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クラウド型給与計算ソフトのおすすめ6選を比較!メリットや注意点も解説

最終更新日:(記事の情報は現在から21日前のものです)
クラウド型給与計算ソフトは、給与計算に特化したタイプや人事労務業務を補うタイプ、販売・会計業務までカバーしたタイプなどがあるため、自社に合った製品を選びましょう。クラウド型給与計算ソフトの概要やおすすめのソフト6選、選定ポイントを紹介します。

給与計算ソフトとは

給与計算ソフトとは、給与額を算定するのにかかる工数を削減するソフトです。給与の計算や給与明細の作成を支援し、業務の効率化と人件費の削減に貢献します。また勤怠管理システムや労務管理システムと連携させることで、計算をさらに簡略化できます。

給与計算ソフトの形態は、主に次の3種類です。

形態 概要 特徴
インストール型 パソコンにソフトをインストールして利用するタイプ 買い切り型でランニングコストが発生しない
オンプレミス型 自社のサーバーにシステムを構築して利用するタイプ 業務に合わせて自由にカスタマイズできる
クラウド型 インターネット上でログインして利用するタイプ 初期費用が安く、システムをアップデートしてもらえる

クラウド型

クラウド型は、サービス提供会社のサーバーにインストールされたソフトをオンラインにて利用する形態です。自社のサーバーが必要ないため、導入や保守のコストを抑えられます。法改正に応じてサービス提供会社がみずからアップデートしてくれる点もメリットです。

インストール型

インストール型は、パソコンにソフトウェアをインストールして使う形態です。バージョンアップの際に更新料を必要とするものの、買い切り型のため、基本的にランニングコストが発生しません。オフラインにて操作するため通信環境に左右されないのも強みです。

オンプレミス型

オンプレミス型は、自社でサーバーを構築してインストールする形態です。運用にあわせてカスタマイズできる点や、ソフトのアカウント費用が少なくて済む点はメリットです。情報システム担当者がサーバーの保守運用に工数を割ける環境なら、社内の独自ルールに対応しやすいためおすすめします。

給与計算ソフトのタイプ

給与計算ソフトのタイプは、次の3つに大別されます。下にいくほど機能が増えて便利になる一方、費用も高くなりやすいため運用と照らし合わせて必要なシステムを検討しましょう。

タイプ 概要 機能
給与計算に特化したタイプ 給与計算のみに特化しているタイプ 給与と賞与の自動計算、給与明細の発行など
人事労務を包括するタイプ 勤怠管理や労務管理といった人事労務にも対応しているタイプ 上記に加え、勤怠管理や各種保険の手続きなど
ERPのタイプ バックオフィス業務全般に対応しているタイプ 上記に加え、経費精算や人事評価、会計、販売管理など

給与計算特化タイプ

給与計算特化タイプは、給与の自動計算や明細発行などのシンプルな機能に絞ったタイプです。機能が絞られているため低価格であり、給与計算ソフトを使用するのが初めての場合でも、導入しやすいことが特徴です。中には社会保険提出書類を作成する機能や、マイナンバー管理機能などを含むソフトもあります。

人事労務タイプ

人事労務タイプは給与計算に加え、人事管理と労務管理も備えているタイプです。また給与計算ソフト自体に機能がなかったとしても、勤怠管理システムや労務管理システムとの連携により補えるソフトもあります。人事労務の業務を広く効率化したい場合に有効です。

ERPタイプ

給与計算と人事労務に加え、さらに販売や会計を含む幅広い領域まで網羅しているのがERPタイプです。従業員や会計の情報をシームレスにやりとりでき、基幹業務を全般的に最適化するのに向いています。バックオフィス全般を効率化するため、抜本的なシステム導入をしたい場合に検討しましょう。

クラウド型給与計算ソフトの選定ポイント

人事労務とERPの機能が必要か

給与計算ソフトを導入するにあたり、給与計算のみを効率化できればよいのか、周辺業務まで効率化したいのかによって導入すべきシステムが変わります。たとえば、給与の自動計算や明細発行を目的としている場合、販売や会計業務まで網羅するERPタイプは不要です。この場合は、給与計算特化タイプを選びましょう。

既存のシステムと連携しやすいか

クラウド型の給与計算ソフトを選ぶ際には、ほかのシステムと連携しやすいかも見逃せないポイントの一つです。クラウド型給与計算システムは、勤怠管理システムや労務管理システムと連携することで、業務効率がさらにアップします。また連携と言ってもAPI連携か、CSV連携かでも異なるため事前に問い合わせて確認しましょう。

自社の雇用形態に対応するか

雇用形態に対応した計算ができるかは、給与計算ソフトを選定する際に着目すべきポイントです。特に企業規模が大きい場合は、雇用形態や給与体系が複雑な傾向にあります。その際にはパターンを柔軟に設定できるかみておきましょう。

慣れていない人でも操作しやすいか

クラウド型の給与計算ソフトを選ぶ際は、操作画面が見やすいか、操作しやすいかに着目しましょう。初めて給与計算ソフトを導入する場合、担当者が初めて触るケースも想定されます。可能なら無料トライアルにて実際に操作をしてみて、担当者が使いやすいソフトを選ぶのがおすすめです。

サポート体制は充実しているか

クラウド型給与計算ソフトを選ぶ際は、サポート体制の詳細についても確認しておく必要があります。営業時間、連絡手段、サポート範囲、料金などいくつかの項目にて比較検討しましょう。比較サイトの口コミでは第三者による意見を見られるため、あわせてチェックするのがよいです。

【給与計算特化】クラウド型給与計算ソフト2選

おすすめの給与計算タイプのクラウド型給与計算ソフトは、次のとおりです。

サービス名 利用料
やよいの給与明細 Next 年額5,400円〜(税抜)
フリーウェイ給与計算 無料。6人以上は月額1,980円(税抜)

やよいの給与明細 Next - 弥生株式会社

やよいの給与明細 Next
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やよいの給与明細 Nextは、給与計算と給与明細作成のみのシンプルな機能を低コストで利用できる給与計算ソフトです。税務署や自治体に提出する源泉徴収票などの作成にも対応しています。「やることリスト」でタスクが見える化されているため、給与計算ソフト初心者でも安心して使えます。

フリーウェイ給与計算

フリーウェイ給与計算
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フリーウェイ給与計算は、従業員5人までであれば無料で使い続けられる、給与計算特化タイプの給与計算ソフトです。年末調整、全銀データ出力、給与明細のメール送信も無料で利用できます。コストをかけずに給与計算ソフトを使いたい企業におすすめです。

【人事労務】クラウド型給与計算ソフト2選

サービス名 月額利用料
マネーフォワード クラウド給与 3,980円〜(税抜)
freee人事労務 2,600円〜(税抜)

マネーフォワード クラウド給与 - 株式会社マネーフォワード

マネーフォワード クラウド給与
マネーフォワード クラウド給与
BOXIL SaaSセクション | BOXIL SaaS AWARD 2024
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マネーフォワード クラウド給与は、勤怠管理システムや労務管理システムとの連携により給与計算を簡略化できる給与計算ソフトです。同社提供の他システムをあわせて導入すればERPとしても使えるため、運用に乗せつつ徐々にシステムを変更するのも可能です。

freee人事労務 - フリー株式会社

freee人事労務
freee人事労務
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freee人事労務は、給与計算に加え勤怠管理や入退社手続きなどの人事労務全般を一貫してカバーできる給与計算ソフトです。freee人事労務内にて勤怠管理から給与計算、年末調整、社会保険申請など関連する業務をまとめてカバーします。

【ERP】クラウド型給与計算ソフト2選

サービス名 月額利用料
スマイルワークス 10,000円〜(税抜)
POSITIVE 要問い合わせ

SmileWorks - 株式会社スマイルワークス

SmileWorks
SmileWorks
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ボクシルSaaSのデータを元に表示しています
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SmileWorksは、バックオフィス業務を統合的に効率化させる、ERPタイプの給与計算ソフトです。給与計算機能のほか、勤怠管理や財務会計、在庫管理、販売管理などの機能を搭載しています。勤怠管理から給与計算まで一貫した管理が可能です。

POSITIVE(POSITIVE on CLOUDiS)

POSITIVEは、給与計算や就業管理のほか、タレントマネジメントを搭載したERPタイプの給与計算ソフトです。4万名もの給与計算を10分以内で処理できるパワフルさにより大規模運用が可能。そのため、グループ会社のように複数の会社を統括する場合に便利です。

クラウド型給与計算ソフトを利用するメリット

導入時の負荷が少ない

クラウド型の給与計算ソフトは、オンプレミス型やインストール型と比較して導入時の負荷が少ないです。サーバーやネットワーク機器の調達が不要なため、低コストで導入できます。月額費用はかかるものの使用人数に応じた課金制が多く、適正なコストに抑えられます。

法改正へ迅速に対応できる

クラウド型の給与計算ソフトは、法改正のたびにサービス提供会社が無償でアップデートしてくれるため、導入企業が開発しなくて済みます。源泉所得税の税率や厚生年金の保険料率が変更した際も、通常どおり給与計算を行えば、自動的に税率の変更が適用されます。

どこからでもアクセスできる

クラウド型の給与計算ソフトは、出張中や自宅からアクセスできるほか、スマートフォンやタブレットでの閲覧も可能です。そのため、外出やテレワークでも問題なく業務を行えます。OSを限定されにくい点も特徴といえます。

クラウド型給与計算ソフトを利用する際の注意点

安定したインターネット環境が必要

クラウド型の給与計算ソフトを利用するには、安定したインターネット環境が必要です。インターネット接続が不安定な場合、思うように操作できず業務の速度が低下してしまいます。給与計算ソフトに限らずクラウド型のシステムを導入する際は、インターネット環境に気を配りましょう。

カスタマイズが制限されていることも

クラウド型の給与計算ソフトは、カスタマイズしにくい点に注意しましょう。ソフト内にて想定されたカスタマイズは可能なものの、自社での追加開発には向いていないためすでにある機能でやりくりするケースが大半です。システム連携に対応している給与計算ソフトは多いので、違う方法にて拡張を検討しましょう。

セキュリティ対策を確認する

クラウド型の給与計算を利用する場合、セキュリティ対策の確認が欠かせません。ただし、多くのサービス提供会社は多層的なセキュリティ対策を講じています。ぜい弱性診断を実施しているケースも多いです。セキュリティ対策に強いシステムを選択すれば、セキュリティ面の懸念は軽減できるでしょう。

クラウド型給与計算ソフトで業務効率化を図ろう

給与計算ソフトには、給与計算に特化したタイプや人事労務にも対応しているタイプ、さらに販売や会計領域をカバーしているERPタイプがあります。必要な機能を明確にして自社に合った製品を選び、業務効率化を図りましょう。

給与計算ソフトのうち最適なサービスを選ぶには、ニーズや予算に合わせて、複数のシステムを比較検討することが大切です。下のボタンからはBOXILが厳選したサービスの資料を無料でダウンロードできます。ぜひサービス選定の参考にしてください。

本記事で紹介しきれなかったサービスについては下の記事にて解説しています。より多くのサービスから検討したい方はあわせてチェックしましょう。

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