料数は、BOXILでの掲載状況によって増減する場合があります。

Oracle NetSuite - 日本オラクル株式会社

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Oracle NetSuiteは、世界中で導入実績をもつERPです。Oracle NetSuiteには次のような特徴があります。

  • Eコマースから注文管理、在庫管理、財務会計、顧客管理まで一元化
  • 標準搭載のBIによりビジネスに必要なデータの管理と分析が可能
  • 小規模なビジネスからグローバルな大企業まで対応

freee統合型ERP - フリー株式会社

freee統合型ERPは、人事労務、販売管理、会計管理を統合管理できるクラウド型ERPです。入力情報を自動連携でき、人件費や支払経費を含めた案件ごとの粗利も可視化できます。

  • 銀行口座連携機能や消し込みマッチング自動化などの機能を搭載
  • 機能に関する不明点はプロダクト内から相談可能
  • API連携による機能の共有性の高さに強み

Oracle Fusion Cloud ERP - 日本オラクル株式会社

Oracle Fusion Cloud ERP
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Oracle Fusion Cloud ERP/EPM 金融業界向けソリューションは、Oracle Fusion Cloud ERPを金融業界向けに特化させたプランで、人事管理や顧客管理などの機能を搭載しています。Oracle Fusion Cloud ERP/EPM 金融業界向けソリューションには次のような特徴があります。

  • 電子購買契約や電子経費申請ができリモートワークに対応
  • リモート決算ソリューションの導入により、月次決算にかかる時間を短縮
  • 有価証券運用における分析軸として、市場系補助簿の構築と経営シミュレーションをサポート

Biz∫(ビズインテグラル) - 株式会社NTTデータ・ビズインテグラル

Biz∫(ビズインテグラル)は、金融業界特有の機能を備えたBiz∫金融会計テンプレートを提供しています。

  • 金融・保険業の会計業務に沿った標準業務フローや業務シナリオに対応
  • 計数管理や開示、監査対応などの業務負荷の軽減に強み
  • 要件定義はもちろん、本番稼働、運用保守までトータルサポート

GRANDIT

GRANDITはユーザー視点で本当に使いやすいかどうかを追求した、純国産のERPです。GRANDITには次のような特徴があります。

  • 多くの業界や業種に対応した進化し続けるERP
  • 基幹業務を網羅したモジュールで構成
  • 業務効率を高める守りの経営と競争力を高める攻めの経営を両立

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OBIC7 Financialシリーズは金融業の課題解決を多方面からサポートするソリューションで、OBIC7の金融業界向けのサービスです。OBIC7 Financialシリーズには次のような特徴があります。

  • 融資の審査や稟議、信用格付など金融業ならではの業務をサポート
  • 債権の管理を効率化し、業務時間を短縮し人的ミスを防止
  • 営業に役立つ情報から信用リスクまで管理

infor - インフォアジャパン株式会社

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inforは1,500以上のグローバル銀行や保険会社、金融サービス機関で利用されるERPです。inforには次のような特徴があります。

  • AIがインサイトを生成しパーソナライズ
  • 広範なデータベースからデータを収集し自動で絞込み
  • モバイルファーストなデザインとオープンソースとの互換性あり

※出典:インフォアジャパン「infor 公式サイト」2024年5月8日閲覧

金融業向けのERPを導入しよう

金融業向けのERPを選ぶ際には、セキュリティに強いか、金融業に特化した機能があるかなどに注目しましょう。金融業向けのERP自体は多いため、使い勝手を見比べたり他機能の有無で比較したりするのがおすすめです。

金融業向けのERPのうち最適なサービスを選ぶには、ニーズや予算に合わせて、複数のシステムを比較検討することが大切です。下のボタンからはBOXILが厳選したサービスの資料を無料でダウンロードできます。ぜひサービス選定の参考にしてください。

本記事で紹介しきれなかったサービスについては下の記事にて解説しています。より多くのサービスから検討したい方はあわせてチェックしましょう。

【2024年】ERP比較22選!タイプ別サービスと比較表
【管理者必見!】全社的な効率化へ大いに貢献してくれるERP。代表的な機能や種類、各システムのメリットと選び方を徹底...
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