クラウドサイン導入事例 コロナ禍を乗り越え、リードタイム短縮と契約不備削減を実現

・IT系
・従業員数 500名強
・営業
日本国内の実績が決め手に! 受け取る側もとまどわない使いやすさも魅力
――― 電子契約システムはいつごろ、どういった経緯で導入することになったのですか?
当社がクラウドサインを導入したのは2020年頃です。コロナ禍が始まったのもひとつのきっかけでした。
それまでは、契約業務は基本的に紙で行っていました。しかしコロナ禍で押印が難しくなり、契約締結までのリードタイムが長引いてしまったり、時には発注をいただけなくなったりといった課題が顕在化したんです。
また、当社では毎月100件から150件ほどの契約が発生しており、単純に工数がかなりかかっているのも問題でした。契約の数が多いと不正やミスなどのリスクも高まるため、これらの課題を解決するために電子契約システムの導入検討を始めました。
――― 電子契約システムの導入をしようと発案されたのは、どなたでしたか?
議案化は私たち営業部門からです。営業企画部や法務部、情報システム部など関連部署に確認し、検討をスタートしました。
法的要件を満たしていて、口コミやランキングでの評価が高いものを法務部でピックアップしてもらいましたね。そのとき比較していたのは、クラウドサイン、Docusign、freeeサインなどでした。
――― それらの中から、クラウドサインを選ばれた理由は何ですか?
最終的にはクラウドサインとDocusignの2社に絞って、トライアルをしました。UI/UXがクラウドサインの方がシンプルで、使いやすかったですね。
また日本国内での実績も決め手になりました。Docusignは海外での実績はすごいのですが、国内の実績ではクラウドサインに軍配が上がるかなと思います。お客様は国内の方しかおらず、グローバル対応は必要ありませんでした。その点で法務部からの後押しも強かったです。
コスト的にメリットのあるご提案もいただき、折り合いがついてクラウドサインに決めました。検討を開始してから、3ヶ月くらいで決まりましたね。
(※2025年に1,721人を対象に行ったBOXIL Magazineのアンケート調査では、「導入した電子契約システム」で最も回答が多かったサービスはクラウドサインでした。)
――― クラウドサインは使いやすいとのことですが、具体的にどこが魅力的ですか?
シンプルでわかりやすいんです。直感的に触りやすいというか。余計なボタンなどがあまりないので、どこをどう触ればいいか迷うことが少ないです。
契約書を送る側はもちろんなのですが、受け取るお客様側も使うことを考えると、このわかりやすさは大切だと思いますね。
今はほぼ100%が電子契約。認知が広まって、受け入れられやすくなった
――― クラウドサインを導入されて、業務はどのように変わりましたか?
課題にしていたリードタイムは短縮できました。
でも、導入当時は電子契約の習慣がお客様側にあまりなかったため、受け入れてもらえない企業様も一定数いらっしゃいました。今はほぼ100%を電子契約で締結しているのですが、効果が出るまで少し時間がかかりましたね。
最近は電子契約の認知がかなり一般化して、電子契約で締結するご提案を受け入れられやすくなったと感じます。
――― 作業量や工数が削減されたという実感はございますか?
私の作業量は正直あまり変わっていません。営業企画部に契約書の作成を依頼して、営業から送るという作業自体は、メールかクラウドサインかの違いで、そこまで差がありません。
ただ、契約時の不備は大幅に減りましたね。記載してほしい内容が書かれていなかったり、押印が漏れていたりといったことが、以前は頻繁にありました。でもクラウドサインなら、必須項目を入力しないと次に進めないようになっているため、ほとんど不備が発生しません。
また、契約の進行状況が可視化されるのも便利です。以前は契約書がどこで止まっているのかがわからず、リードタイムが長くなってしまう問題があったんです。クラウドサインでは、どなたが契約書を今持っているのかがわかるため、リマインドなどのコミュニケーションが取りやすくなりましたね。
――― 逆に、クラウドサインで不満に思うことはございますか?
おおむね満足しているのですが、あえて挙げるとしたら承認フローの分岐などが設定できると嬉しいですね。
大企業になると決済フローが複雑になることがあり、同じ階層で複数人が承認したり、金額によって承認する人が変わったりといったケースがときどき発生します。こういった細かな設定が送信時にできると嬉しいですね。かなりわがままな注文だとは思いますが(笑)
基本的には導入して本当によかったです。クラウドサインに助けられてます。
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