労務管理システムには多くの種類があり「どれを選べばいいか」迷いますよね。後から知ったサービスの方が適していることもよくあります。導入の失敗を避けるためにも、まずは各サービスの資料をBOXILでまとめて用意しましょう。
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労務管理システムのセキュリティリスク
労務管理システムには、従業員の個人情報や給与情報、勤怠情報など、企業にとって重要なデータが保管されています。これらのデータが漏えいしたり不正に改ざんされたりすると、企業は大きな損害を被るでしょう。
たとえば、情報漏えいによって従業員のプライバシーが侵害されたり、企業としての信用を失墜したりするリスクがあります。
また、不正アクセスによって給与情報を改ざんされれば、従業員への給与支払いに誤りが生じたり、不正な金額が支払われたりする可能性も考えられます。勤怠情報が改ざんされれば、従業員の労働時間や残業時間の記録は不正確になり、適切な労務管理もできなくなるでしょう。
これらのセキュリティリスクを避けるためには、労務管理システムには強固なセキュリティ対策が施されていなければなりません。
システムのぜい弱性を悪用したサイバー攻撃や内部関係者による不正行為など、さまざまな脅威からシステムを守る必要があります。
セキュリティ対策がしっかりとした労務管理システムを選び、適切に運用することで、これらのリスクを最小限に抑えられるでしょう。
労務管理システムのセキュリティ機能・性能
労務管理システムには多くのセキュリティ機能・性能が備わっています。これらを活用することで、機密情報の漏えいや改ざんを防げます。
労務管理システムに搭載されている主なセキュリティ機能・性能を紹介します。
アクセス制御
アクセス制御は、権限のないユーザーがシステム内の特定の情報にアクセスすることを防ぐための機能です。
たとえば、一般社員は自分の給与情報のみ閲覧可能、管理者は全社員の情報閲覧・編集可能といったように、ユーザーの役割に応じてアクセスできる情報や操作を制限できます。
これにより、情報漏えいや不正なデータ改ざんのリスクを低減します。
データ暗号化
データ暗号化は、システム内に保存されているデータやネットワークを通じてやり取りされるデータを暗号化して保護する機能です。万が一、データが漏えいした場合でも、暗号化されているため第三者には内容を読み取れません。
個人情報や給与情報など、機密性が求められる情報を扱う労務管理システムにおいては、必須のセキュリティ機能といえるでしょう。
不正ログイン対策
不正ログイン対策は、IDやパスワードを盗まれたり推測されたりすることによって、第三者がシステムに不正ログインすることを防ぐための機能です。パスワードの複雑性要件を設定したり、二段階認証を導入したりすることで、セキュリティを強化します。
また、ログイン試行回数に制限を設けたり、一定時間内に複数回のログイン失敗があった場合はアカウントをロックしたりする機能もあります。
操作ログ
操作ログは、誰がいつどのような操作を行ったかを記録する機能です。不正な操作が行われた場合、操作ログを調べることで、操作の内容やユーザーを特定できます。
不正があった際の事後対応はもちろん、不正行為の抑止にも効果的です。また、システム障害が発生した場合の原因究明にも役立ちます。
ぜい弱性診断
ぜい弱性診断は、システムのぜい弱性を定期的に診断し、セキュリティ上の問題点を発見するための機能です。発見されたぜい弱性を速やかに修正することで、サイバー攻撃のリスクを低減します。
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セキュリティが高い労務管理システムおすすめ10選
労務管理システムの中でもセキュリティが高いおすすめサービスを紹介します。各サービスの特徴を解説しているので、労務管理システム選びの参考にしてください。
SmartHR労務管理
SmartHR労務管理 は、人事・労務の業務効率化とタレントマネジメントにおけるデータ活用ができる労務管理システムです。情報セキュリティ基本方針の策定やセキュリティ研修・秘密保持契約があり、社員教育の面からも情報の漏えい・不正利用を防げます。
SmartHR労務管理には次のような特徴があります。
- 従業員も労務担当者もスマートフォンとPCどちらからでも使える
- 採用から人事評価まであらゆるデータを最新の状態で一元管理できる
- 利用段階に合わせたコンテンツや有人チャットのサポートがある
カオナビ
カオナビ は、労務業務の効率化と戦略的な人材活用を加速させるシステムです。大手企業や金融機関も利用する多層防御の環境(2段階認証やIPアドレス制限など)を提供するため、担当者の工数削減に加え、情報漏洩のリスクヘッジも同時に実現できます。
カオナビには次のような特徴があります。
- 大手企業や金融機関も採用する多層的なセキュリティ環境
- 収集した労務情報を戦略的な人材活用に直結
- 社員情報の変更を一度の入力で連携システムへ自動反映
KING OF TIME 人事労務
KING OF TIME 人事労務 は、集約した人事情報をもとに人事労務に関する業務をサポートする労務管理システムです。
KING OF TIME 人事労務には次のような特徴があります。
- 入社手続きからWeb給与明細の発行、マイナンバー管理までサポート
- 不正アクセス防止やサーバー二重化などによるセキュリティ体制
- KING OF TIME 勤怠管理の契約企業は追加費用なく利用可能
オフィスステーション 労務
オフィスステーション 労務 は、帳票作成や申請を電子化することで負担を減らす労務管理システムです。堅牢なシステムの監視機能やデータバックアップ機能が搭載されており、24時間365日の監視体制、データは1日1回自動でバックアップされ、90世代保存されます。
オフィスステーション 労務には次のような特徴があります。
- 124の帳票に対応しており、書類の作成・申請・保管を簡素化できる
- 他社の給与・勤怠システムと連携できる
- 申請・発行書類などは自動で履歴保存され、過去の内容確認も可能
ジョブカン労務HR
ジョブカン労務HR は、労務業務を自動化・効率化する労務管理システムです。ログイン制限機能やインフラの常時監視機能が搭載されており、不正なアクセスを防ぎ、トラブル時は速やかに対応できます。
ジョブカン労務HRには次のような特徴があります。
- ワンクリックで従業員に情報入力を依頼でき、従業員はスマートフォンやPCから入力できる
- 従業員情報と手続き情報をもとに帳票を自動で作成できる
- ストレスチェック機能により、より手軽にストレスチェックが実施できる
freee人事労務
freee人事労務 は、複雑な労務事務を一気通貫で管理できる労務管理システムです。すべての情報・通信を暗号化して保存する機能が搭載されているため安心して使えます。
freee人事労務には次のような特徴があります。
- 給与計算から身上変更まで労務事務を一元化する
- ペーパーレス化により、紙の紛失による手間を削減できたり記入ミスの修正もすぐできたりする
- 最新の法令・税制に自動で対応
HRBrain
HRBrain は、企業の労務DXを支援するクラウド型のシステムです。重要な人事情報を保護するために、多岐にわたるセキュリティ対策を講じています。
HRBrainのセキュリティには、次のような特徴があります。
- 通信データとデータベースはSSL/TLSで暗号化、第三者による盗聴や改ざんを防止
- アクセス権限設定が可能、ユーザー別に情報アクセス権限を設定、不正な情報共有を防止
- ISO認証、Pマーク取得、国際基準のセキュリティ、高度なデータ保護体制を構築
HRMOS労務給与
HRMOS労務給与 は、HRMOS人事データベースサービスを基盤に給与/労務業務を効率化するクラウドシステムです。SSL暗号化やIP制限などの多層対策で、従業員および扶養家族のマイナンバーを安全に管理できます。
HRMOS労務給与には次のような特徴があります。
- 雇用契約の入力内容が給与/労務手続きへ自動反映
- 従業員自身による情報入力と柔軟な項目設定で効率化
- 社会保険手続きの一括作成/電子申請で大量処理に対応
DRESS CODE HR Force
DRESS CODE HR Force は、企人事情報の収集から管理まで一貫して行うクラウドシステムです。共通データベースとIT ForceやCG Forceの機能連携により、個人情報管理を含む強固なセキュリティ体制を構築し、大切な情報を安全に保全します。
DRESS CODE HR Forceには次のような特徴があります。
- 「ヒト」に関する全業務を一元管理し、部門間の連携を自動化
- 入社から退職まで従業員ライフサイクルをシームレスに自動化
- 人事労務関連の行政手続きを効率化、電子行政申請に対応
奉行Edge 労務管理電子化クラウド
奉行Edge 労務管理電子化クラウド は、入社から退職までの労務手続きをすべてデジタル化し、業務効率化するサービスです。データはすべてAES暗号化され、通信はSSLで保護されます。運用基盤はMicrosoft Azureで24時間365日監視され、SOC1/SOC2報告書、FISC基準準拠、ISMAP登録により高い安全性を確保しています。
奉行Edge 労務管理電子化クラウドは次のような特徴があります。
- やることリストで労務業務の知識を問わず属人化を解消
- 申請書自動作成から行政へ数クリックで電子申請が可能
- 法改正や制度変更にプログラムの自動更新で対応
労務管理システム選びの際はセキュリティ対策をチェック
労務管理システムを選ぶとき、セキュリティ対策についてよく確認することが重要です。
選定ポイントとしては、アクセス制御、データ暗号化、不正ログイン対策、操作ログ、ぜい弱性診断など、主要なセキュリティ機能が備わっているかどうかに注目しましょう。
また、システム提供会社のサポート体制や、セキュリティアップデートの頻度も確認しておくと安心です。
労務管理システムは、次の記事でも詳しく紹介しています。
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