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契約書を袋とじ(製本)する方法は?契印の押印位置やとじ忘れの場合

最終更新日:(記事の情報は現在から291日前のものです)
契約書を袋とじ(製本)する理由とは何か、袋とじの方法について説明します。契約書の割印と契印の違い、法的意味についてもわかりやすく解説しています。

契約書を袋とじ(製本)する理由

複数枚にわたる契約書を作成する場合、ページの差し替え・改ざんを防止するために、契約書を袋とじ製本して契印を押印します。

契約書を袋とじ製本する理由は、契印の押印箇所を減らせるためです。

契約書を袋とじにしなかった場合、すべてのページの見開き部分に契印の押印が必要になります。袋とじにした場合には、表紙か裏表紙のどちらかに押印するだけで済み、契約手続きが楽になります。また、きれいに製本すれば、契約書の体裁も整うため契約相手に与える印象も良くなります。

契約書の割印と契印の違い

割印とは、2つ以上の契約書にまたがった位置に押印することで、同一または関連する契約書であることを証明する押印のことです。

契印は、1つの契約書の枚数が2枚以上にわたる場合、ページが後から差し替えられるのを防ぐための押印のことです。契約者が2者の場合は2つの印鑑を、連帯保証人などを含め契約者が3者の場合は3つの印鑑を押すこととなります。

契印は、割印と同様に印影が書類で分割されるため、割印と呼ばれることもありますが、厳密には契印と割印は異なります。

袋とじした契約書の契印の位置

画像引用:ボクシル編集部にて作成

袋とじした契約書の契印は、袋とじ部分と契約書面にまたがるように押印します。場所について明確なルールはありませんが、契約書の「表面」「裏面」「表面と裏面の両方」の3つのパターンがあります。

割印と契印の違いや押印の位置については、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。

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契約書の袋とじ方法

契約書の袋とじ方法には、紙と製本テープを使ったやり方があります。製本テープを使った方が、簡単に失敗せずに製本できておすすめです。

1.契約書を固定する帯を準備する

最初に契約書を固定する帯を準備しましょう。契約書よりも一回り大きなサイズの紙があると作りやすいです。

今後も袋とじの契約書を作る予定がある場合は、製本テープがあると帯を準備する手間が省けます。製本テープはオンラインショップや文房具屋でも手軽に手に入りますし、非常に安価なので、よく契約書の袋とじを作るという人にはとても役に立ちます。

2.契約書をそろえてホチキスで止める

契約書をそろえて、ホチキスで留めましょう。端から5~6ミリくらいのところで止めると、ページを広げるときに見やすい状態になります。

3.帯か製本テープで固定する

次に、準備した帯で製本をするように契約書の背面を留めます。契約書の背面とはホチキスで留めた場所を指します。うすく糊をぬってしっかりと留めれば、契約書の袋とじは完成です。

契約書の袋とじを忘れた場合

契約書の袋とじをするかどうかは契約に何ら影響はありません。契約書を袋とじにしても、ホチキスで留めているだけだったとしても、契約書としての効力は同じです。

同様に、契印や割印を押さなかったとしても、契約の効力には何ら影響はありません。

電子契約なら契約書の袋とじと押印が不要に

電子契約では、電子化した文書のみで契約を行うため、書類の真正と契約者の本人性が電子的に担保されるので、袋とじ作業や割印や契印の押印が不要になります。

また、電子契約システムを導入すれば、複数の契約書に収入印紙を貼る必要がなくなり、印紙税が節約できます。収入印紙にまたがって押印する消印の手間も不要になり、企業にとっては大きなメリットとなります。

たしかに、分厚い紙の契約書をきれいに製本すれば、契印の手間が削減され体裁も良くなります。ただ、それ以上にスマートな電子契約では、契約書の作成から締結までデジタルでスムーズに行なえ、収入印紙の印紙税も節約できます。

契約書業務の効率化とペーパーレス化に向けて、電子契約の導入を検討してみましょう。

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