福笑いの意味と遊び方 | 由来とルールを知って楽しくお正月を過ごそう

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記事の情報は2018-10-30時点のものです。

お正月にみんなで楽しむ遊びの一つである「福笑い」。 面白い表情が出来上がるので、家族で大笑いしたという方も少なくないのではないでしょうか。この福笑いでは、おかめとひょっとこをベースに表情を作り上げていきますが、そもそもどうしておかめとひょっとこなのでしょうか。この記事では福笑いの意味や由来、またどうしておかめとひょっとこが用いられているかなど詳しく解説していきます。
福笑いの意味と遊び方 | 由来とルールを知って楽しくお正月を過ごそう

福笑いとは

そもそも福笑いとは、どんな遊びのことを指すのでしょうか。 一般的に福笑いはおかめやおたふくなどの顔の輪郭を描いた紙の上に目や鼻、口といったパーツを散らし、目隠しをした人がそれぞれを適当な位置に置いていくゲームです。

目隠しをしているのででき上がった顔は、 それぞれのパーツが本来ならありえない所に置かれていたり、顔全体がユニークなでき上がりになっていたりすることもあり、それを見て楽しむゲームになっています。

福笑いの由来

お正月の定番の遊びである福笑いですが、どうしてこのような遊びが定着するようになったのでしょうか。福笑がお正月の遊びとして定着したのは、明治時代の頃だと言われています。しかしその由来ははっきりはしていません。

福笑いはみんなででき上がった顔の面白さを笑い合うゲームです。お正月に笑いを呼び込む一つのコミュニケーションツールとして定着していたのかもしれませんね。

おかめとひょっとこの意味

ここで気になるのが、どうして福笑いのベースはおかめとひょっとこを使うのかということです。

おかめは広い額に低い鼻丸い顔の女性、ひょっとこは口を尖らせておどける男性です。もともとおかめは「福を招く神様」、ひょっとこは「火を守る神様」ともされており、人々の間でも大変なじみ深い神様でした。親しみを込めて福笑いにも用いられるようになったのだとも考えられます。

福笑いの遊び方

ここまでで、「次のお正月には福笑をやってみよう」と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな方のために、福笑いの遊び方を説明します。

まず以下のものを準備します。
- おかめひょっとこなどの顔の輪郭を描いた紙
- 顔のパーツ
- 目隠しの布

次に布で目隠しをした人が、おかめやひょっとこの顔の輪郭を描いた紙の上に顔のパーツをのせていきます。 以前に「より正しくパーツを並べた人が勝ち」「より面白い顔を作った人が勝ち」などルールを決めておき、順番に顔を作っていきます。

家族の写真を福笑いに加工するのも

おかめひょっとこの顔を作るのが定番な福笑いですが、最近は家族が映った写真を使って福笑いにする方もいるようです。プリンターでコピーすればすぐできてしまうので、一般的な福笑いに飽きてしまったという方は、ぜひトライしてみてはいかがでしょうか。

福笑いでお正月を楽しく過ごそう

福笑いは思わず全員が笑顔になるお正月の遊びです。これまで遊んだことがなかったという方も、今度のお正月ぜひ福笑いに挑戦してみてはいかがでしょうか。