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オンプレミス型の給与計算ソフト6選!クラウド型やインストール型との違い

最終更新日:(記事の情報は現在から39日前のものです)
【比較表】給与計算ソフト
オンプレミス型の給与計算ソフトをボクシル編集部が解説。給与計算ソフトを選定する際のポイントや導入するメリットを解説しています。この記事を読めばどの給与計算ソフトを導入すればいいのか、自社に適した導入形態はどれなのかがわかります。

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給与計算ソフトとは

給与計算ソフトとは、基本給やボーナスといった給与の計算を自動化できるサービスです。勤怠情報をもとに給与を自動計算するだけでなく、給与明細の作成、振込手配、年末調整対応などの機能も備えています。

給与計算ソフトの導入形態3タイプ

給与計算ソフトは「クラウド型」「インストール型」「オンプレミス型」の3つに分類できます。

導入形態 概要 メリット デメリット
クラウド型 インターネット経由で利用する 導入コストが低い
導入期間が短い
場所を選ばず利用可能
常に最新バージョンを利用可能
一般的にカスタマイズ性が低い
インターネット環境が必須
インストール型 自社のパソコンにインストールして利用する カスタマイズ性がやや高い
インターネット環境が不要
導入コストがやや高い
自社で運用・保守が必要
オンプレミス型 自社のサーバーに構築して利用する カスタマイズ性が高い
セキュリティレベルを自由に設定可能
すべてのデータを自社管理可能
導入コストが高い
導入期間が長い
専門知識が必要
自社で運用・保守が必要

本記事で紹介するオンプレミス型は、自社サーバーにインストールして使うため設定や追加開発の自由度が高い反面、初期費用が高く、メンテナンス費用もかかるため、中堅企業や大企業に適した導入形態です。

参考

給与計算ソフトの主な機能

給与計算ソフトの主な機能は次のとおりです。導入目的に合わせて必要な機能を確認しましょう。

【基本的な機能】

機能 詳細
給与やボーナスの自動計算・振込 従業員の勤怠データをもとに給与やボーナスを算出できる機能。所得税や社会保険料なども考慮したうえで自動計算。各口座への一括振込に対応したソフトも多い。
給与明細書の作成 算出された給与に基づいて給与明細書を作成・発行できる機能。システム上にデータを保管できるため過去の明細も閲覧可能。
勤怠データの入力・管理 出退勤時刻をはじめ残業時間、休日取得など給与計算のベースとなる勤怠データを入力・管理できる機能。勤怠データをもとに給与が自動計算される。
年末調整への対応 給与やボーナスから所得税を再計算して、過不足を調整する「年末調整」を効率化できる機能。年末調整の関連書類を自動作成できたり、控除額を自動計算できたりする。

【給与計算をさらに効率化できる機能】

機能 詳細
法定三帳簿の作成 法定三帳簿(労働者名簿、賃金台帳、出勤簿)を作成できる機能。労働基準法によって作成・保管が義務づけられている。
各種届出の作成 給与振込届や住所変更届、社会保険の被保険者資格取得届など、人事労務に関する届出を作成できる機能。ソフト内で各種届出を作成できればワークフローも効率化される。
マイナンバー管理 従業員のマイナンバーをソフトに登録、紐づけることで給与計算を効率化できる機能。マイナンバーは暗号化されたり、保管期間終了後の復元ができない状態で削除できたりと、セキュリティに配慮されている。
法定料率変更への自動対応 社会保険や労働保険などの法定料率に変更があった場合、自動対応する機能。常に最新の料率にアップデートされるため企業側の計算負担が少なく済む。

オンプレミス型の給与計算ソフトがおすすめの企業

オンプレミス型の給与計算ソフトは、次のような特徴をもつ企業に特におすすめです。

高度なカスタマイズが必要な企業

独自の給与体系や複雑な手当、細かい勤怠ルールを運用している企業では、一般的なクラウド型ソフトでは対応しきれないケースがあります。オンプレミス型であれば、自社専用にシステムを細かくカスタマイズできるため、特殊な業務フローや給与体系にも対応可能です。

たとえば、グループ会社間で異なる給与規定を管理する場合や、業種特有の複雑な手当計算が必要な場合も、柔軟にシステム設計できます。

社内で厳格なセキュリティ管理を行いたい企業

医療機関や金融機関など、取り扱う情報に高い機密性が求められる企業では、データを外部に預けるリスクを避けたいケースがあります。オンプレミス型は、サーバーを自社管理できるため、社内ルールに沿ったセキュリティ対策を徹底できます。

第三者にデータを預けたくない企業や、厳密なコンプライアンス要件を満たす必要がある企業に特に適しています。

長期的な運用コストを抑えたい企業

初期費用はかかるものの、長期運用を前提とする場合は、オンプレミス型がコストメリットを発揮することがあります。

クラウド型の月額利用料が発生しないため、5年以上の長期運用を想定している企業や、自社でシステム保守が可能な体制を整えられる企業には、オンプレミス型が経済的な選択肢となります。

オンプレミス型の給与計算ソフトの選び方

オンプレミス型の給与計算ソフトを選ぶ際は、次のポイントを押さえておくことが重要です。

導入目的を明確にして必要な機能を絞ろう

オンプレミス型の給与計算ソフトは、製品ごとに機能や強みが異なります。導入前に、自社の業務プロセスや課題を整理し、重視したい機能を具体的にリストアップしましょう。

導入目的 詳細
給与項目が多くて複雑なので適切に計算したい 給与やボーナス以外に、資格手当や住宅手当といった各種手当、保険料などを多種多様な給与項目に対応したソフトがおすすめ。
正式な給与を出す前にシミュレーションしたい 従業員の手取り金額をシミュレーションできるソフトがおすすめ。各種手当や保険料などを考慮したうえで、手取り金額を満たすために必要な総支給額をシミュレーションできる。
子会社や各拠点の給与管理もまとめて行いたい 拠点をまたいだ給与の計算・管理をスムーズに行える大企業向けのソフトがおすすめ。子会社や事業ごとに分類しながら、最終的にはシステムに統合管理できる。
人事データベースと連携させたい 従業員の基本データベースはもちろん、関連データにも対応したソフトがおすすめ。たとえば、保有資格を給与に反映させたり、家族データをもとに年末調整の計算を効率化できたりといった使い方が可能。
法令や税制対応にリソースを使いたくない 労働基準法や働き方改革関連法、税制改正などに準拠した給与計算ソフトがおすすめ。システム側がデフォルトで法令や税制に適応していれば自社の負担が軽減される。

大規模運用ならカスタマイズ性を重視しよう

大企業や拠点数の多い組織では、業務フローに合わせたカスタマイズが不可欠です。製品選びの際は、独自の給与体系や承認プロセスに対応できることを確認しましょう。

また、ベンダー側のカスタマイズ対応範囲や費用についても事前に確認しておくとよいです。

セキュリティ要件に対応できるかを確認しよう

給与計算ソフトは社員の個人情報や報酬情報を扱うため、高いセキュリティレベルが求められます

選定時には、暗号化通信やアクセス権限設定、ログ管理機能の有無を確認し、自社のセキュリティポリシーに適合できる設計かどうかを検討しましょう。

既存システムとの連携のしやすさをチェックしよう

給与計算ソフトは、勤怠管理システムや会計ソフトと連携することで業務効率が大きく向上します。

API連携やデータ連携の仕組みが整っていることを確認し、可能であれば既存システムとの接続事例がある製品を選ぶと安心です。

サポート体制やバージョンアップ対応も比較ポイント

オンプレミス型のシステムでは、運用中のトラブル対応や法改正に伴うバージョンアップが欠かせません

サポート窓口の対応時間やバージョンアップの提供頻度、費用負担についても事前に確認しておきましょう。

初期費用・保守費用を含めた総コストを見積もろう

オンプレミス型の給与計算ソフトは、初期導入費用だけでなく、サーバー運用費や保守費用も発生します。

選定段階で、ライセンス費用、サーバー構築費、年間保守料などを含めた総コストを試算し、5年程度の長期的な視点でコスト評価をしましょう。

給与計算ソフトを導入する際の注意点

オンプレミス型の給与計算ソフトを導入する際は、次の項目の確認も需要です。

確認事項 詳細
システム利用開始までの期間 オンプレミス型は自社のサーバーに構築するため、クラウド型と比べて準備期間が長い。数か月かかるケースが多いため、おおむねどのくらいの期間で利用を始められるかベンダーに確認する。
対象となる企業規模 オンプレミス型の給与計算ソフトはカスタマイズ性やセキュリティ性が高いため、大企業向けのものが多い。中小企業向けのものもあるので事前に確認する。
多様な働き方への対応 テレワークやフレックスタイムといった勤務形態、派遣や日雇いアルバイトといった雇用形態など、さまざまな働き方に対応しているか確認する。変動労働時間制や裁量労働制、みなし労働制などに対応しているソフトもある。
グループ会社の管理 大企業の場合、グループ内をまたいだ給与計算や労務管理をはじめ、人事データの照会、出向転籍の対応などができるか確認する。
サポート体制 電話やメールの相談窓口をはじめ、リモートでの操作方法の説明、 導入・運用の伴走支援といったサポート体制を確認する。ソフトウェアの保守サービスが付帯しているかもチェックする。
外部システムとの連携 勤怠管理や会計、人事など外部システムと連携できるか確認する。クラウド型とは連携方法が異なる場合が多いため、どのような方法、仕組みで連携するのか確認することが大切。

オンプレミス型の給与計算ソフト6選

続いて、オンプレミス型の給与計算ソフトを紹介します。

COMPANY 給与計算システム - 株式会社Works Human Intelligence

COMPANY 給与計算システム
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ボクシルSaaSのデータを元に表示しています
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  • 複雑な給与計算業務をワンストップで効率化できるソフト
  • 子会社や職種、従業員区分ごとに異なる給与計算も簡単
  • 持株会や貸付金、社宅、出向費用などの管理機能も搭載

COMPANY 給与計算システムは、月例給与やボーナス、福利厚生、年末調整など、大企業における複雑な給与計算業務をワンストップで効率化できる給与計算ソフトです。子会社や事業、職種、従業員区分ごとに異なる給料計算も簡単に行えます。

月例給与では、人事や勤怠データを連携させることで給与計算のさらなる効率化が可能です。計算方法や端数の処理など、給与の計算式も自由に設定できます。ボーナスについては、基本給や評価、出勤率などから自動計算し、保険料や税計算までもサポート可能です。ほかにも、持株会や貸付金、社宅、費用按分、出向費用の管理など大企業ならではの機能が充実しています。

TimePro-NX - アマノ株式会社

  • 「給与」「就業」「人事」「セキュリティ」を統合管理できるパッケージ
  • 各ライセンスと人事データを連携させることで業務効率化を実現
  • 家族データから給与や年末調整の計算を効率化させることも可能

TimePro-NXは、給与をはじめ就業、人事、セキュリティを統合的に管理できる人事労務パッケージです。クラウド型とオンプレミス型を提供しており、企業は「給与システム」や「就業システム」など必要なライセンスを選択できます。

各ライセンスと人事データを連携させることで、あらゆる情報をワンプラットフォームに集約、処理が可能です。たとえば、給与システムと人事システムを連携させれば、資格情報を給与に反映させたり、登録済みの家族データから給与や年末調整の計算を効率化させたりできます。

また同ソフトでは、労務リスク対策も可能です。日々の実績をもとに、残業実績や有給休暇の取得状況、勤務間インターバルなどをチェックでき、改善項目をアラートで知らせてくれます。

MJSLINK DX 給与大将・人事大将

  • 給与やボーナスだけでなく一時金や昇給差額も計算できる
  • 大企業向けのソフトで複雑な支給形態や給与規定にも対応
  • 職務履歴や健康診断結果などあらゆる従業員データも蓄積できる

MJSLINK DX 給与大将・人事大将は、株式会社ミロク情報サービスが提供するオンプレミス型の給与計算ソフトです。給与やボーナスに関する基本計算はじめ、一時金や昇給差額といった特殊な計算にも対応しています。大企業向けに開発されており、複雑な支給形態から給与規定などにもフレキシブルに対応可能です。子会社をもつグループ企業の給与管理もスムーズに行えます。

税制改正をはじめ、労働基準法や働き方改革関連法など準拠しているため、法令に基づいた適切な労務管理が可能です。保険料率や銀行マスター情報も最新のものにアップデートされます。人事機能も充実しており、職務履歴や資格、健康診断の結果などあらゆる従業員データを蓄積することで、最適な人材配置を実現可能です。

PCAサブスク給与 - ピー・シー・エー株式会社

  • 初期費用なしの月額6,160円から利用できる給与計算ソフト
  • 100種類におよぶ給与項目を設定でき、遡及計算処理にも対応
  • マイナンバー保管やバックアップ機能、内部統制機能なども揃う

PCAサブスク給与は、初期費用なしの月額6,160円(税込)から利用できるオンプレミス型の給与計算ソフトです。日々の勤怠情報を入力することで月次での給与やボーナス計算、給与明細の作成、年末調整といった業務を効率化できます。

100種類におよぶ給与項目(基本給や各種手当など)を設定可能です。複雑かつ複数の業務の計算にも対応しており、遡及計算処理(給与の差額を後から精算する処理)も簡単に行えます。

また、サポート体制やセキュリティ機能が充実しているのも同ソフトの魅力です。電話やメール、リモートでの相談窓口をはじめ、専用ツールによるマイナンバー保管、バックアップ機能、多種多様な内部統制機能が揃っています。

※出典:ピー・シー・エー「PCAサブスク 給与のポイント」(2025年6月3日閲覧)

GrowOne 給与SX - 株式会社 ニッセイコム

  • Excelライクに使えるオンプレミス型の給与計算ソフト
  • 給与体系は最大999パターン、明細項目は最大978項目を登録可能
  • 手取り保証額をシミュレーションできる「グロスアップ計算」の機能も搭載

GrowOne 給与SXは、株式会社ニッセイコムが運営するオンプレミス型の給与計算ソフトです。Excelライクな表示方式を採用しており、給与体系は最大999パターン、明細項目は最大978項目を登録できます。変更データや不整合データなどのチェック機能も充実しているため、計算ミスの防止が可能です。

「グロスアップ計算」の機能を使えば、手取り保証額を簡単にシミュレーションできます。手取り保証額を満たすために必要な給与支払額を自動計算し、設定が可能です。ほかにも、社会保険や年末調整、労働保険など、企業の給与や人事労務に関わる項目を効率化できる機能が揃っています。

※出典:ニッセイコム「給与計算システム|人事・総務部門向けシステム GrowOne 人事SX・GrowOne 給与SX」(2025年6月3日閲覧)

Galileopt DX - 株式会社ミロク情報サービス

  • 財務や販売、給与・人事システムなどを揃えたDX推進ツール
  • 給与やボーナスの計算から入退社、異動などの定型業務を自動化
  • 人事データもシステムからすぐに参照できる

Galileopt DXは、株式会社ミロク情報サービスが運営する統合型のDX推進ツールです。「財務大将」や「販売大将」「給与大将・人事大将」といったラインナップを用意しています。企業は必要なシステムを導入し、組み合わせることで業務効率化や内部統制強化が可能です。ラインナップの1つである「給与大将・人事大将」では、給与やボーナスの計算をはじめ入退社、異動、研修管理などに関する定型業務を自動化できます。

人事データも集約されており、システムからすぐに参照可能です。給与振込届や住所変更届といった届出に関するワークフローとも連携できます。また同ツールでは、企業の目的やニーズに合わせてオンプレミス型またはクラウド型から選択可能です。

オンプレミス型給与計算ソフトのメリット

オンプレミス型の給与計算ソフトを導入することで得られる主なメリットは次のとおりです。

カスタマイズ性が高い

自社の業務に合わせた柔軟なシステム設計が可能です。オンプレミス型の給与計算ソフトは、自社の給与体系や業務フローに完全に適合するようカスタマイズできます。

  • 複雑な手当や控除、独自の計算ルールにも対応可能
  • 企業独自の給与明細レイアウトや帳票形式を自由に設定可能
  • 業務フローに合わせた承認ルートや処理ステップの調整が可能
  • 将来的な業務変更にも随時対応できる柔軟性

特に大企業や特殊な給与体系を持つ企業にとって、この高いカスタマイズ性は大きなメリットとなります。

レガシーなシステムと連携させやすい

既存の基幹システムや人事システムとの連携がスムーズに行えます。長年利用している社内システムとの互換性が高く、データ連携の方法も複数選択できます。

  • API連携やファイル連携など、さまざまな連携方式に対応
  • 既存システムのデータを活用した効率的な給与計算が実現
  • 二重入力の手間を省き、データの整合性を確保
  • システム間の連携カスタマイズも自由度が高い

特に基幹システムの刷新が難しい企業にとって、この連携のしやすさは重要なポイントです。

すべてのデータを社内管理できる

機密性の高い給与データを自社内で完全管理できます。外部のサーバーにデータを預けることなく、自社のセキュリティポリシーに則った管理が可能です。

  • 社内のセキュリティポリシーに合わせた厳格な管理体制の構築
  • 情報漏えいリスクの最小化
  • データのバックアップや復旧も自社でコントロール可能
  • 監査や法的要件への対応も自社裁量で調整可能

特に高いセキュリティレベルが要求される業界の企業にとって、データの自社管理は重要な要件となります。

オンプレミス型給与計算ソフトのデメリット

オンプレミス型の給与計算ソフトには次のようなデメリットもあります。メリットとデメリットを比較したうえで、最適な選択をしましょう。

導入コストが高い

初期投資が大きく、導入までの経済的負担が重い点がデメリットです。

  • サーバー代やライセンス費用などの初期費用が高額
  • システム構築や環境設定に専門的な工数が必要
  • カスタマイズによっては追加費用が発生
  • 専門知識を持つ担当者確保の人件費も考慮が必要

短期的なコストパフォーマンスではクラウド型と比較して不利になる場合が多いです。

導入期間が長い

システム構築から運用開始まで長期間を要する点も課題です。

  • サーバーの準備や環境構築に時間がかかる
  • 既存システムとの連携にも工数が必要
  • カスタマイズやテストの期間も含めると数か月から半年以上かかることも
  • 導入プロジェクトの管理も企業側の負担となる

迅速な導入を求める企業には不向きな側面があります。

運用・保守の負担が大きい

システムの維持管理に継続的なリソースが必要となります。

  • システム運用・保守を自前で行う必要がある
  • 定期的なメンテナンスやトラブル対応の体制が必要
  • 法改正やシステムアップデートへの対応も自社で管理
  • サーバーやネットワーク環境の保守も含めた総合的な管理が必要

IT人材が限られている企業にとっては大きな負担となりえます。

ブラックボックス化するリスクが高い

システム知識が特定の担当者に偏り、引継ぎが困難になるリスクがあります。

  • 担当者の異動や退職によるナレッジ喪失のリスク
  • システムの仕様や運用方法が不明確になりがちである
  • トラブル発生時の対応が遅れる可能性がある
  • マニュアル整備や教育が十分でないとリスクが増大

組織的な知識管理体制が不十分な場合、深刻な業務リスクとなります。

オンプレミス型の給与計算ソフトを導入しよう

オンプレミス型の給与計算ソフトは、高度なカスタマイズ性、レガシーシステムとの連携のしやすさ、自社内でのデータ管理などの強みがあります。

これらの特性から、特に膨大なデータを扱う中堅企業・大企業や、既存システムを長年利用している企業に適しています。

選定の際は次のポイントに注意しましょう。

  • 給与計算ソフトの導入目的を明確にする
  • 必要な機能と自社の業務フローとの適合性を確認する
  • 導入時の注意点(期間、コスト、運用体制)を把握する
  • 長期的な総コストを試算し、投資対効果を検討する

適切なソフトを選ぶためには、複数のサービスを比較検討することが重要です。資料請求を行い、自社の要件に適したシステムを見極めましょう。

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