セミナー集客代行とは?種類・業者を選ぶ際に注意すべきポイントを徹底解説

目次を閉じる
- セミナー集客代行とは
- セミナー集客代行のメリット
- 効率的かつ確実に集客できる
- セミナーのクオリティを高められる
- 本来の業務に集中しやすい
- セミナー集客代行のデメリット
- セミナー集客代行の費用相場
- 固定報酬型
- 成果報酬型
- セミナー集客代行の種類
- FAX DM送信
- Eメールを使ったDM配信
- テレマーケティング
- SEO
- リスティング広告代行
- LP制作
- セミナー集客のポイント・コツ
- セミナーの目的を明確にする
- セミナーの2つのパターン
- コンセプトを明らかにする
- 集客代行会社を選択する際の注意点
- 集客目標に想定獲得単価が見合っているか
- ヒアリングを徹底してくれるか
- 効果測定をしっかりしているか?
- 複数の集客施策をもつか?
- 自社の目的を明らかにして慎重に代行業者を選択しよう
- BOXILとは
セミナー集客代行とは
セミナー集客代行とは、<b>企業が開催するセミナーの集客を専門企業が支援・代行するサービスのことです。開催企業のニーズに応じて、一部の業務のみをサポートする場合もあれば、全ての集客業務を請け負う場合もあります。
主に集客やマーケティングを専門に行っている企業が、人集めに不安のある開催企業に代わって参加者を募ることで、できるだけ多くの申し込み者を集めるように依頼されるケースが多くあります。
セミナー集客代行のメリット
セミナー集客代行を利用するメリットとしては、主に次のことが挙げられます。
- 効率的かつ確実に集客できる
- セミナーのクオリティを高められる
- 本来の業務に集中しやすい
それぞれのメリットについて詳しく紹介します。
効率的かつ確実に集客できる
セミナー集客代行は、効率的かつ確実に集客できることが最大のメリットです。多くの企業はセミナーを開催できても、集客のノウハウをもち合わせていないケースも多く、せっかく内容を充実させても、肝心の参加者が少ないケースは後を絶ちません。
また本来セミナーの開催は見込み客を獲得するために開催されるケースが多いものの、自社には既存顧客のリストしかなく、集客しても既存顧客しか集められないこともあるでしょう。
一方、セミナー集客代行企業は専門スキルやノウハウをもっており、主催企業に代わって参加者をセミナーへ集める方法を熟知しています。1から新規顧客を開拓する手間もないため、効率のいい見込み顧客・新規顧客獲得が期待できるでしょう。
セミナーのクオリティを高められる
セミナー集客代行会社は、集客のほかにもセミナー開催のプロセス全体を通して支援してくれる企業も少なくありません。スタッフそれぞれに専門的なノウハウやスキルがあるため、コンテンツの精度を高めたり、全体の構成に対してアドバイスをもらったりできます。
また人脈を生かしてトップクラスの講師を招くといったことも可能です。こういった支援を受けられるため、セミナーのクオリティを高められるでしょう。
本来の業務に集中しやすい
セミナー集客代行を依頼すると、本来の業務に集中しやすくなるのもメリットです。セミナーの開催は、企画立案やコンテンツ制作、会場の確保といった諸々の準備が必要であり、はじめての企業は思いのほか難儀するケースも少なくありません。
しかし前述したようにセミナー集客代行会社はセミナー開催を通して支援してくれるため、会場の確保、受付といった手間のかかる部分をまとめて代行依頼可能です。これらを代行してもらえば、セミナー開催にかかる負担を大幅に軽減できるため、通常業務を圧迫することもなくなるでしょう。
セミナー集客代行のデメリット
セミナー集客代行に依頼するデメリットとしては、まとまった依頼費用は必要な点が挙げられます。もしセミナーの開催自体で予算が決められている場合、依頼の仕方によっては予算をオーバーする可能性もあるため注意が必要です。費用の相場や詳細については、次の章で詳しく紹介しているためそちらも参考にしましょう。
セミナー集客代行の費用相場
セミナー集客代行の費用は、主に次の2種類があります。
- 固定報酬型
- 成果報酬型
また、固定報酬型と成果報酬型のハイブリッド型も存在します。それぞれの詳細や費用相場を紹介するため、参考にしましょう。
固定報酬型
固定報酬型は、どれだけ集客できたかにかかわらず固定の料金を支払うタイプです。多くの代行業者ではセミナー開催ごとに費用を支払うケースが多く、費用相場は30~50万円程度です。料金が変わらないため予算管理を行いやすく、集客人数が多ければ費用は割安になります。
しかしもし想定よりも集客ができなければ、費用は割高になる可能性もあるでしょう。また定期的にセミナーを開催したい場合には、これらの費用とは別に月数万~数十万円程度の費用が必要です。
成果報酬型
成果報酬型は参加者1人あたりで料金が設定されており、集客できた人数に応じて料金の支払いが発生するタイプです。成果が出なければ料金は発生しないものの、予想以上に集客した場合には、料金も予想より高額になる可能性があります。
そのため、あらかじめ会場の規模やターゲット層などを確認したうえで、慎重に予算や料金形態を考えた方がいいでしょう。費用相場はセミナー参加1人あたり1~2万円程度です。
セミナー集客代行の種類
一口にセミナー集客代行といっても、さまざまな集客方法があり、企業ごとに利用する媒体ややり方は違っているのが一般的です。そこで次に代行企業の提供するサービスで代表的なものを解説します。
FAX DM送信
セミナーの集客にFAX DMを活用している代行企業は多くあります。
日ごろインターネットを活用したマーケティングになじんでいる方は、FAXに対し前時代的な印象をもつかもしれません。しかしマーケティングの世界では、FAXはいまだ有効な手法として知られています。
事実、FAXは宣伝効果が高くレスポンス率も高いことから、店舗向けや中小企業向けのDMとして広く活用されています。そのため優秀なコピーライティングの技術と組み合わせることで、高い集客効果に期待できるでしょう。
Eメールを使ったDM配信
自社で抱える顧客リストのなかから、クライアント企業のニーズに合わせて顧客をピックアップし、Eメールを使ってDMを配信します。
Eメールの場合、前述した固定報酬型や成果報酬型ではなく、配信件数をベースとした従量課金でサービスを提供しているケースが多くあります。FAX DM同様に、ターゲットにマッチしたコピーライティングの技術を活用することで、レスポンス率の向上が期待できるでしょう。
テレマーケティング
テレマーケティングによってセミナーの参加者を募る手法もあります。
本来のテレマーケティングは、顧客に直接商品やサービスを販売するやり方ですが、電話を使ってセミナーへの参加をうながします。上述のFAX DMやEメールでのDMなどと組み合わせて、アプローチを行うこともあるようです。
テレマーケティングについては次の記事でも紹介しているため、参考にしましょう。

SEO
SEOとは「検索エンジン最適化」を意味する言葉で、Googleの検索結果で自社のホームページやWebページを上位に表示させるための、マーケティング手法です。これにより多くの人がアクセスするため、集客効果が高められます。セミナー集客代行では、セミナー開催に伴って専用の集客ページを作成し、このページが上位表示されるよう対策を行います。
専用ページの作成から請け負う場合もあれば、既存の集客ページの表示順位を高めるためのノウハウのみ提供されるケースもあるようです。SEOについてより詳しく知りたい場合は、次の記事を参考にしましょう。

リスティング広告代行
リスティング広告とは、Googleの検索結果画面で表示される広告のことです。事前に設定したキーワードが検索されると、このキーワードの検索結果に表示されます。よく検索結果の上位に表示されている「広告」と表記された情報がリスティング広告です。セミナー集客代行ではセミナー告知用のリスティング広告制作や出稿の手配、運用などを代行するケースがあります。
セミナー集客にリスティング広告を活用するやり方は一般的であり、ターゲットのニーズにマッチした広告を出稿できれば安定した集客が見込めます。
リスティング広告の代行については、次の記事も参考にしましょう。

LP制作
セミナー集客用のLP(ランディングページ)を作成と運用サービスを提供する代行会社もあります。LP(ランディングページ)とは、簡単にいえば広告用につくられたWebページのことで、Web版のチラシのようなものです。
いわゆるLPO(Landing Page Optimization:ランディングページの最適化)によって、より多くの閲覧者にセミナーへ参加してもらえるように誘導します。LPやLPOについて詳しくは、次の記事を参考にしましょう。

セミナー集客のポイント・コツ
セミナー集客代行を依頼するにあたっては、まず自社でしっかりとセミナー集客のコツを理解する必要があります。
代行企業は集客のみを担当するケースも少なくないため、どういう目的でセミナーを開催し、何をもって成功とするかは、あらかじめ自社で明らかにしなければいけません。とくに次のポイントは、代行企業に依頼する前にしっかりチェックしましょう。
セミナーの目的を明確にする
ごく当たり前の話に聞こえるかもしれませんが、何よりもまずセミナー開催の目的を明らかにすることが重要です。何のためにセミナーを開催するのか、セミナーの参加者にどのような価値を提供し、何につなげたいのかといった情報は、最低限明らかにしましょう。
セミナーの2つのパターン
セミナーには、知識提供型と顧客獲得型の2種類があります。知識提供型はコンテンツを参加者に提供すること自体が目的で、顧客獲得型は最終的に参加者に自社の商品やサービスを購入してもらうことが目的です。
当然、最終的な目的によってコンテンツの構成が変わってくるため、セミナー後、参加者にどう行動をしてもらいたいかを明らかにする必要があります。
コンセプトを明らかにする
セミナーの目的が決まったら、どういったコンセプトにするかを決定します。このプロセスを飛ばして集客に入っても、なかなかセミナーの方針は決められません。コンセプトとは簡単にいえば差別化ポイントのことであり、顧客がセミナーに参加する理由づけともいえます。
代行企業によってはセミナーのコンセプトづくりから手伝ってくれる場合もあります。しかし効果的な差別化のポイントに関しては当然、自社の方が詳しいため、代行企業に依頼するにしても、あらかじめ自社で決めておくとよいでしょう。
集客代行会社を選択する際の注意点
最後にセミナー集客代行会社を選択する際の注意点について解説します。
集客目標に想定獲得単価が見合っているか
セミナー集客代行業者は数が多く、なかにはほとんど実績のない業者もいます。こういった業者は間違った集客方法を用いているケースもあり、成果が出ない企業も多いため注意が必要です。
セミナーでどの程度集客数が必要なのか、どの程度予算をかけられるかによって、正しい集客方法が変わってくるものです。そのためまず目標や参加者の想定獲得単価を定めておき、これに見合った提案をしてくれる企業を選ぶようにしましょう。
ヒアリングを徹底してくれるか
クライアントのニーズを理解し、具体的にどういう成果を求めているのか、しっかりヒアリングしてくれる代行業者を選びましょう。
業者によってはどのようなクライアントに対しても、まったく同じやり方を提案し続けている場合があります。しかし対象となる市場や顧客によって最適なアプローチは変わるものです。親身になり、こちらの求めている成果を実現するために適切な戦略を導き出し、実行してくれる企業か見極めましょう。
効果測定をしっかりしているか?
マーケティングに効果測定はつきものです。一つひとつの集客施策にどれほどの予算を使い、どれほどの成果を出せたかを定量的に測定しなければ費用対効果がわかりません。これらの数値をシビアに測定し、しっかりと報告してくれる業者を選びましょう。こういった考え方をもたない業者は要注意です。
複数の集客施策をもつか?
特定の集客手段やノウハウしかもたない企業の場合、それが通用しない分野のセミナー集客は難航する可能性があります。
したがって、代行業者を選ぶ際には、複数の手段を組み合わせて柔軟に展開できる業者を選択すべきです。しっかりと市場調査をして、参加者のニーズを分析したうえで、最適な集客法の提案をしてくれるか確認しましょう。
なかには徹底的に一つの媒体に特化している業者も多いため、そういった業者に依頼する場合には、自社でそれが最適な選択かどうか、あらかじめ調査する必要があります。
自社の目的を明らかにして慎重に代行業者を選択しよう
セミナーの集客代行について、基本的なサービス内容から代行会社を選択する際の注意点について解説しました。
セミナーの集客にはさまざまな要素をクリアしなければいけませんが、優秀な代行業者はクライアントや市場のニーズを理解し、最適な集客方法を実践してくれるものです。
企業によっては、既存の顧客リストやSNSを活用した集客が効果的な場合もあります。一方で、新規顧客をターゲットとするセミナーでは、集客のプロに任せた方がよりよい結果を得られるケースが多いでしょう。ぜひ信頼できる代行業者を見つけて、セミナーを成功させましょう。
次の記事ではセミナー集客を効率化するもう一つの方法である、集客セミナーサイトを紹介しています。集客セミナーサイトの選び方や集客サイトのメリット、おすすめの集客サイトも紹介していため、ぜひ参考にしましょう。

BOXILとは
BOXIL(ボクシル)は企業のDXを支援する法人向けプラットフォームです。SaaS比較サイト「BOXIL SaaS」、ビジネスメディア「BOXIL Magazine」、YouTubeチャンネル「BOXIL CHANNEL」を通じて、ビジネスに役立つ情報を発信しています。
BOXIL会員(無料)になると次の特典が受け取れます。
- BOXIL Magazineの会員限定記事が読み放題!
- 「SaaS業界レポート」や「選び方ガイド」がダウンロードできる!
- 約800種類のビジネステンプレートが自由に使える!
BOXIL SaaSでは、SaaSやクラウドサービスの口コミを募集しています。あなたの体験が、サービス品質向上や、これから導入検討する企業の参考情報として役立ちます。
BOXIL SaaSへ掲載しませんか?
- リード獲得に強い法人向けSaaS比較・検索サイトNo.1※
- リードの従量課金で、安定的に新規顧客との接点を提供
- 累計1,200社以上の掲載実績があり、初めての比較サイト掲載でも安心
※ 日本マーケティングリサーチ機構調べ、調査概要:2021年5月期 ブランドのWEB比較印象調査