褒めるツールの導入で従業員エンゲージメントを向上!おすすめサービス8選
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褒めることはなぜ大切?
褒めることは、円滑なコミュニケーションに有効です。褒め方にもよりますが、心から称賛すれば、通常なら相手は「嬉しい」と思ってくれるでしょう。
また、褒めてくれた人に対してポジティブな感情を抱くようになり、相手のやる気を引き出すだけでなく、褒められた側の自己肯定感を高め、能力を通常以上に引き出せます。
つまり、褒めることで、お互いが好意をもつ理想的な人間関係を構築できます。
大人になると褒められる機会が減るため、1回1回の褒められた経験が子どものとき以上に心に残ります。そのため、褒める機会を逃さないように心がけることで、誰にとっても居心地のよい環境を構築していきましょう。
何を褒めるかも大切
単に相手を褒めればよいわけではありません。心のこもらない「いいね」「すごいね」といった誉め言葉を連発しても、相手の心には響かないでしょう。
相手の心に響く褒め方をするためにも、「何に対して褒めるのか」に注目してみてください。
たとえば、「地頭がいいね」といった本人の元々の能力を褒めることは、悪いことではないものの、相手のやる気や能力を引き出すのは難しいです。
実際に「頭がいい」といわれても、「じゃあ頑張って仕事をしよう」と思う人は少ないでしょう。それどころか「わたしは頭がいいから、少々手を抜いても大丈夫」と好ましくない反応が生まれるかもしれません。
職場で相手のやる気と能力を引き出すためには、結果よりも努力を褒めることが大切です。「丁寧にレポートを作成してくれたので、プレゼンしやすかった」「いつもテーブルを片付けてくれているから、休憩室が綺麗だ」のように、相手がした行動に対して褒めましょう。
また、「いつもありがとう」のように抽象的な褒め方ではなく、「いつも優しい言葉をかけてくれてありがとう」と具体的に褒めることも大切です。相手は「どのようなことをしたから褒められたのか」を理解しやすくなり、次も同じことをするように意識するでしょう。
褒めるツールとは?
「褒めることは大切」とわかっていても、実際にそうした職場環境や雰囲気を構築するには根気が必要です。口頭で褒め合う必要性を説くだけでは実行まで移すのは難しいでしょう。
そのため、褒めるツールの活用がおすすめです。褒めるツールとは、相手に感謝や賞賛の気持ちを手軽に伝えられるツールです。
褒めるツールには、次の種類があります。
サンクスカードツール
サンクスカードツールとは、感謝や賞賛の気持ちをオンライン上のカードで表現するツールです。手紙や感謝状として渡すのは大げさな印象を与えますが、オンラインカードなら感謝や賞賛の気持ちを気軽に贈れます。
ピアボーナスツール
ピアボーナス®とは、ピア(peer:仲間、同僚)とボーナス(bonus:特別手当)を組み合わせた言葉です。サンクスカードツールでは感謝の言葉だけを伝えますが、ピアボーナスツールを使えば、相手に感謝とともにインセンティブを贈れます。
褒めるツールを導入するメリット
褒めるツールを導入することには、次のメリットがあります。
- エンゲージメントが高まる
- パフォーマンスの向上が期待できる
- 離職防止に役立つ
それぞれのメリットについて解説します。
エンゲージメントの向上
褒めるツールを導入することで、互いに褒め合う文化が社内に生まれます。
従来なら、社内の誰かに感謝を感じたときでも、「嬉しいな」「ありがたいな」と頭の中で思うだけで、感謝を表現する機会がなかったかもしれません。また、「社内で会ったときにお礼を伝えよう」と思っていても、なかなか会う機会がなく、いつの間にか忘れてしまうケースもあったでしょう。
褒めるツールがあれば、普段使っているパソコンやスマートフォンから感謝の気持ちを伝えられます。相手に対面で伝える必要がないため、褒めることに対するハードルが下がるでしょう。
気軽に褒め合う文化が定着すれば、社員間の交流がより密になります。会社に対して居心地のよさを感じることで、仲間意識・帰属意識が高まり、エンゲージメントの向上が期待できます。
パフォーマンスの向上
褒められたことで、意欲的に仕事に取り組むようになり、パフォーマンスや生産性の向上も期待できます。
一人ひとりの生産性が向上すれば、会社全体の生産性も向上します。従業員各自の能力を活かすためにも、褒めるツールを導入し、日常的に褒め合える土壌を作っておくことが大切です。
離職防止に役立つ
褒めること・褒められることで、仲間に対する帰属意識や愛社意識が高まります。職場に居心地のよさを感じるようになるため、離職の抑制にも効果的でしょう。
居心地のよい会社であるという評判が広がれば、就職を希望する人も増えることが期待できます。人材不足を解消し、なおかつ優秀な人材を確保するためにも、褒めるツールで褒め合う文化を形成することが有用です。
褒めるツールの選び方
褒めるツールで、社内の生産性やエンゲージメントを高め、優秀な人材を確保しやすくするためには、自社に合った適切なツールを選び、積極的な利用を促すことが必要です。
効果のある褒めるツールを導入するためにも、次のポイントに注目してください。
- 導入目的に合っているか
- 料金は妥当か
- 操作性が高いか
- 分析しやすいか
- サポート体制が充実しているか
それぞれのポイントを解説します。
導入目的に合っているか
褒めるツールは、いずれも「褒め合う」ことを目的としていますが、ツール導入の目的によっては向き不向きがある点に注意が必要です。ツールを選定する前に、導入の目的を明確にしておきましょう。
たとえば、褒めるツールにより社内コミュニケーションを活性化することを目的とするなら、一方的にサンクスカードを贈るだけのツールではなく、リアクション機能があるほうが望ましいといえます。
料金は妥当か
褒めるツールを導入することで生産性が上がり、売上増・利益増を期待できます。また、働きやすい職場として認知されることで、採用活動にかかる費用を抑えられるかもしれません。
しかし、褒めるツールの導入費用・利用費用が高すぎるときは、生産性が向上できてもコストでマイナスになる恐れがあります。自社にとって必要な機能を洗い出して、それに対する料金が妥当か確認しておきましょう。
操作性が高いか
褒めるツールを導入しても、社員が使わなければ意味がありません。操作性が高く、使いやすいか確認することが必要です。
デモ画面やトライアル期間があれば、ある程度、操作性を確かめてから導入できます。導入しても本当に利用するのか不安なときは、デモ操作・トライアル期間のあるものを選びましょう。
分析しやすいか
導入による変化を見える化するためにも、褒めるツールを導入するときは分析機能のあるものを選ぶようにしましょう。
分析機能が搭載されているツールでも、使い勝手が悪いものでは意味がありません。こまめに効果を評価するためにも、分析しやすいか、欲しいデータを取得できるかをチェックしておきましょう。
サポート体制が充実しているか
実際に利用し始めると、さまざまなトラブルや疑問が生じると予想されます。スムーズにトラブル・疑問を解消するためにも、サポート体制が充実しているツールがおすすめです。
サポート方法は、ツールによって異なります。電話やチャットによるサポートだけでなく、担当者による駆けつけサポートを利用できる場合もあるため、各社のサポート体制を確認しておきましょう。
褒めるツールおすすめ8選
- 運用サポートが充実
- コンテンツデザインをカスタマイズできる
- 会話履歴を保存できる
RECOGは、組織の課題を賞賛で解決するツールです。パソコンでもスマートフォンでも見やすい画面構成で、社員の利用を促し、コミュニケーションを活性化します。RECOGは社員一人ひとりの状態を分析する機能があり、1on1でのフィードバックにも活かせます。
Teampot - 株式会社エージェント
- 匿名でサンクスボーナスを贈り合い心理的安心感を向上
- 溜まったサンクスボーナスはAmazonギフトカードと交換可能
- 1日1回、好きなテーマで投稿して社内交流
Teampotは、匿名で感謝や応援したいメンバーにサンクスボーナスを贈れるエンプロイーサクセスツールです。ログイン数や投稿数、リアクション数に応じ送れるポイントを貯められ、受け取り手は溜まったサンクスボーナスをAmazonギフトカードと交換可能です。
感想や実績、感謝など好きなテーマで投稿でき、閲覧したメンバーは投稿に対しコメントを送ったり、シェアしたりできます。離職率や定着率の改善、エンゲージメント向上といった課題解決に役立ち、効果がない場合は全額返金を保証しています。
- スマートフォンで簡単に操作できる
- サンクスカードで交流を活発化できる
- 新人教育に活用できるテスト機能あり
TUNAGは、サンクスカードやWeb日報などを通して、社内交流の活発化を図るツールです。コメント機能があるため、複数人で感謝や賞賛の気持ちを表現できます。また、スマートフォンのアプリケーションのため、操作性が高く、褒める以外にも多用途に使える点が特徴です。たとえば、社内掲示板やウェブマニュアル、ワークフロー確認などにも使え、業務効率向上にもつながります。
THANKS GIFT - 株式会社Take Action
- オリジナルの理念コイン制度を構築できる
- 社長メッセージを記載できる
- チャット機能あり
THANKS GIFTは、サンクスカードやオリジナルの理念コインを贈り合うことで、社内コミュニケーションの活発化を実現するツールです。チャット機能があるため、業務連絡やリマインド連絡にも活用できます。社長メッセージを記載できるのも、THANKS GIFTの特徴です。組織で同じ目標に向かっていくことを後押しします。
- リアクション機能で返信不要
- もらったボーナスをさまざまなリワードと交換できる
- 外部ツールと連携可能
Uniposは、ピアボーナス®を贈り合うことで、社内コミュニケーションを活性化するツールです。褒める人・褒められる人が相互に関わるだけでなく、やり取りを見ている人もインセンティブを贈る形で関われるため、一体感が強まる効果も期待できます。また、外部のビジネスチャットツールとも連携できるため、普段のコミュニケーションスタイルを変更しなくても利用できるのが特徴です。
インセンティブ・ポイント - 株式会社ベネフィット・ワン
- オリジナルのポイント制度を構築できる
- ポイント交換の選択肢が多い
- フォロー体制が充実
インセンティブ・ポイントは、オリジナルのポイント制度により社員のモチベーションアップを目指すサービスです。ポイントを貯める楽しみだけでなく、ポイント交換のアイテムを選ぶ楽しみもあり、継続的な利用を期待できるでしょう。インセンティブ・ポイントは、「褒める」「褒められる」のやり取りを当人のみ閲覧できる仕組みです。個人的かつ繊細な気づきに対しても相手に感謝や賞賛の気持ちを贈れます。
- チームメンバーの声を可視化できる
- 雑談スペースがある
- 感謝の気持ちをキャンディで表現
Collaは、チームメンバーの声を集めて可視化するツールです。メンバー各自が簡単な質問に答えるだけで、チーム全体の状態を把握できます。雑談スペースもあるため、メンバーのコミュニケーションの場として活用可能。感謝や賞賛を疑似的なキャンディとして贈り、気持ちを伝えられるのも特徴です。
GRATICA
- ビジネスチャット機能
- サンクスカードにギフトを添えられる
- エンゲージメント調査機能
GRATICAは、社員の満足度向上を実現するためのツールです。サンクスカードを贈り合うことで、社員が互いに尊重し合える企業風土の構築に役立ちます。感謝を贈ったことでどのような変化が生まれたのかをアンケートで調査し、組織としての課題発見・解決につなげられる点も特徴です。オプションで月次レポートを受け取れるため、利用状況の分析もできます。
褒めるツールでエンゲージメントを高めよう
感謝や賞賛の言葉は、相手に喜びを与えるだけでなく、伝える側にも喜びをもたらします。明るく居心地のよい職場環境を構築するためにも、褒めるツールを導入を検討してみましょう。
紹介した選び方を参考に、自社に合う褒めるツールをぜひ見つけてください。
褒めるツールは、次の記事でも詳しく紹介しています。