BIツールのカオスマップ!タイプ別に人気サービスを一覧で紹介

※記載されている会社名および商品・製品・サービス名(ロゴマーク等を含む)は、各社の商標または各権利者の登録商標です。
※本カオスマップは当社が独自にリサーチ・作成したものであり、網羅性・正確性・最新性を担保するものではありません。
※本カオスマップは2025年9月18日時点の各社の公開情報をもとに作成しています。
※本カオスマップで掲載しているロゴマーク等について、使用上問題がある場合は削除・差し替えを行います。お手数おかけしますが、以下の問い合わせフォームよりご連絡くださいませ。
「BIツールのカオスマップ」に関する問い合わせ先はこちら
>スマートキャンプ株式会社 ボクシル マガジン担当
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- BIツールのカオスマップ
- データの集約・整形に強いタイプ
- データ分析に強いタイプ
- データの集約・整形・分析(全行程)に強いタイプ
- おすすめBIツールの比較表
- おすすめデータの集約・整形に強いBIツール
- ASTERIA Warp
- Zoho DataPrep
- Dr.Sum
- Talend
- AWS Glue
- おすすめデータ分析に強いBIツール
- Qlik Sense
- Yellowfin
- MotionBoard
- Codatum
- IBM SPSS Statistics
- おすすめ全工程に強いBIツール
- Domo
- Sisense
- b→dash
- Dataiku
- Alteryx Designer
- カオスマップや比較表を活用してサービスを絞り込もう
BIツールのカオスマップ

※記載されている会社名および商品・製品・サービス名(ロゴマーク等を含む)は、各社の商標または各権利者の登録商標です。
※本カオスマップは当社が独自にリサーチ・作成したものであり、網羅性・正確性・最新性を担保するものではありません。
※本カオスマップは2025年9月18日時点の各社の公開情報をもとに作成しています。
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BIツールは「誰が使うか」と「何をするために使うか」の2つの軸で整理できます。
【誰が使うか】
BIツールは、利用する対象者によって求められる機能や操作性が大きく異なります。
全従業員向けBIツールは、ITやデータ分析の専門知識を持たない現場担当者や経営層でも直感的に操作できるよう設計されています。ノーコード・ローコードでダッシュボードを作成でき、視覚的にわかりやすいUIを備えているのが特徴です。部門を問わず誰でもデータを活用できるため、組織全体でのデータドリブンな意思決定を推進したい企業に適しています。
データアナリスト・エンジニア向けBIツールは、SQLやPythonなどのプログラミング言語を用いた高度な分析や、複雑なデータ処理を行うことを前提としたツールです。柔軟性やカスタマイズ性が高く、大規模データの処理や機械学習との連携など、専門的なデータ活用に対応できます。データサイエンティストや技術者が本格的な分析基盤を構築したい場合に最適です。
【何をするために使うか】
BIツールは大きく3つのタイプに分類され、それぞれ得意とする領域が異なります。BIツールを「データの集約・整形に強いタイプ」「データ分析に強いタイプ」「データの集約・整形・分析(全行程)に強いタイプ」の3カテゴリに分けて、それぞれの特徴と代表的なツールを紹介します。
データの集約・整形に強いタイプ
このタイプのBIツールは、社内外に散在するデータを一元管理し、分析に適した形に整えることに特化しています。データの統合やクレンジング、形式の統一などを自動で行えるため、分析前の準備工数を大幅に削減できます。
具体的には、複数のシステムやクラウドサービスと接続でき、ノーコードでデータパイプラインを構築できるツールが多い点が特徴です。
これからデータ活用に取り組みたい企業や、社内に散在するデータを整理・整備したい企業に最適です。
主要なサービスとしては、アステリア株式会社のASTERIA Warp(全従業員向け)やAmazonのAWS Glue(データアナリスト・エンジニア向け)などがあります。
データ分析に強いタイプ
このタイプは、可視化や分析機能が充実しており、データから意思決定に役立つインサイトを導き出すのが得意です。グラフやダッシュボードによる可視化に加え、AI分析や予測分析などの高度な機能を備えるツールもあります。
ユーザー自身が簡単にレポートを作成し、リアルタイムで状況を把握できるため、スピーディな判断が可能です。
データをもとに戦略立案や改善を進めたい企業、経営層や現場部門の意思決定を支援したい企業に適しています。
主要なサービスとしては、QlikのQlik Sense(全従業員向け)や株式会社CODATUMのCodatum(データアナリスト・エンジニア向け)などがあります。
データの集約・整形・分析(全行程)に強いタイプ
このタイプのBIツールは、データの収集から整備、可視化、分析までを一貫して行えるオールインワン型です。ひとつのプラットフォームでデータ活用の全プロセスが完結するため、運用負荷を抑えつつ、効率的なデータ活用が可能です。
ETL機能やAI分析、ダッシュボード共有などを統合して提供するツールが多く、社内のデータ活用を体系的に推進できます。
データ基盤の整備から高度な分析まで一気に進めたい企業や、部門をまたいでデータを活用したい中堅・大企業におすすめです。
主要なサービスとしては、株式会社データXのb→dash(全従業員向け)やAlteryxのAlteryx Designer(データアナリスト・エンジニア向け)などがあります。
おすすめBIツールの比較表
【特典比較表つき】『BIツールの資料10選』 はこちら⇒無料ダウンロード
一覧で料金・機能を比較したい方にはBOXILが作成した比較表がおすすめです。各社サービスを一覧で比較したい方は、下のリンクよりダウンロードしてください。
【特典比較表つき】『BIツールの資料10選』 はこちら⇒無料ダウンロード
※資料数は、BOXILでの掲載状況によって増減する場合があります。
おすすめデータの集約・整形に強いBIツール
データの集約・整形に強いおすすめBIツールを紹介します。
【全従業員向けBIツール】
【データアナリスト・エンジニア向けBIツール】
ASTERIA Warp - アステリア株式会社
- ノーコードでデータ連携を構築
- 100種以上※の接続先に対応
- スケジュール実行と監視に対応
ASTERIA Warpは、ノーコードでシステム間の連携と業務自動化を進められるデータ連携ツールです。ドラッグ&ドロップでフローを設計し、マッピングで変換を設定。豊富なテンプレートや接続先により、導入直後から前処理を行えます。
強みは運用まで見据えた基盤性と実績です。長年トップクラスのシェア※を維持し、1万社以上※でETLやMDM、Excel業務の自動化など“集約・整形の要”として活用されています。
※出典:アステリア「データ連携ミドルウェア「ASTERIA Warp」の特長|データ連携ツール「ASTERIA Warp」|EAI/ESB国内シェアNo.1」(2025年10月10日閲覧)
Zoho DataPrep
- ノーコードで前処理を自動化
- 50以上※の接続と多宛先同期
- 250種以上※の変換を備える
Zoho DataPrepは、AIを活用したセルフサービス型のデータ整形ツールです。ファイル、DB、DWH、REST APIなどからデータを取り込み、品質診断や重複除去、欠損補完、言語検出などでデータを整えます。
強みは再利用可能な変換管理とクラウドの拡張性です。ルールセットで処理を保存し、スケジュール実行やZoho Analyticsなどへの同期まで一貫運用できます。
※出典:ゾーホージャパン「Zoho DataPrep | オンラインで使えるデータクレンジングツール」(2025年10月10日閲覧)
- 高速集計に特化したデータマート
- ノーコードで扱える操作画面
- 7,700社以上※の導入実績による高い信頼性
Dr.Sumは、データ活用を支える国産のデータ分析基盤です。高速集計エンジンを搭載し、ExcelやWeb上からノーコードでデータを集約・整形し、分析用のマートを構築できます。クラウド版およびオンプレミス版の双方に対応し、企業規模に合わせて柔軟に導入できます。
特許技術による高速処理と国内シェアNo.1※の実績が大きな強みです。大量データでも快適に扱え、サポート体制も充実しているため、初めてのDWH構築から高度な分析運用まで安心して利用できます。
※出典:ウイングアーク1st「そのビジネスとともに成長するデータマートDr.Sum|ウイングアーク1st」(2025年10月10日閲覧)
Talend
- データ統合と品質管理を一元化
- クラウド/オンプレ両対応の柔軟性
- データガバナンスを強化できる設計
Talendは、データ統合から品質管理、ガバナンスまでを一括で行えるローコード型のデータ統合プラットフォームです。AWSやAzure、Snowflakeなど主要クラウドと連携し、あらゆるデータソースを安全に取り込み、整形・変換・配信まで自動化できます。
強みは、信頼性の高いデータを一貫して運用できる点です。主要プロバイダーとの連携により、クラウド/ハイブリッド環境でも柔軟に構築でき、組織全体で高品質なデータ活用を実現します。
AWS Glue
- サーバーレスでETLを自動化
- 100種以上※のソースに接続
- AIが変換と運用を支援
AWS Glueは、サーバーレスでデータの検出・整形・統合を行えるETLサービスです。
Glue Studioでパイプラインを設計し、スケジュール実行やモニタリングまでを自動化できます。さらにデータカタログでメタデータを一元管理し、DWHやレイクハウスへ効率的にデータを投入できます。
強みはスケーラビリティとAI支援による効率化です。ジョブを自動でスケールさせ、生成AIがコード生成やSparkの最適化を支援するため、大規模なデータも手間をかけずに前処理できます。
※出典:Amazon「AWS Glue(分析用データ抽出、変換、ロード (ETL) )| AWS」(2025年11月6日閲覧)
おすすめデータ分析に強いBIツール
データ分析に強いおすすめBIツールを紹介します。
【全従業員向けBIツール】
【データアナリスト・エンジニア向けBIツール】
Qlik Sense - 株式会社デジタルスフィア
- 独自エンジンで瞬時に探索可能
- AIが自動でインサイトを提示
- 予測分析と自動アラートを搭載
Qlik Senseは、AIと独自の連想分析エンジンを組み合わせた次世代型のBIツールです。
数百のデータソースを統合し、自然言語検索やAutoMLによる予測分析、対話型ダッシュボードなどで直感的にデータを探索できます。あらゆるスキルレベルのユーザーが、関心に応じて迅速に詳細な分析を行えます。
強みはリアルタイム性の高さと自動化機能です。AIが変化を検知してアラートを発信し、即時の意思決定を支援します。世界4万社以上※が導入するグローバル標準の分析基盤です。
※出典:Qlik「Qlik Sense | 最新の分析」(2025年10月10日閲覧)
Yellowfin - Yellowfin Japan 株式会社
- AIがデータの背景を分析
- 自然言語で質問・可視化が可能
- アクション重視のダッシュボード
Yellowfinは、AIと自然言語処理を活用して誰でも簡単にデータ分析を行えるBIツールです。
自然言語クエリで質問すれば即座にグラフ化し、AIが数字の背景にあるインサイトを提示します。ダッシュボードやレポートの作成もノーコードで行え、分析から共有までを効率的に進められます。
強みはAIによる分析支援と高い拡張性です。クラウドやオンプレミスなど多様な環境に対応し、既存アプリケーションにも組み込み可能。世界29,000社以上※が導入する信頼性の高い分析基盤です。
※出典:Yellowfin「Yellowfin BI | ビジネスインテリジェンス レポート, 分析 & ソフトウェア」(2025年10月10日閲覧)
MotionBoard - ウイングアーク1st株式会社
- 集計から可視化までを一元化
- ノーコードで業務アプリを作成
- 現場データとシステムを統合分析
MotionBoardは、データ活用と業務効率化をひとつのプラットフォームで実現できる、国産のBIツールです。大量データの集計・分析に加え、地図情報の可視化やレポート出力、フォーム入力機能まで備えており、現場データをリアルタイムに活用できます。
強みは、業務アプリ開発とBI分析を両立できる点です。ノンプログラミングで自由度の高い画面設計ができ、営業や製造、経営管理など多様な業務で迅速な意思決定を支援します。
Codatum - 株式会社CODATUM
- SQL中心のコードファースト設計
- ノートブックで共同分析が可能
- 高度な権限管理とAI連携を実装
Codatumは、SQLを基盤に高度な分析を直感的に行える次世代型BIツールです。リアルタイムでノートブックを共同編集しながら、クエリ実行結果を即座に可視化できます。メタデータ検索やクエリ再利用機能により、分析スピードの大幅な向上が可能です。
強みは、柔軟なコラボレーション環境と強固なセキュリティです。詳細なアクセス権限や監査ログを備えつつ、AIアシスタントが分析やレポート作成を支援し、チーム全体で迅速に意思決定を行えます。
IBM SPSS Statistics
- 高度な統計分析で正確な予測を実現
- 少ないデータでも信頼性の高い結果
- 直感的な操作性で幅広いユーザーが利用できる
IBM SPSS Statisticsは、世界28万人以上※が利用する定番の統計分析ツールです。
ブートストラップ法や回帰分析、デシジョンツリーなどの高度な手法も、専門知識がなくても簡単な操作で利用できます。複雑なデータから傾向を導き出し、確かな根拠に基づく意思決定を支援します。
強みは、分析精度とAI連携による効率性です。新搭載のAI Output Assistantが出力結果を自動で解説し、よりスピーディかつ理解しやすいデータ分析を可能にします。
おすすめ全工程に強いBIツール
データの集約・整形・分析の全工程に強いおすすめBIツールを紹介します。
【全従業員向けBIツール】
【データアナリスト・エンジニア向けBIツール】
- データ統合から分析まで一元管理
- AIによる自動化と予測分析を実装
- 安全な共有と埋め込みアプリ開発に対応
Domoは、データの集約・整形・分析をワンストップで実現するAI搭載プラットフォームです。社内外に散在するデータを統合し、可視化や共有、アプリ開発までを一気通貫で行えます。リアルタイム分析やAIによる自動化機能を通じて、迅速な意思決定を支援します。
強みは、統合性とROIの高さです。フォレスター社の調査によると、3年間で300%以上※のROIを達成した実績が報告されています。Domoは、あらゆる規模の組織において、データ活用をビジネス成果へ直結させる強力な基盤となります。
※出典:Domo「Domo - データ活用プラットフォーム」(2025年10月10日閲覧)
- データ統合から分析まで一気通貫で実行
- 200以上※のコネクターで簡単データ連携
- 強固なデータガバナンスで透明性を担保
Sisenseは、データの集約・整形・分析を一元的に行えるBIプラットフォームです。
ノーコードで多様なデータソースと連携し、ドラッグ&ドロップ操作でマッシュアップや可視化を実現します。さらに、アプリやWebサービスへの埋め込み機能により、日常業務のなかでデータ活用を自然に促進できます。
強みは、拡張性とデータガバナンスの高さです。複雑なデータ構造でも自動的に階層を構築し、権限設定やデータ定義を詳細に管理可能です。これにより、組織全体でデータの透明性と信頼性を維持したまま、高度な分析を推進できます。
※出典:ギャプライズ「第三世代BIツール:Sisense」(2025年10月10日閲覧)
- ノーコードでデータを取込・加工・統合
- CDP・MA・BIなど16機能※をオールインワンで搭載
- 導入・活用を支援する手厚いサポート体制
b→dashは、データの集約から整形・分析・活用までをワンツールで完結できるデータマーケティングクラウドです。
SQLを使わずGUI操作のみでデータの取込や統合、レポート作成を実現でき、エンジニアがいなくても高度なデータ活用を推進できます。メール配信やLINE連携、レコメンドなどのマーケティング機能も備えています。
強みは、オールインワン構成と運用サポートの充実です。複数ツールを統合する手間を省きつつ、データ分析から施策実行までを効率化。さらに、専任のチームが導入から運用まで寄り添い、成果につながるデータ活用をサポートします。
※出典:データX「b→dash|顧客体験を最大化するデータマーケティングツール」(2025年11月6日閲覧)
Dataiku
- データ準備からAI分析まで一気通貫で実行
- AutoMLや生成AIを活用した高度な分析を実現
- AIガバナンスと統合運用で安全なデータ管理
Dataikuは、データの集約・整形・分析・活用を単一環境で完結できるAIプラットフォームです。
ノーコードからフルコードまで柔軟に対応し、データ準備、モデリング、分析、可視化、そしてAIエージェントの構築までを一気通貫で行えます。さらに、生成AIやAutoML機能を活用することで、誰でも迅速かつ正確にインサイトを得られます。
強みは、高い拡張性とガバナンスの一体化です。AI運用やデータパイプラインを自動化しながら、統一された管理基準で透明性を確保します。
Alteryx Designer - アルテリックス・ジャパン合同会社
- データ準備・ブレンド・分析を高速処理
- ノーコード操作と生成AIで効率化
- 300以上※のツールでワークフロー自動化
Alteryx Designerは、データの集約から整形、分析、可視化までをワンストップで行える分析プラットフォームです。
ドラッグ&ドロップ操作と生成AI支援により、従来のツールに比べ最大100倍※のスピードでデータを準備・統合できます。80以上※のデータソースに対応し、PDFや画像など非構造化データからもインサイトを抽出可能です。
強みは、専門知識がなくても使える操作性と拡張性の高さです。ローコード/ノーコードで予測分析が行えるほか、SDKを利用して独自ツールも追加できます。クラウドやオンプレミス環境と連携しながら、柔軟かつスケーラブルなデータ活用を実現します。
※出典:Alteryx「Alteryx Designer:準備、ブレンド、分析をスピーディーに実行|Alteryx」(2025年10月10日閲覧)
カオスマップや比較表を活用してサービスを絞り込もう
今回紹介したBIツールカオスマップや比較表を活用することで、自社に最適なBIツールを見つける手助けとなります。各ツールの特性や強みを理解し、具体的なニーズに応じて最適な選択を行いましょう。
正しいツールを選ぶことで、マーケティング活動の効率化と効果向上が期待できます。迷った際は、カオスマップや比較表を参考にして、最適なツールを見つけ出してください。


