建設業界向けRPAツールおすすめ4選 機能・料金比較表と解決できる課題

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「現場ごとに施工体制台帳をチェックして不備を探す」「手書きの日報や請求書をExcelに打ち直す」といった事務作業に、毎日まとまった時間を取られていませんか。

建設業では2024年4月から時間外労働の上限規制が適用され、限られた人員で残業を抑えながら業務をこなす必要があります。こうした定型業務を自動化できるRPAツールについて、建設業で使える製品を機能・料金で比較し、選び方や費用相場、活用のポイントまで解説します。

【30秒でわかるこの記事のポイント】

・建設業においては、施工体制台帳のチェックや日報・積算の転記など事務作業にRPAツールを活用できる
・建設特化のRPAはほぼなく、自社の業務と規模で汎用RPAを選ぶのがおすすめ
・専門知識がなくても使いやすいのはAI/ナビ搭載 業務自動化RPA RKシリーズ、無料ならPower Automate Desktop

RPAツール全体を比較したい場合は、次の記事も参考にしてください。
RPAツールのおすすめ製品と比較表、選び方

RPAツールには多くの種類があり「どれを選べばいいか」迷いますよね。後から知ったサービスの方が適していることもよくあります。導入の失敗を避けるためにも、まずは各サービスの資料をBOXILでまとめて用意しましょう。
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※掲載料金は税区分の記載を含め、各社公式サイトの表記に基づいています。

目次

建設業界におすすめのRPAツールの機能・料金比較表

まずは、建設業での事務作業におすすめのRPAツールにはどのようなものがあるか確認してみましょう。おすすめの4つのツールの初期費用・月額・提供形態・強みと、紙書類に効くBizteX robopなどのOCR連携、無料で始められるかを一覧にまとめました。

BizteX robop AI/ナビ搭載 業務自動化RPA RKシリーズ WinActor Power Automate Desktop
初期費用要問い合わせ要問い合わせ要問い合わせ0円
月額/年額(最安プラン)要問い合わせ要問い合わせ実行版 年300,080円(税込・年間契約時)0円(Windows標準)
提供形態デスクトップ型デスクトップ型デスクトップ型・サーバー型Windows標準(11はプレインストール)
強みスモールスタートしやすくiPaaS連携に対応無償の伴走サポートとAIナビ純国産で日本語対応Windows標準で無料から始められる
OCR連携(紙書類の読み取り)
無料で始められる

●=対応を確認/ー=要問い合わせ

建設業の事務作業に関する課題

建設業では2024年4月から時間外労働の上限規制が適用され、原則として月45時間・年360時間を超える残業ができなくなりました。高齢化で退職者が増える一方、入職者は減っており、限られた人員で工期を守りながら残業を抑え、生産性を上げる必要に迫られています。

その負担の多くは、現場を支えるバックオフィスの手作業に集中しています。

※出典:厚生労働省「建設業にも時間外労働の上限規制が適用されています」(2026年8月6日閲覧)

施工体制台帳・安全書類の作成やチェックが手作業になっている

建設業では、現場ごとに施工体制台帳や作業員名簿、保険加入・健康診断の状況をまとめ、内容に不備がないかを確認する事務作業が発生します。同一の作業員が複数の現場を掛け持つ場合、現場ごとに資格情報を入力し直す必要があり、担当者の大きな負担となります。

とくに次のような場面で手間がかかります。

  • 関係会社や作業員の情報を、現場ごとにクラウドの登録サイトへ入力する
  • 書類の不備を見つけて連絡したあと、直っているかを何度も確認する
  • 資格の有効期限を目視でチェックし、着工前に切れていないか確認する

チェック漏れが法令違反につながる場合もあり、確認そのものに神経を使う業務です。こうした手順が決まった確認・転記はRPAが得意とする領域です。

日報や出面の転記・集計に追われている

現場ごとに手書きやメッセージで報告された日報・出面(職人の出退勤)を、事務所に戻ってExcelに打ち直し、月末にまとめて集計する流れも負担になりやすい業務です。現場で記録した内容を、帰社後に事務所のシステムへ再入力する「二度手間」が発生し、残業の一因になっています。

月末に処理が集中すると、集計作業だけで事務担当の稼働が埋まってしまうこともあります。転記と集計は、RPAで自動化することで負担を大きく減らせます。

積算・見積・原価管理の事務が属人化している

積算では、図面から数量を拾い出した「拾い書」を内訳書へ転記し、単価表を見ながら金額を入力する作業を繰り返します。担当者ごとに様式や進め方が異なり、経験の浅い担当者が体系的に学びにくいため、特定の人に業務が集中しやすい領域です。

このような単価表からの転記や、同じ情報を複数の書類へ入力する作業は、RPAで一部を自動化できます。人が判断すべき見積の中身に集中しやすくなり、属人化の解消にもつながります。

建設業界向けRPAツールの機能・メリット

RPAは「Robotic Process Automation」の略で、パソコン上の操作手順を記録し、そのとおりに自動で実行する技術です。データの転記や入力、Webからの情報収集といった定型作業を代行でき、多くの業界で導入が進んでいます。

設定した手順どおりに繰り返し稼働できるため、営業時間外や休日の作業も任せられます

建設業の事務作業にRPAを導入すると、次のようなメリットが期待できます。課題の3つに対応させて確認しましょう。

書類チェック・転記を自動化してミスと手戻り・法令リスクを防ぐ

施工体制台帳や安全書類の確認・転記をRPAに任せると、人手による入力ミスや確認漏れを減らせます。不備の見落としは、後工程での手戻りや法令違反のリスクにつながるため、正確に繰り返せる仕組みの効果は大きいといえます。

資格情報の期限チェックのように、決まった条件で判定する作業も自動化しやすく、着工前の確認負担を軽減できます。

日報・実績データの集計を自動化して事務負担を軽減する

現場から集まる日報や出面のデータを、RPAが自動で集計・転記すれば、月末に集中していた事務作業を平準化できます。帰社後の再入力といった二度手間も減らせるため、現場担当者と事務担当の双方の負担が軽くなります。

限られた人員で業務を回している企業ほど、集計の自動化による時間の余裕は大きな効果になります。

属人化した事務を標準化してコア業務に集中できる

積算・見積の転記のように、担当者の経験に頼りがちな作業をRPAで手順化すると、業務が特定の人に集中する状態を解消しやすくなります。作業の進め方がロボットの設定として残るため、引き継ぎや教育の負担も抑えられます。

単純な転記にかかる工数を削減できれば、見積の判断や現場対応といった、人が担うべきコア業務に時間を振り向けられます。

建設業界向けRPAツールにかかる費用・価格相場

RPAの料金は公式サイトで公開されないことが多く、多くの製品が個別見積もりです。金額が公開されている例では、WinActorが実行版で年300,080円(税込・年間契約時)、Power Automate DesktopはWindows標準の範囲を無料で使い始められます。

費用は、デスクトップ型かサーバー型か、年間ライセンスか月単位契約かといった提供形態で変わります。建設業では、基本料金に加えて次のような費目が追加になりやすい点も見込んでおきましょう。

  • 紙の安全書類・請求書・注文書を取り込むためのOCR連携などのオプション
  • 自動化する業務(シナリオ)を増やす分の費用
  • 複数の現場や拠点、端末へ展開するライセンス費用

RPAの費用の内訳や相場をより詳しく知りたい場合は、費用をまとめた記事もあわせてご確認ください。

建設業界向けRPAツールの選び方

建設業に特化したRPAはほとんどなく、汎用のRPAを自社の業務に合わせて使うのが基本です。次の観点で、自社に合うツールを見極めましょう。

自社の業務と規模に合うRPAを見極める

まず、どの業務を自動化したいかを決めることが出発点です。書類チェックが中心なのか、日報の転記・集計が中心なのかで、必要な機能は変わります。あわせて、現場数や事務担当の人数といった会社の規模も踏まえ、無理なく運用できる範囲から始めるとよいでしょう。

たとえば、まず1つの業務から小さく始めたいなら、スモールスタートしやすいBizteX robopのようなツールが候補になります。

現場で内製できるか、サポートで定着させられるか

建設業ではITに詳しい担当者が限られることも多いため、現場の担当者が自分で設定でき、定着まで支援を受けられるかは重要な観点です。多くのRPAはプログラミング不要で操作できますが、導入後に使いこなせず限定的な利用にとどまる例もあります。

サポート面では、AI/ナビ搭載 業務自動化RPA RKシリーズが専任担当による無償の伴走サポートを提供しており、はじめてRPAを導入する現場でも進めやすい設計です。

紙の書類(安全書類・請求書)への対応を確認する

建設業は紙の書類が多く残る業種です。紙の安全書類や請求書を読み取ってデータ化するには、OCR連携に対応しているかを確認しましょう。

BizteX robopWinActorはAI-OCRサービスとの連携に対応し、Power Automate DesktopもOCRの機能を標準で備えています。

提供形態とコストの入口を比べる

Windows標準で無料から始めるか、デスクトップ型やサーバー型を導入するかで、始めやすさとコストが変わります。まず費用をかけずに試したいなら、Windows標準で使えるPower Automate Desktopが入口になります

全社で本格運用する段階では、年間ライセンスや月単位契約の料金体系、複数拠点への展開のしやすさも比べましょう。

建設業界におすすめのRPAツール比較4選

ここからは、建設業で使えるRPAツール4製品を紹介します。まずは4製品の初期費用・月額・強みを確認しましょう。

BizteX robop AI/ナビ搭載 業務自動化RPA RKシリーズ WinActor Power Automate Desktop
初期費用要問い合わせ要問い合わせ要問い合わせ0円
月額/年額(最安プラン)要問い合わせ要問い合わせ実行版 年300,080円(税込・年間契約時)0円(Windows標準)
強みスモールスタートしやすくiPaaS連携に対応無償の伴走サポートとAIナビ純国産で日本語対応Windows標準で無料から始められる

  • デスクトップ型ながらiPaaS連携に対応し、1つの業務からスモールスタートしやすい
  • 基本操作を短時間で習得できる設計で、現場の担当者でも扱いやすい
  • AI-OCRサービスとの連携や、ほかのクラウドサービスをつなぐiPaaS連携に対応

BizteX robopは、まず1つの業務から小さく始めたい建設会社に向いたデスクトップ型のRPAです。工事事務の反復作業を現場主導で自動化する使い方が想定されており、iPaaS連携により、紙書類の取り込みや他システムとの連携もしやすい構成です。

AI/ナビ搭載 業務自動化RPA RKシリーズ

  • 専任担当による無償の伴走サポートで、導入から運用まで支援を受けられる
  • ナビに沿って項目を選ぶだけで自動化でき、IT専門知識がなくても使える
  • シナリオ作成やエラー解消を助けるAIナビを搭載

AI/ナビ搭載 業務自動化RPA RKシリーズは、はじめてRPAを導入する現場でも定着させやすいサポート体制が強みです。ナビゲーションとAIが操作を助け、専任担当が実運用まで伴走するため、ITに詳しい担当者が限られる建設会社でも進めやすい設計になっています。

WinActor

NTTドコモビジネス株式会社
  • 純国産のRPAで、操作画面やマニュアルが日本語に対応している
  • デスクトップ型からサーバー型まで対応し、現場単位から全社展開まで広げやすい
  • AI-OCRサービスとの連携で、紙の書類の読み取りにも対応できる

WinActorは、国内で広く使われている純国産のRPAです。日本語での操作やマニュアルが整い、スモールスタートから全社的な展開まで対応できるため、段階的に自動化を広げたい建設会社に向いています。料金プランは実行版とフル機能版に分かれます。

WinActorのプラン・料金

プラン初期費用年額費用
実行版要問い合わせ300,080円(税込)
フル機能版要問い合わせ1,098,680円(税込)

※料金は年間ライセンス。30日間の無料トライアルが用意されています。

Power Automate Desktop

  • Windows 11に標準搭載され、Windows 10でも無料で使い始められる
  • 豊富なテンプレートがあり、はじめてでも自動化を作りやすい
  • ExcelやOutlookなどのOffice製品との連携に強く、OCR機能も標準で備える

Power Automate Desktopは、Windows標準で無料から始められる手軽さが魅力のRPAです。まず費用をかけずに試したい建設会社の入口に向いており、Office製品との連携や標準のOCR機能で、身近な事務作業の自動化から取り組めます。

Power Automate Desktopのプラン・料金

プラン初期費用月額費用
Windows標準(アテンド型)0円0円
Premiumなし(サブスクリプションのみ)2,248円/ユーザー〜

※Premiumは年間契約時の1ユーザーあたりの月額(税抜)。無人での実行やクラウドの機能を使う場合は有料プランが必要です。

建設業界向けRPAツールを活用するポイント

RPAを建設業の現場に定着させ、業務改善につなげるには、導入後の運用にいくつかの工夫が必要です。小さく始めて役割分担を決めることが、失敗を避ける近道になります。

まず1つの業務に絞ってスモールスタートする

最初から全社的な自動化を目指すのではなく、1つの業務に絞って動かし始めるのが現実的です。対象を絞るほど設定はシンプルになり、短い期間で効果を確認できます。

向いているのは、毎回同じ手順で終わる作業です。現場から集まった日報や出面をExcelに転記して月末に集計する業務や、注文書の内容を基幹システムへ入力する業務は、最初の対象にしやすいでしょう。

反対に、元請ごとに書式が異なる書類のチェックや、担当者の判断が入る積算の見直しは、例外の数だけ設定が複雑になります。申請や承認の流れまで一度に置き換えず、手順が決まった作業から任せるほうが、つまずきを避けられます。

1つの業務で作業時間が減った実感があれば、次にどの作業を任せるかの判断もしやすくなります。

現場と事務・情報システムで役割分担を決める

RPAは導入して終わりではなく、運用し続ける担当者が必要です。ロボットを作る人と、止まったときに直す人をあらかじめ決めておくと、運用が安定します。

部署ごとに個別にロボットを作っていくと、誰がいつ何のために作ったのかわからないものが増えていきます。自動化した業務・作成者・動かす時間帯を一覧にして共有しておけば、担当者が異動しても引き継げます。

また、手作業とシステムを二重に持たないようにします。集計をRPAに任せたあとも念のためExcelの台帳を手で更新し続けると、数字が食い違ったときの確認に時間がかかります。

「現場は自動化してほしい業務を出し、事務や情報システムの担当が設定と動作確認を受け持つ」といった分担も決めておきましょう。

画面変更でロボットが止まる前提でメンテナンス担当を置く

RPAはパソコン画面上の操作を再現して動くため、業務システムの画面や項目名が変わると、そのままでは止まる場合があります。止まることを前提に、メンテナンスの担当と手順を決めておくと、現場が混乱せずに済みます。

建設業では、自動化の対象が自社のシステムだけとは限りません。安全書類を登録する外部のクラウドサイトや、元請ごとに用意されたWebの入力画面も対象になるため、画面が変わる時期を自社で決められない場合があります。

月末の締めのように処理が集中する時期の前に動作を確認しておくと、止まったまま気づかない事態を防げます。誰が対応するかが曖昧なままだと、一度止まったロボットがそのまま使われなくなりがちです。

サポートや伴走を活用して現場に定着させる

ITに詳しい担当者が限られる場合は、ベンダーのサポートや伴走支援を運用に組み込む方法もあります。初期設定の相談だけでなく、シナリオの作り方のレクチャーや、動かなくなったときの相談窓口まで含めて使えば、社内だけで抱え込まずに済みます。

現場が日中出ていて全員を集めた研修が難しい場合は、拠点や事務所ごとに使い方を共有し、手順書を残しておきましょう。作成した担当者しか修正できない状態を避けられ、担当者が変わっても運用を続けられます。

今のやり方を変えたくないという声が出ることもあります。まず事務側の作業から自動化し、手作業が減った実感を共有していくと、現場の協力も得やすくなります。

建設業界向けRPAツールに関するよくある質問(FAQ)

建設業ではどの業務からRPA化するのがよいですか?

日報の転記や請求書・注文書の入力、データの集計など、手順が決まっていて成果が出やすい定型業務から始めるのがおすすめです。まず1つの業務に絞って効果を確認し、そこから対象を広げていくと定着しやすくなります。

月末や締め前に処理が増えます。夜間や早朝に自動実行できますか?

多くのRPAはスケジュール実行に対応しており、決まった時間にロボットを動かせます。人が退社したあとの夜間や早朝に集計・転記を実行しておけば、翌朝には処理が終わった状態から仕事を始められます。

現場や案件ごとに台帳のフォーマットが違いますが対応できますか?

条件によって処理を分ける設定ができるため、ある程度パターン化されていれば対応できます。ただし例外が多い業務は設定が複雑になりやすいため、フォーマットをそろえられる部分は整理してから自動化すると、無理なく運用できます。

ITに詳しくない小規模な建設会社でも導入できますか?

多くのRPAはプログラミング不要で操作でき、Windows標準で無料から始められる製品もあります。まず身近な事務作業から小さく始め、伴走サポートのある製品を選べば、ITに詳しい担当者が少ない会社でも取り組めます。

RPAを導入すれば建設業の2024年問題(残業)は解決しますか?

RPAは定型業務を自動化して生産性を上げる手段であり、残業を抑える助けにはなりますが、労働時間の管理や36協定の設計そのものを代替するものではありません。上限規制への対応や個別の労働時間管理については、社会保険労務士や所轄の労働基準監督署に確認するのが確実です。

建設業界向けRPAツールを比較するならBOXIL

建設業向けにRPAを選ぶポイントを、あらためて整理します。

  • 施工体制台帳のチェックや日報・積算の転記など、手作業の定型業務からRPA化を検討する
  • 建設に特化したRPAはほぼないため、自社の業務内容と会社の規模で汎用RPAを見極める
  • 現場が非ITでも使えるか、紙書類のOCR連携、無料で始められるかを比較する
  • まず1つの業務からスモールスタートし、作る人・直す人の役割分担を決めて定着させる

自社の業務や環境に合ったRPAを選び、事務作業の負担を減らして、限られた人員で生産性を高めていきましょう。

BOXILでは、サービス資料のダウンロードとあわせておすすめのRPAツールの機能・料金を比較表で確認できます。社内検討や稟議申請にご活用ください。

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