おすすめ社員管理システム8選！人事評価や労務、タレントマネジメントにも活用可能

社員管理システムとは？

社員管理システムは、企業が従業員の情報や業務を効率的に管理するためのシステムです。従業員の人事情報や勤怠、評価などさまざまなデータを一元管理し、人事や管理業務の効率化を図ります。

企業が成長するにつれて、従業員数や業務の複雑さが増していく中で、従業員の情報管理や業務効率化はますます重要になります。

社員管理システムを導入することで、これらの課題に対処し、組織全体の効率化を図れます。

社員管理システムの主な機能

社員管理システムには人事管理、労務管理、評価管理などの機能があります。これらの機能を使いこなすことで、組織内の人材や業務を効率的に管理できます。各機能の概要とメリットを紹介します。

人事管理

人事管理機能は、従業員の人事情報やスキル情報を管理するための機能です。従業員の基本情報から経歴、スキル、研修履歴などを管理し、組織の人材戦略をサポートします。

人事管理で従業員情報を一元化することで、適材適所の人材配置やキャリア開発に活用できます。

労務管理

労務管理機能は、従業員の雇用契約や社会保険、勤怠、給与などを管理する機能です。また、入退社時の書類作成や電子申請、年末調整などをシステム上で行えます。

Excelや紙を用いた手作業による労務管理では、担当者の負担も大きく、ミスも発生しやすい課題がありましたが、システムによって各データの連携や入力、計算が容易になります。

評価管理

評価管理機能は、評価シート管理や評価の甘辛調整、評価フローの設定ができる機能です。従業員が多いほど、評価者や人事の負担が大きくなる評価業務を標準化して、効率性を高められます。

サービスによって異なりますが、MBOやOKR、バリュー評価、コンピテンシーなどさまざまな評価制度に対応します。

社員管理システムを導入するメリット

社員管理システムを導入することで得られる主なメリットについて詳しく紹介します。

社員データの一括管理による業務効率アップが狙える

社員管理システムの導入により、従業員の人事情報や勤怠、給与などを一元管理できます。

これにより、人事部門や管理者は各従業員データを探す手間が省け、業務の効率化が図れます。また、データの正確性や信頼性も向上し、意思決定の基盤として活用できます。

社員情報や人事に関するデータを簡単に共有可能

社員管理システムを活用することで、従業員の情報や人事に関するデータを簡単に社内で共有できます。

部門間や役職間での情報共有がスムーズに行えるため、組織全体のコミュニケーションや連携が円滑になります。

パフォーマンスやスキルを可視化することで、適切なマネジメントにつながる

社員管理システムは、従業員のパフォーマンスやスキルを定量化し、可視化できます。

これにより、個々の従業員の適性やスキルセットを把握し、適切な人材配置や育成計画に役立ちます。

高度なセキュリティ体制のもとで情報を管理できる

社員管理システムは、企業の機密情報や個人データを保護するために高度なセキュリティ対策を備えています。

データの暗号化、アクセス制御、セキュリティポリシーの適用などの機能により、情報漏えいや不正アクセスから機密情報を守ります。

ガバナンスを強化できる

社員管理システムの導入は、企業のガバナンスを強化するのに役立ちます。従業員の勤怠管理や業務の進捗状況をリアルタイムで把握し、適切な監督やコンプライアンス管理を行えます。また、法規制や規制要件への適合を確保し、企業のリスク管理の強化も可能です。

おすすめの社員管理システム8選

カオナビは、従業員の個性・才能を発掘し、戦略人事を図るタレントマネジメントシステムです。カオナビには、次のような特徴があります。

• 評価運用から人材育成、配置シミュレーションまでを行える
• 従業員エンゲージメントやモチベーション分析などの組織診断機能を搭載
• マイナンバー管理や入退社手続きをオンラインで完結できる

HRBrainは、初期設定から運用までを丁寧にサポートしてくれるタレントマネジメントシステムです。HRBrainには、次のような特徴があります。

• タレントマネジメント、人事評価、労務管理など、人事労務業務を一元的に管理
• 既存システムとの連携も可能なユーザーフレンドリーなインターフェース
• サービスを自由に組み合わせて最適なプランを構築でき、課題に合わせてカスタマイズ可能

SmartHRは、従業員の管理ができるクラウド型の人事労務サービスです。SmartHRには、次のような特徴があります。

• 入社手続き、雇用契約、年末調整、マイナンバー管理など幅広い労務手続きに対応
• タレントマネジメント機能として、人事評価、配置シミュレーション、スキル管理などが可能
• APIやCSVデータ連携により、他のシステムや自社システムとの連携ができる

freee人事労務は、労務の人的なミスをゼロにすることを目的とした労務管理システムです。freee人事労務には、次のような特徴があります。

• 入退社手続き、勤怠管理、給与計算、給与明細作成など人事労務業務を一元管理
• アラート機能で締め日や必要な業務を事前に通知してミスを防止
• 専任のアドバイザーによる導入支援や操作サポート

マネーフォワード クラウド人事管理は、従業員情報や組織情報を一元管理するクラウドサービスです。マネーフォワード クラウド人事管理には、次のような特徴があります。

• 入社手続き書類の作成や電子締結、情報収集フォームの作成が可能
• 従業員情報の履歴管理と権限設定が可能
• 組織構造や役職情報の設定と組織改編のシミュレーションができる

ジョブカン労務HRとは、労務業務を自動化・効率化する人事管理システムです。ジョブカン労務HRは、次のような特徴があります。

• 入退社や扶養変更など各種手続きの帳票を自動作成する
• ToDo リストで次の手続き作業を案内し、進捗状況も一覧で把握できる
• 手続き書類の電子申請が可能で、役所へ出向く必要がない

クラウドハウス労務とは、セミオーダー型のクラウド業務⽀援サービスです。クラウドハウス労務は次のような特徴があります。

• 煩雑な入社手続きを電子化・自動化が可能
• 高いカスタマイズ性により実現する各社に応じたセミオーダー型設計
• 業務フロー設計から運用後のフォローまで一気通貫の伴走フォロー

COMPANY 人事管理システムは、入社から退職までの人事労務を網羅する統合人事管理プラットフォームです。COMPANY 人事管理システムは次のような特徴があります。

• 複雑な組織体系やワークフローに対応できるため、大手企業におすすめ
• 個人情報だけでなく技能資格、評価、教育履歴など、Excelでの管理となりがちな項目も網羅的に管理
• グループ会社をまたがった検索や集計作業もExcelや他システム・ソフトを介さずに実現

社員管理システムの選び方

社員管理システムを選ぶ際のポイントを紹介します。

操作性が高く、だれでも簡単に使えるか

社員管理システムを選ぶ際には、操作が直感的でわかりやすいかが重要です。社内のすべての従業員が簡単に操作できるようなシステムを選ぶことで、導入後のトレーニングや運用コストを抑えられます。

ユーザーフレンドリーなインターフェースや使いやすい機能があるかを確認しましょう。

外部システムとの連携は可能か

社員管理システムは、他の業務システムとの連携がスムーズに行えることが重要です。

たとえば、給与システムや勤怠管理システムとの連携が円滑に行えるかを確認しましょう。これにより、データの二重入力や情報の不整合を防ぎ、業務効率を向上させられます。

セキュリティが高く、サポート体制は充実しているか

社員管理システムには、従業員の個人情報や企業の機密情報が含まれるため、セキュリティが十分に確保されていることが不可欠です。

また、システムに問題が発生した際に迅速に対応してくれるサポート体制が整っているかどうかも重要です。セキュリティ対策やサポート体制に関する情報を事前に確認し、安心してシステムを導入できるかを検討しましょう。

社員管理システムを導入して、人事や労務をよりスムーズに

社員管理システムを導入する際には、操作性が高く、外部システムとの連携がスムーズに行えるか、セキュリティが十分に確保されているかなどのポイントに注目しましょう。

また、複数のシステムを比較検討することが重要です。自社のニーズや予算に合わせて、最適なサービスを選ぶことで、人事や労務管理をよりスムーズに行えます。

人事管理システムは、次の記事でも詳しく紹介しています。