Webプッシュ通知とは?導入効果・コンバージョン率増加を狙えるおすすめサービスも紹介
Webプッシュ通知サービスには多くの種類があり「どれを選べばいいか」迷いますよね。後から知ったサービスの方が適していることもよくあります。導入の失敗を避けるためにも、まずは各サービスの資料をBOXILでまとめて用意しましょう。
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目次を閉じる
- Webプッシュ通知とは
- Webプッシュ通知のやり方
- Webプッシュ通知のメリット
- 開封率が大幅に改善
- Webページへの誘導率が増加
- 費用を抑えられる
- Webプッシュ通知のデメリット
- アンインストールされやすい
- 通知の時間・内容を考慮する必要がある
- Webプッシュ通知おすすめサービス
- PushTracker
- Appvisor
- Cuenote Push
- PUSH ONE
- Repro(リプロ)
- Push7
- VWO
- Pushnate
- Growth Push
- CORE PUSH
- b→dash
- アプリ向けプッシュ通知おすすめサービス
- GMOおみせアプリ
- Webプッシュ通知機能を持つMAツール2選
- SATORI
- GENIEE MA
- Webプッシュ通知を利用する際の注意点
- ユーザーの許可を得るタイミングと方法に注意する
- 配信の頻度と内容は慎重に設計する
- 運用後も継続的な改善が不可欠
- Webプッシュ通知でコンバージョン率増加を
- BOXILとは
Webプッシュ通知とは
Webプッシュ通知とは、パソコンやAndroidのブラウザに音や画面表示で特定の情報を通知する機能のことです。新しい情報が公開されたタイミングで通知を受け取れるので、ユーザーの関心を引きやすくなります。
Webプッシュ通知のやり方
Webプッシュ通知は、次のように実施されます。
- サイトにWebプッシュ通知のJavaScriptコードを埋め込む
- ユーザーにWebプッシュ通知を利用するかサイトに表示
- ユーザーがWebプッシュ通知の利用を選択すると、サイトに配信用IDが送られる
- 配信用IDをJavaScriptで処理したうえで、サーバーに保存
1~4の工程が完了すると、Webプッシュ通知が実施されます。上記の流れからもわかるように、Webプッシュ通知では個人情報が紐づけられることはありません。
Webプッシュ通知のメリット
メールとWebプッシュ通知について比較したうえで、導入のメリットについて説明します。
| 特徴 | メール | Webプッシュ通知 |
|---|---|---|
| ユーザー情報の質 | フォーム入力による情報の詳細さ | プッシュ通知の送信IDのみ取得可能 |
| ユーザー情報取得のしやすさ | 入力の手間があるためハードルが高い | プッシュ通知の許可のみでよいためハードルが低い |
| 情報の保存性 | 高い | 低い |
| 詳細な情報伝達 | 簡単 | 難しい |
| 作成コスト | 低コストでも時間がかかる | 低コスト |
| ユーザーへの到達率 | 10~12%程度 | ほぼ100%近く |
| Webページへの誘導率 | 1~1.5%程度 | 10~15% |
開封率が大幅に改善
Webプッシュ通知の場合は、ほぼ間違いなく顧客側に新しい情報を届けられます。そのため、メールの文面を工夫するよりも開封率を高められるケースは少なくありません。
メールの場合、開封までにメールソフトの起動・クリックと手間がかかったり、そもそもメールを削除されてしまったりすることもあります。そのため、Webプッシュ通知はメールよりも効果的な方法といえるでしょう。
Webページへの誘導率が増加
Webプッシュ通知を正しく運用すれば、メールに比べて最大10倍以上Webページへの誘導率が上がるケースも多くあります。
伝えられる情報量自体は、メールに比べて少ないことが一般的です。しかし、最低限の情報でサイトに誘導でき、商品やサービスの導入につなげられます。
そのため、現在多くのサイトで実装されており、マーケティングでは欠かせない存在です。
費用を抑えられる
アプリからではなくブラウザから通知を送るシステムのため、専用アプリを導入するよりも安価かつ手軽に始められるのが特徴です。
導入がシンプルで、最短数分で導入できるサービスもあります。コストをかけず気軽に始められて改善し続けられるのは、Webプッシュ通知の最大の魅力といっても過言ではありません。
Webプッシュ通知のデメリット
Webプッシュ通知のデメリットについて紹介します。
アンインストールされやすい
プッシュ通知が頻繁だと、通知を煩わしく思ったユーザーがアプリをアンインストールすることも考えられます。アンインストールされなくても、ユーザー側で設定すればプッシュ通知をミュート状態にできます。
そのため、Webプッシュ通知の頻度は重要なポイントといえるでしょう。
通知の時間・内容を考慮する必要がある
プッシュ通知を読んでもらうには、通知される時間・内容が適切であることが重要です。忙しい時間帯や関心がない通知だと流されてしまうかもしれません。
ユーザーの意識を引くように時間や内容を考慮する必要があり、場合によってはひと手間が面倒なこともあります。
Webプッシュ通知おすすめサービス
価格や導入までの時間、サービス内容においておすすめのWebプッシュ通知サービスを紹介します。
PushTracker - 株式会社アピリッツ
- ABテストや行動データをもとに、プッシュ通知を最適化
- 通知を受け取るメリットを訴求するオリジナルダイアログをデザイン可能
- 開封率や詳細ページ遷移率、コンバージョン分析などに対応
PushTrackerは、通知作成から配信、分析、カスタマイズまで可能な顧客体験型プッシュ通知サービスです。
1画面で複数のWebプッシュとアプリプッシュを一元管理でき、通知結果のクロス分析もできます。
サイトやアプリから取得した属性情報をもとにセグメント配信できるほか、開封率や詳細ページ遷移率、コンバージョン分析により通知の改善が可能です。
Appvisor - bravesoft.Inc
- アプリ起動数推移が一目でわかる
- 大手企業の導入実績多数
- 配信対象を細かく絞り込める
Appvisorは、国内最大級の効果的なプッシュ通知が簡単・安全に活用できるアプリ開発者向けプッシュ通知サービス(ASP)です。
直近2週間のアプリ起動数推移グラフを確認でき、プッシュを打つことでアプリ起動数がどのくらいアップしたか、日別・時間帯別で効果検証ができます。
専門スタッフによるきめ細やかな導入・運用サポートも魅力です。アプリで取得している「性別」「会員ID」「ニックネーム」などの属性情報にのっとった絞り込み配信も可能です。
Cuenote Push - ユミルリンク株式会社
- Webプッシュ通知の購読者データと保有する会員情報を紐づけ可能
- 配信前に通知をプレビュー表示し、確認できるプレビュー機能
- 表示率やクリック率をレポート化し、改善までサポート
Cuenote Pushは、専門知識不要でプッシュメッセージを作成できるWebプッシュ通知サービスです。
月額20,000円からの料金体系で、スモールスタートから大規模導入まで柔軟に対応可能です。
保有する会員情報とWebプッシュ通知の購読者情報を紐づけられるので、会員と非会員で通知を分けたり、属性で通知を送り分けたりできます。配信成功率やクリック率の配信レポートをもとに、送信時間やメッセージの改善を進められます。
- カートプッシュ機能でコンバージョン率UP
- アプリは不要で、スマートフォンやPCへプッシュ通知可能
- 最大128KBの大型画像を配信可能
PUSH ONEは、業界初のオーディエンスデータと連携したWebプッシュによる、セグメント配信を実現できるサービスです。
オーディエンスデータと連携して、ユーザーの年齢、性別、地域を取得し、非会員ユーザーへ属性別にアプローチできます。
独自のカートプッシュ機能は、カートフォームから離脱したユーザーに対してプッシュ通知を送信可能です。再来訪を促し、CV向上を図れます。
Repro(リプロ) - Repro株式会社
- 各種アナリティクス機能で課題を特定
- 分析から施策までを一気通貫で実現
- 手厚いサポート
Repro(リプロ)は、さまざまな国と地域で豊富な導入実績を誇る、分析から施策までを一気通貫で実現するWeb・アプリの成長支援ツールです。
ユーザーの離脱ポイントを発見するファネル分析、ユーザーの継続率がわかるリテンション分析など、Web・アプリの課題発見に必要な定量分析機能が備わっています。
分析をもとにポップアップやプッシュ通知といったマーケティング施策で、CVR・継続率の向上につながります。
ツールの提供にとどまらず、初期導入から運用に至るまでしっかりサポートしてくれるので安心です。
Push7
- 3分で導入可能
- すべてのプラットフォームへの通知が可能
- 導入まではわずか数分でOK
Push7は、わずか3分で導入できるWebプッシュ通知サービスで、PC/iOS/Androidのすべてへ通知が可能です。
通常では開封率3%程度であるメールマーケティングと比較して、平均20%と高いパフォーマンスを提供しています※。
どのようなサイトであってもコードをコピー&ペーストするだけで導入できるため、運用に手間がかからないのが特徴です。
※出典:株式会社GNEX「Webプッシュ通知を5分で導入 - 効果を求めるならPush7」(2025年8月21日閲覧)
VWO
- メールの4倍のCTRを獲得※
- 最短5分で実装可能
- ABテストや顧客情報のパーソナライズ化も可能
VWOは、サイトに訪問者を呼び戻し、高い反応を引き出すためのWebプッシュ通知サービスです。
最短5分で実装可能と運用も簡単。ABテストや顧客情報のパーソナライズ化、ECサイトでのカート落ちの防止など、さまざまな用途に使えます。サイト自体は英語ですが、実装に手間はかかりません。
※出典:「VWO公式サイト」(2025年7月23日閲覧)
Pushnate
- Web担当者向けのWebプッシュ通知配信サービス
- カート落ち・フォーム離脱を改善
- 最短5分で導入
Pushnateは、無料で使えるカート落ち・フォーム離脱向けのWebプッシュ通知配信サービスです。
従来のシステムでは離脱してしまっていたユーザーにプッシュ通知を配信することで、ECサイトでのカート落ちやフォーム離脱を改善できます。
Growth Push
- 国内最大級のPush通知解析・配信サービス
- 10分でカンタン導入
- 国内最大級のアプリ導入数※
Growth Pushは、国内最大級のPush通知解析・配信サービスです。
属性情報、行動情報にもとづいたセグメント配信やテキストおよび配信時間のABテスト、配信、開封以外の計測などの用途に活用できます。通知速度も150万通/分と高速です。
成功事例も多数あるため、機能詳細や導入について気軽に問い合わせてみるとよいでしょう。
※出典:Growthbeat「公式サイト」(2025年7月23日閲覧)
CORE PUSH
- 端末数100台まで完全無料※
- 多角的に分析できる運用機能
- 通知数を気にせず利用できる
CORE PUSHは、国内最速の10万件〜100万件/分※を実現できる高速プッシュ通知サービスです。
端末数が100台※を超えるまではプッシュ通知を何回通知しても無料で、開発や小規模なアプリの利用では通知数を気にせず利用できるのが特徴です。
充実した通知機能と多角的に分析できる運用機能、開発者に優しい導入機能によって国内最大級のプッシュ通知ASPとしての地位を確立しています。
なお、2024年5月7日に新規会員登録を停止しています。
※出典:ESSENTIA「CORE PUSH」(2025年7月23日閲覧)
- Webプッシュ含む多機能でマーケティングを統合
- ノーコードでデータ活用、高精度Push配信
- 専門家が導入から成果改善まで手厚く支援
b→dashは、Webプッシュ通知機能を含む、データマーケティングに必要な多数の機能を網羅したAll in Oneプラットフォームです。
顧客データや行動データを活用し、Webプッシュ通知を通じて、一人ひとりに合わせたアプローチが可能です。
データの準備は、専門知識不要なため、エンジニアに依頼することなく施策を実行できます。
さらに、専任担当者による手厚い導入支援や成果改善サポートがあり、データにもとづいたプッシュ通知の効果を最大化できるよう支援します。
アプリ向けプッシュ通知おすすめサービス
近年はアプリ開発も盛んに実施され、専門知識がなくてもスマートフォンアプリを開発できるクラウド型ASPが多数登場しています。
Webプッシュに関連して、プッシュ送付機能を搭載できるアプリ制作サービスも紹介します。
- 集客・販促に必要な機能を網羅、顧客との関係性構築をサポート
- 多業種で導入されている
- 開発もアップデートもワンストップで
GMOおみせアプリは、店舗への集客、販促に必要な機能を搭載した店舗アプリ制作サービスです。
オンライン予約、決済、クーポン、プッシュ、ポイントカードなど、販促に必要な機能をアプリひとつで実装可能です。来店誘導や購買率向上からロイヤルカスタマーの育成につながります。
また、アプリ開発からストア申請までワンストップで担い、開発工数や業務負荷を軽減します。
Webプッシュ通知機能を持つMAツール2選
MA(マーケティングオートメーション)ツールのなかには、機能の一部でWebプッシュ通知を利用可能なサービスも複数存在しています。
Webプッシュ通知機能を利用できるおすすめのMAツールを紹介していきます。
- ツール内で作成したセグメントを利用可能
- 設定も簡単
- Windows/Mac/Androidに対応
SATORIで作成したセグメント単位でのWebプッシュ通知が可能です。
サイト訪問者から通知許可をしてもらうと、ブラウザさえ開かれていればブラウザにメッセージが送れるようになります。
通知したいサイト内にタグを設置するだけで簡単に設定できるのも魅力です。
- アプリとユーザーのエンゲージメントを最大化
- 多数のデペロッパーからの要望を反映
- 組み込み簡単でサポートも手厚い
GENIEE MAは、自社アプリとユーザーのエンゲージメントを最大化できるWebプッシュ通知サービスです。国産ツールのため、要望に合わせたカスタマイズも可能です。
単なるプッシュ通知サービスに留まらず、マーケティングオートメーション(MA)の機能と掛け合わせることにより、アプリとユーザーの結びつきを強められます。
ホスティングの必要なく、数行のコードで簡単に運用が可能です。導入から運用まで手厚いサポート体制も整っています。
Webプッシュ通知を利用する際の注意点
Webプッシュ通知を利用する際に注意したいポイントについて紹介します。
ユーザーの許可を得るタイミングと方法に注意する
Webプッシュ通知を送るには、まずユーザーから明確な許可を得る必要があります。たまたま訪れた初回訪問時にすぐ許可を求めると、不信感を与えやすいため注意が必要です。
ユーザーにどのようなメリットがあるのか、価値を感じてもらえるタイミングで通知許可を促すことがポイントです。導線や表示方法には工夫を凝らしましょう。
配信の頻度と内容は慎重に設計する
プッシュ通知は便利な反面、頻度が高すぎたり、興味のない内容が続いたりすると、通知のブロックや離脱の原因になります。
内容はユーザーの属性や行動履歴に合わせたパーソナライズを意識し、不要な通知を控えるよう心がけましょう。
運用後も継続的な改善が不可欠
プッシュ通知は一度設定して終わりではなく、配信結果の分析と改善が欠かせません。開封率やクリック率のデータをもとに、内容やタイミング、ターゲットを見直していきましょう。
継続的なチューニングによって、より効果的な通知運用が可能になります。
Webプッシュ通知でコンバージョン率増加を
多くの企業サイトに導入されているWebプッシュ通知の概要と、おすすめのWebプッシュ通知サービスを紹介しました。
Webプッシュ通知は、メールに比べてユーザーへの到達率や、サイトへの誘導率も高いのが特徴です。
企業サイトをはじめ、さまざまなサービスに活用されています。ぜひ、本記事で紹介したサービスを導入してマーケティングに活用してみましょう。
BOXILとは
BOXIL(ボクシル)は企業のDXを支援する法人向けプラットフォームです。SaaS比較サイト「BOXIL SaaS」、ビジネスメディア「BOXIL Magazine」、YouTubeチャンネル「BOXIL CHANNEL」を通じて、ビジネスに役立つ情報を発信しています。
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