クラウドストレージのシェア・市場規模 | 人気オンラインストレージ13選
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- クラウドストレージとは
- 個人向け/法人向けクラウドストレージサービスの違い
- セキュリティレベル
- 価格
- ファイル共有
- クラウドストレージの市場規模
- 個人向けクラウドストレージサービス
- 法人向けクラウドストレージサービス
- クラウドストレージの利用状況
- 個人の利用状況
- 法人の利用状況
- クラウドストレージサービスのシェア
- 個人向けクラウドストレージサービスのシェア
- 法人向けクラウドストレージサービスのシェア
- おすすめオンラインストレージの比較表
- 人気のオンラインストレージ13選
- 注目のオンラインストレージ、サービス資料まとめ
- Fileforce
- Box/Box over VPN
- DirectCloud
- セキュアSAMBA
- Box
- Everidays
- Bizストレージ ファイルシェア
- Dropbox
- たよれーる どこでもキャビネット
- ファイルサーバークラウドVer.3
- 使えるファイル箱
- Qualitysoft SecureStorage
- Bigtincan Hub
- クラウドストレージはデータ冗長化にも有効
- BOXILとは
クラウドストレージとは
クラウドストレージとは、クラウド環境にあるストレージ(データ保存環境)を意味します。またインターネットを通じたファイルの保存や共有を可能にすることから、オンラインストレージとも呼ばれることもあります。
従来はローカル環境にストレージを用意し、ファイルのバックアップを行っていました。しかしクラウドストレージを導入することで、手軽にファイル共有やバックアップを取得できることから、個人と法人を問わず、利用が拡大しています。
こちらの記事では、クラウドストレージとは何か、より詳しく解説しています。
個人向け/法人向けクラウドストレージサービスの違い
市場拡大とともに多彩なクラウドストレージが登場してきていますが、近年では法人向けに特化したサービスを行うベンダーも多くなってきています。
サービスによっても内容は異なりますが、「一般的な個人向け」と「法人向けサービス」の違いは次のようにまとめられます。
セキュリティレベル
個人向けサービスでは、料金の安さや操作性が重視される傾向があります。
一方、重要書類の保管や共有がクラウドストレージ利用の目的となる法人では、セキュリティ面での安全性確保が何よりも重要です。そのため法人向けサービスは、個人向けサービスと比べてセキュリティ対策が充実している傾向があります。
たとえば、「ユーザー権限の設定」や「特定IPアドレスのみの認証」、「紛失した端末のアカウント停止」など、サービスによって柔軟に設定可能です。
価格
個人向けのサービスでは数GB〜数十GBまで無料で利用できることが一般的です。
一方、法人向けサービスの場合は無料お試しコースを除き有償が前提です。ただし、数TBクラスの容量を使用する場合は、法人向けサービスの方がコストを低く抑えられる場合もあります。
ファイル共有
個人向けサービスでは、大人数や複数ユーザーでのファイル共有は前提とされていません。そのためファイル共有時に、細かいアクセス権限は設定できないことも少なくありません。
一方、法人向けの場合は、業務での使用を前提としているため、多人数での同時利用も考慮されています。
クラウドストレージの市場規模
個人向けと法人向けのそれぞれで、利用者が増えているクラウドストレージ市場ですが、それぞれの市場規模はどのような状況でしょうか。
個人向けクラウドストレージサービス
スマートフォンでの写真撮影や音楽ファイルのダウンロードが一般化した現在では、個人ユーザーにおいても大きなファイル容量を必要とする傾向が強まっています。とくに、「写真・動画・音楽・文書ファイル」の保存に関する需要は増えており、クラウドストレージサービスの市場規模も拡大しています。
上図は2016年度までの個人向けクラウドストレージサービス市場規模実績および、2017/2018年度の予測をグラフ化したものです。
拡大を続けるクラウドストレージサービス市場は、2016年度に無料サービス利用者2842万人、有料サービス利用者1065万人の合計3,097万人、市場規模616億円に登ります。2018年度には有料サービス利用者が1,310万人に拡大することによって、747億円にまで拡大すると見られています。
法人向けクラウドストレージサービス
一方、機密文書の共有やバックアップ用途などの需要が大きい、法人向けサービスも市場規模が拡大を続けています。
上図は2014年までの法人向けクラウドストレージサービス市場規模および、2015〜2019年の予測をグラフ化したものです。
少し古いデータになりますが、法人向けサービスでも2014年の実績が前年比37.8%増の約275億円となり、以降、年平均成長率22%を維持し、2019年には約742億円の市場規模になると予測されています。
クラウドストレージの利用状況
続いてクラウドストレージサービスの利用割合を見てみましょう。
個人の利用状況
下図は、2016年4月に実施されたインターネットアンケートの調査結果をグラフ化したもので、2,151人を対象に行われました。
これによると、クラウドストレージ利用者がインターネット利用者に占める割合は36.5%で、そのうち有料サービスを利用している割合は10.6%にとどまっています。
どちらのサービスも利用していないユーザーは63.5%にもおよび、これらのユーザーを取り込むことによってさらなる市場規模拡大も見込まれます。
法人の利用状況
スターティアは、オンラインストレージを仕事利用している20歳から60歳までの経営者・役員・会社員計445人に対して、利用実態調査を行いました。
2015年のデータによると、法人向けのクラウドストレージを利用しているのは全体の53%にあたる236人です。
業務で利用される法人向けオンラインストレージは2年連続で「[Microsoft OneDrive」がトップ。「Dropbox for Business」「Google Drive」「[セキュア SAMBA]」などが、前年度と比較した際に利用率が1%以上向上しています。
次の記事では、ドキュメントの共同編集に役立つクラウドストレージについて詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
クラウドストレージサービスのシェア
ここからは、クラウドストレージ利用者に占めるサービスのシェアについてみていきましょう。
個人向けクラウドストレージサービスのシェア
下図は利用状況同様、2016年4月に実施されたインターネットアンケートの調査結果をグラフ化したもので、2,151人を対象に行われています。
GoogleDrive、Apple iCloud、Microsoft One Drive、DropBoxの上位4ベンダーのシェアが拮抗しているのがわかりますが、写真や音楽をiCloud、文書はOne Driveなど、多くのユーザーが複数サービスを使い分けているようです。
iCloudのシェアが大きいのはiPhoneユーザーの多い日本の特徴かもしれません。このデータからは、サービスを見極めたユーザーが特定のベンダーに集中することも予想されています。
法人向けクラウドストレージサービスのシェア
法人向けクラウドストレージサービスの最新のシェアは公表されておらず、しっかりとしたデータを発表しているところはありません。
一方、次のサービスは、国内外における導入実績が多いことから高いシェアを獲得していると考えられます。
- Google Workspace:5,000,000社以上※1
- Dropbox:500,000以上※2のチーム
- Box:顧客企業数100,000以上※3
※1 出典:Alphabet「働き方改革に貢献するG Suite、利用企業は500万社以上に」(2022年3月31日閲覧)
※2 出典:Dropbox「数多くの企業が Dropboxで業務を効率化しています」(2022年3月31日閲覧)
※3 出典:Box「導入事例」(2022年3月31日閲覧)
おすすめオンラインストレージの比較表
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※ダウンロード可能な資料数は、BOXILでの掲載状況によって増減する場合があります。
人気のオンラインストレージ13選
クラウドストレージサービスの市場規模、利用状況、サービスのシェアを順番に紹介してきました。
個人向け/法人向けサービスの利用状況から、現時点でも市場規模は大きく、今後もさらなる拡大が予想されます。
今後、業務での使用を前提としたクラウドストレージ活用を考える企業も多いでしょう。そこで、おすすめのオンラインストレージサービスを紹介していきます。
注目のオンラインストレージ、サービス資料まとめ
オンラインストレージの各サービス資料を厳選。無料でダウンロード可能です。場所を問わないデータ共有やデータの一元管理、セキュリティなどさまざまな目的で導入されるオンラインストレージの比較にお役立てください。
Fileforce - ファイルフォース株式会社
Fileforceは、PCやその他の多くのデバイスからファイルの共有や管理が可能なクラウドストレージサービスです。ファイル管理に必要な機能を備えており、あらゆる業種・規模の業務に対応できるのが強みです。
プラン | 容量 | 料金/月 |
---|---|---|
Entry(エントリー) | ユーザあたり30GB | 900円 |
Unlimited(ユーザ数無制限) | 1TB~30TB | 55,000円 |
Enterprise(エンタープライズ) | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
Box/Box over VPN - エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
Box over VPNは、セキュアなVPN接続環境で「Box」を利用できるオンラインストレージサービスです。ストレージ容量が無制限で、120種類以上の拡張子に対応するプレビュー機能を搭載。あらゆるファイルを一元管理できます。
VPN接続に対応、ファイル単位での共有設定もできるため、厳密な情報管理が求められる外部とのファイル共有にも利用できます。日本国内のデータセンターにファイルを保管できる「Box Zones Japan over VPN」もあります。
次の記事では、boxについてより詳しく解説しています。
DirectCloud - 株式会社ダイレクトクラウド
DirectCloudは、効率的なファイル共有を実現するユーザー数無制限の法人向けオンラインストレージです。データ消失、情報流出、管理の手間、高額な運用コストといった従来のオンラインストレージに対する懸念を解消し、低コストでサービスを提供しています。
ウイルスチェックやAES256によるデータ暗号化、ログ機能などのよる高いセキュリティレベルを実現。また、クラウドバックアップによる複数拠点でのデータ保存により、災害時のBCP対策も万全です。
容量に応じてユーザー数無制限のプランが用意されており、大容量のファイル共有や転送に柔軟な対応可能です。
セキュアSAMBA - 株式会社kubellストレージ
セキュアSAMBAは、中小企業や官公庁など、規模を問わずに導入実績をもつ法人向けオンラインストレージです。豊富なセキュリティ機能を搭載し、詳細なアクセス権限の設定や、いつ誰が、どのアクセス方法で何をしたかといったログの取得が可能です。
専用アプリからファイルの閲覧や共有が可能なほか、撮影した写真のアップロードもできます。非同期型のサービスなので、インターネットに接続できない環境でも利用でき、パソコンへの負荷も低減できるのが特徴です。
Box - 株式会社Box Japan
Boxは、業界大手をはじめ世界中で導入実績のある法人向けオンラインストレージサービスです。法人向けプランは、データ容量無制限のプランが基本で、ファイルの保存から共有、共同編集などに対応できます。
Microsoft 365、Google Workspace、Slackとの連携に標準対応しているほか、多くの外部アプリとも連携可能です。アクセス制御、監査ログなどのセキュリティ機能のほか、ワークフロー機能や電子サインなど、共同作業に役立つ機能を幅広く搭載しています。
Everidaysは、セキュリティに特化した法人向けクラウドストレージです。「AES256」や「SSL/TLS」による暗号化技術で、高水準のセキュリティレベルを維持。24時間体制でサーバー監視し、異常検知時には担当者が状況に合わせた対処をしてくれます。
ユーザーごとに細かく権限設定できるため、社外とのファイル共有にもおすすめです。ChatworkやSlackと連携することで、簡単かつ迅速にデータ共有ができる点も魅力的なポイントです。
プラン | 容量 | 料金/月 |
---|---|---|
スターター | 200GB | 7,600円(税抜) |
プロフェッショナル | 1〜30TB | 19,800〜267,000円(税抜) |
初期費用無料、ユーザー数無制限
Bizストレージ ファイルシェア - エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
Bizストレージ ファイルシェアは、ファイル転送とオンラインストレージの両機能を備えたサービスです。
クライアントがBizストレージ ファイルシェアのIDを保有していなくても、メールアドレスと名前がわかれば、一度に合計2GBまでのファイルの送受信を行えます。
取引先へのファイル転送に上長承認プロセスを組み込むことで、誤送信や情報漏えいを未然に防ぐファイル転送機能を搭載。専用フォルダを作成してのファイル共有も可能なため、ビジネスを円滑に進められます。
アクセス権限設定、ファイルの暗号化保存、IPアドレスによるログイン制限、ログ機能など、セキュリティ面も万全です。
Dropbox - Dropbox Japan 株式会社
DropBoxは、全世界で7億人※以上が愛用するDropBoxの法人向けクラウドストレージサービスです。
Microsoft Officeとの統合や多様なアプリなどの拡張機能が豊富なため業務の作業効率の向上が期待できます。また操作性が高く、閲覧権限を柔軟に設定できることから、ビジネスユースに向いています。
実績を積み重ねてきたことによる安心感もあるため、ファイル共有を行うビジネスパートナーにも不安を与えません。
※出典:Dropbox「dropbox.com」(2024年2月16日閲覧)
たよれーる どこでもキャビネット - 株式会社大塚商会
どこでもキャビネットは、大容量のファイル送受信に対応している法人向けオンラインストレージサービスです。
社内外で文書を参照/編集できるファイル共有機能に加えて、オプションでスマートフォンで撮影した名刺をデータ化する名刺管理機能も用意されています。
また、クライアント証明書を利用できるプランの選択により、クライアント認証による端末制限が可能となるため、よりセキュリティを重視したファイル共有が可能です。メールだけでなく、電話サポートも実施している点が魅力的です。
ファイルサーバークラウドVer.3 - 株式会社クラウドテクノロジーズ
ファイルサーバークラウドVer.3は、クラウド環境にWindows Serverを搭載し、Windowsエクスプローラー上で利用できるオンラインストレージです。
タブレットやスマートフォンを紛失してしまった際も、遠隔でデバイスをロックし、デバイス内のデータを消去することで、データの漏えいを防げます。Windowsのスナップショット機能を利用し、データの状態を定期的に記録でき、ユーザーが誤ってファイルを削除してしまった場合でも、対象ファイルをかんたんに復元できます。
使えるファイル箱は、ユーザー数無制限のクラウドストレージサービスです。月額料金はストレージ容量によって決まります。また容量は1TBごとに追加でき、制限はありません。
大量のデータを共有したい企業も、少ないデータを大人数で共有したい企業も、コストの無駄なく運用できます。また、ユーザーごとに細かく権限の設定ができ、外部ユーザーも招待可能です。
20年以上※のデータセンター運用実績とISO27001(ISMS)認定の万全なセキュリティ対策を行っているサービスのため、安心して利用できます。
※出典:使えるねっと「使えるファイル箱」(2022年3月31日閲覧)
Qualitysoft SecureStorage - クオリティソフト株式会社
Qualitysoft SecureStorageは、「初期費用無料・月額固定料金・ユーザー数無制限」の法人向けクラウドストレージサービスです。
柔軟なアクセス権設定や管理機能で、社外取引でのデータ共有によるセキュリティリスクを一掃できるため、多彩なビジネスシーンでの活用が可能です。
さらにユーザー数無制限で月額1万円から利用できて、初期費用も不要なので、スムーズに運用を開始できます。機密性の高いファイルの受け渡しも安全・確実に行えるので、セキュアなリモートワーク環境を素早く構築でき、オフィス以外のさまざまな場所で働ける環境づくりをサポートします。
Bigtincan Hub - 株式会社テラ
Bigtincan Hubは、他のストレージとの連携が可能なクラウド型ファイル共有システムです。
タブレットやスマートフォンから必要な資料にアクセス可能で、PDFやOffice製品、動画・写真などに対応しているため、場所を選ばず必要な資料を確認できます。
容量無制限に加え、他のストレージとの連携が可能なため、複数の場所に保管された資料を一元管理しやすい点も大きなメリットです。
クラウドストレージはデータ冗長化にも有効
これまではインターネット接続の問題から、ローカル環境でのファイル運用にアドバンテージがありました。しかしインターネット環境の改善により、クラウド上でのバックアップやファイル共有に要する時間が短くなったことで、クラウドストレージを利用する人が増えています。
とくにファイル転送や共有の点でクラウドが持つアドバンテージは非常に大きいと言えるでしょう。また、災害時のBCP対策を含めた重要データの冗長化にも役立ちます。
心配されるセキュリティ面でも、法人向けの強固なサービスが登場しています。そのため、業務を効率化し、災害によるデータ紛失といったリスクを回避するといった目的のためにも、クラウドストレージを活用しない手はないと言ってもいいでしょう。
紹介したおすすめサービスを参考に、導入を検討してみてください。以下の記事では法人向けオンラインストレージの価格・機能を比較しました。ぜひ参考にしてください。
BOXILとは
BOXIL(ボクシル)は企業のDXを支援する法人向けプラットフォームです。SaaS比較サイト「BOXIL SaaS」、ビジネスメディア「BOXIL Magazine」、YouTubeチャンネル「BOXIL CHANNEL」を通じて、ビジネスに役立つ情報を発信しています。
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