販売管理に使えるアプリとは?アプリに限界を感じたらPC版の販売管理システムがおすすめ
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- 販売管理に使えるアプリ
- 売上管理アプリ
- 在庫管理アプリ(カウントアプリ)
- アプリで販売管理をするデメリット
- 業務ごとに使うアプリが異なり管理も煩雑になる
- サポートなしのアプリも多い
- 販売管理システムのアプリとは
- すべての販売管理ができるわけではないが、アプリは便利
- モバイルアプリのある販売管理システムのメリット
- 外出中でも業務を進められる
- 作業の確認に便利
- 販売管理システムのアプリを使うときの注意点
- アプリでは使えない機能もある
- モバイルアプリよりもPC版の方が操作しやすい
- 販売管理システムやアプリの選び方
- 各部門の要望や課題をまとめる
- 自社の課題を整理する
- 導入目的を明確にする
- 目的に合うシステム・アプリを比較する
- モバイルアプリがある販売管理システム6選
- アラジンオフィス
- kintone
- 楽楽販売
- ZAC
- Plaza-i
- s-flow - 株式会社コデックス
- 販売管理には専用システムを!モバイルアプリがあるとさらに便利
販売管理に使えるアプリ
販売管理に使えるアプリとして、売上管理アプリや在庫管理アプリが挙げられます。これらのアプリには無料で利用できるものも多いです。
売上管理アプリ
売上管理アプリは、日々の売上情報を記録・集計し、売上状況を可視化できる便利なツールです。手書きやExcelでの管理に比べて、入力の手間や計算ミスを減らし、効率的な売上管理を実現します。
グラフやレポート機能を使えば、売上推移や商品別の売れ行きなどを簡単に把握し、経営判断に役立つ情報を得ることも可能です。無料から有料までさまざまなアプリがあり、機能や使い勝手もさまざまなので、自社の規模やニーズに合わせて選びましょう。
在庫管理アプリ(カウントアプリ)
在庫管理アプリは、商品の入庫、出庫、在庫数をリアルタイムで管理できるアプリです。バーコードリーダーやカメラでの読み取り機能を使えば、商品の入出庫をスムーズに行え、在庫状況を正確に把握できます。また、在庫数が少なくなるとアラートで通知してくれる機能や、発注管理機能を備えたアプリもあり、在庫切れや過剰在庫を防ぎます。
シンプルなカウントアプリから、高度な在庫管理機能を備えたアプリまで、種類はさまざまです。機能や費用、使い勝手などを総合し、自社の業務内容に合わせて選ぶことが大切です。
アプリで販売管理をするデメリット
販売管理ができるアプリには次のようなデメリットもあります。メリットとデメリットを天秤にかけ、自社に最適な選択肢を取りましょう。
業務ごとに使うアプリが異なり管理も煩雑になる
売上管理、在庫管理、顧客管理など、販売管理に関わる業務は多岐にわたります。それぞれに特化したアプリを導入すると、業務ごとに異なるアプリを開いて操作しなければならず、情報の一元管理が難しいです。
アプリ間のデータ連携をスムーズに行えないこともあります。この場合は情報の整合性を保つために、手作業でのデータ入力や転記が必要です。結果として、業務効率が低下し、ミス発生のリスクも高まります。
サポートなしのアプリも多い
無料アプリや低価格なアプリの中には、サポート体制が整っていないものも多く存在します。操作方法がわからない場合やトラブルが発生した場合に、気軽に問い合わせられず、自分で解決策を見つけなければなりません。時間と労力を費やしても解決できない場合は、業務に支障をきたす可能性もあります。
セキュリティ対策が不十分なアプリもあり、情報漏えいのリスクを考慮しなければなりません。
販売管理システムのアプリとは
先述のようなスマートフォン用の無料アプリ・安価なアプリとは異なり、PC用の高機能な販売管理システムがあります。このようなシステムが、スマートフォンやタブレットからシステムを使える、モバイルアプリを提供していることも多いです。
このようなシステムはクラウド型であることが多く、モバイルアプリからの操作もクラウドに保存され、PC版のシステムにもすぐに反映されます。
すべての販売管理ができるわけではないが、アプリは便利
販売管理システムのアプリは、PC版の販売管理システムの機能の一部をスマートフォンやタブレットで利用できるようにしたものです。PC版と全く同じ機能が使えるわけではありませんが、外出先からでも在庫状況や顧客情報を確認したり、簡単な受注処理を行ったりできます。
たとえば、営業担当者が外出先で顧客から商品の在庫状況を聞かれた際に、すぐにアプリで確認して回答できます。また、在庫が少ない商品があれば、アプリから発注可能です。
このように、販売管理システムのアプリは、外出先でも業務を進めたい場合やちょっとした確認をしたい場合に非常に便利です。
モバイルアプリのある販売管理システムのメリット
モバイルアプリのある販売管理システムを導入して得られるメリットは次のとおりです。
- 外出中でも業務を進められる
- 作業の確認に便利
外出中でも業務を進められる
モバイルアプリが搭載された販売管理システムを活用すれば、場所を選ばずに業務を進められます。たとえば、営業担当者が顧客先で商談中に在庫状況や納期を確認したい場合、わざわざ会社に戻ったり、PCを開いたりする必要はありません。スマートフォンやタブレットからアプリにアクセスすれば、必要な情報をリアルタイムで確認できます。
受注登録や見積書の作成などの簡単な業務であれば、その場で処理できます。移動時間や待ち時間などの隙間時間を有効活用することで、業務効率の向上につながります。
作業の確認に便利
モバイルアプリは、ちょっとした確認作業において特に便利です。たとえば、商品の価格や仕様、顧客の連絡先などを確認したい場合、わざわざPCを立ち上げるのは面倒です。しかし、モバイルアプリがあれば、スマートフォンを開いて手軽に情報を確認できます。
プッシュ通知機能を使えば、重要な情報を見逃す心配もありません。在庫状況の変化や受注情報などをリアルタイムで受け取れるため、迅速な対応が可能になります。
販売管理システムのアプリを使うときの注意点
モバイルアプリのある販売管理システムを導入する際の注意点について解説します。これらのポイントを押さえておくことで、アプリをより有効活用できるでしょう。
アプリでは使えない機能もある
販売管理システムのアプリは、PC版の機能を一部抜粋して提供しているケースが一般的です。そのため、PC版では利用できる機能が、アプリでは使えない場合もあります。
たとえば、詳細なデータ分析や複雑な設定変更など、アプリでは対応していないことが多いです。重要な業務や詳細な作業を行う際は、PC版にアクセスしなければならないことを覚えておきましょう。
モバイルアプリよりもPC版の方が操作しやすい
スマートフォンやタブレットの画面はPCと比べて小さいため、細かい操作や大量のデータ入力には不向きです。また、キーボードやマウスを使った入力に慣れている場合、タッチパネルでの操作に戸惑うかもしれません。
そのため、複雑な操作や長時間の作業をする場合は、PC版を利用した方が効率的です。モバイルアプリは外出先での簡単な確認や処理に使うものと割り切るといいでしょう。
販売管理システムやアプリの選び方
販売管理システムやアプリを選定する際は、いくつかのポイントが存在します。代表的なポイントについて解説します。
各部門の要望や課題をまとめる
販売管理システムは、営業、経理、在庫管理など、さまざまな部門が関わるシステムです。そのため、導入前に各部門の要望や課題をヒアリングし、まとめておくことが重要です。
たとえば、営業部門には外出先からでも在庫状況を確認したい、経理部門には請求書の作成を自動化したい、在庫管理部門には在庫の適正化を図りたいといった要望があるかもしれません。これらの要望を踏まえて、システムに求める機能や要件を明確にしていきましょう。
自社の課題を整理する
販売管理システムを導入する目的は、業務効率化やコスト削減、顧客満足度向上など、企業によってさまざまです。導入前に自社の課題を洗い出し、優先順位をつけて整理することが重要です。
たとえば、受注から納品までのリードタイムが長い、在庫管理が煩雑でミスが多い、顧客情報が分散していて管理しにくい、といった課題があるかもしれません。これらの課題を解決するために、どのような機能が必要なのかを具体的に考えていきましょう。
導入目的を明確にする
販売管理システムの導入に対し、どのような効果を期待するのかを明確にしておきましょう。
たとえば、業務効率化により残業時間を削減したい、在庫管理の効率化により在庫コストを削減したい、顧客情報の一元管理により顧客満足度を向上させたい、といった目的があるかもしれません。目的を明確にすることで、システム選びの軸が定まり、最適なシステムを見つけやすくなります。
目的に合うシステム・アプリを比較する
導入候補となるシステムやアプリを洗い出した後は、それぞれの機能や費用などを比較検討し、自社に最適なものを選びましょう。比較検討する際には、次の表の項目を参考にするといいでしょう。
項目名 | 確認ポイント |
---|---|
機能 | 必要な機能がそろっているか、将来的な拡張性はあるか、カスタマイズ可能か |
価格 | 初期費用、月額費用、オプション費用など、トータルコストを把握する |
操作性 | 直感的に操作できるか、複数人で同時に利用しやすいか |
サポート体制 | 電話、メール、チャットなど、問い合わせ方法が複数あるか。対応時間は適切か。FAQやマニュアル、トレーニングなどは充実しているか |
セキュリティ | データの暗号化、アクセス制限、バックアップ体制など、セキュリティ対策はしっかりしているか。個人情報保護法などの法令に準拠しているか |
これらの要素を総合的に評価し、自社のニーズに最も合致するシステム・アプリを選びましょう。
モバイルアプリがある販売管理システム6選
モバイルアプリを展開しているおすすめの販売管理システムを紹介します。それぞれの機能や特徴を記載しているため、これから導入を検討している方はぜひ参考にしてください。
- 柔軟性とコストパフォーマンスに優れた高機能パッケージ
- ハンディターミナルとの連携やバーコード活用にも対応
- あらゆる業種に対応したパッケージタイプ
アラジンオフィスは、必要な機能をコンパクトにまとめた販売管理システムです。在庫管理や生産管理の機能も搭載されており、ワンパッケージで幅広い業務に対応できます。
- IT知識がなくても業務に合わせたアプリを作成し、日々変化する業務に対応
- データベース・ワークフロー・コミュニケーションに関する機能が充実
- 非IT部門、専門知識がなくても使いこなしている企業多数
kintoneは、多機能で高い知名度を誇るグループウェアです。ノーコード・ローコードでのアプリ開発やプラグインの購入・追加の機能が搭載されており、販売管理にも利用できます。
- 見積もり管理や受注支援、請求管理、発注管理に特に強い
- 業務フローに合わせて計算ロジックをカスタマイズ、複雑な計算も自動化
- ルーチンワークの自動化やリレーショナルデータベースにより転記作業を削減
楽楽販売は、企業ごとのルールに合わせてカスタマイズできる販売管理システムです。自社仕様へのカスタマイズができたり、ボタンひとつで帳票発行ができたりする機能が搭載されており、自社独自の業務も効率化できます。
- 案件・プロジェクトの売上や仕入、外注費などを一元管理
- 販売管理や購買管理、勤怠管理などの基幹業務プロセスを揃えたシステム
- 東証一部企業やグループ会社、監査法人も利用する内部統制に強いシステム
ZACは、プロジェクト型ビジネスに特化したERPです。プロジェクト収支の可視化や業種特化の機能が搭載されており、プロジェクト別の損益管理ができます。
- 多通貨・多言語・複数会社・複数会計基準に対応
- ワンソース・ワンパッケージ・ワンデータベースで多業種に対応
- 内部統制や業界標準化に強く、属人化からの脱却に貢献
Plaza-iは、海外取引・海外進出に強いERPです。販売管理や購買管理などの基幹モジュール、一般会計や固定資産管理などの会計モジュールが搭載されており、情報と業務を一元管理できます。
s-flow - 株式会社コデックス
- スマートフォンでの検品やショップ(ベイス)連携に対応
- API連携による入金データ取込、ネットバンキング連携で経理も効率化
- ファイル添付やアクセス権限、取引先マスタなど便利機能も充実
s-flowは、初期費用なし、1ユーザーあたり月額2,800円で利用できる販売管理システムです。販売管理以外にも入出金管理や業務効率化に役立つ便利な機能が搭載されており、業務フローを改善できます。
販売管理には専用システムを!モバイルアプリがあるとさらに便利
業務効率化や顧客満足度向上のためには、無料アプリに頼るだけでなく、専用の販売管理システムの導入を検討することが重要です。モバイルアプリが搭載されたシステムを選べば、場所を選ばずに業務を進め、業務効率をより高められます。
自社の課題やニーズを明確にしたうえで、最適なシステムを選び、ビジネスの成長につなげましょう。