※専門家の監修は「中小企業が抱える人材データ管理の課題」や「中小企業がタレントマネジメントシステムを導入すべき理由」の箇所のみ。
中小企業向けのタレントマネジメントシステムを、独自集計の費用相場データと利用者の口コミをもとにBOXIL編集部が比較します。
「自社の規模で本当に必要なのか」「人事の専任担当がいなくても運用できるのか」といった疑問に答えながら、従業員数別の選び方、費用相場と使える補助金、強みタイプ別のおすすめ製品まで紹介します。自社に合う一社を見つける参考にしてください。
【30秒でわかるこの記事のポイント】
・中小企業には、必要な機能に絞ってコストを抑えやすいシステムがおすすめ
・比較の際は導入目的に合った機能や予算に加え、既存の労務・勤怠システムとの連携可否やサポートの充実度を要チェック
・タイプは3つ。カオナビのような「オールインワン機能が強み」、SmartHRタレントマネジメントのような「労務・勤怠データ連携が強み」、人事管理ナビゲーターのように「低コスト・シンプルが強み」
タレントマネジメントシステムには多くの種類があり「どれを選べばいいか」迷いますよね。後から知ったサービスの方が適していることもよくあります。導入の失敗を避けるためにも、まずは各サービスの資料をBOXILでまとめて用意しましょう。
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※掲載料金は税区分の記載を含め、各社公式サイトの表記に基づいています。
中小企業向けのタレントマネジメントシステムとは
タレントマネジメントシステムは、従業員のスキルや経験、評価履歴などを1か所に集約し、人材の見える化を進めるためのツールです。配置や育成の判断材料がそろうことで、一人ひとりの力をより発揮しやすい環境づくりに役立ちます。
勤怠管理や給与計算など個別業務のシステムとは異なり、人材情報を横断的に集約して活用する点に違いがあります。
中小企業向けの製品は、必要な機能に絞って設計されているものもあり、運用の負担を抑えながら導入しやすい点が特徴です。コストも比較的抑えられるため、はじめて人材データ管理に取り組む企業にも向いています。
中小企業が抱える人材管理の課題
fundbook社の調査(n=312)で、300名以下の中小企業の74.4%が「人材に関する課題がある」と回答※1しました。中小企業は大企業と比べて、人材管理に割けるリソースや専門知識が限られていることも多く、人材データ管理においてさまざまな課題に直面していることがうかがえます。
※1出典:株式会社fundbook「依然として7割以上の中小企業が抱える「人材」の課題。解決に向けた取り組みは足踏み状態 〜中小企業の「人材」に関する課題の実態を調査〜」(2025年調査・2026年7月27日閲覧)
中小企業が抱えがちな人材管理に関する課題を整理します。
従業員の特性やスキル、キャリアパスが全体で把握・共有できていない
中小企業では、従業員一人ひとりの特性やスキル、キャリアパスを体系的に把握し管理することが難しい状況にあります。日々の業務に追われ、個々の従業員と深くコミュニケーションを取る機会が限られていることも多く、結果として表面的な情報しか把握できていないケースが少なくありません。
把握できているケースでも、経営者や人事担当者が個別に持っているだけで、組織全体で共有・活用されていないことがあります。スキルやキャリアの情報を収集する仕組みが整っていないため、従業員の成長や変化を適切に追跡できていないことも課題です。
これにより、適材適所の人材配置や効果的な育成計画の立案が難しくなり、従業員の潜在能力を最大限に活かせない状況に陥りやすくなります。
人事管理のリソースが不足している
中小企業では、専任の人事部門をもたない、あるいは少人数で運営していることが多く、人事管理に十分なリソースを割くことが難しい状況にあります。そのため、少数の担当者が労務や経理、法務、採用などさまざまなバックオフィス業務を抱えがちです。
結果として日々の給与計算や勤怠管理などの定型業務に追われ、戦略的な人材育成や評価制度の構築に時間を割けません。人事データの更新や分析も後手に回りがちで、最新の従業員情報をもとに迅速な意思決定を行うことも難しくなります。
この人事リソースの不足は、モチベーション低下や離職率の上昇、さらには企業の競争力低下につながる可能性があり、中小企業の成長を妨げる要因になりかねません。
データが分散しており一元管理できていない
中小企業特有の課題として、人材データの分散と一元管理の難しさも挙げられます。多くの場合、採用情報、勤怠記録、評価データ、研修履歴などが異なるシステムや紙ベースで管理されており、それらを統合して全体像を把握することが難しい状況です。
このデータの分散は、情報の不整合や重複入力による非効率を生むだけでなく、データ間の関連性を見出す妨げとなり、戦略的な人材活用を困難にします。セキュリティや個人情報保護の観点からも、分散した管理はリスクを高める要因になり得ます。
人材育成プランの策定と実行が難しい
中小企業では、体系的な人材育成プランを策定し実行することが難しい状況にあります。従業員一人ひとりのスキルや経験、キャリア志向を詳細に把握し、それに基づいた育成計画を立てるためのデータや仕組みが不足しているためです。
限られた予算と時間のなかで効果的な研修を実施することも難しいのが実情です。育成の効果を定量的に測定し、プランを見直す仕組みも整っていないことが多く、投資対効果の検証が難しい点も課題として挙げられます。
これらの要因により、従業員の成長が個人の努力に委ねられがちで、組織全体としての計画的な人材育成が実現できていません。
人材流出リスクの対策がしにくい
中小企業にとって、優秀な人材の流出は大きな痛手となります。しかし、満足度やエンゲージメントを正確に把握し、離職リスクを予測することは簡単ではありません。
定期的な面談やアンケートの実施が不十分であったり、収集したデータを分析するツールが不足していたりすることが多いためです。個々の従業員のキャリア志向や市場価値の変化を継続的に追跡することも難しく、結果として突然の退職に直面することがあります。
この人材流出リスクの予測と対策の難しさは、中小企業の安定的な成長と競争力維持における大きな障害となりかねません。

では、こうした大きな変化がなければ、タレントマネジメントは不要なのでしょうか?
たとえば、経営環境に大きな変化がない場合でも、採用意欲の高い企業ほどタレントマネジメントを活用する価値は高いと思います。
新規採用した人材と、長年会社を支えてきた既存の人材が融合し、共に成長していくためには、一人ひとりのスキルや経験、志向を正確に把握し、最適な配置や育成を行う必要があります。特に、属人的な業務が多い中小企業においては、タレントマネジメントシステムを用いて人材情報を可視化して配置・育成に活用できます。
タレントマネジメントは一部の企業だけのものではありません。規模に関わらず、人材を経営資源として最大限に活かしたいと考えるすべての企業にとって、導入すべき基盤と言えるでしょう。
中小企業こそタレントマネジメントを導入すべき理由
人材の管理や育成に課題を抱えている中小企業にとって、タレントマネジメントシステムは業務の効率化と人材活用の両面で効果を発揮します。
特に、従業員が増えて属人的な管理に限界を感じている企業や、育成・評価の仕組みを整えたい企業、採用から定着までを一貫して見える化したい企業には導入する価値があります。導入で得られる主なメリットを紹介します。
人材データの一元管理と可視化ができる
タレントマネジメントシステムの導入により、従来は分散していた人材データを1か所に集約し、一元管理できるようになります。採用情報、スキル、経歴、評価結果、研修履歴などの多様なデータが統合され、各従業員の全体像を簡単に把握できます。
データの一元化により、特定のスキルをもつ人材の検索や、部門横断的な人材の把握が可能になり、戦略的な人材配置や育成計画の立案を支援します。人材の強みや弱み、組織全体のスキルギャップを明確に認識できる点も、タレントマネジメントシステムならではのメリットです。
採用から評価に至るまでのプロセスを標準化・自動化できる
タレントマネジメントシステムは、採用から評価、育成に至る一連の人事プロセスを標準化し、部分的に自動化できます。採用領域では応募者の管理や選考プロセスの追跡がしやすくなり、評価領域では定期的な業績評価や目標管理を効率的に実施可能です。
プロセスの標準化と自動化により、人事業務の効率が大きく向上し、ヒューマンエラーやバイアスを減らすことが期待できます。一貫した基準での評価や育成が可能になり、公平性と透明性が高まることで、従業員の信頼感とモチベーション向上にもつながります。
人事管理にかかるコストや時間を削減できる
タレントマネジメントシステムを導入すると、人材データを紙やExcelで管理する必要がなくなり、人事管理にかかるコストと時間の削減につながります。データ入力や更新、報告書作成などの定型業務が自動化され、人事担当者の作業負荷が軽減されます。
ペーパーレス化によって印刷や保管のコストも抑えられ、データの検索や分析が迅速に行えるため、意思決定に必要な情報収集の時間も短縮されます。これらの効率化により、人事部門は研修カリキュラムの作成や組織開発など、より付加価値の高い業務に時間を割けるようになります。
従業員エンゲージメントと定着率を向上できる
タレントマネジメントシステムの導入は、従業員エンゲージメントと定着率の向上にも貢献します。各従業員のキャリア志向や成長目標を把握し、それに応じた育成機会や挑戦的な仕事を提供できるためです。
公平で透明性の高い評価により、努力や成果が適切に認識され、報酬や昇進に反映されやすくなります。自身のスキルや経験が可視化されることで、従業員は自己の成長を実感しやすくなります。
中小企業特有の「個人の貢献が見えやすい環境」と客観的な人材管理を組み合わせることで、会社への帰属意識が高まり、人材流出のリスク防止につながります。

その第一歩は、社員が今何を考えているのかを正確に把握することにあります。タレントマネジメントシステムは、この現状把握を効率的に行うための強力なツールです。
システムを活用すれば、社員への説明から調査票の配布、未回答者へのリマインドまでをスムーズに行うことができます。さらに、調査終了後の分析も簡単に行える機能が備わっているため、多大な手間やコストをかけることなく、現状を正確に把握することが可能です。
エンゲージメント調査を通じて、自社の課題が明らかになれば、あとは具体的な対策を立てて実行するだけです。このプロセスは、人材不足や離職率を改善するための確実な第一歩となり、タレントマネジメントシステムはその後の育成や配置の改善にも役立てることができます。
中小企業向けタレントマネジメントシステムの選び方
タレントマネジメントシステムを選ぶ際は、共通の選定ポイントを確認し、そのうえで自社の従業員規模に合った選び方を見ていきましょう。
導入目的に合った機能
まずは自社の導入目的に合った機能があるかを確認しましょう。目的に合わない機能が多い製品は定着しにくい一方で、機能がシンプルすぎる製品は複雑な人事課題を解決したい企業には向かない可能性があります。
たとえば、採用から人事評価まで一気通貫で管理したいならHRMOSタレントマネジメントやJobSuite TALENTSなどが候補です。
目的を明確にしてから機能を絞り込むことが、製品選びにおいて重要です。
予算に見合った料金体系
人事管理に十分な予算を割けない中小企業では、低コスト/スモールスタートできるかを確認しましょう。必要な機能だけで段階的に始められる製品なら、限られた予算でも無理なく運用を始められます。
たとえば、月額3,300円(税込)からの人事管理ナビゲーター、必要なモジュールだけを単体契約できるオフィスステーション、初期費用0円のSmartHRタレントマネジメントなどが候補に挙げられます。
既存の労務・勤怠システムとの連携
人材データが複数のシステムに分散すると、二重入力や情報の不整合が起こりやすくなります。既存の労務・勤怠システムとAPI連携できるかを確認しておくと、データの一元管理がしやすくなります。
たとえば、カオナビはAPIを公開しさまざまな基幹システムや労務システムとの連携が可能です。また、労務・勤怠・給与とワンストップで扱えるOne人事やSmartHRタレントマネジメントのように、同社で労務・勤怠システムをシリーズ展開する製品で揃えるのも選択肢の1つです。
セキュリティと導入・運用サポートの充実度
中小企業は導入・運用に不安を抱えやすいため、セキュリティ要件とサポート体制を確認しておくと安心です。データの暗号化やアクセス権限の設定に加え、導入時の初期設定支援や操作レクチャーの有無も比較ポイントになります。
たとえば、タレントパレットやHRBrainのようにサポート体制が手厚い製品を選ぶと、専任担当がいなくても運用を軌道に乗せやすくなります。
【従業員規模別】特に確認すべきポイント
共通の選定ポイントに加えて、従業員規模ごとに重視したいポイントも押さえておきましょう。
50人以下:評価制度の立ち上げを見据える
雇用形態が多様になり、評価制度を整え始めるタイミングです。手作業の情報管理ではミスが起きやすくなるため、評価や目標管理をシンプルに運用できる製品が向いています。
たとえば、評価制度設計のコンサルティングメニューもあるHRBrainや人事管理ナビゲーター、カオナビなどが選択肢です。
100人以下:拠点・部署の増加に備える
拠点や部署が増え、管理部門の工数が追いつかなくなりやすい規模です。情報を一元化し、部門横断で人材を把握できる製品が役立ちます。
勤怠・労務データと連携しやすいSmartHRタレントマネジメントや、評価手法テンプレートが豊富なカオナビなどが候補です。
300人以下:人材データの活用・分析を本格化する
人材データの活用や分析を本格化させたい規模です。配置・育成の意思決定をデータで支える分析機能や、採用から評価までの一貫した管理が求められます。AI機能が豊富なタレントパレットや、採用から評価まで一気通貫で扱えるHRMOSタレントマネジメントが候補になります。
各サービスの機能や選び方をさらに詳しく知りたい場合は、タレントマネジメントシステムの比較記事もあわせてご覧ください。
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中小企業向けタレントマネジメントシステムにかかる費用・価格相場
タレントマネジメントシステムの費用は、契約するアカウント(ユーザー)数によって大きく変わる傾向があります。利用人数が増えるほど必要なライセンス数も増え、月額費用に影響が出やすい点は押さえておきたいところです。
BOXIL SaaSに寄せられた導入者の口コミをアカウント数別に集計したところ、契約規模に応じたおおよその相場は次の表のとおりです。
| 契約アカウント数 | 初期費用 | 年間費用 |
|---|---|---|
| 1〜100アカウント | 5万円 | 80万円(月額6.6万円) |
| 101〜300アカウント | 40万円 | 130万円(月額10.8万円) |
| 301〜500アカウント | 50万円 | 150万円(月額12.5万円) |
※調査概要:BOXIL SaaSに掲載しているタレントマネジメントシステムカテゴリの口コミから費用に関する回答があったものを集計。件数は初期費用が142件、年間費用が142件。集計期間は2025年6月1日〜2025年9月28日。
製品やプランによって料金は異なります。
価格を抑えたい場合は、初期費用33,000円(税込)・月額費用3,300円(税込)から使える人事管理ナビゲーターや、初期費用0円で導入できるSmartHRタレントマネジメントのように、低価格でスモールスタートできる製品も選択肢になります。
中小企業が利用できる補助金・助成金
タレントマネジメントシステムの導入費用は、補助金で一部をまかなえる場合があります。中小企業が活用しやすいのが、「デジタル化・AI導入補助金2026※(旧IT導入補助金)」です。
通常枠の補助率は1/2〜2/3以内、補助上限額は対象の業務プロセスが4つ以上で最大450万円です。対象プロセスには「総務・人事・給与・教育訓練」が含まれ、該当する機能をもつ製品は条件次第で対象になり得ます。
IT導入支援事業者が登録・公開したツールは中小企業基盤整備機構のサイトで検索できるため、製品ごとに登録の有無や詳細プランを確認しましょう。
本記事で紹介する製品の登録状況は次のとおりでした。(BOXIL上に掲載されているサービス名称で検索)
| サービス名 | ITツール登録 | 導入支援事業者 |
|---|---|---|
| カオナビ | あり | ・リコージャパン株式会社 ・株式会社ミロク情報サービス ・株式会社ブレインコンサルティングオフィス など |
| HRBrain | あり | ・東通インテグレート株式会社 ・株式会社ケーエイチプラス |
| HRMOSタレントマネジメント | なし | ー |
| タレントパレット | なし | ー |
| SmartHRタレントマネジメント | あり | ・ユナイテッド・アドバイザーズ株式会社 ・株式会社CAREARC ・富士フイルムビジネスイノベーションジャパン株式会社 など |
| ジンジャー人事データ分析 | なし | ー |
| One人事 | あり | ・株式会社ミロク情報サービス ・福岡社会保険労務士法人 ・One人事株式会社 ・株式会社OAG ITマネジメントパートナー など |
| 人事管理ナビゲーター | なし | ー |
| JobSuite TALENTS | なし | ー |
| オフィスステーション | あり | ・株式会社大塚商会 ・株式会社NEW DESIGN ・株式会社エフアンドエム ・ピー・シー・エー株式会社 など |
※出典:中小企業庁「中小企業デジタル化・AI導入支援事業費補助金(デジタル化・AI導入補助金2026)」(2026年7月27日閲覧)
なお、人材開発支援助成金やキャリアアップ助成金は研修費や正社員化への助成で、システム導入費そのものは対象外です。制度は年度ごとに要件が変わるため、申請前に公式サイトで最新情報を確認してください。
中小企業向けタレントマネジメントシステムの機能・料金比較表
中小企業におすすめのタレントマネジメントシステムを、タイプと料金で比較します。
| 製品 | タイプ | 特徴 | 料金 |
|---|---|---|---|
| カオナビ | オールインワン | シンプル操作とテンプレートで短期間に運用開始 | 要問い合わせ |
| HRBrain | オールインワン | 導入から運用まで一気通貫のサポート | 要問い合わせ |
| HRMOSタレントマネジメント | オールインワン | 採用から評価・育成までを網羅 | 要問い合わせ |
| タレントパレット | オールインワン | 豊富なAI機能で配置・育成を最適化 | 要問い合わせ |
| SmartHRタレントマネジメント | 労務・勤怠データ連携 | 労務データと連携し社員台帳を最新化 | 初期費用:0円 月額費用:要問い合わせ |
| ジンジャー人事データ分析 | 労務・勤怠データ連携 | 人事・勤怠・給与データを取り込み分析 | 初期費用:要問い合わせ 月額費用:300円/ユーザー(税抜)〜 |
| One人事 | 労務・勤怠データ連携 | 労務・勤怠・給与と組み合わせて導入できる | 要問い合わせ |
| 人事管理ナビゲーター | 低コスト・シンプル | 低価格でシンプルに始められる | 初期費用:33,000円(税込) 月額費用:3,300円(税込)〜 |
| JobSuite TALENTS | 低コスト・シンプル | これから始める企業向けのシンプル設計 | 初期費用:要問い合わせ 月額費用:30,000円(税抜)〜 |
| オフィスステーション | 低コスト・シンプル | 必要なモジュールを単体契約できる | 初期110,000円(税込)/月額550円/人(税込)〜 |
中小企業向けタレントマネジメントシステムおすすめ比較4選【オールインワン機能に強み】
人材配置から評価、育成までを一貫したシステムで完結させたい企業におすすめの製品を紹介します。
カオナビ
- 人事異動シミュレーション機能で、人事異動のシナリオを作成・共有できる
- 人事評価や従業員アンケート、リスキリング、離職防止、採用分析など豊富な機能
- 組織や部署の人事データをグラフで可視化し、経営の意思決定に活かせる
カオナビは、従業員の個性を把握し、スキルに見合った人材配置ができるタレントマネジメントシステムです。基本情報だけでなく過去の評価、スキル、キャリアといった多角的な人材情報を可視化し、組織をマトリクスで俯瞰できます。
IPアドレス制限やデータベース二重化、外部機関による定期的なぜい弱性診断など、セキュリティ対策も充実しています。シンプルな操作性で、はじめてのシステム導入でも短期間で運用しやすい点が特徴です。
カオナビのプラン・料金
| 初期費用 | 月額費用 |
|---|---|
| 要問い合わせ | 要問い合わせ |
HRBrain
- 蓄積した人的資本データを可視化するダッシュボード搭載
- 初期設定から運用支援まで一気通貫のサポート体制
- 組織診断サーベイやストレスチェック、労務管理など他シリーズとの組み合わせが自由
HRBrainは、多様なシリーズと組み合わせて企業独自のシステムを構築できるタレントマネジメントシステムです。管理者だけでなく、実際に利用する従業員にとっての操作性も重視して開発されています。
基本情報やスキル、特徴などを一元管理し、蓄積したデータをもとに「個」と「組織」の状態を見える化・分析します。導入から運用までのサポートが手厚く、中小企業でも定着させやすい点が魅力です。
HRBrainのプラン・料金
| 初期費用 | 月額費用 |
|---|---|
| 要問い合わせ | 要問い合わせ |
HRMOSタレントマネジメント
- 組織と個人のコンディションが測れる2つのサーベイ
- 一覧で評価調整できる人事評価機能を搭載
- 組織シミュレーションを用いて最適な配置が可能
HRMOSタレントマネジメントは、人材と組織の課題を抽出し、改善までをサポートするタレントマネジメントシステムです。クラウド上で人事評価や人材育成、人材配置など、必要な機能を提供しています。
従業員データの管理や目標評価業務の効率化、人材配置、育成支援など、タレントマネジメントに必要な機能を一通り揃えている点が強みです。1社1名の専任サポート体制で、人材情報の可視化・分析による組織の活性化を支援します。
HRMOSタレントマネジメントのプラン・料金
| 初期費用 | 月額費用 |
|---|---|
| 要問い合わせ | 要問い合わせ |
タレントパレット
- ISO 30414に対応した人的資本ダッシュボード
- 健康管理や労務管理、研修管理など幅広い機能を搭載
- 全従業員が無料で受けられる適性検査
タレントパレットは、人材データ活用に必要な機能がまとまったタレントマネジメントシステムです。採用、育成、配置、離職防止、経営の意思決定支援をワンプラットフォームで実現しています。
人事にマーケティング視点を取り入れた「科学的人事戦略」を掲げ、多様な人材データを一元化・蓄積することで、分析にもとづいた配置や育成、採用、従業員満足度向上を支援します。機能が幅広いため、データ活用を本格化させたい企業に向いています。
タレントパレットのプラン・料金
| 初期費用 | 月額費用 |
|---|---|
| 要問い合わせ | 要問い合わせ |
中小企業向けタレントマネジメントシステムおすすめ比較3選【労務・勤怠データ連携に強み】
勤怠や労務、給与のデータと連携させ、人材情報の土台から整えたい企業に向く製品を紹介します。
SmartHRタレントマネジメント
- 活躍人材の特定と育成、人事業務まで一元管理
- 基本情報や評価・スキル情報を集約できる
- 必要情報のみを一覧化できるカスタム従業員名簿機能
SmartHRタレントマネジメントは、採用管理やスキル・資格・研修機能、学習管理などを備えたタレントマネジメントシステムです。初期費用0円から始められ、スモールスタートしやすい点が特徴です。
勤怠管理システムや給与計算システムなどとの連携により、さまざまなデータの一元管理が可能です。蓄積した従業員データを活用した人事評価、従業員サーベイ、配置シミュレーションなどの機能により、組織の活性化を推進します。
SmartHRタレントマネジメントのプラン・料金
| 初期費用 | 月額費用 |
|---|---|
| 0円 | 要問い合わせ |
ジンジャー人事データ分析
- 人事・勤怠・給与のデータを一元管理できる
- 豊富なテンプレートで分析が簡単
- 権限設定が柔軟に行える
ジンジャー人事データ分析は、従業員に関するさまざまな情報をまとめて管理できるクラウド型のデータ分析システムです。人事、勤怠、給与などのデータを取り込み、更新情報を時系列で確認しながら、ダッシュボード上で可視化や分析が行えます。
テンプレートが多く用意されているため、複雑な加工をしなくても必要なレポートをすぐに作成できます。柔軟な権限設定にも対応し、部門ごとに共有したいデータだけを届けられるため、情報を安全に活用しながら判断精度を高められます。
ジンジャー人事データ分析のプラン・料金
| 初期費用 | 月額費用 |
|---|---|
| 要問い合わせ | 300円/ユーザー(税抜)〜 |
※最低10ユーザーから(最低月額3,000円・税抜)。
One人事
- 労務・勤怠・給与など必要な機能を組み合わせて導入できる
- ワークフロー機能搭載で承認申請も電子化できる
- 人事データをさまざまな角度でクロス分析できる
One人事は、タレントマネジメントだけでなく、労務や勤怠管理、給与計算までワンストップで行えるシステムです。従業員の能力を引き出し、組織の人事戦略を支援します。
社内の目的や課題にあわせて、導入する機能を自由に選べます。各システムのIDや操作画面、データベース、サポート窓口までが一元化されているため、兼務担当者でもサポートを受けやすい点も魅力です。
One人事のプラン・料金
| 初期費用 | 月額費用 |
|---|---|
| 要問い合わせ | 要問い合わせ |
人事関連の問い合わせに対しても、URLをチャットツールなどで送信「One人事を確認して」とメッセージすれば事足ります。
中小企業向けタレントマネジメントシステムおすすめ比較3選【低コスト・シンプルに強み】
限られた予算で、まずは無理なく始めたい企業に向く製品を紹介します。
人事管理ナビゲーター
- 自社に合わせて項目を自由に設計できる柔軟性
- 誰でも直感的に使えるシンプルな設計
- 人事管理業務を効率化し負担を軽減できる
人事管理ナビゲーターは、人事情報を安全に一元管理できるシステムです。月額3,300円〜の低価格で導入でき、ITに不安のある担当者でも使いやすいシンプル設計で、直感的な操作で利用を開始できます。
標準的な人事情報に加え、自社に合った項目を自由に設計して登録できます。資格情報や研修履歴なども管理でき、登録は手入力またはCSVファイルでの一括登録に対応しています。権限設定により、必要な情報を特定の人のみが閲覧できるよう制御することも可能です。
人事管理ナビゲーターのプラン・料金
| 初期費用 | 月額費用 |
|---|---|
| 33,000円(税込)〜 | 3,300円(税込)〜 |
JobSuite TALENTS
- これからタレントマネジメントを始める企業向けのシンプル設計
- 従業員情報やスキル、評価をまとめて管理できる
- 無料トライアルで導入前に操作感を確認できる
JobSuite TALENTSは、これからタレントマネジメントに取り組む企業に向けたシステムです。従業員の基本情報やスキル、評価をまとめて管理でき、必要な機能から無理なく始められます。
画面がシンプルで操作しやすく、専任担当がいない企業でも扱いやすい設計です。無料トライアルが用意されているため、導入前に自社に合うかを確認できます。
JobSuite TALENTSのプラン・料金
| 初期費用 | 月額費用 |
|---|---|
| 要問い合わせ | 30,000円(税抜)〜※ |
※50名までの料金で、50名以上のご利用人数やオプションに応じて料金が異なります。最低契約期間は1年です。
【操作性・使いやすさ】使いやすいです。BPRではなく業務を固めて利用するといいと思います。
【他のサービスとの連携面(カスタマイズ性)】特に利用していませんが、ホームページとの連携はできています
【営業担当やサポート面】丁寧に対応いただいています
オフィスステーション
- 人事・労務の機能をモジュール単位で必要な分だけ契約できる
- 従業員データベースを低コストで構築できる
- 各種帳票や手続きのペーパーレス化に対応
オフィスステーションは、人事・労務の各機能をモジュール単位で契約できるサービスです。必要な機能だけを選んで導入できるため、少人数からスモールスタートしやすい点が特徴です。
従業員情報を一元管理しながら、入退社手続きや年末調整などの労務業務もペーパーレス化できます。1人あたりの月額が抑えられているため、コストを重視する中小企業でも導入しやすいサービスです。
オフィスステーションのプラン・料金
| 初期費用 | 月額費用 |
|---|---|
| 110,000円(税込) | 550円/人(税込)〜 |
※10名以下は月額5,500円(税込)の一律料金。
中小企業のタレントマネジメントシステム導入事例
中小企業での活用イメージを、BOXILに寄せられた利用者の口コミをもとに紹介します。導入前の課題と導入後の変化を中心にまとめました。
分散していた人事データを一元管理できたケース
【導入前の課題】従業員51〜100名規模のIT・通信業の企業では、社員情報や評価結果、スキル、面談履歴などが複数のファイルや部署ごとの資料に分かれて管理されており、必要な情報を探すのに手間がかかっていました。
【導入後の効果】カオナビの導入後は、社員情報や評価情報を1つの画面で確認できるようになり、情報を探す時間を減らせたという声が寄せられています。
社員情報や評価状況を一目で管理できるツール – カオナビの口コミ ☆4/5 IT/通信/インターネット系
【導入前の課題】複数のシステムを行き来して人事業務を進めていたサービス業の企業では、情報の分散が課題でした。
【導入後の効果】HRBrainの導入により人事関連業務をデジタル化し、一元管理によって効率よく運用できるようになったという評価が見られます。
業務プロセスをスムーズに – HRBrainの口コミ ☆5/5 サービス/外食/レジャー系
評価業務を仕組み化し属人的な運用から脱却したケース
【導入前の課題】従業員50〜100名規模のIT企業では、人事評価シートをExcelで作成しており、項目の配置や集計に手間がかかっていました。
【導入後の効果】One人事の導入後は、評価シートの自由度が高く項目を簡単に配置でき、組織全体の状況も見やすくなったという声が寄せられています。
人事の評価シートの作成が簡単です – One人事の口コミ ☆5/5 IT/通信/インターネット系
【導入前の課題】従業員101〜200名規模のIT・通信業の企業では、評価ツールに目標管理の視点がなく、部署ごとに独自の書式で評価情報を保管していたため、そもそも一元管理ができていない状態でした。
【導入後の効果】HRMOSタレントマネジメントの導入後は、目標と評価を直感的に一元管理できるようになり、評価時の参照コストや納得感の課題が解消されたという声が寄せられています。
多彩なデータと紐付く、目標と評価の直感的な一元管理が可能 – HRMOSタレントマネジメントの口コミ ☆4/5 IT/通信/インターネット系
少人数の規模で導入したケース
【導入前の課題】従業員2〜10名規模のIT・通信業の企業では、組織活性化のために社員一人ひとりの個性や強みを把握する仕組みが整っていませんでした。
【導入後の効果】JobSuite TALENTSの導入後は、社員の考え方や保有しているスキルなどを細かく把握できるようになり、組織と個人のつながりが深いものになったという声が寄せられています。
組織と個人のつながりを深いものにしてくれる – JobSuite TALENTSの口コミ ☆5/5 IT/通信/インターネット系
ここで紹介した口コミ以外にも、BOXIL Magazineではタレントマネジメントシステムの導入事例を紹介しています。導入を検討している方は参考にしてください。
中小企業向けタレントマネジメントシステムを活用するポイント
導入したタレントマネジメントシステムを定着させ、効果を引き出すための運用のポイントを紹介します。
導入目的を社内に共有し、入力・更新を定着させる
タレントマネジメントシステムは、従業員情報が入力・更新されてはじめて効果を発揮します。「何のために使うのか」を現場に共有し、入力のタイミングや担当を決めておくと、情報が古くなるのを防げます。更新が滞りやすい項目は、定期的な声かけやリマインドの仕組みを用意しておくと安心です。
Excelとの二重管理を避け、データを一本化する
導入後もExcelや紙の管理を併用すると、情報が分散して入力の手間が二重になります。どの情報をシステムで管理するかをあらかじめ決め、既存データを移行してデータを一本化しましょう。勤怠や給与のシステムと連携できる製品では、連携設定を整えておくと転記の手間を減らせます。
スモールスタートから段階的に機能を広げる
最初からすべての機能を使おうとすると、運用が回らず定着しないことがあります。まずは従業員データベースや評価など、効果を実感しやすい機能から始め、運用に慣れてから配置シミュレーションや分析へと段階的に広げると無理がありません。専任担当がいない企業ほど、範囲を絞った運用が向いています。
ベンダーのサポートや初期設定支援を活用する
導入初期は、データ移行や項目設定など慣れない作業が発生します。多くの製品では初期設定の代行や操作レクチャー、FAQ・ヘルプが用意されているため、これらを活用すると立ち上げの負担を抑えられます。
サポート窓口の対応範囲や費用は製品によって異なるため、運用に不安がある場合は事前に確認しておきましょう。
中小企業向けタレントマネジメントシステムに関するよくある質問(FAQ)
中小企業の担当者からよく寄せられる疑問に、Q&A形式で回答します。
中小企業にタレントマネジメントシステムは本当に必要ですか?
すべての企業に必須というわけではありません。ただし、従業員が増えて属人的な管理に限界を感じている企業や、評価・育成の仕組みを整えたい企業では効果が期待できます。
前者の企業では、これまで特定の担当者の記憶やExcelなどに頼っていた人事情報を一元化・可視化できるため、情報の抜け漏れや引き継ぎの負担を減らせます。また、後者の企業では、評価基準や面談記録、スキル情報などをシステム上で統一的に管理できることで、評価の属人化やばらつきを防ぎ、公平性や納得感を高めやすくなります。
専任の人事担当がいなくても運用しやすいのはどれですか?
操作がシンプルでサポートが手厚い製品が向いています。たとえば伴走支援が受けられるHRBrainや、操作がわかりやすいカオナビが候補です。導入初期の設定支援があるかも確認しておくと安心です。
導入・運用サポートが手厚い製品をまとめて確認したい方は、次の記事も参考にしてください。
低コストで始められるのはどれですか?
低価格でシンプルに始めたい場合は、低価格で導入できる人事管理ナビゲーターやJobSuite TALENTSなどが候補になります。初期費用0円のSmartHRタレントマネジメントもスモールスタートに向いています。
Excelでの人材管理と比べて何が変わりますか?
情報の分散や属人化を解消し、異動・評価・育成の判断を根拠データで行えるようになります。検索や集計がスムーズになることが期待できるほか、権限設定により情報をより安全に共有しやすくなる点も、Excel管理と異なる特徴と言えます。
Excelでの人材管理との違いをさらに詳しく知りたい方は、次の記事もあわせてご覧ください。
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中小企業がタレントマネジメントシステムを選ぶ際は、人材データの分散や専任不在といった自社の課題を整理したうえで、従業員規模・導入目的・コストの3点から比較することが大切です。
オールインワン型、労務・勤怠データ連携型、低コスト・シンプル型といった強みの違いを踏まえ、自社に合うタイプから検討すると選びやすくなります。
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