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現場定着のために「HRBrain」がこだわったUI/UXとサポート体制│人事制度の見直しから一気通貫支援も

最終更新日:(記事の情報は現在から41日前のものです)
HRBrainはタレントマネジメントをはじめ人事評価や従業員サーベイ、労務管理など企業の人事労務にフォーカスしたSaaSプロダクトを多数提供しています。HRBrainがもつ独自の強みや今後の戦略について、株式会社HRBrain上級執行役員の永山さんにインタビューを実施。そこにはシステム導入で終わらせず、企業に定着させるまでの同社のポリシーがありました。

HRBrainとは
2017年に人事評価クラウドからスタートし、タレントマネジメントや組織診断サーベイなど多岐にわたるシリーズを展開。2025年4月時点で累計導入社数3,500社を突破している。BOXIL SaaS AWARD 2024では人事評価システム部門で1位を獲得した。
※出典:HRBrain 公式サイト

HRBrain永山康樹氏

永山康樹さん 
株式会社HRBrain 上級執行役員
技術&プロダクト統括 兼 CHRO

サービスの組み合わせで、あらゆる角度から従業員を見える化

――― 企業が抱える人材課題はどのようなものがあるのでしょうか?

人口が減少していく中で採用に苦戦をしていて、今いる人材をいかに活性化させていくかにフォーカスを当てている企業様が増えている印象です。

しかし、自社の社員を見える化できていないという課題を抱えている企業様が多く、その解決策として我々のようなタレントマネジメントシステムを選んでいただく機会が増えていると感じます。

HRBrain一覧画面イメージ

――― HRBrainはどのような企業におすすめできるサービスですか?

業界・業種を問わず、一定の従業員規模の企業様にご利用いただいているので、人材を雇用している企業様であればお役に立てると思います。

中でも人材把握が難しくなってきた企業様、従業員の管理が煩雑になってきた企業様には、特に価値を提供できると考えています。

―――HRBrainが得意な領域はありますか?

人事領域全般に対応できますが、特に人事評価においては強みを発揮できると思いますね。

HRBrainは直感的に操作できるので、Excelで人事評価を運用している企業様や、既存の評価システムに課題を感じている企業様にはぜひお試しいただきたいです。スマートフォンからも入力できるため、パソコンを日常的に使用しない従業員が多い企業様にも導入しやすくなっています。

また、サーベイや労務管理システムなど10以上のサービスを提供しています。これらのシステムを併用することで、従業員のエンゲージメントの把握や、人事評価データと組み合わせた分析などが可能です。

――― どのような組み合わせをしている企業がいますか?

タレントマネジメントとサーベイの組み合わせが多いですね。人事施策を実行する際には優先順位付けが重要ですが、「すべてが重要に見えてしまい、優先順位を付けるのが難しい」といった声があります。

サーベイは定量的な分析ができるため、課題の優先順位付けに役立ちます。サーベイで課題を特定し、タレントマネジメントのデータと合わせてモニタリングするという企業様が多いですね。

こだわりの"UI/UX"と"サポート体制"で運用を定着させる

――― HRBrainは他社と比較してどのような特徴をもつサービスなのでしょうか?

大きく分けて2点あります。

1点目は、直感的に操作できるUI/UXにこだわっていることです。誰でも使いやすいサービスを提供できていると自負しており、その操作性が導入いただいたお客様の満足度につながっていると考えています。

2点目は、サポート体制です。チャットでサポート対応する企業様もある中で、我々は直接お話しできるサポート体制を整えています。また、それでも難しいお客様には運用代行も含めたコンサルティングサービスを提供しているので、安心してご利用いただけるかと。

どちらの点でも、お客様がきちんとシステムを活用してタレントマネジメントを実践できる状態にすることを重視しています。

HRBrain入力画面UIイメージ

――― BOXILでもHRBrainは使いやすいという口コミが多く寄せられています。UI/UXの観点ではどのような工夫されているのでしょうか?

たとえば、従業員の方が自分の評価を入力する際に、入力箇所以外は操作できないようにしたり、余計なボタンを配置しないようにしたりしています。

管理者向けにはさまざまな機能を提供している一方で、従業員の方から見ると非常にシンプルな作りにし、どこを操作すれば良いかを一目でわかるような操作性を意識していますね。

――― 実際に情報を入力する従業員の視点も大切にされているんですね。

使いにくいシステムだと、従業員の方が入力を面倒がって、正しい情報を収集できないこともあります。使いこなしやすいシステムであれば、リマインドの回数も自然と減り、データがスムーズに集まるようになるので、現場で定着するように使いやすさは重要視していますね。

――― 2点目のサポートでは、どのようなことをしていただけるのでしょうか?

弊社では企業様ごとに専属の担当者がサポートにつき、導入設定のサポートはもちろん、3,500社以上の導入実績に基づいて活用支援やノウハウ共有などを行います。

我々のサービスはカスタマイズ性が高く、さまざまなことができます。しかし、初めて導入するお客様にとっては何から始めれば良いかわからない場合も少なくありません。

たとえば、社員名簿を構築する際にすべてを一度に設定しようとすると、準備に手間がかかり運用開始までに多くの時間を要します。そのため、最初は最小限の情報から集めて、徐々に情報を追加していく方法をおすすめしています。

こうした無理のない運用ノウハウをお客様にお伝えしながら支援していることが特徴です。

システム利用を前提とした制度設計コンサルティングだから運用までスムーズ

HRBrain永山康樹氏インタビュー

――― 運用に至るまで細かいサポートをしていただけるのですね。御社では他にも人事制度設計のコンサルティングサービスも提供していますが、どのような経緯で生まれたのでしょうか?

システムの導入に携わる中で、お客様に既存の評価制度のままでいいのかという課題意識が芽生えて、制度刷新とシステム導入を同時に行いたいという要望を受けることが増えました。

さまざまな企業様の評価ノウハウが蓄積されていたので、我々が制度設計からシステム導入まで一気通貫で支援できれば、より高い価値を提供できると感じてコンサルティングサービスを立ち上げました。

人事コンサルティングを提供している企業様でも、実際の運用まで支援できていないケースが見られます。我々はシステムも同時に提供するため、運用面も考慮した制度設計を行っています。

設計して終わりではなく、実際に使うことを前提にしているため、運用しやすいといった評価をいただいていますね。

――― 評価制度以外も支援いただけるのでしょうか?

はい。最近では、スキル管理に関するご相談が増えていますね。スキル管理を導入したいが、どのように仕組みを作れば良いかわからないというお客様に対し、事例などを交えながらスキル制度の設計からサポートしています。

課題の優先順位付けがしやすいように設計された独自サーベイ

――― HRBrainのサーベイにはどのような特徴があるのでしょうか?

我々のサーベイは、主観的な満足度ではなく、従業員の体験に焦点を当てています。入社から定着までの過程で、期待と現実の体験のギャップを把握できるように設計しています。期待値が可視化されることで、課題の優先順位付けがしやすくなるんです。

離職の予兆分析ではタレントマネジメントシステムのデータとサーベイの結果を組み合わせ、離職しやすいパターンを社内のデータサイエンティストが分析して提供しています。

HRBrain組織診断サーベイの分析結果イメージ

――― HRBrainには「組織診断サーベイ」と「パルスサーベイ」の2種類がありますが、それぞれの違いについて教えてください。

組織診断サーベイは、組織全体の課題を洗い出すために利用します。半年に1回、年に1回など、頻度を少なく実施するケースが多いです。目的は、人事施策を定量的に把握することです。

一方、パルスサーベイは現場のマネジメント改善を目的としています。従業員のコンディションが悪化していないか、その兆候はないかを把握し、早期に対策を講じることで離職防止に役立ちます。

――― 離職の原因を探りたいといった企業であれば、どのように活用するとよいですか?

離職の原因がわからないといった課題をお持ちの企業様であれば、両方を導入することで原因を特定しやすくなります。施策の効果をモニタリングするうえでも、両方のデータを活用することでデータの精度が高まりますので。

管理職経験のある方ならわかると思いますが、従業員から急に「離職したい」と言われても、本人は急に決めたわけではありません。それまでに何かしらの予兆があるケースがほとんどです。その予兆を早期に把握してケアすることが離職防止において重要です。

組織診断サーベイは質問数も多くて毎日実施するには負担が大きいですが、パルスサーベイは6問程度で実施できるため高頻度でコンディションを把握できます。

組織診断サーベイで全体的な傾向を把握しながら、パルスサーベイで日々の変化を把握するという使い方をおすすめしています。

「ノーコード開発ツール」「学習管理システム」と新サービスを続々リリース

HRBrain WorkSuite

――― 2025年になって1月に「HRBrain WorkSuite」、4月に「HRBrain ラーニング」と新サービスを提供していますね。それぞれどのようなサービスですか?

HRBrain ラーニングは、タレントマネジメントやサーベイなどで集めた従業員情報を育成計画に落とし込めるように設計したシステムです。たとえば、3年後にマネージャーポジションを担える人材を育成するための研修を実施する際に、その研修のコース作成や進捗把握をHRBrain ラーニングで管理できます。

HRBrain WorkSuite(ワークスイート)は、これまでパッケージ化していたサービスをよりカスタマイズ性高く提供できるようにしたノーコードツールです。これまではお客様の運用をある程度弊社のサービスに合わせてもらう必要がありました。しかし、我々としてはどのようなお客様にも快適に利用いただけるようにしたいため、WorkSuiteを開発しました。

――― 既存のパッケージ化されたシリーズとWorkSuiteはそれぞれどのような企業に向いていますか?

システムの運用や施策のイメージがまだないお客様であれば、HRBrain タレントマネジメントやHRBrain 組織診断サーベイなどのすでにあるパッケージをご利用になるとスムーズに運用を開始できます。

一方、お客様の中で独自の運用方法が決まっている場合には、 WorkSuiteでアプリケーションをカスタマイズしていただくことで、高い価値を提供できると思います。まだアップデートが必要な部分もありますが、将来的にはHRBrain WorkSuiteを通してお客様が業務で使いたい機能をアプリケーションとして作成できるようにしていく予定です。

クライアントの成果までコミットするパートナーに

HRBrain永山康樹氏インタビュー2

――― タレントマネジメントの市場が拡大している中で、御社が考えている競争戦略があれば教えてください。

お客様が我々のサービスを使うことで、生産性の向上や離職率の低下など具体的な成果が得られるように支援していくことが重要だと考えています。そのために、システムのアップデートやサポート体制の強化を継続的に行っています。

現場のマネジメント改善まで弊社が踏み込んで支援すれば、システムの活用度が高まり、お客様にさらなる価値を提供できるはずです。

また、AIをプロダクトに実装していくことも進めています。2024年には弊社の社外取締役にOpenAI Japan代表執行役員社長の長﨑さんが就任しています。開発中のことが多くてまだ詳しいことはお伝えできませんが、楽しみにしていてください。

――― 最後に、これからタレントマネジメントシステムの導入を検討されている方へメッセージをお願いします。

タレントマネジメントはシステムの導入だけでなく、実際に定着して活用し続けることが非常に重要です。

我々は手厚いサポート体制を整えており、お客様と一緒に活用方法を考えてまいりますので、初めてシステムの導入をされる方にも安心してご利用いただけると思います。

タレントマネジメントシステムをご検討の際には、ぜひ気軽にお声がけください。

HRBrain - 株式会社HRBrain

HRBrain
HRBrain
BOXIL SaaS AWARD Spring 2025 Good Service
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