中小企業向け「給与計算ソフト」おすすめ10選!選定のポイントと導入のメリット
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- 中小企業が抱える給与計算業務の課題
- 業務の属人化
- 手作業による計算ミス
- 法改正の度に運用の見直し
- 中小企業が給与計算ソフトを導入するメリット
- 担当者の負担を軽減
- システム連携によるミスの削減
- ソフト提供会社による定期的なアップデート
- 中小企業が給与計算ソフトを選定する際のポイント
- クラウド型とインストール型、オンプレミス型
- 時短勤務やフレックスタイム制に対応しているか
- 勤怠管理や人事管理などと連携できるか
- 中小企業におすすめの給与計算ソフト10選
- freee人事労務
- マネーフォワード クラウド給与
- ジンジャー給与
- PCAクラウド 給与
- 弥生給与 Next
- ジョブカン給与計算
- フリーウェイ給与計算
- 給与奉行クラウド
- Gozal
- Clovernet ERPクラウド
- サービス選びは比較して検討しよう
- BOXILとは
中小企業が抱える給与計算業務の課題
給与計算ソフトを導入していない中小企業が給与計算業務で抱えている課題についてまとめていきます。あなたの企業でも同様の課題を抱えていれば、中小企業向けの給与計算ソフトで解決できる可能性が高いです。
業務の属人化
中小企業では、給与計算業務が担当者に依存しやすく、属人化する傾向にあります。給与計算に関する知識が特定の人に集中するため、その人が退職や休暇の場合に業務が停滞します。また計算の仕方が不透明になる点は内部統制の観点からも良くはありません。
手作業による計算ミス
中小企業では、給与計算が手作業になりやすく計算ミスが発生しやすいといえます。誤入力や漏れが生じた場合、金銭にかかわる問題のため、法的なリスクとなる可能性があります。
法改正の度に運用の見直し
会計ソフトを導入していない中小企業では、法改正の度に給与計算の運用や計算方法の見直しが必要です。Excelの調整が必要なのはもちろん、計算式の変更が発生するかを情報収集する工数もかかります。万が一、法改正に間に合わなければ、こちらもコンプライアンスの観点でリスクとなりえます。
中小企業が給与計算ソフトを導入するメリット
中小企業が給与計算ソフトを導入して得られるメリットは次のとおりです。
担当者の負担を軽減
給与計算ソフトでは、手作業による計算や書類作成を減らせます。給与明細の作成や税金の計算など、煩雑な計算作業をソフトウェアが代行することで、担当者の負担を減らせるでしょう。これにより、担当者はまとまった工数を確保できるようになり、他の業務へ集中する時間を確保できます。
システム連携によるミスの削減
給与計算ソフトでは、他の業務システムとの連携がスムーズです。勤怠管理システムや経費精算システムとの連携により、データの二重入力を防止。正確な給与計算が確立されエラーを回避できます。
ソフト提供会社による定期的なアップデート
給与計算ソフトを提供する会社は、法改正や税制の変更に応じて会計ソフトを定期的にアップデートします。また、機能追加やセキュリティ強化にも対応してくれるため、ソフトウェアの品質が次第に向上していきます。そのため、担当者はソフトのメンテナンスに工数をかけずに済むでしょう。
中小企業が給与計算ソフトを選定する際のポイント
中小企業が給与計算ソフトを選定する際は、いくつかの基準が存在します。代表的な基準について解説します。
クラウド型とインストール型、オンプレミス型
給与計算ソフトを選ぶ際には、クラウド型とインストール型、オンプレミス型のいずれにするか検討しましょう。どちらが適しているかは要件や環境により異なります。たとえばアクセスのしやすさ、セキュリティ、費用の面から検討しましょう。
形態 | 概要 | 特徴 |
---|---|---|
クラウド型 | インターネット上でログインして利用するタイプ | 初期費用が安く、システムをアップデートしてもらえる |
インストール型 | パソコンにソフトをインストールして利用するタイプ | 買い切り型でランニングコストが発生しない |
オンプレミス型 | 自社のサーバーにシステムを構築して利用するタイプ | 業務に合わせて自由にカスタマイズできる |
中小企業におすすめなのは、費用があまりかからないクラウド型ないしインストール型です。クラウド型なら定期的なアップデートがかかるので、その観点でも推奨します。
時短勤務やフレックスタイム制に対応しているか
給与計算ソフトを選ぶ際には、多様な勤務形態に対応しているかを確認しましょう。現代は働き方が多様化しているので、会計ソフトもこれらの形態に対応していることが求められます。たとえば、シフト管理や勤怠管理が柔軟に行えるか、時短勤務やフレックスタイム制に対応しているかをチェックしましょう。
勤怠管理や人事管理などと連携できるか
給与計算ソフトを選ぶ際には、勤怠管理や人事管理などの他の業務システムと連携できるか確認すべきです。連携ができるのであれば勤怠や人事の情報を給与計算に容易に反映させられます。たとえば、給与計算ソフトがAPI連携やCSVインポートの機能を提供しているか確認しましょう。
中小企業におすすめの給与計算ソフト10選
中小企業におすすめの給与計算ソフトを紹介します。
- 給与明細以外の書類も出力
- 給与計算の過程も確認可能
- 勤怠データから自動で給与計算
マネーフォワード クラウド給与 - 株式会社マネーフォワード
- 支給項目と控除項目における前月との差分比較
- 保険料や所得税を自動で計算
- Web上で給与・賞与明細を発行
- 企業ごとの一部手当も自動反映
- ジンジャーシリーズで情報連携し人事労務全体を効率化
- システムの導入から運用までサポート
PCAクラウド 給与 - ピー・シー・エー株式会社
- 各種帳票のExcelへの出力もでき、幅広くデータ活用が可能
- バックアップやリカバリ機能で安心サポート
- 豊富な計算式項目で支給・控除項目の計算を自動化
- 勤怠情報入力で支給額や控除額を自動で計算
- 法改正も自動対応で安心
- 従業員情報をクラウドで一元管理
- ジョブカンシリーズとの連携で勤怠や労務の業務も改善
- 細かい設定にも対応し自動で計算
- 給与・賞与情報をもとに帳票や確認用書類を出力
- 年末調整まで一貫して処理
- ウェブ明細や全銀データ出力
- 料率変更や税制改正にも自動対応
給与奉行クラウド - 株式会社オービックビジネスコンサルタント
- 必要な業務を部分的にデジタル化できる
- 自動バックアップ機能でデータを保護
- 専門家によるデータ参照や直接処理が可能
Gozal
- 社員情報の変化に応じて対象者をリストアップ
- 給与計算チェックに必要な情報を一元化
- 誰が何をチェックしたか証跡を残し抜け漏れ防止
Clovernet ERPクラウド - NECネクサソリューションズ株式会社
- バックオフィスを丸ごと支援するクラウド型のERP
- 勤怠管理のシステム化と給与計算のデータ連携で工数削減
- リモート環境や在宅勤務でも書類の確認や承認が可能
サービス選びは比較して検討しよう
給与計算ソフトを選ぶ際に重要なのは「自社の状況に合った機能が備わっているか」他システムとの連携、運用コストなどを踏まえて検討することが重要です。あわせて各サービスの口コミなども見ておくとよいでしょう。
中小企業におすすめの給与計算ソフトのうち最適なサービスを選ぶには、ニーズや予算に合わせて、複数のシステムを比較検討することが大切です。下のボタンからはBOXILが厳選したサービスの資料を無料でダウンロードできます。ぜひサービス選定の参考にしてください。
本記事で紹介しきれなかったサービスについては下の記事にて解説しています。より多くのサービスから検討したい方はあわせてチェックしましょう。
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