金融業界のためのビジネスチャットとは - メールより便利!?働き方改革につながる?

これまで、メールで連絡のやり取りをしていても、メールを送信して終わりで、相手が読んでいないという事例は少なくありませんでした。そして、メールを読まないということが繰り返し行われると業務がうまく進まなくなってしまいます。
そのような問題をビジネスチャットは解決してくれるのですが、それには多くのワケがあります。
この記事では金融業界がビジネスチャットを導入する理由やさまざまなメリットについて説明していきます。
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金融業界でビジネスチャットが導入される理由
近年、金融業界でビジネスチャットが利用されることが増えてきました。その背景にはいったいどのような理由があるのでしょうか。
膨大な情報量
金融業界では窓口業務だけが仕事ではありません。新しい金融サービスやウェブサービスの開発も行われています。銀行システムそのもののアップデートも行われており、進行状況や役割分担などの情報を管理する必要があります。
さまざまなサービスやシステムに関わる人が多いのが銀行ですから、情報の管理がとても重要であり、メールでのやり取りではとても管理しきれません。
そのため、ビジネスチャット導入によって情報管理が効率よく行われようになります。
高いセキュリティ
電話では個人情報を他人に聞かれる心配もありますし、メールの場合、外でも使えるようにするのは不安です。
しかし、ビジネスチャットの場合、セキュリティがしっかりとしているため、情報漏えいなどの問題が起こりづらいと言えます。
最近では働き方改革を実施する企業も増えてきており、テレワークをする際にもビジネスチャットを使うことでスムーズに業務を行うことができます。つまり、働く人にとっても働きやすい環境が用意できます。
金融向けチャットツール「シンフォニー」とは
金融機関向けチャットツールなので、金融機関しか使えないかというとそういうわけではありません。
なぜシンフォニーが金融機関向けのチャットツールだと言われるかというと、ゴールドマンサックスをはじめ、15の金融機関が出資して始まったサービスだからです。
そのため、金融機関がビジネスチャットを導入する際に必要だと考えられる要素が含まれています。特にセキュリティ面は強化されており、外部に情報が漏れないようになっています。
また、シンフォニーはクラウド型のビジネスチャットツールなので、社内だけでなく、社外ともコミュニケーションできます。
金融向けビジネスチャットならではの特長
ビジネスチャットは世の中にたくさんありますが、金融向けとの違いはどのような点なのでしょうか。そこで金融向けビジネスチャットならではの特長を3つ紹介します。
高いセキュリティ
前述したシンフォニーはエンドツーエンドの暗号化というかなり高度な暗号システムを利用しているため、たとえ政府であっても情報にアクセスができないようになっています。
特に金融業界は口座の情報などが外部に漏れることは許されませんから、セキュリティが他のビジネスチャットよりも高くなっています。そのため、社内だけでなく、社外との重要な情報のやり取りも可能になります。
他のサービスにも対応可能
メッセージや音声機能は他のビジネスチャットでも利用できますが、相手が他のサービスを使っていてもメッセージを送ることができます。
業務にかかわるすべての会社が同じビジネスチャットツールを使っているわけではないので、こうした機能は大変便利です。
また、システムコートが閲覧、変更できるので、性能を向上させてより生産性を上げることができます。
法律や条例にしっかり対応
金融サービスには契約期間や契約の解除など、さまざまな法令や条例があります。
そのため、金融関係の法律や条例に対応できなければ、ビジネスチャットとして利用しづらくなります。
金融業界におけるビジネスチャット導入の3つのメリット
近年、金融業界において店舗でできることが、ウェブでもできるようになってきました。しかし、ウェブ上でのサービスの使い方がわからない人も多いです。
ビジネスチャットを導入すれば、どのように操作したらよいのかわからない人向けのウェブ上の窓口になり、ウェブでのサービスをさらに拡大することもできます。
そこで、金融業界にビジネスチャットを導入するメリットについて3つ具体的に説明していきます。
ウェブ上の窓口になる
これまでウェブ上のサービスでわからないことがあった場合、電話かメールで問い合わせていました。
しかし、電話はなかなかつながらず、すぐに問題が解決できることはありませんでした。メールも同様で、電話よりもさらに時間がかかります。
その点、ビジネスチャットであれば、その場で問題が解決できます。しかも、ビジネスチャットは場所を選びません。
利用の仕方がわからない若い方やお年寄りにとっては、大変便利なツールでしょうし、そうした顧客を増やすためにも役立ちます。
ビジネスチャンスの拡大
ビジネスチャットを導入することで、問い合わせがウェブ上でできるため、ネット銀行などウェブ上でのビジネスを拡大できます。
最近では、ウェブ上で振り込みなどが簡単にできますから、ビジネスチャットが利用できれば、店舗が近くにない方にも金融サービスを利用してもらえる可能性が高まります。
また、ウェブを利用した新しい金融サービスを提供することもできるようになりますので、新たなビジネスチャンスを得ることができます。
万全なセキュリティ
ビジネスチャットは暗号化などセキュリティが高いのが特徴ですから、金融業界で重要な個人情報のやりとりもできます。
また、社外にいる社員やテレワークをしている社員とも重要な情報を共有できるため、働き方改革にもつながるでしょう。

金融業界におけるビジネスチャット導入事例
実際に金融業界でビジネスチャットを導入して、どのように業務が改善されたのかを紹介します。
大和証券
大和証券では、かねてより業務を効率化することで働き方改革の実現を目指していました。そのため、さまざまなビジネスチャットを比較した結果、「チャットワーク」を導入しています。
「チャットワーク」を導入することで、これまで銀行の窓口でのみ行われてきたことが、ウェブ上でも可能になり、業務が効率化されています。
また、「チャットワーク」を導入することで、時間や場所に制限されずに業務が遂行できるようになっています。
以下の記事ではチャットワークの使い方や機能について詳しく解説しています。

東京海上日動
「Works Mobile」は、多くの人が利用しているLINEと同じインターフェースで利用でき、信頼性も高いため導入されました。
LINEであれば、多くの方が利用したことがあり、使いやすいのも利点です。金融業界は高いセキュリティが要求されますが、「Works Mobile」はセキュリティが高く、金融業界に適したサービスといえます。
このサービスを導入した結果、メールや電話で行われていたコミュニケーションが効率化され、サービスが向上しました。
金融業界の課題をビジネスチャットで解決
これまでビジネスチャットを導入するメリットや導入事例について説明してきました。
ビジネスチャットを導入することで、業務は効率化され、働き方改革にもつながることはお分りいただけましたでしょうか。
また、ウェブ上でサービスが完結できるため、顧客とのコミュニケーションも円滑になり、ビジネスを拡大することもできます。
今後、チャットボットの利用も増えていき、さらに業務が効率化されることは間違いありません。金融業界にいる方は、ビジネスチャットをぜひ導入してみましょう。

その他ビジネスチャット
本記事で、金融業界にビジネスチャットは欠かせないシステムだとおわかりいただけたはずです。ぜひ導入により業務効率化を目指しましょう。
そこで以下の表では、4つのビジネスチャットの機能・価格について比較を行ないました。ぜひ導入をお考えの方はご覧ください!
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