SaaS比較サイトの「BOXIL」は、給与計算ソフトの乗り換えに携わった1,100人を対象に「給与計算ソフトのシェア調査」を実施しました。本記事では、全体および企業規模別のシェア率詳細に加え、シェア上位サービスの特徴も徹底解説します。
【30秒でわかる記事の結論】給与計算ソフトのシェアNo.1と従業員規模ごとの傾向
・給与計算ソフトのシェア1位(10.9%)は「マネーフォワード クラウド給与」
・次いで人気なのは「奉行シリーズ(給与奉行 / 給与奉行iクラウド など)」(10.2%)、「弥生シリーズ(弥生給与 / 弥生給与 Next など)」(9.7%)
・小規模企業は弥生シリーズ、中小企業は奉行シリーズと弥生シリーズ、中堅・大企業はマネーフォワード クラウド給与のシェアが高い
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本データに関する概要や引用方法は「調査概要」を参照ください。なお、以下で用いる企業規模は、アカウントをもつ従業員数で区分しています。小規模企業は49人以下、中小企業は50〜299人、中堅企業は300〜999人、大企業は1,000人以上です。
下記では給与計算ソフトの選び方や比較ポイントを詳しく解説しています。1から選定ポイントを整理したい方や、乗り換え先を広く検討したい方はあわせてチェックしてください。
給与計算ソフトのシェア 1位はマネーフォワード クラウド給与

BOXILが「給与計算ソフトのシェア調査」を実施した結果、給与計算ソフトでシェアが最も高かったのは、「マネーフォワード クラウド給与」で10.9%でした。ほかにもシェアが高いサービスとして、次のものが挙げられます。
- マネーフォワード クラウド給与:10.9%
- 奉行シリーズ:10.2%
- 弥生シリーズ:9.7%
- freee人事労務:7.0%
- ジョブカン給与計算:6.7%
- SmartHR労務管理:5.8%
2位の「奉行シリーズ」(10.2%)や3位の「弥生シリーズ」(9.7%)も、1位との差はわずかであり、企業ごとに選ぶサービスが異なっているとわかります。また、上記の「その他」に分類されているサービスにも、シェアが3%以上あるものが11種類あり、多様な給与計算ソフトが利用されていることが明らかになりました。
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小規模企業(〜49人)は、奉行シリーズと弥生シリーズが同率1位

49人以下の小規模企業でシェアが最も大きな給与計算ソフトは、同率11.9%で「奉行シリーズ」と「弥生シリーズ」でした。その他、小規模企業でシェアが高かった給与計算ソフトは次のとおりです。
- 1位:奉行シリーズ、弥生シリーズ(同率11.9%)
- 3位:freee人事労務(7.9%)
- 4位:マネーフォワード クラウド給与、ジョブカン給与計算(同率5.8%)
小規模企業においては、「奉行シリーズ」と「弥生シリーズ」の2サービスの支持が拮抗しています。3位〜4位の「freee人事労務」「マネーフォワード クラウド給与」「ジョブカン給与計算」は、小規模企業からでも利用しやすい点が強みの1つなので、今回のアンケート結果にも合致していると言えます。
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中小企業(50〜299人)は、奉行シリーズが単独1位

50〜299人の中小企業でシェアが最も大きな給与計算ソフトは、「奉行シリーズ」で12.3%でした。2位は「マネーフォワード クラウド給与」(10.3%)、3位は「弥生シリーズ」(10.0%)と続いています。その他、中小企業でシェアが高かった給与計算ソフトは次のとおりです。
- 1位:奉行シリーズ(12.3%)
- 2位:マネーフォワード クラウド給与(10.3%)
- 3位:弥生シリーズ(10.0%)
- 4位:freee人事労務(7.7%)
- 5位:ジョブカン給与計算(6.1%)
- 6位:SmartHR労務管理、CCS給与計算(同率5.2%)
小規模企業と同様に、中小企業でも「奉行シリーズ」が1番のシェアを占めています。上位のサービスも小規模企業と同じ顔ぶれであり、299人未満の企業では利用されているサービスに大きな違いがないと考えられます。
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中堅企業(300〜999人)は、1位がマネーフォワード クラウド給与16.1%

300〜999人の中堅企業でシェアが最も大きな給与計算ソフトは、「マネーフォワード クラウド給与」で16.1%でした。2位は「ジョブカン給与計算」(10.6%)、3位は「SmartHR労務管理」(9.9%)と続いています。その他、中堅企業でシェアが高かった給与計算ソフトは次のとおりです。
- 1位:マネーフォワード クラウド給与(16.1%)
- 2位:ジョブカン給与計算(10.6%)
- 3位:SmartHR労務管理(9.9%)
- 4位:奉行シリーズ(8.7%)
- 5位:弥生シリーズ(5.6%)
- 6位:freee人事労務、COMPANY給与計算、OBIC7(同率5.0%)
中堅企業では、「マネーフォワード クラウド給与」「ジョブカン給与計算」「SmartHR労務管理」のように、クラウド型を前提とした給与計算や労務管理のサービスが上位を占めました。300人以上の企業においては、給与計算や関連業務に携わる人が増えるため、バックオフィス全体の効率化を目指す企業が増加していると考えられます。
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大企業(1,000人〜)は、1位マネーフォワード クラウド給与が突出

1,000人以上の大企業でシェアが最も大きな給与計算ソフトは、「マネーフォワード クラウド給与」で15.9%でした。2位は「弥生シリーズ」(7.9%)、3位は「ジョブカン給与計算」(6.7%)と続いています。その他、大企業でシェアが高かった給与計算ソフトは次のとおりです。
- 1位:マネーフォワード クラウド給与(15.9%)
- 2位:弥生シリーズ(7.9%)
- 3位:ジョブカン給与計算(6.7%)
- 4位:freee人事労務、COMPANY給与計算、SAP(同率6.3%)
- 7位:奉行シリーズ、SmartHR労務管理(同率5.9%)
中堅企業以下でも導入されていたサービスに加え、4位の「COMPANY給与計算」と「SAP」(ともに6.3%)が大企業で多くのシェアを持っていることがわかります。複雑な要件に対応できる大企業向けのサービスが人気になっていると考えられます。
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給与計算ソフト シェア率TOP6の口コミ・満足度解説
シェア率の高い6サービスはなぜ選ばれているのか。BOXILに寄せられた口コミやサービスの特徴をもとに解説します。
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マネーフォワード クラウド給与
マネーフォワード クラウド給与は、給与計算から振り込みまでをオンラインで完結できるサービスです。従業員への給与明細もWeb上で発行できます。また、他社の勤怠管理システムや人事労務ソフトとも連携可能であり、毎月の勤怠データや身上変更情報などの転記作業を大幅に削減できます。
さらに、前月比較機能を使えば画面上で前月の実績と簡単に比較でき、手間のかかるチェック作業が効率化されます。Web給与明細により、従業員はいつでも自分の給与明細を確認でき、労務担当者もリモートワークがしやすくなります。
給与奉行クラウド
給与奉行クラウドは、オービックビジネスコンサルタントが提供するクラウド型の給与計算システムです。
企業ごとの独自の給与体系や複雑な手当の計算にも対応しており、精度の高い給与計算を実現します。また、自動アップデート機能や外部システムとのシームレスな連携、専門家ライセンスの活用により、面倒な手作業やミスを減らし、生産性を大幅に向上させることができます。
さらに、給与明細や源泉徴収票の配付、社会保険や労働保険の申請手続きをペーパーレス化できるため、従業員への給与明細配付や役所への各種届出にかかるコストをデジタル化によって削減できます。
弥生給与 Next
弥生給与 Nextは、給与計算・年末調整・勤怠管理・労務管理といった複数の業務をシームレスにつなぎ、効率的に進められる給与計算ソフトです。
誰でも簡単に給与計算を行える操作性を持ち、マイナンバーや社会保険、住民税、所得税の計算を自動化することで、年末調整も落ち着いて処理できます。給与明細書のWeb配信や年末調整申告書のWeb回収により、ペーパーレス化も実現します。
また、法令改正への対応を追加料金なしで受けられる「あんしん保守サポート」や、データ共有・バックアップサービスにも対応しているため、給与計算ソフトの老舗として万全の体制を整えています。
freee人事労務
freee人事労務は、カスタマイズ性が高く、機能や規模の拡大がしやすいクラウド型の給与計算ソフトです。給与計算だけでなく、労務管理や勤怠管理、人事管理など、幅広いバックオフィス業務に活用できます。また、プランを上位に変更することで利用できる機能が増える点が特徴です。
さらに、過重労働や法令違反を防止するbotが備わっています。このbotは「従業員ごとの勤怠状況」と「社内規定や労働基準法・36協定」を自動的に照合し、必要に応じてアラートを出します。アプリによる機能追加も可能なため、事業の拡大に合わせてプランや機能を変更しながら、長期間利用し続けられます。
ジョブカン給与計算
ジョブカン給与計算は、社労士の監修だけでなく、実際に給与計算を担当している方々の意見を取り入れて開発されています。そのため、給与計算の実務に役立つ機能が豊富にそろっています。また、ジョブカン勤怠管理をはじめとするジョブカンシリーズと自動連携でき、給与明細の発行も1クリックで可能です。
支給や控除の項目については、勤怠情報・支給項目・従業員情報だけでなく、関数や四則演算記号まで自由に使って計算式を作成できます。さらに、所得税や各種社会保険料も常に最新の法令に準拠した形で自動計算されます。
税務署や年金事務所などへの提出が必要な帳票や確認用書類の自動作成にも対応しており、Web明細もワンクリックで発行できます。そのほか、ToDoリストやメモ、リマインドといった便利な機能も搭載しており、5名まで利用できる無料プランも用意されています。
SmartHR労務管理
SmartHR労務管理は、入社から退社までの様々な労務管理を一元化できるシステムです。給与計算機能も備えており、蓄積した従業員の情報をそのまま計算に活用できます。労務に関するデータが反映されると、自動的に給与計算の機能にも連携されるため、一元管理が容易です。
また、住所変更や扶養家族の追加、入退社などの手続きが完了すると、最新のデータが自動的に給与計算の項目へ反映されます。月々の給与計算はもちろん、賞与計算や算定基礎届の作成、源泉徴収票の発行にも対応しています。
シェア率だけでなく機能で比較しよう
給与計算ソフトを選ぶ際には、「自動計算の精度」「法令改正への対応」「他システムとの連携性」「Web給与明細対応」「サポート体制」「セキュリティ対策」など、自社の給与業務に合った機能を比較することが重要です。
また、従業員数、給与体系の複雑さ、既存システムとの親和性、将来的な機能拡張の必要性、コストパフォーマンスなども検討すべきポイントです。無料トライアルやデモを活用して、実際の操作性や機能の使い勝手を確認してから導入を決定することをおすすめします。
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調査概要
タイトル:給与計算ソフトのシェア調査
調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
調査対象:給与計算ソフトの導入に携わった20〜60代 1,100人
調査期間:2025年12月26日〜27日
調査主体:スマートキャンプ株式会社
※本アンケート結果は小数点以下任意の桁を四捨五入しています。合計が100%にならない場合があります。
※サービス名の一部は、アンケート時の選択肢から名称を調整して掲載しています。「奉行シリーズ(給与奉行 / 給与奉行iクラウド など)」を「奉行シリーズ」、「弥生シリーズ(弥生給与 / 弥生給与 Next など)」を「弥生シリーズ」、「SAP(SuccessFactorsなど)」を「SAP」として本文では表記しています。
【引用に関するお願い】
本調査を引用する際は、出典として「BOXIL」と記載し、ウェブの場合はURL( https://boxil.jp/mag/a10075/ )へのリンクを設置してください。
記載例:BOXIL「給与計算ソフトのシェア調査」, 20XX年XX月XX日確認, https://boxil.jp/mag/10075/
本データに関するお問い合わせは以下のメールアドレスにご連絡ください。
BOXILカンパニー メディア&マーケティングディビジョン メディア戦略グループ
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