AI-OCR搭載の経費精算システム11選！相場やメリット、選定ポイント

AI-OCR搭載を搭載した経費精算システムとは

AI-OCR搭載の経費精算システムとは、AI（人工知能）とOCR（光学文字認識）を組み合わせることで紙や電子ファイルの領収書を読み取る、経費精算のシステムのことです。メリットとしては工数の削減、ミスの防止などが挙げられます。さらに不正検知の体制を作りやすいため、コンプライアンス強化にもつながります。

OCRとAI-OCRの違い

OCRとAI-OCRの違いは、文字読み取りにおける技術です。OCRは紙媒体の文字情報をデジタルデータに変換する技術ですが、AI-OCRはさらにAI技術を組み合わせることで、複雑な文字やレイアウトにも対応できます。具体的には、手書き文字や活字の崩れた文字、ノイズの多い画像などを正確に読み取れます。

AI-OCRを搭載していない経費精算システムの課題

AI-OCRを搭載していない経費精算システムには、大きく3つの問題点があります。

• 人的ミスが起こりやすい
• 生産性が上がりにくい
• コスト削減に限界がある

手入力による入力ミスや計算ミス、領収書の紛失、承認フローの遅延といった非効率により、本来取り組むべき業務に取り組めない状態になっていることでしょう。これらの問題は、AI-OCR搭載の経費精算システムで解決できる可能性が高いです。

AI-OCR搭載の経費精算システムを導入するメリット

AI-OCR搭載の経費精算システム導入のメリットは主に3つあります。

• 申請および承認にかかる工数削減
• コンプライアンス遵守の強化
• コア業務への集中

領収書からの入力が減ることで工数やミス、不正が減るため、メインとしている業務へより多くの時間をかけられるようになります。

AI-OCR特有の経費精算システムの選定ポイント

文字認識の精度

AI-OCR搭載の経費精算システムを選ぶうえで、重要なのが文字認識の精度です。手書き文字や薄い文字、複雑なレイアウトの領収書など、さまざまな種類の書類や文字に対応できるかを確認しましょう。精度は無料トライアルやデモで実際に試してみるのがおすすめです。認識精度が高いほど、手入力による修正の手間が省け、業務効率化につながります。

AI-OCR搭載の経費精算システム11選

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マネーフォワード クラウド経費は、連携による自動化に強い経費精算システムです。マネーフォワード クラウド経費には次のような特徴があります。

• 2,500^※を超えるサービスと連携
• 金融機関や法人カードと連携し明細データを自動で取得
• スマートフォンでの申請や承認がスムーズ

※出典マネーフォワード：「マネーフォワード クラウド経費 公式サイト」2024年6月27日閲覧

楽楽精算は、15,000社^※に導入されているクラウド型の経費精算システムです。楽楽精算は次のような特徴があります。

• 申請項目やレイアウト、承認フローなどを自由にカスタマイズ
• 運用開始後もサポート担当が定期的に状況を確認
• 電子帳簿保存法やインボイス制度にも大手税理士法人監修のもと対応

※出典：ラクス「楽楽精算 公式サイト」2024年6月27日閲覧

バクラク経費精算は、AI-OCR搭載で経費精算の工数を削減する経費精算システムです。バクラク経費精算には次のような特徴があります。

• スマートフォンアプリで領収書を複数枚を一括アップロード
• 二重申請防止やスキャナ保存要件の自動判定で差し戻しを防ぐ
• シンプルな操作画面で従業員も使いやすい

HRMOS経費は、電子帳簿保存法やインボイス制度に対応した経費精算システムです。HRMOS経費には次のような特徴があります。

• 法人カードやAmazonビジネスと連携
• 旅費交通費、立替経費、請求書処理に対応
• オプションにて汎用ワークフローや海外出張にも対応

BIZUTTO経費は、ペーパーレスやキャッシュレス、オペレーションレスで経費精算業務を効率化するクラウド型経費精算サービスです。BIZUTTO経費には次のような特徴があります。

• クレジットカードをはじめとしたデータを取り込み
• メールないしWeb会議にて継続的にサポート
• 2年目の契約更新以降は月額料金が半額

Bill One経費は、立替経費をなくし経費精算業務の効率化のほか、月次決算を加速させるクラウド型の経費精算システムです。

• 適格請求書の要件に沿っているかを自動で判定
• 他システムとの連携で経理業務をスムーズ化
• カードの即時ロックや3Dセキュア2.0に対応

Concur Expenseは、グローバルに使える経費精算システムです。Concur Expenseには、次のような特徴があります。

• 法人カードや交通系ICカード、PayPayをはじめとする決済アプリと連携
• Concur Travelを使えば出張管理も効率化
• 設定にかかる初期費用は無料

invox経費精算は、経費精算のやり取りの電子化、支払や計上業務の自動化が可能な経費精算システムです。invox経費精算は次のような特徴があります。

• 領収書のデータ化から適格事業者登録番号の照合まで自動対応
• 定期券区間外の考慮、近場交通費の経路検索が可能
• 仕訳データを申請内容から自動生成

freee支出管理 経費精算Plusは、経費精算の申請から受取、仕訳まで自動化できるクラウド型経費精算システムです。freee支出管理 経費精算Plusには次のような特徴があります。

• 提出証憑をスマホにかざせば自動で読み取り、情報を自動入力
• 電子帳簿保存法に対応した形式で証憑を自動保存
• 金額、申請内容に応じ自動分岐する承認ワークフロー

経費BANKは、月額1,500円から導入できるクラウド型の経費精算システムです。経費BANKには次のような特徴があります。

• クレジットカード連携やICカード連携、AI-OCRに申請をスムーズに
• 申請内容に応じた自動仕訳やFBデータの作成で効率化
• スマートフォンおよびマルチブラウザに対応

ジンジャー経費は、シリーズ間でシステム連携をしやすい経費精算システムです。ジンジャー経費には、次のような特徴があります。

• 勤怠管理や給与計算など、ジンジャーシリーズ製品と連携
• パソコンでもスマートフォンでも申請と承認が可能
• 1か月の無料トライアルで機能や使用感をテスト

経費精算システムの選定ポイント

他システムとの連携

経費精算システムは、会計ソフトや給与計算ソフトとスムーズに連携できるかが重要です。連携機能が充実していれば、データの二重入力の手間が省け、入力ミスを防げます。CSV連携よりもAPI連携の方が運用しやすくおすすめです。

セキュリティ対策

経費精算システムがセキュリティ対策をどのようにしているかチェックしましょう。具体的にはアクセス権限の設定や不正アクセスの監視体制などが整っているかを確認しましょう。

サポート体制

導入時のサポートやトラブル発生時の対応が充実していることも重要です。電話やメール、チャットなど複数の問い合わせ手段が用意されているか、対応時間はどのくらいかを確認しましょう。また、マニュアルやFAQが充実しているかどうかも確認しておくと安心です。

導入実績

導入事例やユーザーレビューを参考に、自社と似た業種や規模の企業での導入されているか確認しましょう。すでに同じような企業で導入されている安心感があるのに加え、サービス提供企業が課題を想定してくれる可能性が高いため導入に失敗しづらくなります。

操作性

従業員にとって使いやすいシステムであることも重要です。直感的に操作できるか、スマートフォンでも問題なく作業できるかを確認しましょう。操作が簡単なシステムであれば、従業員への定着がスムーズに進みます。

経費精算システムはAI-OCR搭載のものがおすすめ

AI-OCR搭載の経費精算システムは業務効率化、コスト削減、コンプライアンス対策など多くのメリットをもたらします。従来の経費精算が抱えていた問題点を解決し、より正確かつスムーズな経費精算を実現します。

AI-OCR搭載の経費精算システムを選ぶ際に重要なのは、要件に合った機能が備わっているか、他システムとどのように連携するか、コストに見合っているかなどです。各サービスの口コミを確認しながら検討を進めましょう。