LINC Biz(リンクビズ)とは?チャットとビデオ会議がオールインワンで利用可能なコミュニケーションツール
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LINC Bizとは
LINC Bizはビジネスチャットとオンライン会議ツールを組み合わせたビジネスコミュニケーションのためのツールです。
「働き方改革・業務コミュニケーションの革新をサポート」をコンセプトにしており、ビジネスチャット機能を中心に業務の大幅な効率化が図れます。また、ビジネスチャットに加えて、シームレスに音声/ビデオ会議によるコミュニケーションが実施できるのでチャットだけでは難しい、迅速かつ情報密度の高い意思疎通も図れます。
通常の機能だけでも社内のコミュニケーションを効率化させるための機能が豊富に揃っていますが、導入企業の要望に応じてビジネスチャットをベースにした拡張機能の提供にも対応しており、自社の業務に合わせて細かくツールをカスタマイズ可能です。
※LINC Bizはモバイルアプリケーション(iOS/Android)、PCアプリケーション(Windows/Mac)共に対応しています。
LINC Bizの特徴
ビジネスチャットツールと音声/ビデオ会議ツールが一体化していることによって、ツールを使い分けする手間を省き効率的なコミュニケーションが実施できます。また、一体型のツールとしても各社の業務に合わせた拡張機能で業務効率化を図れ、低価格でも充実したチャット機能が利用可能なのでコストパフォーマンスに優れています。
ビデオ会議の機能が充実
資料を共有しながらビデオ会議が可能
LINC Bizではチャットと音声/ビデオ機能がセットになっていることにより、チャット上で音声/ビデオ会議の資料を共有でき、資料を見ながらミーティングを進めることができます。さらに、テキスト・手書きによって会議で使用している資料に参加者が書き込みでき、会議後のファイルをチャットに自動投稿する機能もあります。
一時的なゲストの招待、会議資料のダウンロード制限などのセキュリティ機能も充実しているので、会議ツールとしても優れています。
ビデオ会議の予約機能とリマインダー機能も搭載
LINC Bizでは、次回のビデオ会議のスケジュールを予約できます。またチャット上のリマインダー機能で会議の予約を通知することができるため、さらなる業務効率化を図れます。
各社の業務に合わせた拡張機能で業務効率化
LINC Bizは通常の機能に加えて、各社の要望に応じた拡張機能を追加できます。
たとえば、業務報告書をチャットで提出、システムで自動集計する「業務報告集計」機能、リアルタイムで現場社員とのコミュニケーションが実施できる「スタッフ管理業務」機能、稟議書をはじめとする各種書類をチャット上で書類回付と承認を行える「ワークフロー」機能、社内からの問い合わせに対してFAQチャットボットが対応する「社内問い合わせの自動対応」機能などの提供を予定しています。
低価格で充実したチャット機能が利用可能
LINC Bizには無料プランが用意されており、また有料のプランでも月額350円(税別)/ユーザーで使用できます。
無料プランでは一部の機能が制限されていますがチャット機能単体でも機能が充実していますし、有料のビジネスコミュニケーションツールと考えても価格に対して使用できる機能が充実しているため、コストパフォーマンスの高いツールだと言えます。
万全なセキュリティ対策
LINC Bizは以下のような徹底したセキュリティ対策がされているため、安心して利用できます。
- チャットやビデオ会議のテキスト・音声・映像含む全ての通信データは暗号化されている
- クラウド上のデータは暗号化のうえ、ユーザー毎に独立して管理している
- データが個人の端末にローカル保存されず、安全性を高めている
導入すべき会社
LINC Bizは基本機能が充実していて、拡張機能によってさまざま業務に活用できるので汎用性の高いツールです。近年ニーズが高まっているテレワークでの活用など使用できるシーンは多岐に渡ります。テレワークの実施により期待できる効果として、例えば出張費や移動時間の削減、災害や感染症の流行時の対策、育児や介護と仕事の両立を希望する従業員の退職予防などがあります。
強いて導入すべき会社を挙げるとするならば、このツールは従業員300名以下の中小企業やスタートアップ企業を対象に働き方改革・業務コミュニケーションの革新をサポートしているので、この規模の会社には特に使いやすいツールだといえます。
いずれにしても、低価格で導入できて手軽に社内コミュニケーションの効率・迅速化が図れるので業務ITシステムへの投資が充分に行えていない企業は導入を検討するのをおすすめします。
料金プラン
LINC Bizの料金プランにはフリー、スタンダードの2種類があります。初期費用や解約手数料が発生しない月額料金だけのシンプルな料金体系です。それぞれの違いは次のとおりです。
フリー(無料) | スタンダード | |
---|---|---|
月額料金 | 0円/ユーザー | 350円(税別)/ユーザー |
チャンネル数 | 15 | 制限なし |
ストレージ容量 | 2GB/チーム | 2GB/チーム+1GB/ユーザーライセンス |
同時ビデオ会議数 | 1(最大接続数:3) | ルーム制(最大接続数:ユーザーライセンス数まで) |
チャットへの外部ユーザー招待 | × | ○ |
チャット機能については基本的に両プランで大きな違いはないものの、ストレージ容量やビデオ会議には制限があります。特に無料プランの場合、同時ビデオ会議数は1つまで、最大接続数が3ユーザーまでなので、ビデオ会議を多用したい場合はスタンダードプランを検討した方が良いでしょう。
また、他社も含めてチャットを利用したい場合は外部ユーザーが招待できるスタンダードプランでの契約が必要になります。
導入までの流れ
原則的に、フリープラン・スタンダードプランともにWebでの申し込みとなります。
フリープランはメールアドレスの登録だけで簡単に導入できます。導入を検討している場合はまずフリープランから加入すると良いでしょう。フリープランは使用期限が無いため、機能や操作性を十分に検討することができます。
サービスに満足してさらに高機能版を使いたい場合はスタンダードプランへのアップグレードが可能です。
フリープランは登録してから即日で利用可能で、スタンダードプランの契約については登録完了まで若干時間がかかります。
なお、スタンダードプランの場合、利用開始月は無料で利用できて、翌日からユーザー数に応じての課金となります。
導入方法
まずはフリープランから契約して使いやすさを確認、満足してさらに高機能なサービスを求めるのならば有料のスタンダードプランに契約変更すれば良いでしょう。
フリープランは次の3ステップで簡単に導入できます。
- 導入担当者様ご自身のメールアドレスを登録
- 登録完了通知が導入担当者様宛に通知される
- 組織内の他のメンバーを招待
基本的には直感的に使用できますが、必要に応じて社内で活用方法について情報共有を実施してください。
導入事例
LINC Biz はシャープの子会社であるAIoTクラウドが開発・提供するサービスで2018年頃からシャープグループの国内20,000人の従業員と海外販社49拠点で活用されています。
一般にサービスを提供するようになったのは2019年11月28日以降ですが、すでにさまざまな中小・スタートアップ企業が導入しています。また、各メディアからも問い合わせも増え認知度は拡大、無料ユーザーは順次増加しています。
パッケージとしての基本機能だけではなく、企業ごとのニーズに応じて、個別にカスタマイズ対応を受け付けているので、自社の業務に合わせて導入しやすいビジネスコミュニケーションツールです。
SHARP(シャープ)グループの事例
シャープグループがLINC Bizを導入したことによって得られた効果は次のとおりです。
- ビジネスチャットにより、部門を跨いだフラットなコミュニケーションの活性化や、情報共有の効率化を実現
- ビデオ会議が簡単に利用できるため、積極的にビデオ会議を利用し、拠点間のコミュニケーションの効率化や出張の削減に貢献
- 資料共有の効率化やメールの削減
- 自社で開発したビジネス向けBotツール「LINC Biz bot」をLINC Bizと連携することにより、業務報告や集計を自動化、社内問い合わせに関する自動化を実現
シャープグループの大規模なコミュニケーションを支えるインフラとして高い完成度を誇るツールであり、導入により業務効率化、コスト削減が実現できています。
LINC Bizで社内コミュニケーション効率化を
LINC Bizはビジネスチャットとビデオ会議を組み合わせたビジネスコミュニケーションツールで、シャープグループ国内20,000人の従業員と海外販社49拠点のコミュニケーションを支える実績のあるツールです。
導入することによって、従業員同士のコミュニケーションの効率化やコスト削減効果が期待できます。プランは無料で使用できるフリープランと月額350円/ユーザーのスタンダードプランの2種類でコストパフォーマンスが高いのが特徴です。
また、基本機能だけではなく、各企業の要望に応じて個別にカスタマイズしての提供も可能なので、各社の業務に合わせて導入できます。
その他Web会議システムとの比較
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