法人携帯(スマホ)を安く契約する方法は?コスト削減を実現する販売会社6選
目次を閉じる
法人携帯(スマホ)を安く契約する方法
法人携帯もスマートフォンを利用する企業が増えてきました。携帯電話を法人契約する場合、主に次の3つの方法でコストを抑えられる可能性があります。
- 交渉して格安で契約する
- 代理店で契約する
- 利用状況を考えてプランを選ぶ
それぞれの方法について詳しく説明します。
交渉して格安で契約する
個人と違って法人の場合、交渉によって利用料金を安くできる場合があります。
相見積を取って各社と交渉したり、キャリアの決算期で社内決済を通しやすい状況を狙って交渉したりするのが主な方法です。
他にも、インターネット回線や電気など携帯電話以外の商材を扱っている会社だと、複合提案を受けることで携帯電話単体の契約より得になる場合も。
いずれにしても、交渉相手にもメリットがある提案をすることにより、値下げ交渉は可能です。
代理店で契約する
キャリアと直接契約するよりも代理店経由で手続きをした方が安く契約できることがあります。
代理店は第三者の視点からプランを提案してくれますし、キャリアよりも良い条件を提示してくれる傾向にあります。
相見積を取り、積算根拠を示してもらわない場合は割高となってしまう場合もありますが、値下げ交渉に手間を掛けるならば、キャリアと直接契約するのではなく代理店経由での契約もよいでしょう。
利用状況に応じたプランを選ぶ
利用状況を考えてプランを選びましょう。個人でスマートフォンを契約するときと同様に、法人でも用途や規模によって最適なプランは異なります。
契約するデータ容量、通話プラン、オプションなどによって料金は変化します。たとえば5分以内の通話なら無料のキャリアもありますし、オプションの値引きはプランより希望が通りやすい傾向にあります。
価格交渉に入る前に、まず自社の携帯の使用状況の把握、最適なプランの検討した方が良いでしょう。
コスト削減を実現する販売会社6選
法人携帯を安く契約するのにおすすめのキャリアを基本料金・通話プランで比較すると次のとおりです。
キャリア | 基本料金プラン | 通話プラン |
---|---|---|
ドコモ | ギガホ:4,980円~(税別) ギガホライト:1,980円~(税別) |
かけ放題オプション:1,700円(税別) 5分通話無料オプション:700円(税別) |
au(KDDI) | 新auピタットプランN:1,980円~(税別) auフラットプラン20N:5,000円~(税別) などプラン多数 |
スーパーカケホ:1,700円(税別) カケホ:2,700円(税別) など |
SoftBank | ウルトラギガモンスター+:6,480円(税別) ミニモンスター:2,980円(税別) など |
準定額オプション:500円(税別) 定額オプション:1,500円(税別) |
楽天モバイル | ベーシックプラン:525円~(税別) 30GBプラン:5,450円(税別) 他多数 |
5分かけ放題:850円(税別) 楽天電話:10円/30秒(税別) |
BIGLOBEモバイル | M2M専用プラン:400円~(税別) 上り・下り高速プラン:700円~(税別) 音声通話スタートプラン:1,200円~(税別) など |
10分かけ放題:830円(税別) 通話パック60:600円(税別)など |
mineo | Aプラン:1,310円~(税別) Aプラン:1,400円~(税別) Sプラン:1,750円~(税別) |
5分かけ放題:800円(税別) mineoでんわ:11円(免税)/30秒(税別) |
それぞれのキャリアの特徴・サービス詳細について詳しく説明します。
ドコモ
■Point1:安定した通信環境
最大手キャリアのため通信網が整備されており、ネットワーク環境が安定しています。
■Point2:通信データ容量、通話時間をシェア可能
「カケホーダイ&パケあえる」を利用すれば通話時間や通信データ容量を会社内でシェアできます。
■Point3:組織ごとに分割請求可能
組織ごとへの分割請求が可能であり、グループや支社などによって請求単位を分けられます。
ドコモのサービス詳細
内容 | 詳細 |
---|---|
基本料金 | ギガホ:6,980円~(税別) ギガライト:1,980円~(税別) |
通話プラン | カケホーダイ、社員間通話無料、5分通話無料オプションなど |
購入可能機種 | iPone、ドコモケータイ、ドコモスマートフォン、Google Pixelなど |
au(KDDI)
■Point1:割引プランを組み合わせて格安に
多数の割引プランがあるので組み合わせることにより料金が格安になります。
■Point2:他サービスと利用して割引
auの固定通話サービス、クラウドアプリを利用することによって割引が受けられます。
■Point3:かけ放題サービスあり
社員間通話が24時間かけ放題、誰にでもかけ放題のオプションがあります。
auのサービス詳細
内容 | 詳細 |
---|---|
基本料金 | iPhone/スマートフォン(4G LTE):1,980円~(税別) au VoLTE対応 ケータイ(4G LTE)おすすめ料金プラン:1,200円~(税別) |
通話プラン | ビジネス通話定額、通話ワイド24、au通話定額24など |
購入可能機種 | iPone、Galaxy、AQUOSなど |
SoftBank
■Point1:日中の電話が利用しやすい
ホワイトプランを使用すれば1時~21時までのソフトバンク同士の通話が無料です。
■Point2:サポートが充実している
故障・紛失時は365日対応。利用サポートもオプションで24時間365日受けられます。
■Point3:レンタル端末あり
レンタル端末を利用すれば、経理上の処理の軽減、バランスシートのスリム化が図れます。
SoftBankのサービス詳細
内容 | 詳細 |
---|---|
基本料金 | ウルトラギガモンスター+:6,480円/月~(税別) ケータイ通話プラン・ケータイ100MBプラン:980円~(税別) |
通話プラン | 準定額オプション、定額オプション |
購入可能機種 | DIGNO、AQUOS、Xperiaなど |
楽天モバイル
■Point1:楽天でんわで格安通話
「楽天でんわ」アプリを使用すれば通常の半額料金で通話できます。
■Point2:データSIM525円、通話SIM1,250円から
データSIMが525円から、通話SIMが1,250円からと格安で利用可能です。
■Point3:データ通信容量を繰り越せる
余ったデータ通信容量は翌月以降に繰り越せます。
楽天モバイルのサービス詳細
内容 | 詳細 |
---|---|
基本料金 | ベーシックプラン:525円~(税別) 30GBプラン:5,450円~(税別) |
通話プラン | 5分かけ放題、楽天電話など |
購入可能機種 | AQUOS、HUAWEI、AX7など |
BIGLOBEモバイル
■Point1:導入前に試用可能
導入前に通信速度や品質をチェックするためにトライアルできます。
■Point2:データSIM400円から、通話SIM1,200円から
データSIMが400円から、通話SIMが1,200円からと格安で利用可能です。
■Point3:管理者画面で一元管理
管理者画面で使用状況を一元管理できます。
BIGLOBEモバイルのサービス詳細
内容 | 詳細 |
---|---|
基本料金 | M2M専用プラン:400円~(税別) 上り・下り 高速プラン:1,200円~(税別) |
通話プラン | BIGLOBEでんわ「10分かけ放題」BIGLOBEでんわ「通話パック60」など |
購入可能機種 | Tommy3 Plus、ZenFone、Motoなど |
mineo
■Point1:回線を3大キャリアから選択できる
使用する回線を「au」「ドコモ」「ソフトバンク」の3キャリアから選択できます。
■Point2:かけ放題にも対応
5分以内なら無料になるかけ放題プランも用意されています。
■Point3:社員の利用状況を確認できる
Web上の企業管理ページから社員の利用状況を確認できます。
mineoのサービス詳細
内容 | 詳細 |
---|---|
基本料金 | Aプラン:1,310円~(税別) Aプラン:1,400円~(税別) Sプラン:1,750円~(税別) |
通話プラン | mineoでんわ 5分かけ放題 |
購入可能機種 | Xperia、Zenfone、Huaweiなど |
格安SIMを契約する際の注意点
安価に法人携帯を契約したい場合、格安SIM(MVNO)のキャリアと契約するのもいいでしょう。ただし、格安SIMは回線スピード不足が懸念されるほか、次のような条件の場合があるため注意が必要です。
- かけ放題プランがない
- 性能面は高くない
- キャリアメールが使用できない
- 端末代金の割引が用意されていない
それぞれの注意点について説明します。
かけ放題プランがない
格安SIMの場合、通話はオプションとなっていることが多く、制限のないかけ放題プランは基本的に設定されていません。
キャリアによっては3分〜10分のみ無料になる、あるいは月60分まで無料になる、といったサービスもありますが、通話が多いと、大手キャリアよりもかえって料金が高くなる可能性があります。また、通話プランだけではなくデータ容量についても同様の傾向があり、契約データ容量を超えると低速になってしまうことも考えられます。
想定される通話時間やデータ容量を検討したうえで、コストパフォーマンスが高くなるような携帯キャリアを選択してください。
性能面は高くない
通信速度にバラつきがあったり、大手キャリアと比較すると回線状況が安定しなかったりするケースも多いです。また、テザリング機能のようにビジネスで使える便利な機能を利用できない場合もあります。
用意されている端末もハイスペック端末が少ない傾向にあります。もちろんSIMフリーなので、自社でハイスペック端末を用意してSIMさえ契約すれば格安で利用できます。
自社の仕事で求められるスマートフォン端末に必要なスペックを明確にしたうえで、端末の調達方法について考えた方が良いでしょう。
キャリアメールが使用できない
大手キャリアと契約すると、「@docomo.ne.jp」「@softbank.ne.jp」「@ezweb.ne.jp」のような、いわゆるキャリアメールが使用できます。しかし、格安SIMの場合このようなキャリアメールは使用できません。
もちろん、会社のメールアドレスやチャットシステムを利用している場合は影響が少ないかもしれませんが、キャリアメールで連絡を取っている場合は注意が必要です。
>>法人携帯大手3キャリアを比較 - ドコモ・au・ソフトバンクはこちら
端末代金の割引が用意されていない
大手キャリアで契約すると基本的に端末代金の割引が受けられます。しかし、格安SIMは端末とSIMカードを分けて販売しているため、端末代金の割引サービスはないことが多いです。
格安SIMを利用する場合でも、ハイスペック端末を大量に購入するならば、一時的に大手キャリアよりも多額のイニシャルコストが発生します。
ただし、格安の端末を利用する場合は、それほど多額の費用はかからず、長期的に見れば通信料が安い分格安SIMの方がコストの削減効果が期待できます。
スマホとガラケーの比較
一般的にスマートフォンとフューチャーフォン(ガラケー)には次のような違いがあります。
スマホ | ガラケー | |
---|---|---|
機能 | 多い | 少ない |
セキュリティ | 要注意 | 比較的安全 |
稼動時間 | 短い | 長い |
料金 | 高い | 安い |
単に通話するだけならばガラケーの方が料金は安く、シンプルでセキュリティや稼働時間でもメリットがあります。ただし、メールやアプリを使用するならスマートフォンの方が便利であり、業務効率化も図りやすいです。
一長一短があるので、法人携帯の導入目的によって使い分けるといいでしょう。
>>iPhoneの法人契約におすすめのキャリア|端末の特徴はこちら
>>法人携帯ガラケーのおすすめキャリア|端末の特徴はこちら
ポイントを押さえて法人携帯を安く導入しよう
法人携帯は次のポイントを押さえることで安く契約できます。
- 決算時期に交渉する
- 複合提案を検討する
- 相見積で代理店から良い条件を引き出す
安く導入するためには、まず自社の導入目的や想定する使用方法を明確にしたうえで、キャリアや代理店から見積もりを取得し、納得いくまで相談しましょう。
交渉のカードはいくつかあるので、これらを駆使して有利な条件で交渉を進めてください。
BOXILとは
BOXIL(ボクシル)は企業のDXを支援する法人向けプラットフォームです。SaaS比較サイト「BOXIL SaaS」、ビジネスメディア「BOXIL Magazine」、YouTubeチャンネル「BOXIL CHANNEL」を通じて、ビジネスに役立つ情報を発信しています。
BOXIL会員(無料)になると次の特典が受け取れます。
- BOXIL Magazineの会員限定記事が読み放題!
- 「SaaS業界レポート」や「選び方ガイド」がダウンロードできる!
- 約800種類のビジネステンプレートが自由に使える!
BOXIL SaaSでは、SaaSやクラウドサービスの口コミを募集しています。あなたの体験が、サービス品質向上や、これから導入検討する企業の参考情報として役立ちます。
BOXIL SaaSへ掲載しませんか?
- リード獲得に強い法人向けSaaS比較・検索サイトNo.1※
- リードの従量課金で、安定的に新規顧客との接点を提供
- 累計1,200社以上の掲載実績があり、初めての比較サイト掲載でも安心
※ 日本マーケティングリサーチ機構調べ、調査概要:2021年5月期 ブランドのWEB比較印象調査